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最新ネタバレ『キングダム』603-604話!考察!形になり始めた王翦の企み

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敵が骨となるまで、守りに徹して戦おうと考えていた李牧軍。

前回は、鄴(ぎょう)からの知らせにより、李牧中央軍が止むを得ず『攻めの陣形』へと変更したところで終わりました。

さて、ついに明らかにされた王翦将軍の作戦。

趙国の巨大都市、鄴の食糧庫を燃やしたことで、状況が変わり立場が逆転しました。

追い詰められた李牧が考えた作戦とは!?

今回は、李牧が考えた攻略方法と、両中央軍の様子を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』603話!のネタバレ

それでは『キングダム』603話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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追い詰められた李牧

李牧の指示により、急いで陣形を変える李牧中央軍。

待機していた傅抵は疑問に思っていました。

「急に攻陣に変えるって・・・

 本当に李牧様からの

 伝達なんだろうな」

周囲に尋ねてしまうほど、最初とは違う空気を感じていたのです。

カイネも異変に気付いました。

「何かあったんだ

 李牧様の想定外のことが」

傅抵とカイネが考えていた通り、李牧の元へ衝撃の事実が伝えられていました。

 

それは、陣形が変わる少し前のお話。

中央軍同士が戦っている最中に走って来た部下。

跪き、厳しい表情で報告し始めたのです。

「鄴城内のほとんどの食糧が焼かれ消失

 城内は難民であふれており

 飢えから必ず暴動が起こる

 起これば鄴内は内から崩壊

 半日と待たず陥落すると!」

鄴が落ちる。

想定外すぎて、周囲は驚きが隠せませんでした。

城内で火事が起こった時、残りの食料がどれくらい残っているのか、城主は慌てて部下に確認させていました。

しかし、現在の鄴はただでさえ難民も加わって人が溢れている状態です。

ほとんどの蔵を燃やされ、食料が全く足りないと分かったのでしょう。

これでは朱海平原で李牧軍が勝ったとしても、鄴が陥落してしまっては意味がありません。

 

城主である季伯の要望はただ一つ。

「李牧様には朱海平原の戦を解き

 今すぐ南下し

 鄴を包囲する桓騎軍を討ち

 城を解放されたし」

突然の報告に、周囲は言葉を失いました。

 

すぐにでも助けてもらいたい、城主の気持ちが伝わってきますね。

ただ、サラッと言っていますが相手は桓騎軍です。

そう簡単に討てるとは思えません。

さらに、桓騎はいつも余裕そうな不敵な笑みを浮かべていたので、チャンスがあればすぐにでも鄴城内に突撃する事も考えられます。

人質にでもされたら、なおさら大変な状況になるのではないでしょうか。

 

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残された猶予

緊張が走る李牧軍。

ところが、李牧自身は焦る事なく言いました。

「猶予はあります」

どう考えも猶予はないのですが、李牧には考えがありました。

 

鄴から中継地の邯鄲(かんたん)まで鳥を飛ばして報告。

そこから朱海平原に早馬が届くまで丸1日かかりました。

という事は、知らせが来た時点ですでに1日経っている事になります。

ただ、李牧は城主を信頼しており、食糧が尽きても三日は持つと予測。

鄴に戻るまでの移動時間が1日かかるとして、朱海平原で費やせるのは一日のみ。

 

李牧ははっきりと言いました。

「今日のこの一日をかけて

 王翦軍を倒し

 返す刀で鄴へ一日で行き

 取り巻く桓騎軍を討つ!」

明らかに無茶な作戦。

話を聞いていた金毛は思わず「間に合いますか!?」と、李牧に言い寄りました。

でも、李牧からしても「他に道はない」のです。

このまま戦を解いても、後ろから王翦に討たれてしまうだけ。

どちらにせよ、一日で決着をつけるしかありませんでした。

 

李牧もさすがに苛立ったのでしょう。

「やってくれましたね

 王翦」

はるか遠くにいるはずの王翦を睨みつけたのです。

李牧が指示したのは〝大鶴″

滅多に見せる事がない超攻撃布陣です。

「これを使うってことは

 今日決める気だ」

配置についた傅抵とカイネは、指示がなくても理解していました。

 

こんな状況でも冷静な李牧はさすがです。

軍のトップが焦っていたら、それこそ趙軍全体が混乱してしまう危険性がありますからね。

逃げたとしても、今度は桓騎軍と王翦将軍に挟まれ、それこそ身動きがとれなくなってしまいます。

李牧が考えた通り、目の前の敵を倒すしか方法はないでしょう。

 

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全ては王翦の作戦通り

一方で、王翦軍も気付いていました。

「穏やかではありませんね

 趙のあの陣形」

部下の問い掛けに、倉央は笑みすら浮かべて答えます。

「全面

 やり合いになるぞ」

正直、守れば勝てると趙軍が考えていたのは秦軍も気付いています。

それなのに、あえて攻めの陣形だなんて、罠としか思えませんでした。

ただ、倉央は「急ぐ理由ができた」と分析。

この状況で急ぐ理由があるとすれば、鄴のこと以外考えられません。

倉央は王翦をチラッと見て言いました。

「本当に・・・

 恐ろしいお方だ・・・」

列尾を越える時、王翦が送りこんだ部下達。

王翦の部下なだけあって忠誠心が高く、見事に難民になりすまして侵入。

命を捧げて作戦を成功させました。

もちろん、王翦の頭の中では考えていたシナリオ通りだったのでしょう。

ようやく浮かび上がった勝機。

王翦は拳を握り、部下に指示を出したのです。

「あとは手に取るだけだ

 李牧を討つ!

こちらも全面攻撃の陣に移れ」

倉央の言う通り、恐るべし王翦。

おかげで朱海平原の流れが一気に変わりました。

余力がある中央軍同士のぶつかり合いですから、何が起こってもおかしくありません。

どちらかの将が犠牲になる可能性が高いでしょうね。

 

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乱れる趙左翼

中央軍の局面が変わろうとしていた時、秦右翼の戦況はさらに進んでいました。

互いに斬りまくる秦右翼と趙左翼。

思っていた以上に、趙左翼の抵抗は凄まじいものでした。

しかし、秦右翼の勢いはさらに凄かったのです!

近くで見ていた河了貂も勢いに圧倒されていました。

 

黙って状況を見ていた馬南慈。

想像以上の秦右翼の勢いに作戦を変えたのでしょう。

「退くぞ」

突然、部下へ後退するように指示を出しました。

李牧中央軍まで戻るかと思いきや、ただ「真後ろに下がれ」と言うのです。

部下は急いで、尭雲にも伝令を送りました。

 

下がっていく馬南慈軍を見ていた河了貂達。

周囲は二軍を退けたと喜んでいましたが、河了貂は冷静でした。

「違う!

 あれは戦略的目的があって

 退がったんだ」

河了貂は馬南慈も知略が深いと知っています。

そのため単純に退くなんて考えられませんでした。

 

馬南慈は、秦右翼をこのまま止めるのは無理だと判断。

秦右翼が側面から李牧軍を攻撃している間に、後ろから重圧をかけようと考えたのです。

そうなれば、今度は秦右翼が李牧軍と趙左翼に挟まれてしまうのです。

 

河了貂は焦りました。

秦右翼を半分に分けて背後を盾に使えば問題ありませんが、相手は李牧です。

「果たして

 半分の力で

 あの李牧を討てるのか」

頭の中で次の作戦を考えていた、その時!

河了貂は趙左翼の異変に気付きました。

なぜなら、馬南慈軍の呼びかけを無視して、尭雲軍と趙峩龍軍が前へ出てきたからです。

これには馬南慈も驚きました。

 

今は亡き趙峩龍。

その想いを背負って、尭雲は戦場に立っていたのです。

敵を倒しながら前進する尭雲軍。

目的は最初から決まっていました。

尭雲は部下に言ったのです。

「飛信隊 信と

玉鳳隊 王賁を捜せ」

 

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『キングダム』ネタバレ603-604話のまとめ

今回は、追い込まれた状況でも冷静に判断する李牧、そして少しずつ調和が乱れてきた趙左翼が印象的な回でした。

飛信隊が全く出てこないのは残念でしたが、今回の朱海平原の戦いで河了貂の軍師としてのスキルが数段レベルアップしているような気がします。

王翦将軍から指示がなくても、戦況を見極めて指示が出せますし、的確な判断がなければ飛信隊はもっと厳しくなっていたでしょうね。

いよいよ、王翦のシナリオ通り追い詰められた李牧

さらには、信と王賁を討つべく尭雲が前に立ちはだかります。

飛信隊はこのまま趙左翼を抜け、李牧の首を取る事ができるのか!?

次回が待ちきれません!

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒『キングダム』605話!李牧の戦術を見抜いた王翦将軍・・

⇒『キングダム』604話!田里弥の戦術に動じない李牧軍・・

⇒『キングダム』602話!急報に動揺する李牧・・

⇒『キングダム』601話!勝敗を決める朱海平原最後の日の出・・

 

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