鄴攻略編における重要な戦いのひとつが、楊端和＆壁合同軍が死闘を繰り広げた橑陽の戦いです。
決戦地・橑陽では趙軍だけでなく「橑陽の牙」と言われる犬戎族が秦軍を苦しめました。
その犬戎族を率いていたのが王・ロゾと彼の血族の三兄弟です。
そこで本記事では三兄弟のうちの末弟・トアクをピックアップ！
トアクの性格や強さ、橑陽での活躍のほか、犬戎族についても詳しくまとめていきます！
目次
【キングダム】トアクのプロフィール
トアクは犬戎族のひとり。
犬戎王ロゾの血族で、犬戎族を率いるゴバ・ブネンとの三兄弟のうちの末弟です。
初登場は第535話。
こんにちは！運用担当Tです！
今日は #母の日💐
ふと、キングダムでの母親的なポジションは誰なんだろう？と思いました。
ぱっと思いつくのは太后ですが、面倒見が良いってところだと壁かな？と考えています。みなさんは、誰を思い浮かべますか？https://t.co/tEP6C7Uh5A#キングダム乱 #キンラン pic.twitter.com/GQ6IfKMl9b
— キングダム 乱 -天下統一への道- (@KingdomRan) May 14, 2023
橑陽の戦いで趙軍として楊端和＆壁合同軍と交戦。
決戦となった9日目にダント率いるフィゴ族らを迎え撃ちました。
【キングダム】トアクの特徴とは？
ビッグモーターの幹部、既視感があると思ったら、犬戎族の三兄弟だ。原作同様、トップからの圧力でこんな表情になったのかも。#キングダム #ビッグモーター pic.twitter.com/caTQkb8zMO
— キングダム楚水 (@sosuifuku) July 25, 2023
トアクら三兄弟は皆おでこに尖った楕円の刺青をしており、顔面に装飾品を付けています。
その中でもトアクは顔の右側に痣のようなものがあることと、装飾を目尻に付けていることが特徴です。
【キングダム】トアクの性格とは？
【キングダム考察】
周王朝を滅ぼした伝説の騎馬民族_犬戎族とは？
良ければ見てみて下さ〜い♬#キングダム #ナナフラ #信https://t.co/jXApZEOLHj pic.twitter.com/fY2dloDVcH— キングダムの考察部屋 (@kingdom_hakase) April 9, 2020
トアクは三兄弟の中でも特に描写が少なく口数も少ないため、その性格はあまりよく分かりません。
ただダントの挑発に激昂してしまうところを見ると、やはり末弟というべき器の小ささなのかなと思います。
しかし自軍の半数を失ったダントを「愚将」とし、その戦いに対し「全ての箇所で無茶な戦いを強いて兵を殺しまくりおって」と言っていますので、恐怖支配がなされている犬戎族の中でも比較的部下を大切にする温厚なタイプなのかもしれません。
【キングダム】トアクの強さとは？
少し前のキングダムでメラ族のキタリとか犬戎のブネンがこんな感じの曲刀使ってた。 https://t.co/P7krs677Dv
— 飛優雅-hyuga- (@higourinikki) October 18, 2019
トアク得物は曲刀。
ただし作中では瞬殺されてしまい、その実力が発揮されることはありませんでした。
【キングダム】犬戎族とは？
犬戎族って3巻から名前だけは出てたのか。 pic.twitter.com/WCXF4iXAtL
— ふくすけ (@fukusuke13) February 19, 2023
犬戎族は趙の橑陽に住み着いている、狼の被り物をした一族。
無断で縄張りに入ってきた者には容赦しないなど獰猛な性質を持ち、舜水樹には「橑陽の牙」とも言われています。
兵たちは家族が人質に取られ、命令に逆らえば一族皆殺しにされるなど、ロゾ一族による恐怖支配が行われています。
元を辿れば犬戎族というのは、舜水樹曰く約500年前に時の周王朝を滅ぼした伝説の騎馬民族。
周王朝を滅ぼした犬戎族は、その後中華への定住に失敗し、殆どは北の大地に流れ（それが匈奴に変貌したとも言われているそう）、一部が太行山脈を縄張りとして中華に残ったそう。
その残った方の末裔が、ここ橑陽に住み着いているロゾを王とした一族なのです。
犬戎族が橑陽に住み着いたのには、そこを縄張りとした犬戎族に対し、彼らとの争いを避けた趙国が橑陽の地を与えたという経緯があり、現在でも橑陽は犬戎族の自治権下にあります。
そのため趙国と言えど要人ですらこの地には近づかず、趙国民にもその存在はあまり知られていません。
【キングダム】犬戎族は実在した？
②また、古代中国では、イヌは忠誠心が高く、飼育・愛玩の対象であり、オオカミは残酷、貪欲で、トラ(獰猛)と並ぶ存在でした。
オオカミがトラと親和性が高いことと、犬戎族の残酷、貪欲な戦闘スタイルがオオカミから着想を得て設定されたと考えると、オオカミの紋章になるかなと^_^ pic.twitter.com/AfRsTbldSV— キングダムトーク (@KINGDOM__TALK) November 2, 2020
結論から言えば、犬戎族は史実にも登場しますが、ロゾたちのような橑陽の犬戎族は登場しません。
史実によると犬戎は東夷、北狄、南蛮と並ぶ四夷（中華の四方に居住していた異民族）のひとつで、「西戎」とも呼ばれた遊牧民族。
要は中華の西に存在していた異民族ということですね。
犬戎は殷の時代からすでに勢力をもっていたようです。
作中で、同じ「西戎」といえる山の民に対して犬戎王ロゾが「我らこそ西戎の祖だ」とアピールしていたことや、キタリが犬戎族を「古い騎馬民族」と言っていたことからも、西戎の中でも犬戎族が古い歴史を持っていることが分かりますね。
中華とも争いを続けていた犬戎族は、紀元前770年に周の十二代王・幽王の恨みを持っていた諸侯と手を組み、周の首都を陥落させます。
しかし周の後に封ぜられた秦との激しい戦いの末、犬戎は最終的に秦に吸収され、一部は匈奴に吸収されました。
『キングダム』では恐らく“秦に吸収された”というのが「山の民」、“匈奴に吸収された”というのが「匈奴に変貌した」という設定で取り入れられているのでしょう。
しかしさらに一部が橑陽に残ったという話は史実では見られませんので、ロゾの率いる犬戎族「橑陽の牙」に関しては『キングダム』独自の設定だと考えられます。
【キングダム】橑陽での戦い
『キングダム』最新53巻、本日発売です！！
秦趙大戦九日目、勝負を賭けた橑陽の長い一日は壮絶なクライマックスへ！また、窮地の朱海平原では反撃の狼煙を上げるべく怒涛の展開が…！？？
さらに、巻末の原先生コメントでは映画製作を巡る話がつづられています！！
どうぞよろしくお願いします！！ pic.twitter.com/jWf9Lsc37v— キングダム公式アカウント (@kingdom_yj) January 18, 2019
橑陽の戦いでトアクは9日目にダント率いるフィゴ族らと交戦。
トアクの軍は勇猛なフィゴ族を半数も失わせ、ダントに「想像していたより大分強かったぞ」と言わしめました。
そして満を持してダントと一騎打ちになります。
【キングダム】トアクVSダント
今更だけどクロアチアのフェイスガードの選手、キングダムの山の民のフィゴ王ダントを彷彿させる。 pic.twitter.com/8DWI4It2Yh
— 三浦宏文 MIURA Hirofumi (@HirMiura) December 5, 2022
トアク本陣まで迫ってきたダントは、トアクに対し上から目線の余裕な態度を示し、あろうことか「大好機だぞ」とその身を堂々とトアクの目の前に晒してきました。
下ネタも交えた挑発で屈辱を受けたトアクは、さすがに激昂し斬りかかっていきます。
すると「弱い」とダント。
なんとトアクは気が付けば腹を貫かれ、一撃で瞬殺されていたのでした。
【キングダム】トアクは死亡した？
※ネタバレ注意！
トアク
犬戎王ロゾの血族の三兄弟の末弟。他の二人と同様に犬戎軍の主力を担う。ダントに討ち取られる。#キングダム pic.twitter.com/VLpLvoPAwz
— 毎日キングダム (@mynichi_kingdom) May 21, 2020
ダントに討たれトアクは死亡。
そしてその首はフィゴ族によって晒されることになったのでした。
まとめ
トアクは犬戎族のひとりであり、橑陽の戦いにて楊端和＆壁軍合同の秦軍と交戦。
9日目には秦軍の狙う首のひとつとなり、ダント率いるフィゴ族を迎え撃ちました。
結果はダントに瞬殺され戦死。
あまり活躍のないまま退場してしまった影の薄いキャラクターと言えます。
しかしトアクは犬戎族の中でも比較的情のある人物なのかなと思う描写もあり、出番が少ないからこそその人柄に想像が膨らみますので、是非トアクに注目して橑陽の戦いを読んでみてください！
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