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【キングダム】秦は中華統一できる?秦王や存在する武将を大紹介!!

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「キングダム」は中国の歴史書「史記」を元に描かれている作品です。

史実では詳細不明な部分にドラマティックな要素を取り入れることで、一度読みだしたらやめられなくなるほどのおもしろい作品に仕上がっており、老若男女問わずドハマりしているファンはたくさんいます。

「キングダム」は史実を知らずに読んでももちろんおもしろいのですが、ある程度史実を知っている状態で読んでもまた、おもしろいというのも魅力です。

「あの戦いは、「キングダム」ではこんな風に描いているのか」と、脳内で史実と比較するのもまた、楽しみではありますね。

今回は、秦の歴史をたどりながら、今後の「キングダム」をさらに楽しめるような重要ポイントを紹介します。

 

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【キングダム】秦とは?

秦は中国の王朝の1つです。

周代・春秋時代・戦国時代にわたって存在し、戦国時代には戦国七雄のひとつとなっていました

紀元前905年、秦の建国者である非子が功績をあげ、周の孝王に嬴の姓を賜り、秦の地に領地をもらったのが始まりとされています。

「キングダム」では紀元前245年の秦が物語の舞台となります。

 

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【キングダム】秦王とは?

歴史上の秦王と呼ばれる人は複数いますが、「キングダム」で言う秦王は主人公の1人、嬴政を指します

嬴政は紀元前247年、「キングダム」の物語が始まる2年前の13歳の時に即位します。

物語の始まりは、呂不韋の陰謀により王弟・成蟜が反乱を起こし、玉座を追われてしまうところからです。

その際に昌文君が用意した嬴政の替え玉が信の大親友、漂だったと言うことです。

漂が嬴政の替え玉として殺害されてしまい、漂の最後の頼みを託された信が嬴政と出会うことから二人のストーリーが始まりました。

 

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【キングダム】李信とは?

「キングダム」の主人公の1人、信のことです。

李信の李は、天下の大将軍をめざす信に、将軍になるに値する身分を与えるため、政が授けた字(あざな)です。

李となったルーツは、生前、漂が同じ姓を授かったことを聞き、信が決めました

第1話の冒頭で、李信と呼ばれる将軍が登場します。

このことから、「キングダム」は信が李信と言う大将軍になるまでの話と言うことになりますね

 

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【キングダム】秦国旧六大将軍とは?

昭王の時代にいた、抜きん出た強さを持った6人の将軍のことです。

それだけに、王の命令なしに自由に戦争ができる権利を持った将軍とされています。

秦国旧六大将軍
  • 白起(はくき)・・・長平の戦いで未曽有の大虐殺をおこなったとされる将軍。「正真正銘の怪物」と呼ばれ、恐れられていたとされています。
  • 王齕(おうこつ)
  • 胡傷(こしょう)
  • 司馬錯(しばさく)・・・上記3人は回想シーンにて登場したのみ。
  • 王騎(おうき)・・・「キングダム」序盤でも活躍する別名「秦の怪鳥」で、将軍を目指す信に多大な影響を与える人物としても登場します。
  • 摎(きょう)・・・女性ですが、六将一もっとも苛烈な戦いをこなしたとされています。昭王の実の娘ですがそれを隠しています。

この6人の戦いで秦国の領土拡大を果たしました。

そして嬴政は自分の治世で新六大将軍を復活させることにしました。

 

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【キングダム】秦国新六大将軍とは?

紀元前234年に秦王が復活させた新六大将軍は6人中5人が明らかになりました

秦国新六大将軍
  • 蒙武(もうぶ)・・・蒙恬(もうてん)の父。
  • 騰(とう)・・・元・王騎軍の副将。
  • 王翦(おうせん)・・・王賁(おうほん)の父
  • 楊端和(ようたんわ)・・・山界の王。
  • 桓騎(かんき)・・・元夜盗。

六大将軍発表時、6席目は空席となっていました

ならば5人で良いのではないか、と言う意見も出ましたが、嬴政は「あくまで六将が必要」とし六大将軍として復活させました。

ですが、王騎が言うには「六大将軍と言う制度を作るためにメンバーを集めたのではなく、強い将軍が6人いたから六大将軍と言う制度だった」とのこと。

そう考えると、空席ができてしまった新六大将軍とたまたま強い将軍が集まった旧六大将軍では少し意味合いが違うのかもしれません。

 

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【キングダム】存在する武将とは?

新旧六大将軍たちは皆、史実に存在する将軍ですが、実際は六大将軍と言う名称は実在しなかったようです。

そのほか、蒙恬や王賁、羌瘣(きょうかい)などの六大将軍以外の武将も、史実に名前が残っている将軍です。

このように史実に残っている将軍たちが「キングダム」には登場しますが、作品中では設定が変わっている武将が複数います

史実では詳しいことがわからない摎、楊端和、羌瘣は作者の原先生が、詳細が分からない人物をあえて女性としてキャラクター作りをしたと言われています

ちなみに桓騎も野党の親分ではありません。

また、将軍の強さに関する評判も「キングダム」では王騎の活躍が目立ちますが、史実では白起の強さが圧倒的だったと言う見方が強いようです。

 

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【キングダム】秦と合従軍(がっしょうぐん)の戦い

合従軍とは、春秋戦国時代、秦の周辺6カ国の外交政策として作られたいわば共同戦線です。

「キングダム」で言う合従軍の戦いと言えば、紀元前241年の函谷関の戦いを指しますが、実はその前に3回、秦VS合従軍の戦いがありました

その3回はいずれも、「キングダム」の舞台となる時代より前の話なので取り上げる事はないのですが、作中に紀元前247年の河外(かがい)の戦いについては少し触れられています。

荘襄王の父、昭王の時代の戦で、蒙武の父・蒙鷔(もうごう)が大将として出陣しています。

この時秦は敗走、函谷関まで攻められることになります。

「キングダム」で繰り広げられた合従軍の戦いでは、李牧が暗躍し総大将を楚の考烈王、総司令を春申君として合従軍を組みました。

当初函谷関での攻防戦を繰り広げていましたが、突然李牧が合従軍より姿を消し、別動隊を使って蕞(さい)を攻め始めました。

蕞は秦の王都咸陽に近い場所に遭ったので、秦にとっては絶体絶命のピンチになりました。

この時に嬴政が自ら民衆の士気をあげる名演説を行ったシーンは名シーンのひとつとして語られています

ただ、「キングダム」では相当臨場感のある戦いとなっているこの函谷関の戦いですが、「史記」の記述は意外と簡素だそうです。

そしてこの合従軍の戦い以後、合従軍は結成されず、秦が6国を統一していくこととなります

 

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【キングダム】秦と趙の関係性とは?

秦と趙の関係はかなり険悪で根が深いといえます。

それは長平の戦いの際、秦に趙人約40万人の大量虐殺をされた恨みや、その後民衆たちの中に激しい憎悪が生まれたこと、何度も親に負けていることで趙人による秦への恨みが重なったからです。

最後の合従軍の戦いの後、鄴(ぎょう)の戦いや平陽の戦いなど再三戦になりますが、いずれも秦が勝利します。

2022年夏現在のストーリーはまだこの辺ですがその後、紀元前228年に趙が滅亡することとなります。

 

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【キングダム】秦は中華統一できる?

もう歴史上の事実として多くの方がご存知ですが、秦は中華統一を果たします

最後の合従軍の戦い以後、いわゆる戦国七雄と呼ばれた国々のパワーバランスは秦にどんどん傾いていき、ほぼ一強の状態になっていきます。

秦国ではこの後、国内で内乱が起こり(「キングダム」で言えば成蟜の乱、太后の愛人嫪毒(ろうあい)の乱、そしてそれらに乗じた呂不韋の陰謀など)他国への侵略を一旦休止と言う形になりますが、この混乱に乗じて秦を攻めるということがどの国もできませんでした。

このことからも、秦以外の国に他国を攻めるという体力がなくなっていたという見方ができます。

結末の暴露になりますが平陽の戦い以後の、史実に基づいて簡潔にできごとを述べると、

紀元前230年に韓が滅亡。

紀元前228年には趙が滅亡。

以降魏、楚、燕、斉が滅亡し紀元前221年には中華統一を果たし、嬴政は始皇帝を名乗ります

 

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【キングダム】秦は滅亡する?

ここからは世界史でも学んだ話で多くの方がご存知かと思いますが簡潔に述べますね。

始皇帝となった嬴政は、さまざまな改革を行い、匈奴の対策として万里の長城を建設したり国内の体制を整えていきました

紀元前210年に始皇帝が死去、その後国内が乱れ最終的には紀元前206年に滅亡します

「キングダム」ではここまで描かれる事はないのかもしれませんが、おおまかな歴史の流れを知っているとまた違う面白さが出てくるかもしれません。

 

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まとめ

以上、「キングダム」には欠かせない秦の歴史について簡単に解説させていただきました。

「キングダム」では1巻冒頭に登場した、李信が大将軍になるまでが描かれるのか、嬴政が始皇帝として活躍するところまで描かれることになるのかはわかりませんが、これからもまだまだ「キングダム」が楽しめるということは確実なようですね。

これからもぜひ「キングダム」を楽しみましょう。

 

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