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最新ネタバレ『キングダム』578話!考察!強いられる覚醒

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前回は、知られざる王翦と王賁の親子関係から、ついに食糧も残りわずかとなってしまった秦軍右翼が描かれていました。

本営である王翦将軍に助けを求めても、援軍を送る事もしなければ、王賁を将軍にする事もしませんでした。

いまだに、王翦将軍の考えが分からないまま、不安を抱えた状態で朱原平原の十一日目の戦いを迎えます。

意地だけで戦い続ける秦軍右翼に勝てる見込みはあるのか!?

今回は、明日生きている保証もない中で、それでも勝とうとあがく王賁や信、河了貂の苦悩を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』578話!のネタバレ

それでは『キングダム』578話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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十一日目終了

朱原平原には、意地で戦う男たちの声が響いていました。

兵糧の残りもあと2日分となり、タイムリミットが迫る中、王賁はがむしゃらに戦っていました。

その姿を見た飛信隊も加わり、信も力を振り絞って剣を振り回しています。

そして日が暮れる頃、どうにか十一日目の戦いも無事終えました。

信は「このくらいにしてやるか」と息を荒くしながらも、遠くにいる敵を警戒しています。

王賁も「ここまでだ、戻るぞ」と部下を従えて帰っていきました。

 

ただ、敵である趙軍左翼は少し余裕がありました。

なぜなら、秦軍右翼の兵糧が残りわずかなのを知っていたからです。

「やはり明日か」と尋ねる尭雲に対して、峩龍はニヤリと笑みを浮かべて答えました。

「自滅を前に、明日が恐らく手を打てる最後の日

 だが亜光を失い、どうしていいのかが見えぬ奴らに

 本営 王翦からの援軍が届く気配もない」

それでも、峩龍は警戒しているようで話を続けます。

「本当に飢えが始まると、人は違った闘志が生まれる

 その前に全滅さすか、戦力をほとんど潰しておく」

 

尭雲は敵陣を見つめたまま、ポソリと呟きました。

「このまま沈むと思うか、秦右翼は・・・」

少し黙ったあとに峩龍は静かに悟りました。

「ああ

 王翦からの何がしかの助け舟がなければ

 確実にこの敵は無残に敗れ去る」

いよいよ、趙軍左翼が本気で攻めてきそうです!

どうやら秦軍の状況は筒抜けみたいなので、十二日目の戦いが重要になりそうです。

私としてはもう絶望的な展開ですが、秦軍右翼に残された作戦はあるのでしょうか?

 

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応えない王翦将軍

十一日目の戦いを終えた夜、亜光軍の部下は王翦のいる中央軍本営に何度も指示を仰ぐ伝令を送っていました。

「亜光様の意識が戻る気配もなく兵糧もあとわずか!

 我々だけでは立て直しも厳しく・・・

 援軍とまでは言わぬにしても若君の・・・

右翼の大将に王賁様を据える許しさえ頂ければ

我々はまだ士気を・・・」

 

本来であれば、部下がこれだけ涙を流しながら訴えているわけです。

何か指示してもいいくらいなのに、それでも王翦将軍は何も言いません。

勝てない戦には興味がないという事なのでしょうか?

それでも右翼が負けたら、本軍にも必ず影響がでて趙軍には勝てなくなるはずです。

ここまで沈黙を貫き通す王翦には、さすがに苛立ってきます!

 

一方、右翼ではあと2回あるかどうかの配給が行われていました。

日に日に少なくなる食糧に対し、文句を言う者は一人もいません。

兵士たちも状況を知っているので、配給があるだけでも感謝しているようです。

どの兵士もボロボロで辛いはずです。

それでも文句を言わないなんて、なんて統率のとれた素晴らしい軍隊なのでしょうか。

桓騎軍とは全然違いますね!

テントの中では、飛信隊の兵糧管理をしている河了貂もまた苦しんでいました。

頭の中でグルグルと悩み続けていたのです。

明日の夜が最後の配給である事。

その中でも、敵を攻略する術がない事。

それでも、明日どうにかしないと手遅れになる事。

どんなに考えても答えがでる事はなく、河了貂は歯を食いしばりながら顔を歪めました。

 

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王賁が考えた作戦

悩む河了貂がいるテントの外で待つ信。

そこへある男が静かに近づいてきました。

気付いた信が顔を上げると、目の前には王賁が立っていたのです。

信を睨みつけるかのように、何も言わずじっと見つめています。

「ンだよ、またテンに話なら天幕の中にいるぞ」と信は言いましたが、どうやら信に用があるみたいです。

「いや、お前に話があってきた

 ちょっと顔をかせ」

 

2人っきりで話すのは初めてだったので、思わぬ展開に動揺しつつもテントを離れ、崖の上で王賁は肩を組んで話し始めました。

「・・・俺の予想では

 大将 王翦は、このままこの右翼に

 指示をだすことも援軍を送ることもない」

話を聞きながら、信の頭の中では「王賁は王翦の本当の子供ではない」という関常の言葉を思い出していました。

「だが、兵糧の配給は明日の夜が最後だ

 その二日のうちに、この右翼は将軍不在の中

 敵左翼を撃破せねばならぬ」

あまりにも当たり前の内容に、信もすぐさま応えます。

「んなこと分かってる

 分かってるから、うちの軍師テンは今

 うーうーうなって攻略法を考えてんだ」

確かに、信の言う通りです。

 

ところが、かしこい男だと思っていた王賁が思いがけない事を言ってきました。

「もはや戦術でどうこうなる状況ではない!」

「何!?」と驚く信に対して、王賁は話を続けます。

「将を失ったままの亜光軍は敵味方の予想を超えて奮戦している

 が、あれ以上の戦いは望めぬ

 ならば、敵左翼撃破の鍵を握るのは玉鳳と飛信隊の二隊だ」

「だから、それを分かってるからテンは今必死に作戦を」と信が言い切る前に、王賁は力強く言ったのです。

「もはや、必要なのは戦術ではない

 明日までに必要なのは・・・

 隊の〝覚醒″だ!」

信は驚きすぎて一瞬黙ってしまいましたが、読んでいる私もびっくりです。

ただ、王賁としては援軍も指示も来ないのなら、兵士一人一人を進化させて隊そのものを一気に今より強くする方法しかないと言うのです。

それも一夜だけで。

いやいや、覚醒といっても、信が指摘した通りそんな事が一晩でできるなら苦労はしません。

一晩で覚醒できるなら、私も方法を知りたいぐらいですよ!

 

さすがの信も、この暴言には黙っていられませんでした。

「その一夜で覚醒ってどうやるんだよ

 飛信隊は練兵しまくって、ここまで精度を上げてここまで来たんだ

 ここからさらに進化って・・・

 しかも一夜でどうやってできんだよ!王賁!」

そのまま立ち去ろうとする王賁は1度振り返り、さらに無茶苦茶な事を言いました。

「知るか!

 飛信隊はお前の隊だろうが!」

げんなりする信。

「いいな!

 飛信隊を覚醒することができるのは隊長のお前だけだ

お前の役目だ

何が何でも明日の開戦までにやっておけ!」

ありえない発言に信も思わず言い返します。

「ちょっと待て、王賁!てめェはどうなんだよ!

 てめェはどうやって玉鳳を覚醒させるつもりなんだよ!!」

信に背を向けたまま、王賁は静かに答えました。

「それは、俺も今から考える

 貴様には関係のないことだ」

 

王賁ってこんな男でしたっけ?

そう思わずにいられないくらい、なかなかすごい事言っていますよね。

もちろん、その夜に信も王賁も隊を覚醒する方法を考えたみたいですが、やっぱり結局何も思いつかなかったようです。

けれど、どうやら十二日目の開戦直前に玉鳳隊・飛信隊の覚醒スイッチを入れる事に成功したみたいですよ!

今回は戦いを始める前に終わってしまったので、詳しい結果は次回になります。

 

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『キングダム』ネタバレ578話のまとめ

今回は、戦闘の激しさというよりは、追い詰められた状況の中でも勝とうとあがく王賁や信、それでも誠実についていこうとする部下たちの姿など、戦いの裏側に注目した話でした。

最後のページでは、覚醒に成功した事を匂わす終わりでしたが、こんな追い詰められた状況の中で、本当に覚醒などできるのでしょうか。

王賁は無茶な事は言っていますが、確かにほかにどうする事もできないのは事実です。

こんな状況でも諦めていないからこそ、勝つために王賁なりに歩み寄って信に作戦を伝えたのかもしれませんね。

それに、なにより王翦は、なんだかんだ言って王賁と信の若きエース2人に期待しているような気がするのです。

だからこそ、信じて放置しているのではないかと私は考えています。

いよいよ、秦軍右翼も最終局面を迎えます。

王賁の作戦通り、本当に隊を覚醒させる事はできたのか!?

来週が待ち遠しいです!

 

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⇒『キングダム』580話!奇跡の快進撃・・

⇒『キングダム』579話!心を突き動かす言葉・・

⇒『キングダム』577話!追い詰められる秦軍右翼・・

⇒『キングダム』576話!王翦将軍からの驚くべき指示・・

 

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