お金を貰いサッカーをするプロ選手とは、アシトが尊敬する人達です。
しかし、プロが相手でもアシトは自分の考えを司馬たちにぶつけます。
何度も司馬のパスに対応するアシト。
これはマグレではありません。
実のところアシトは司馬のパスに追いつくのが精一杯ですが、今は考えるよりも先に全力疾走するだけです。
理屈は後から繋げれば良いと割り切ってプレーをします。
青二才と思われても構わない。
アシトはチームの一員として認めてもらうべく、必死に自分の考えをチームメイトに主張します。
『アオアシ』295話のネタバレ
それではアオアシ第295話『司馬の手のひら』の要点をまとめてみました。
福田や栗林のように自分の意見を伝えるアシト。
これで将来アシトが大ブレイクするかは別として、ともかくプロとの垣根は取り払った印象がします。
何となくプロへの第一関門は突破した感じです。
次はユースのやり方で試合に臨むアシト。
果たして得点に絡むことが出来るでしょうか?
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので、参考にしてみてください。
大ベテランの追想
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#アオアシ
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アシト&福田
描き下ろしデフォルメキャラクター公開⚽https://t.co/RKMrMLTy6a pic.twitter.com/14kgHRuocz— 『アオアシ』TVアニメ公式 (@aoashi_pr) February 15, 2022
アシトの懸命な様子を見て、司馬は昔のことを思い出します。
まずは福田が現役時代の時です。
試合中にもかかわらず司馬に食ってかかる福田。
どうやら相当にエキサイトの様子です。
駆け引きの場面とする司馬に対して、あくまでも勝負を仕掛ける時だと主張します。
次は出口のシーンです。
司馬の意見は尊重しつつも、自分は足に自信があるからと他の方法を主張します。
そして最後は栗林です。
自分ならばタメを作ると、淡々としながらも意見を主張します。
その時は司馬も感心したものです。
20年という現役生活の中で、司馬は多くの新人にサッカーを教えてきました。
しかし、自分のアドバイスが相手の心に届いたか否かは、やがて3秒だけ目を見れば分かるようになりました。
時には聞いたフリだけのパフォーマンス選手も。
司馬の経験上、本気で上手くなりたい選手とは、例外なく本気の目で訊いてきました。
それでも単に訊くだけではダメなのです。
福田、出口、栗林など、クラブで爆発した選手たちは、共通点として自分の考えを臆せず伝えてきたのでした。
ひよっ子のくせに生意気にと思いつつ、自然と笑いが込み上げてくる司馬。
司馬以外の選手たちもアシトの行動を認めてくれています。
てっきり怒られるかと思っていたアシトは、意外そうな表情をするのでした。
要求通り
ソワソワするアシト。
次のタイミングで司馬からパスが来ると直感します。
前へと正確に蹴りだす司馬のパスからメッセージは伝わるのですが、アシトはユースの時に中央で自由にプレーをしていました。
左脚でパスを送る司馬。
ハッとした瞬間にパスを受けたアシトの位置はセンターサークル付近。
これだよこれ!
司馬がパスを出したベストタイミング。
そして足元に吸い付くようなパスの高い精度。
アシトの体はゾクゾクするばかりです。
司馬はアシトの意図を確認しますが、何となく含みのある表情を浮かべます。
結局、アシトのパスを受けた遊馬は、難波たちにボールを奪われてシュートには至らず。
再び司馬にボールを戻してゲームを立て直します。
自分に合わせてくれる司馬に感動するアシト。
元日本代表の20年現役選手が、自分のようなユース生の要求に応じるとは思っていなかったからです。
しかもユースでは5回に1回あるかどうかの気持ち良いパス。
このタイミングで中に入れて欲しいとアシトは思うのでした。
さらに一歩先へ
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TVアニメ #アオアシ
第8話「夜練」
放送まであと3時間!!
__________⚽Aチーム昇格を争う紅白戦。チームメイトと意思疎通が図れないアシトに、もはやパスは回ってこなくなってしまった。https://t.co/hHt8IWtuLu pic.twitter.com/jjSZUaGtJE
— 『アオアシ』TVアニメ公式 (@aoashi_pr) May 28, 2022
しかし司馬のパスは中ではありませんでした。
再び前方への蹴り出しです。
アシトはこのパスにもダッシュで反応します。
傍から見れば前に抜け出すタイミングが段々と良くなっています。
アレ?アレ?
アシトは中のボールが欲しかったはずですが、体が勝手に前へと進んでいたのです。
マイナス方向からのクロスを上げるアシト。
まさに司馬の予想通りでした。
このパスをシュートする義経でしたが、難波のブロックに阻まれて得点ならずでした。
アシトは一連のプレーを不思議に思うばかりです。
確かに司馬にはアシトの考えが伝わりました。
しかしながらゴールまでの余計な工程が、ユースの時よりも少ないとアシトは感じたのです。
中に入るよりも前方から攻めた方が良いと気付きます。
自分の考えを持つ選手だからこその伝え方だと指をさす司馬。
アシトは今まで培った価値観を揺さぶられようとしています。
『アオアシ』295-296話のネタバレのまとめ
序盤はクラブでブレイクした3選手のことを振り返る司馬の回想シーンから。
福田と司馬が一緒にプレーした時代は、現在のユニホームとは違い黒のストライプがありませんでした。
胸のロゴを見ると海堂電機がスポンサーになる前ですね。
ここで注目すべきは福田の目の描写です。
連載当初は目元が隠れていたものの、話が進むにつれて徐々に明らかになってきました。
ユースの戦術が上手くハマったアシト。
質の高いパスを受けた瞬間には、それだけで大満足です、
しかし司馬はアシトの考えすらも軽く飛び越えてきました。
中に入りパスを受けるよりも、SBが前方に進んでサイドからのセンタリング。
こっちの方が良いだろうと、司馬は言葉ではなくプレーで主張してきたのです。
アシトのパスには義経も何となく驚いていた気もします。
このまま司馬の要求通りに動くだけの存在となるか。
それとも司馬の考えからさらに発展するプレーを見せるのか。
アシトの閃きに期待するところです。
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