スポンサーリンク

最新ネタバレ『キングダム』592-593話!考察!松左の最後の願い

スポンサーリンク

趙峩龍の防陣である〝三大天の守り″を突破した飛信隊。

前回は、河了貂から援護の役割を任せられた松左が、新人達を助けに行ったところで終わりました。

さて、前線が攻め続けていられるのは、後方の援助を止めたからに過ぎません。

だからこそ、助けられないところは助けに行かない約束でした。

それでも干斗の言葉を思い出し、覚悟を決めて向かった松左。

はたして新人達を救う事ができるのでしょうか!?

今回は、松左の飛信隊に対する強い想いを中心にお届けしていきます。

 

スポンサーリンク

 

『キングダム』592話!のネタバレ

それでは『キングダム』592話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

スポンサーリンク

動揺する渕副長

鉄壁の守りを突破した飛信隊。

勢いは収まる事なく、ひたすら前へ進み続けました。

岳雷隊長にも、容赦なく敵の矢が刺さります。

それでも攻撃を止める事なく、動揺する仲間に呼び掛けました。

「周りなど気にせず突き進め

 ここさえ抜ければ

 あとは趙峩龍の本陣だ!!」

「オオ」と掛け声を上げ、仲間も攻め続けます。

 

そんな中、河了貂から救援の役割を頼まれていた渕副長は悩んでいました。

「信殿を先頭に飛信隊は奥に攻め入っている・・・

 崇原の歩兵団もそれについていく形で奥に・・・」

頼もしい仲間が前線に集まっているからこそ、その分隊は間延びし、中間を助けるにも限界がありました。

いよいよ河了貂の言う通り、よく判断して助けに行かなければいけません。

なぜなら、中間が崩壊してしまっては本陣も危うい状態になってしまうからです。

 

一人で悩んでも仕方ないので、渕副長は松左に相談しようと思い付きます。

たまたま近くを通りかかった、松左の隊の者に尋ねました。

「松左はどこだ?」

隊の者は動揺しつつ、正直に答えました。

「松左さんは安丁のところに

 止めたんですけど・・・

 もう助けられないくらいに

 敵に囲まれていたのに

 それでも・・・」

その言葉に驚く渕副長。

隊の者は話を続けます。

「た、多分・・・

 そこに干斗ら新人が多く居ることに気づいて

 それで松左さんは・・・」

 

渕副長は言葉を失いました。

軍師である河了貂に、唯一援護を頼まれていた松左と渕副長。

この状況で、後方を助けに行く事がどういう事なのか、よく分かっていたのです。

 

スポンサーリンク

救われた新人達

飛信隊の後方では、新人達が必死に抵抗していました。

そんな抵抗も虚しく、敵の槍が次々と仲間を貫いていきます。

仲間を助けようと、干斗も必死に戦っていました。

それでも、周囲を敵に囲まれ為す術がありません。

涙を流しながら悔しがる干斗。

敵は干斗の槍を奪い取り、頭を掴んで言いました。

「変な頭だな、お前」

敵は、干斗の首めがけて剣を振り下ろしました。

もうダメだと思った、次の瞬間!

首を貫かれたのは敵の方でした。

松左が助けに来てくれたのです。

話しかける間もなく、干斗の周囲にいた敵を一気に倒してしまいました。

松左のおかげで、どうにか助かった新人達。

干斗はお礼を言いました。

「あ、ありがとうございます

 松左さん

 助かりました」

しかし、松左は干斗の顔を見る事なく、周囲を警戒しています。

「バカ、まだ助かってねェよ

 ここは絶望的なくらい

敵に囲まれてる

皆さっさと立て

走るぞ!」

 

走り出した松左達に敵が気付き、周囲へ指示を出しました。

「右に走るネズミがおるぞォ」

ものすごい数の敵が奥から攻めてきます。

それと同時に、松左の姿を発見した仲間も合流してきました。

容赦なく攻めてくる敵。

松左が駆け付けたとはいえ、周りは新人ばかりです。

松左も思うように前へ進めません。

「くっ

 包囲も詰め方も練り困れている・・・

 走る方向を見極め・・・」

松左がどうにか突破しようと、頭の中で作戦を考えていた時でした。

突然、背後から突き刺すような感覚に襲われたのです。

 

「松左さっ・・・・」

側にいた干斗は、思わず叫びました。

なぜなら、敵の槍が松左の背中を貫いていたからです。

 

スポンサーリンク

松左の想い

松左を刺した敵を、すぐさま倒した干斗。

しかし、松左は刺された衝撃により倒れてしまいました。

それでも、血を流しながらも「何でもない、行くぞ」と起き上がり、前へ進もうとします。

ほかの新人が「副歩兵長、肩を」と言っても断りました。

「だったら後ろの遅れてる奴に貸してやれ」

 

倒しても倒しても、迫ってくる無数の敵。

干斗は気付きました。

「む、無理だ・・・

 ここから脱出は無理だ・・・」

それ以上に心配したのは、助けに来てくれた松左の事でした。

「このままでは松左さんが死んでしまう・・・」

それだけは、どうしても避けたかった干斗。

 

前へ立つ松左に、干斗は言いました。

「1度俺らの後ろに下がってくれ!

 俺らが命捨てて突破口を開くから!

 松左さんら

 先輩達だけでも脱出してくれ!!

 これじゃ俺達

 ただ足引っ張ったバカで終わる」

周りにいた新人達も、干斗の意見に同意しました。

新人達はみんな同じ気持ちだったのです。

 

しかし、松左は新人達に怒鳴りました。

「そんなんなら始めから飛信隊に入って来んじゃねェよ

 バカヤロォ共が!!」

驚く新人達。

「新人のバカたれ共が足手まといは当然だろうが

 お前らは俺達と・・・

信が見ている景色を一緒に見たいから飛信隊に来たんだろうが

だったら、俺なんかのために命捨てるなんて

口が裂けても言うんじゃねェ!」

その言葉に涙ぐむ干斗。

どんなに厳しい状況になろうとも、松左は信を信頼していました。

朱海平原で奇跡を起こし、それが大将軍の道へ繋がると信じていたのです。

そのためには、信を支える存在が必要です。

松左は、少し微笑んで言いました。

「それを支えんのが俺や

 お前達なんだ

 ここはまだ お前達の死に場所じゃない」

松左の想いは、確かに新人達へ届いていました。

「しっかりついて来いよ

 皆で死地を乗り越えるぞ」

松左の掛け声と共に、新人は勢いを増して攻撃し始めたのです。

 

スポンサーリンク

干斗へ託した希望

松左の後ろを、必死に追いかける新人達。

その中で干斗は、松左に対する想いで溢れていました。

「少しでも松左さんの前へ行って

 助けになりてェのに追いつけねェ

 全然、追いつけねェ!」

松左はさきほど刺されたにも関わらず、敵への攻撃は衰えませんでした。

どんなにあがいても、追い越せない先輩の後ろ姿。

干斗は目に焼き付けるように、松左の後ろ姿を見て思いました。

「ちくしょう・・・何なんだよ

 強ェし・・・

すげェかっこいいな 俺らの先輩は・・・」

 

必死に戦っていると、周囲の敵が少なくなっている事に気付きました。

包囲を抜けつつあったのです。

「行けェ、もう少しだぞォ」

前へ走り出す新人達。

ところが、松左の足が急に止まりました。

虚ろな目をしています。

 

喜びに満ちた新人達が、走りながら松左に呼び掛けました。

「やりましたね、松左さん」

「助かりますよ!」

「もう少しです、行きましょう!」

それでも、前へ進もうとしない松左。

異変に気付いた干斗が、再度話し掛けます。

「ど、どうしたんスか

 早く行きましょう

 もうちょっとで・・・」

 

松左は、微笑んで干斗に言いました。

「悪いが・・・俺を・・・できるだけ・・・

 前の方に運んでくれねェか

 信のいる前の方に・・・

 わがままで悪いが

 最後はできるだけ信の近くに・・・信の・・・」

原泰久『キングダム』592話より引用

最後の言葉を言い切る前に、松左はその場に倒れたのです。

 

こうなる事は、助けに行った松左自身も覚悟していた事でしょう。

諦めずに最後まで、先輩としての役目を果たしました。

それだけに、最後の信へ対する想いは胸が熱くなりましたね。

松左自身も、本当は信が見る景色を一緒に見たかったはずです。

その希望を、命を懸けて次の世代へ託す。

あまりにもかっこいい松左の後ろ姿でした。

 

スポンサーリンク
"
"

『キングダム』ネタバレ592-593話のまとめ

今回は、新人を助けるために最後まで希望を捨てず、飛信隊としての生き様を見せつけた松左の後ろ姿が印象的な回でした。

個人的には、新人達と同様に松左には死んでほしくないです。

ただ、あきらかに心臓近くを貫いていた槍。

いつもだったら弱音など吐かないのに、最後の力を振り絞って干斗にお願いした姿を見る限り、松左は本当に最後かもしれません。

だからこそ干斗達は、確実に松左の想いを引き継いだ事でしょう。

それぞれの想いを胸に、勝利を信じて突き進む飛信隊。

趙峩龍まであと少し!

次は趙峩龍VS信の直接対決となるのでしょうか!?

次回が待ち遠しいです!

 

この記事の関連記事はこちらからです⇩

⇒『キングダム』594話!深手を負った信・・

⇒『キングダム』593話!趙峩龍本陣に辿り着いた飛信隊・・

⇒『キングダム』591話!鉄壁の守りを突破した飛信隊・・

⇒『キングダム』590話!仲間を顧みず攻め続ける飛信隊・・

 

スポンサーリンク

 

 
 

 

スポンサーリンク

 

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA