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最新ネタバレ『キングダム』595-596話!考察!松左との最後の別れ

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羌瘣のおかげで、前進する事ができた飛信隊。

前回は、無茶な戦い方をする羌瘣を、土雀隊長の徐肖が狙っているところで終わりました。

さて、無理をしているため、羌瘣の力も残りわずかです。

信を中心とした飛信隊の仲間も、攻撃し続けるのには限界があります。

こんな状態で、趙峩龍まで辿り着く事ができるのか!?

今回は必死にあがく飛信隊と、最期を迎えようとしている松左の様子を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』595話!のネタバレ

それでは『キングダム』595話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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立ち止まらない羌瘣

敵の馬を飛び移りながら、軽やかに攻撃していく羌瘣。

その背後には、土雀隊長の徐肖が近づいていました。

宙を舞う羌瘣に、槍を向ける徐肖。

「殺った!」

本来であれば、刺されていたはずの羌瘣。

ところが、一瞬時が止まったかのような静寂が訪れました。

次の瞬間には、徐肖の指、腕、顔と羌瘣の剣によって切られてしまったのです。

宙を舞う徐肖の頭。

無双状態の羌瘣には全てが見えていたのです。

 

しかし、倒した勢いで地面に落ちてしまった羌瘣。

無理をしていたのでしょう。

口からは血が流れていました。

「よし今だ、殺れっ」

「徐肖様の仇っ」

羌瘣に向けられる無数の槍。

しかし、彼女はこんなところで立ち止まりませんでした。

すぐに態勢を立て直し、襲ってきた敵を切り裂きます。

そして再び、宙を舞いながら前へ進み続けたのです

 

少し後方か必死に呼び掛ける信。

「羌瘣っっ」

どんなに呼び止めても、羌瘣が足を止める事はありません。

だからこそ、信は叫びました。

「羌瘣の働きを無駄にすんなっ!

 斬って斬って斬りまくれっ」

 

信の掛け声と共に、勢いを増す飛信隊。

羌瘣の活躍によって、飛信隊が息を吹き返したのです。

 

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逃げる趙峩龍

飛信隊の快進撃を見ていた趙峩龍。

側にいた部下は、土雀隊長まで倒されてしまった今、動揺が隠しきれませんでした。

救いを求めるかのように、趙峩龍の名前を呼ぶ部下。

しかし、さすがの趙峩龍も心の中では動揺していました。

「どういうことだ?」

 

様子を見ていた部下も、さすがに提案しました。

「趙峩龍様、ここは危険です

 奴らが包囲を抜ける前に

 ここから離れておかねば・・・」

趙峩龍さえ健在であれば、尭雲軍と馬南慈軍に合流し立て直す事ができるはず

だからこそ、ここは一旦、退避すべきだと考えていたのです。

ただ、趙峩龍も動揺し過ぎたのか、思わず心の声が漏れてしまいました。

「違ったのか・・・?」

思わぬ返事に動揺する部下。

 

明らかに、今回の展開は趙峩龍も想定外でした。

自分達は、秦の暴挙を止めるべく放たれた矢だと思っていた趙峩龍。

しかし、己の力不足によって、主の予言に応えられない状況です。

趙峩龍は心の中で、尭雲に呼び掛けました。

「偉大なる主、藺相如は何か違う意味で

 我らをここに送ったのやも知れぬぞ」

自分の中で答えが出たのか、部下に呼び掛け、背後にある森の中へ消えて行きました。

 

あれだけ自信満々だった趙峩龍ですが、あっさり逃げちゃいましたね。

高みの見物で余裕かと思っていましたが、今やっと追い込まれていた事に気付いたみたいです。

態勢を整えたとしても、大事な戦力を捨てた事には変わりません。

飛信隊を甘く見過ぎたのでしょうね。

 

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那貴一家の申し出

息を荒げながら、信は言いました。

「俺達の勝ちだ・・・」

力尽きるまで必死に戦った飛信隊。

気付けば、周囲の敵をほとんど倒していました。

周りを見渡せば、無数の屍が広がっていたのです。

 

互いに名前を呼び掛け、安否を確認します。

駆け付けた那貴一家も、返り討ちにしたこの状況が信じられませんでした。

「だが、今回ばかりは

 あの副長の無茶で

 この奇跡を・・・」

那貴の言葉に、ハッと我に返った信。

周囲に呼び掛けました。

「羌瘣はどこだっ」

 

すると、返事をしたのは田有でした。

「心配すんな

 何とか無事だ」

力を使い切って気を失っている羌瘣を、田有が抱えていました。

よく見ると、田有にも何本も槍が刺さった跡があります。

どうやら最後に羌瘣をかばって受けた傷のようです。

しかし、田有からすれば心配なのは羌瘣でした。

「こんなキズ、こいつに比べたらどうってことねェ

 こんなにボロボロになって気ィ失うまで戦った

 こいつに比べれば・・・」

 

羌瘣が生きていたのは良かったのですが、我呂が気付きました。

「趙峩龍の姿が見えねェ

 逃げられたぞ」

ここで趙峩龍に逃げられてしまっては、今までの奮戦が無駄になります。

しかし、楚水は冷静に言いました。

「無駄にはならぬ

 ここに趙峩龍軍の主力は滅ぼした

 それはこの飛信隊 対 趙龍軍の勝敗を決する程の戦果だ」

楚水の言う通り、主力は全て倒した状態です。

残すところは、大将の趙峩龍のみといったところでしょう。

ただ元三大天の片腕が、このまま引き下がるとは思えません。

我呂も納得して言いました。

「ここから

立て直しを狙ってくるってのか」

 

黙って聞いていた那貴も同意見でした。

「違う場所に本陣を築き まずは失った指揮系統を復活させるはずだ

そして、それはあの後ろの森のどこかだろう」

そう言って、那貴が指さした先には、趙峩龍が逃げた森が広がっていました。

広大な森。

この中から、趙峩龍を探し出すのは至難の技でしょう。

深手を負っても、趙峩龍を追いかけようとする信。

 

ところが「まだお前が行く必要はない」と、那貴が呼び止めます。

この状況なら、敵に気付かれないように少人数の方が良いと考えた那貴。

だからこそ、信に提案をしました。

「元々〝逃げ″と〝隠れ‴の専門家の俺達が

 必ず趙峩龍の居場所を見つけてくる

 発見し次第知らせを送るから」

信の深手がずっと気掛かりだった那貴。

探している間に、信の傷の手当てをすべきだと考えていたのです。

今の状態の信では、趙峩龍を討つどころではありませんからね。

 

那貴の提案に納得したのか、信は趙峩龍の捜索をお願いする事にしました。

「分かった

 頼むぞ、那貴」

「任せておけ」と、那貴も力強く返事をして走り出しました。

 

ひとまず、信の手当ができる時間があるのはありがたいです。

那貴の言う通り、このまま追いかけても倒すのは厳しいでしょう。

それであれば、飛信隊も態勢を整え、趙峩龍の状況を把握してから攻めるのが得策と言えるしょうね。

 

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受け継いだ槍

信の手当をしようとする仲間達。

しかし、崇原歩兵団の一人が慌てて走ってきました。

「あっ、あの無理を承知で伝えに・・・

 少しだけすぐ後ろの歩兵団のところに隊長だけ来ていただけませんか!!」

無理なお願いに苛立つ田永。

趙峩龍を討たなければいけない大変な時に、後ろに行く選択肢などありませんでした。

 

しかし、それでも再度お願いをしてきました。

「ごっ、ご本人には呼ぶなと言われたんですが・・・

 崇原歩兵長が、隊長に伝えるだけ伝えて来いと・・・」

その言葉で、全てを察した信。

「誰だ?」と尋ねます。

すると、涙をポロポロと流して言いました。

「松左副歩兵長ですっ」

 

信達の後方では、崇原が松左を抱えて座っていました。

「苦しいか?」

崇原の問いかけにも、ぼんやりと答える松左。

「いや、少し楽になってきた」

それでも、目を開くことはしない松左。

どうやら、ほとんど見えていないようです。

 

松左の無残な姿を見て干斗は涙を流し、頭を地面に叩きつける程の土下座をして謝ってきました。

「本当にスミマセン!

 俺達のせいで本当に何てことを!!」

姿はもう見えなくても、声は聞こえているのでしょう。

「うざいな、お前は本当に・・・」

いつものように、干斗をからかう松左。

そして、それよりも伝えたい事がありました。

「干斗、俺の槍、お前にやる

 使い込んでクセがついちまってるが、いい槍だ

 ゆっくり慣れていけ」

 

干斗は、涙を流しながら拒否をしました。

「もらえないッスよ、俺なんかが」

その様子を見ていた崇原。

「そこは違うだろ」と注意をします。

目を細め、松左の槍を握りしめてお礼を言いました。

「ありがとうございますっ

 松左さんの槍・・・

 絶対に使いこなすようになります」

干斗は頭を地面にこすりつける程頭を下げて、ただただお礼を言い続けました。

 

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信と松左の絆

松左は、震える手で崇原の手を握り、静かに話し掛けてきました。

「楽しかったな・・・」

「ああ、そうだな」と、微笑んで返事をする崇原。

 

目を閉じたまま、松左は話を続けます。

「色んな隊をそれぞれ渡り歩いた俺達は

 よく分かるよな・・・

 飛信隊は、本当に最高だ」

松左の言葉に、周囲にいた仲間達は言葉を詰まらせ涙を流しました。

そして最後に、松左は崇原にお願いをしました。

「ちょっとばかし先にいくが

 隊を、信を・・・頼んだぞ」

震える崇原の手。

「任せておけ」と言いつつも、堪え切れず涙を流していました。

そして松左の気持ちを察して、思わず叫んだのです。

「くそっ、信は

 来れないのかっ!?」

 

そこへ、急いで馬を走らせてやってきた信。

馬が立ち止まる前に、地面へ飛び降りて走り出します。

すると同じタイミングで、今まで横たわっていたはずの松左が急に立ち上がりました。

「信・・・」

「松左っ」

 

最後の力を使って、信の腕の中へ倒れ込む松左。

「ありがとな」

 

松左は穏やかな表情で、信に抱えられて最後を迎えたのです。

 

飛信隊副歩兵長 松左

朱海平原にて戦死

 

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『キングダム』ネタバレ595話のまとめ

今回は、飛信隊の想像以上の攻めに、ついに趙峩龍軍の主力を壊滅。余裕がなくなった趙峩龍が逃げ込むほど、追い詰める事に成功しました。

しかし、無理をしていた羌瘣が助かったのは良かったのですが、松左は残念でなりません。

信が来てくれるのを分かっていたかのように、最後の力を使って自ら信へ駆け寄った松左。

2人の信頼関係には、グッと込み上げてくるものがありましたね。

飛信隊副歩兵長の松左が朱海平原で戦死という、あまりにも大きな傷を負った飛信隊。

松左のためにも、趙峩龍は絶対に倒して欲しいところです。

那貴一家は、趙峩龍を見つけ出す事ができるのか!?

次回が待ちきれません!

 

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⇒『キングダム』597話!中華統一を成す男・・

⇒『キングダム』596話!ついに趙峩龍を追い詰めた飛信隊・・

⇒『キングダム』594話!深手を負った信・・

⇒『キングダム』593話!趙峩龍本陣に辿り着いた飛信隊・・

 

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