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【アオアシ】作中にはどんな戦術が出てくる?『アオアシ』の戦術は実戦でも使えるのか!?

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例え世界的なプレーヤーが存在しても、作戦がお粗末だと試合には勝てません。

「あの時はこうだろう」

「何であの選手を使わない」

などなど。

W杯の開幕は日本人を“1億人総監督”にさせる楽しいお祭りです。

『アオアシ』はクラブユースを舞台にした作品ですが、その練習方法や戦術はプロに相当する内容が盛りだくさん描かれています

今回は作中に登場した戦術について、チームごとにピックアップしていきます。

 

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【アオアシ】キホンのキである「攻撃」と「守備」について

まずは基本のおさらいからです。

 

<攻撃について>

攻撃の基本はトライアングル

サッカーは1人でも2人でもなく、3人でボールを運ぶスポーツです。

身近な選手2人とトライアングルを形成して相手陣内に滑り込むことで、誘われた敵にスペースが生じます

成京戦ではアシト-朝利-黒田のトライアングルにより、敵DFが混乱に陥ります。

さらにアシトは大友を自分の代わりとして使い、トライアングルを再構築させるのでした。

単行本では6巻を中心に描かれます。

 

<守備について>

こちらの基本は「絞る」になります

とにかく真ん中を固め、守備陣全体で動きスペースを埋めること。

アシトは朝利から説明を受けますが、当初は絞り具合が分からず竹島から怒鳴られてしまいます。

そして、もう一つが「チャレンジ&カバー」です。

相手に仕掛ける役とカバーする役で数的優位を作りながら対応します。

守備は組織的であることが大事になります

 

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【アオアシ】エスペリオンで使われている戦術は!? 

エスペリオンといえばポゼッション

トップからジュニアに至るまで、クラブとして共通のスタイルになります。

ユース生たちが小さい頃から叩き込まれた血肉ともいえます。

ポゼッションサッカーとは、パスを中心にボールを支配しつつ敵の陣形を崩す戦術です。

代表的なチームはFCバルセロナ。

トップ監督のガルージャも所属していた、福田が手本にする欧州の強豪クラブです。

選手に求められるのは正確なトラップやパス

物語序盤でアシトが指摘された「止めて、蹴る」に該当します。

同時にパスで繋ぐサッカーのため、個々人の高い技術も求められます。

ポゼッションの究極が、船橋戦で成功した“5レーンアタック”でしょうか。

サッカーは三つのレーンで成立します。

福田は五つに区切れば革命的な攻撃が生まれると閃きました。

トライアングルを大前提にして、狭いエリアでのパス回しにポジション取り。

細かい決め事はありますが、重要なのは5レーンであることを意識することです。

現実ではドイツのバイエルンが実戦しましたが、欧州のプロでも共有は難しい5レーンの概念。

それを高校生のエスペリオンユースが遂行して、しかもゴールを決めたのです。

世界を見据えた福田の指導には脱帽するばかりです。

 

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【アオアシ】東京武蔵野ユースはどんな戦術?

同世代のバケモノ級が揃うエスペリオンに圧倒されて来た武蔵野の選手たち。

どうやら委縮するクセがついてしまいました。

まずは自分が弱いと認めること。

その上でリスクを冒すことで強いチームに対抗します。

佐竹監督が選んだ戦術は“ハイプレス”でした。

ハイプレスとは、相手に対して積極的にプレッシャーをかける戦術です。

数的優位で仕掛けられては敵も自由に動けません。

ボールを奪えば高い位置で攻撃に移ることが可能です。

武蔵野は東京都リーグを6連勝して開幕ダッシュに成功しました。

もちろんデメリットも存在します。

まずは体力の消耗が激しいこと

次に高い位置でコンパクトに仕掛けるため、DFとGKの間に大きなスペースが生じます

エスペリオンが序盤に多用したダイレクトサッカーが有効です。

ロングボールでゴール前に供給する作戦ですね。

もっとも、武蔵野の場合はキャプテン武藤の的確な指示もあり適時対応。

最終的にはエスペリオンに敗北しましたが、チーム一丸でハイプレスを貫きました。

 

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【アオアシ】船橋学院で使われる戦術!

名将夏目監督が率いる船橋学院。

エスペリオンユースと引き分けた総力戦が印象的でした。

船橋の戦術といえばズバリ“カウンター”!

敵からボールを奪いすぐさま前線にパスを供給して、一気にゴールを狙う作戦です。

長い時間ボールを支配するポゼッションとは対照的ですね。

船橋は高速サッカーが特徴です。

個人技ではユースに勝てません。

そのため、選手たちはFWのためにボールを取りに行き、相手よりも早く多く動きます。

軍隊のように規律正しく、滅私奉公のような働きぶり。

努力の結実が築き上げたスタイルです。

リーグ得点ランクキング1&2位のトリポネと二原を要する船橋。

スピードに乗れば手がつけられない超級FWの2人です。

布陣こそ違いますがリヴァプールを連想させます。

そのリヴァプールに勝利したのが、弱者の戦いをしたワトフォードです。

青森星蘭は守備をミリ単位で修正しながら、船橋に有効な攻撃スペースを与えません。

スピードが売りの攻撃スタイルは完全に機能を失うのでした。

 

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【アオアシ】相手によって変化する青森星蘭の戦術とは?

青森星蘭は4-2-3-1で、個よりも団結力の強いクロアチア的な印象のはずでした。

しかし船橋戦でその前評判は一変します。

前半は弱者の戦いで4-5-1のワトフォード。

後半はカウンターサッカーのリヴァプール。

高い精度と集中力で戦術を使い分けるのでした。

平たく言えば一戦必勝。

どんな手を使ってでも勝ちに来る執念です。

エスペリオン戦では両SBのアンバランスさを狙い、マンツーマンという古い戦術すらも効果的に取り入れます。

ポゼッションサッカーとは秩序により成り立ちます。

そこで成宮監督が用いたのはストーミング(嵐)戦術でした。

質の高い強度なプレスにより、敵味方双方のポジションという概念が奪われます

頭で考えるユース生は狼狽えますが、泥臭い試合こそ高校サッカーの真骨頂です。

そして圧巻はN-BOXでしょう。

中盤の5人が絶妙な距離感で考えながら無尽蔵に走る、2001年にジュビロ磐田が対レアル・マドリード用として生み出した陣形です。

青森の選手たちには「次はない」という危機感が備わっていました。

そしてイーグルアイを持つ北野の存在です。

ピッチが混乱(カオス)する中、俯瞰の能力でフィールドを支配します。

 

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【アオアシ】最強の戦術とは?

これまで様々な戦術を紹介してきましたが、果たして最強はどれになるのでしょうか?

ここではカタール開催されたW杯2022を振り返りながら、実際に使われた戦術を紹介していきましょう。

まずはスペイン。

予選で披露した優雅なパス回しは、これぞポゼッションサッカー

見ているだけで惚れ惚れします。

しかし、圧倒的なボール支配率だけで勝てないのがサッカーの面白さでもあります。

ドイツ戦における日本の逆転ゴールは、パス1本からのカウンターでした。

電光石火の爽快感がたまりません。

その日本は前線から献身的なハイプレスを何度も繰り返してきました。

最後はやはりクロアチア。

決して派手ではありませんが、堅守のイメージは今大会でも健在でした。

要するに、最強一択の戦術はなく、その時々でベストの戦術を組み合わせるバランスの方が重要ではないかと思います。

 

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まとめ

マンツーマンからゾーンディフェンス、そして最新のトレンドはポゼッション。

今後の注目は、試合での交代枠が3人から5人に拡大したことでしょうかね。

W杯でこの恩恵を最大限に利用したのが日本代表ともいえます。

強豪国を相手にして、選手交代により前半と後半でチームをガラッと変えてきました。

観ている側としては楽しいのですが、選手やスタッフはさらに細かな戦術と理解が要求されることでしょう。

現代サッカーにおける戦術は、ますます大きな意味を持ってきそうです。

 

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