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最新ネタバレ『キングダム』599-600話!考察!秦右翼の勝利を揺るがす脅威出現

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気を失いそうになりながらも、最後の意地で趙峩龍を捉えた信。

前回は、秦が振り下ろした王騎の矛が、趙峩龍の体を貫いたところで終わりました。

さて、ついに趙将を討った事で、趙峩龍軍を追い詰める事に成功した飛信隊。

これでいよいよ、朱海平原全体の流れが大きく変わり始めます。

このまま趙左翼に勝利する事はできるのか!?

今回は、信が趙峩龍を討った知らせにより変わった、朱海平原全体の様子を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』599話!のネタバレ

それでは『キングダム』599話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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倒された趙峩龍

信が振り下ろした矛は、見事に趙峩龍の体を貫きました。

腕はおろか、上半身を切り裂いてしまったのです。

敵も味方も、その光景に息を呑みました。

 

斬られていながらも、血を吐きながら

「後は尭雲に」

とつぶやいた趙峩龍。

信はその言葉に気付きましたが、そのまま地面へと叩きつけました。

哀れな姿で横たわる趙峩龍に、泣きながら駆け寄る部下達。

「うオオ!やったっ

 ついに趙峩龍を討ったぞオオ」

森の中に響き渡る歓声。

飛信隊は喜びを噛みしめ、拳を空に突き上げたのです。

側にいた田永と楚水も、ただただ信を称えました。

 

一方で、討たれた趙峩龍の周りで涙を流す部下達。

歯を食いしばり、悔しさを飛信隊にぶつけました。

「この場にいる飛信隊をっ

 信もろとも

 刺し違えてでも皆殺しだァ」

目は血走り、怒りのまま襲い掛かってきます。

 

しかし、あっさり後ろから首を切り取られてしまいました。

周囲が驚くと、那貴の仕業だったのです。

那貴一家は、趙峩龍が馬南慈軍側に逃げないように退路を断って待っていましたが、それが必要なくなったので駆け付けてくれました。

「俺達に任せろ」と、次々と敵を倒していきます。

那貴は攻撃しながら、仲間に抱えられた信を見て言いました。

「フッ、しかしそれにしても

 さすがだな、うちらの大将は」

 

藺相如の遺言通り、中華統一を成す剣と出会って真正面から戦った趙峩龍。

しかし、王騎の姿と重なる信の攻撃には敵いませんでした。

趙左翼の柱を失った今、いよいよ秦右翼VS趙左翼の流れが大きく変わり始めます!

 

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奇跡の一報

信が趙峩龍を討った一報は、急いで飛信隊本陣にも伝えられました。

涙を流すほど、喜ぶ仲間達。

河了貂も呆然としたあと、腰が抜けたようにその場に座り込みました。

ただ、喜びを噛みしめている暇などありません。

「急報!

 本陣を狙っている敵小隊が

 すぐそこまで迫っている

 黄の守備隊が抜かれそうだ」

 

敵がすぐそこまで来ていたのです。

趙峩龍を討っても、戦いはまだ終わっていません。

むしろ、これからが本番となります。

河了貂は気を取り直し、立ち上がって指示を出しました。

「飛信隊 信が趙将 趙峩龍を

討ち取ったことを急いで伝え広めて!

それで全体の風向きが一気に変わる」

 

まずは、事実を知らせるために敵を含む全兵士、右の玉鳳隊や左の亜光軍に伝える事が重要でした。

さらに、将が討たれたため、趙峩龍軍にはもう力がありません。

信と楚水に兵を率いてもらい、左の馬南慈軍に攻め込むように伝令したのです。

河了貂達は、敵小隊から逃げるため本陣を捨てて渕副長と合流し、玉鳳隊の援軍に向かう事にしました。

 

勢いよく馬に乗り、走り出した河了貂は言いました。

「今日のこの十四日目で

 右翼の戦場の勝利を

 決定的なものにするんだ!!」

秦右翼の勝利は、目前だったのです。

 

兵糧も底を尽き、戦意喪失していた飛信隊に再び火をつけ諦めず戦い続けた信。

大将軍になる男は、宣言通り、朱海平原で奇跡を起こしたのです。

 

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変わる風向き

信が趙峩龍を討った一報は、すぐに飛信隊全体に伝わりました。

援護に回っていた渕副長、新人達と一緒にいた崇原歩兵長も、静かに勝利を噛みしめたのです。

側にいた干斗は、涙を流しながら横たわる松左に報告しました。

「やった・・・

 やりましたよ、松左さん・・・」

 

飛信隊だけでなく、玉鳳隊と亜光軍にも一報が伝えられました。

「な、何っ!

 まことかっ!?」

必死に尭雲軍を食い止めながらも、驚く番陽。

同時に、信の凄さを思い知ったのです。

「信、お前と言う奴は・・・

 いつもいつも

 今回は無理と言っても必ず・・・」

 

王賁が討たれた時、番陽の心は乱れ動揺していました。

そんな中、根拠のない信の言葉に励まされ、趙峩龍を討ってくれる事を信じて、命懸けで戦ってきたのです。

趙左翼の大将を討ち取れば、あとは時間の問題です。

番陽は声高らかに、周囲に呼び掛けました。

「趙峩龍を討ち取ったぞォ

 さらに、飛信隊がこちらに来る!

 一気に押し返せェ!!」

 

一報は、味方だけなく敵も驚かせました。

「何ィ!趙峩龍が討たれたじゃとォ!?」

さすがの馬南慈も驚きを隠せません。

さらに、飛信隊が流れ込んでくると聞いて焦りました。

 

亜光錦もいつものニヤリ顔を浮かべ「ギギ、上々」と笑ったのです。

段茶大将代理にもすぐに伝えられました。

 

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実質的な勝利

朱海平原の対戦状況は以下の通りでした。

  • 右側 玉鳳隊 VS 尭雲軍
  • 中央 飛信隊 VS 趙峩龍軍
  • 左側 亜光軍 VS 馬南慈軍・岳嬰軍

尭雲軍は、王賁が尭雲の右手に深手を負わせたため療養中で将不在です。

趙峩龍軍は、趙峩龍が討たれ壊滅状態となり、残りの敵は那貴一家が相手してくれています。

岳嬰軍は、序盤で信が岳嬰を倒しているため、以前から将不在です。

そうなると、趙左翼で健在な将は馬南慈のみという事になります。

 

河了貂は、飛信隊の主力の多くを信の元へ集め、馬南慈軍を横撃させました。

そこへ、いち早く動きに気付いた亜光錦が〝挟撃″の形に動き、亜光軍の総攻撃が始まったのです。

結果的に、馬南慈軍は挟み込まれるように攻撃を受ける事となりました。

 

また、亜光軍の本隊を率いる段茶大将代理が、追い風となるような異様な強さを見せつけたのです。

「行くぞ、亜光兵!

 この勝利をっ

 王翦様と亜光様に捧げるのだァ」

段茶の呼び掛けに応え、勢いよく攻撃を始める部下達。

以前から段茶はあまり強くなさそうなイメージでしたが、意外と役に立つ男だったみたいですね。

 

そして、亜光錦はつぶれ役となり、馬南慈にまとわりついて動きを封じました。

その間に、飛信隊と亜光軍は強烈な挟撃を続け、馬南慈兵は次々と討たれていったのです。

攻撃は日没まで続きました。

こうして趙峩龍軍に続き、馬南慈軍も半壊させる事ができました。

 

朱海平原十四日目。

苦しい戦いの末、秦軍右翼は圧倒的戦力で、趙軍左翼に実質的に勝利を掴んだと言って良い状態となったのです。

日が暮れたあとも、勝利を確信したように秦右翼の兵士の喜びの声が上がっていました。

 

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近づく武神

朱海平原での奇跡は、当然両軍の大将にも伝えられました。

兵站偽装作戦から始まった李牧と王翦の戦いが、いよいよ最終決戦を迎えようとしていたのです。

しかし、この十四日目の夜にもう一つ、大きな出来事が起きたのです。

 

飛信隊宿営地。

天幕の中では、限界まで戦った羌瘣が辛そうに寝ていました。

ところが、急に目を見開き驚いたように起き上がったのです。

近くに置いてあった剣を掴み、険しい表情をする羌瘣。

 

同じ頃、秦軍左翼宿営地。

蒙恬は馬に乗り、陸仙に向かおうとしていました。

「じィ、陸仙の陣に行ってくる

 信のおかげで

 明日こっちも大きく動くはずだ」

故漸爺さんは仲間と火を囲み、田多が捕まえたうさぎを焼いていました。

「焼いたうさぎが冷めないうちに戻る」と言って、馬を走らせた蒙恬。

故漸も「お気を付けて!」と声を掛け見送りました。

蒙恬からしても嬉しかったのでしょう。

「信、本当によくやってくれた

 本当にお前は・・・」

心の中で喜びを噛みしめていたのです。

 

蒙恬が立ち去ったあと、故漸は嬉しそうに言いました。

「十四日目にして今が一番

 蒙恬様は喜んでおられる

 馬の足の音で分かる」

蒙恬の喜びは、何も言わなくても故漸に伝わっていたのです。

故漸は笑顔で夜空を見上げ、感心したように今回の戦いを振り返りました。

「しかし、何とも六将といい 秦は運がいい

 蒙恬様と王賁、そして信

 性格は違えど

恐らく史に名を残す程の軍才が

そろって同じ時代に出現している」

3人の若き将達を評価した上で「その筆頭は我らが蒙恬様だがな!」と、仲間と笑い合ったのです。

しかし、そんな穏やかな時間は、長くは続きませんでした。

 

「何だ、貴様は!?」

近くで仲間の声がすると、一緒に火を囲んでいた仲間の首がいきなり切り取られてしまったのです!

焚火に転がる仲間の首。

驚いた故漸は「敵襲!」と叫びながら剣を持ち、顔を上げました。

すると目の前にはなんと、鬼のような形相の龐煖が立っていたのです!

 

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『キングダム』ネタバレ599-600話のまとめ

今回は、趙峩龍が討たれた事により流れが変わり、安堵する仲間の反応が印象的な回でした。

信への信頼もさらに強まったような気がします。

しかし、そんな喜びも束の間、まさかのタイミングで龐煖が突然現れました。

それも蒙恬が立ち去ったあとの、秦左翼の宿営地です。

龐煖は身勝手すぎるあまり、武将でありながら部下がおらず一人で行動しています。

神出鬼没とはいえ、李牧の指示には従う傾向にあるので、もしかしたら李牧が送り込んだ刺客なのかもしれません。

このまま秦軍勝利という展開になるかと思いきや、それを揺るがす脅威の出現

突然襲われた楽華隊はどうなってしまうのか!?

次回の展開が楽しみです!

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒『キングダム』601話!勝敗を決める朱海平原最後の日の出・・

⇒『キングダム』600話!秦左翼で荒れ狂う龐煖の目的・・

⇒『キングダム』598話!王騎の矛で散った趙峩龍・・

⇒『キングダム』597話!中華統一を成す男・・

 

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