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最新ネタバレ『キングダム』601-602話!考察!勝敗を決める朱海平原最後の日の出

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?煖(ほうけん)によって奪われた故漸の命。

前回は、秦左翼で悲劇がありつつも、玉鳳隊の王賁が復活したところで終わりました。

さて、いよいよ秦国VS趙国の最終決戦。

それぞれの思いを胸に、運命を決める朱海平原十五日目が始まろうとしています。

このまま秦国が勝ち、飛信隊は生きて帰れるのか!?

今回は、決戦が目前に迫る各隊の様子を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』601話!のネタバレ

それでは『キングダム』601話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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やっと届いた伝令

まだ薄暗い夜明け前に、急いで馬を走らせる兵士がいました。

目指すは咸陽。

秦国の首都になります。

兵士が到着すると、城内では大きな騒ぎとなっていました。

「壁と楊端和の軍が

 ?陽を落としたと!?」

初めての報告のようで、犬戎軍を破り、城を占拠した事実に周囲は驚いていました。

まだ夜更けではあるものの、大王様に報告しようとします。

「ここにいる」

後ろから現れたのは若き秦王、政でした。

 

政は、伝令が遅かった事に疑問を持ちます。

なぜなら、?陽から咸陽に来るまで五日もかかったからです。

しかし、報告が遅れるのも無理はありません。

列尾の封鎖が厳しく、山越えするだけでも大変な状況でした。

報告に来た兵士も、事を伝えたあと息絶えてしまった程です。

 

政は厳しい表情をして言いました。

「?陽は一つ安堵できたが

 やはり問題は朱海平原だな」

残念ながら、朱海平原からはもう一切報告が来ていません。

すでに開戦から十五日目。

兵糧が尽きた事も予想できていました。

 

周囲が危機感を持つ中、政は黙って歩き王座に腰掛けました。

政からすれば、信の安否が気になっていたのでしょう。

心の中で信へ語りかけました。

「生きてまだ戦っているのだろうな

 俺は信じて王座で待つぞ

 不可能と言われた?攻めの勝報を」

信ならやり遂げると確信していた政。

「そして再び

ここで論功行賞を行い

 大勢の前でお前を

 祝福することを」

瞳を閉じ、信が生きて帰ってくる姿を想像していたのです。

 

久しぶりの政の登場ですが、やはり心配するのは信の事みたいですね。

周囲が心配していても、政だけは前向きな未来を想像していました

 

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朗報を待つ者達

同じ頃、?陽の城内。

壁が眠そうに歩いていました。

「あれ?

 端和殿とキタリ殿」

視線の先には、外を眺める2人の姿があったのです。

 

楊端和は不思議そうに、壁に尋ねました。

「どうした壁

 まだ夜更けだぞ」

すると壁は真面目な表情をして言ったのです。

「いえ、実は嫌な夢で目が覚めて

 朱海平原で敗れ

 秦軍が全滅する夢を」

壁が言った事を楊端和が通訳し、キタリに説明します。

キタリは激怒!

「不吉なことを口にするな

 バカ!」

キタリは壁をボコボコ叩きました。

メラ族は言霊のようなものを信じますが、これはキタリでなくても怒ると思いますけどね!

 

しかし、そういう楊端和とキタリも胸騒ぎがして眠れずにいたのです。

壁とは違って、ちゃんとした〝勘″がききますからね。

楊端和ははっきりと言ったのです。

「恐らく今日が決戦の日だ」

 

同じ頃、?の城外。

?は趙国の大都市であり、現在は桓騎軍が包囲している状態です。

椅子に座り、じっと城壁を眺めている桓騎。

隣ではオギコが、ウトウト寝てはビクッと起床を繰り返していました。

見張りを任されているのでしょうが、これでは意味がありませんね!

桓騎は何も言わず、「クク」と笑ったのでした。

やはり能力がある人は、報告などなくても状況を肌で感じるのかもしれませんね。

楊端和やキタリ、余裕そうな桓騎も、最終決戦が近いのだと理解しているようです。

それなのに、オギコの緊張感のなさ!

思わず笑ってしまいました。

 

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悲しみを乗り越えて

場所は朱海平原、秦左翼。

「ギリギリまで

 若は眠らせて差し上げろ

 憔悴しきっている」

周囲に指示を出す陸仙。

ところが、目の前には馬に乗った蒙恬の姿がありました。

陸仙は急いで蒙恬へ駆け寄ります。

蒙恬はすかさず指示を出しました。

「今日はいつもより

 全体を前陣にするぞ

 攻めに出る」

それを聞いた陸仙は「故漸副長の弔い合戦」だと理解。

ところが、蒙恬は否定。

「違うよ

 紀彗軍をこの場に

 足止めするためだ」

 

当然ですが、秦左翼にも王翦将軍の指示は届いています。

日の出と共に右翼が駆け出し、趙左翼を追い抜く。

抜けたら王翦中央軍も動き、李牧中央軍を挟撃。

その時に紀彗軍に助けにこられては、好機を潰されてしまいます。

それを蒙恬は懸念し、紀彗軍を封じるべく攻めに出ようと考えていたのです。

 

冷静な判断にホッとした陸仙は言いました。

「安心しました

 正直、下手をしたら若が立ち直れず

 天幕から出てこないのではと」

余計なお世話と言わんばかりに、蒙恬は否定します。

「バカを言うな

 今日は開戦以来の大一番だろ

 いつまでも泣いてはいられない

 じィへの涙は戦いに勝ってからだ」

よく見ると、蒙恬の目にはクマがありました。

もしかしたら泣いた後なのかもしれません。

 

陸仙からしても、故漸副長は本当に優しい人でした。

いつも蒙恬の事を第一に考えていた事は、周囲もよく分かっていたのです。

でもそれは、蒙恬自身が1番理解していました。

陸仙が「故漸」と名前を言うだけで、思わず涙が出そうになる蒙恬。

しかし、悲しんでばかりもいられません。

じィの死も、?煖への憎しみも、今はそっと胸へしまい込みます。

「今は・・・

この戦に勝つことだけを考えるんだ」

蒙恬は、凛々しい表情で前を見ました。

陸仙も蒙恬の言葉を受け、周囲へ指示を出したのです。

 

蒙恬は強いですね!

本来であれば心が乱れてしまう状態なのに、目的を見失わず自分をコントロールできるわけですから、立派なものです。

以前に比べて、今回の戦いで精神的にも成長したのではないでしょうか。

じィはきっと、天国でも蒙恬の自慢をしている事でしょう。

 

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動き出す中央軍

趙左翼が各隊配置につく頃、趙軍右翼でも出陣の準備をしていました。

敵を眺めながら、馬呈は言ったのです。

「奴ら、こんな暗い中

 もう布陣を始める気だぜ」

隣にいた紀彗も状況は理解していました。

それどころか、蒙恬の考えなどお見通しだったのです。

「我らが中央軍に援軍を送れぬ程

 今日は猛攻をしかけてくるぞ」

それでも馬呈は余裕でした。

「完膚なきまでに

 返り討ちにしてやる」

気持ちは紀彗も同じです。

戦力も紀彗軍の方が多いですからね。

紀彗は槍を持ち上げ、周囲の部下へ呼び掛けました。

「全軍布陣せよ

 今日が秦軍の命日だ!」

 

秦軍中央軍。

両軍の旗隊の先頭には、田里弥と倉央の姿がありました。

倉央は早くも戦う気満々です。

「何とも待ちわびた

 俺達だけが何もせず待ちで

 戦い方を忘れたやも知れね」

相変わらずの軽口に呆れる田里弥。

「全てはこの日のためだ

 バカなしくじりは許さぬぞ」

真面目な田里弥の言葉に対して、倉央は余裕です。

「しくじり?

 そんな言葉は知らぬ

 無縁すぎて」

すごい自信ですね。

性格は正反対の二人ですが、息は合っているようです。

「倉央、武運を祈る」

「ああ、お前もな」

そう言って、二人の隊は左右へと分かれ馬を走らせたのです。

隊の様子を、黙って上から眺める王翦将軍。

 

対する李牧中央軍も布陣を始めていました。

崖の上から隊の様子を眺める李牧。

場所は離れていても、李牧と王翦は向き合っているかのように、互いを警戒していたのです。

 

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生きて帰る約束

秦右翼、飛信隊。

日の出と共に出陣するため、歩兵隊が配置についていました。

松左に助けられた新人達。

近づく大一番に、干斗も緊張していたのです。

「開戦して十五日目

 咸陽を出てからは

 一月以上かけた戦争が

 ついに決着が着く!」

仲間も緊張しつつ、ここまで死なずにこられた事を噛みしめていました。

すると、近くを歩いていた惇兄弟が念押ししたのです。

「だったら、ここで気を抜くなよ

 気を抜いた奴から死ぬ」

この言葉は松左の受け売りでした。

死んでしまった松左のためにも、今日も全力で新人達は戦います。

 

隊列の配置についた信。

そこへ渕副長が慌てて報告しにきました。

「玉鳳隊の方・・・

 王賁が復活したと!」

驚く信。

槍は持てない状態みたいですが、王賁が馬上にいるだけで、玉鳳隊の士気が違います。

これは飛信隊にとっても、大きな朗報でした。

信は喜んで羌?に言いました。

「ああ、間違いねェ!

 羌?、お前の秘薬のおかげだな」

ところが、羌?は何も言いません。

それどころか真剣な表情をして、信を見つめていたのです。

 

実は羌?。

報告がなくても、?煖が信を狙って近づいている事に気付いていました。

必ず信の前へ現れると予想していたのです。

この大一番で信に何かあっては困ります。

羌?は強い眼差しで信へ言いました。

「お前の危機は私が守る」

驚く信。

しかし、羌?をじっと見つめたあと信は言ったのです。

「そういうのはやめろ、羌?

 皆で勝つんだ

 ちゃんと生き残ってな」

それは、ほかの飛信隊の仲間達も同じ気持ちでした。

「分かったな、羌?」

信が確認してきたので、羌?は微笑んで「了」と返事をしました。

そして、信と拳を合わせたのです。

 

生き残って勝つと誓った飛信隊。

朱海平原では、最後の朝日が登ろうとしていました。

「出るぞォ!」

信の掛け声と共に、飛信隊は平原へと走り出したのです。

 

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『キングダム』ネタバレ601-602話のまとめ

今回は政を始め、楊端和、桓騎、王翦中央軍といった、秦国の柱となる人物が久しぶりに登場した回でした。

重要人物が集結するほど、国の未来をかけた大一番がいよいよ始まろうとしています。

多くの犠牲を払い、ボロボロになりながらも勝利を信じて進み続ける飛信隊。

ここに来て、楽華隊の蒙恬、玉鳳隊の王賁、飛信隊の信と、秦国を支える若きエース三人が揃い、李牧へと挑みます。

政が想像した通り、勝利の祝福はできるのか!?

来週の展開から目が離せませんね!

 

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⇒『キングダム』602話!急報に動揺する李牧・・

⇒『キングダム』600話!秦左翼で荒れ狂う龐煖の目的・・

⇒『キングダム』599話!秦右翼の勝利を揺るがす脅威出現・・

 

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