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最新ネタバレ『キングダム』604-605話!考察!田里弥の戦術に動じない李牧軍 

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この記事を読むとわかること

  • 李牧軍は特殊な戦術を使っており、田里弥の戦術が通用しない。
  • 信と羌瘣はまだ回復しておらず、戦闘に参加できない状況。
  • 共伯と雷伯は李牧から戦術を学び、王翦軍を圧倒している。

王翦の策略によって、追い詰められた李牧軍。

前回は、馬南慈の指示を無視して、尭雲軍と趙峩龍軍が秦右翼の前に現れたところで終わりました。

さて、鄴の食糧庫が燃やされた事により、攻めに転じた李牧。

中央軍同士の激しいぶつかり合いの中で、王翦軍が気付かない隠れた作戦が動き始めたようです。

王翦軍の先鋒・田里弥は李牧軍に勝つ事ができるのか!?

信と王賁を討とうと燃える尭雲の想いとは!?

今回は、尭雲軍の動きと、奮闘する田里弥軍の様子を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』604話!のネタバレ

それでは『キングダム』604話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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回復していない信と羌瘣

朱海平原に渕副長の声が響き渡りました。

「尭雲が全軍で前へ出て来たぞォ

 だが一歩も退がるなァ!」

秦右翼の目的はあくまで李牧を討つ事。

たとえ尭雲軍が行く手を阻んでも、こんなところで止まるわけにはいかないです。

勢いを増す飛信隊。

 

勢いだけでも負けるわけにはいきません。

軍師の河了貂は、渕副長の掛け声を頼もしく感じていました。

しかし、全体的に秦右翼の方が押していましたが、予想の上まではいっていない状況です。

河了貂は気付いていました。

「隊を引っ張っていくはずの

 信と羌瘣の姿が

 戦場に埋もれているからだ」

確かに、どんなに見渡しても二人の姿が見つかりません。

いつも通りであれば、戦場でひときわ目立っているはずです。

昨日、趙峩龍を討つため羌瘣も信も無理をしていました。

二人ともまだ体が回復していなかったのです。

 

李牧の首を取らなきゃいけない時に、同時に二人が不調なのは厳しい展開です。

でも、ここまで来て立ち止まるわけにはいきません。

王翦軍も李牧軍も今日で決着をつけるつもりです。

今までにない大一番で李牧を討とうと、信も必死なのでしょうね。

 

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我呂の気遣い

我呂は心配して信に話し掛けました。

「どうした、大将

 朝早すぎて調子上がんねェのか」

岳雷も気になっていたようです。

「昨日、徐林とかいうのに

 刺された傷口か?」

両側から二人に話し掛けられた信。

岳雷が言うように、やはり傷が痛むようで、辛そうに脇腹を手で押さえていました。

「問題ねェ

 もう少し動いて体がバカになれば

 痛みは感じなくなる」

体までバカになったら大変のような気がしますが、我呂は怒ります。

「どういう理屈だよ!

 そりゃ死に際だぞ

 お前・・・」

自分で言っておいて不安になったのでしょう。

「縁起が悪い」

と訂正しました。

 

とにかく、信はまだ戦える状態でないと察した二人。

調子が出て来るまで、前で張ってあげる事にしました。

「行くぞ、飛藨!」

我呂達は勢いよく前進したのです。

 

言葉にしなくても、お互いを気遣えるのが飛信隊の良いところです。

信も強がってはいますが、徐林の槍は深くまで信の脇腹を刺していましたからね。

一晩休んだからといって、そんな簡単に回復するものではないでしょう。

信の事ですから、また無理をして今度こそ討たれてしまったら大変です。

我呂たちが気にかけてくれて助かりました。

 

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藺相如の言葉

信を探していた尭雲軍の部下。

我呂たちの掛け声が聞こえたようで、居場所がバレてしまいました。

おまけに、昨日の傷が重いと気付いたようです。

部下は急いで尭雲へ報告。

「尭雲様!

 飛信隊 信を見つけました

 飛藨とかいう強部隊の後ろに

 ひかえていると」

周囲の部下は笑いました。

隠れているのではなく、傷が癒えていないからだと気付いたようです。

 

ところが、部下の報告に返事をしない尭雲。

頭の中では、目の前に藺相如の後ろ姿がありました。

今は亡き主の『二つ目の遺言』を思い出していたのです。

遺言を果たすべく、部下へ指示を出しました。

「行け〝十槍″

魏多・平秀・賀滉!

 飛信隊 信の首を

斬り落として持ち帰れ!」

尭雲直下兵団『雷雲』。

その中でも最強と言われる〝十槍″が走り出しました。

尭雲は、心の中で趙峩龍に呼び掛けたのです.

「峩龍よ

 後は任せろ」

今回も、藺相如の二つ目の遺言内容が明らかにされませんでした。

ただ、確実に先に討たれた趙峩龍の想いは伝わっていたようです。

王賁に右腕を刺され、尭雲も本来の力は発揮できないはず。

それでも、果たしたい主との約束が気になりますね!

 

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睨み合う王賁と尭雲

十槍が信の元へ向かおうとした時、左側から隊が近づいてきました。

復帰したばかりの王賁を先頭に、玉鳳隊が走ってきたのです。

一命は取り留めたものの、まだ辛そうな王賁。

しかし、再び王賁と戦場に立てたのが嬉しいのでしょう。

番陽は声高らかに呼び掛けました。

「行けェ!

 一気に尭雲の首を取るのだァ」

探す手間が省けたため、ニヤリと笑う十槍たち。

念のため「尭雲様、守りは?」と確認。

しかし「いらぬ、行け」と、尭雲は指示。

十槍のほとんどは信の元へ走り出しました。

残りの田豊・博谷・高秀の三人は『雷雲』と共に玉鳳隊へ突撃します。

身構える番陽。

そこへ、後方から関常が現れました。

関常も王賁を助けるために傷を負ったので、体が本調子ではありません。

それでも宮康の仇をとるため、関常隊は前へ走り出しました。

 

まだ戦っていないのに、すでに息が上がっている王賁。

番陽が

「大丈夫ですか?」

と心配します。

「問題ない」

と返事する王賁。

鋭い視線の先には尭雲の姿がありました。

お互い睨みつけていたのです。

 

やはり、王賁は尭雲を意識しているようです。

以前、圧倒的力でやられてしまいましたからね。

王賁からしてもプライドが許さないのでしょう。

再び一騎打ちとなるのか、とても気になるところです。

 

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田里弥特有の戦術

一方で、李牧本陣 対 王翦本軍。

真正面からの攻め合いが始まっていました。

王翦軍・田里弥は兵一万。

李牧軍・共伯も兵一万。

同じ兵数での戦いだったのです。

 

第三将の田里弥。

見た目は凛々しいですが、実は自ら矛をふるうタイプではありません。

それでも第三軍を張る田里弥軍の兵は、個々の戦闘能力が高いのです

練兵により、賢く戦う兵団でもあったため、一度苦戦した相手でも現場で修正。

攻め方を変化させられる〝柔″と〝剛″の両方の強さを持ち合わせていました。

 

ところが、今回は簡単にはいきません。

「何っ!?」

驚く田里弥。

その戦い方が、李牧軍・共伯には全く通用しなかったのです!

戦場を注意深くみる田里弥。

それでも、なぜ通用しないのか分かりません。

特殊な戦術を使っている様子もなければ、単なる強さで押されているわけでもない。

「どういうことだ」

手を口にあて、田里弥は悩みます。

 

苦戦する田里弥軍をあざ笑う傅抵。

「ハッハ!

 真正面から戦り合ったら

 やっぱそうなるよな

 なめんなよ、王翦軍」

傅抵曰く、田里弥が戦っている相手、共伯将軍と次に控えている雷伯将軍。

彼らは長い年月をかけて、李牧から戦術を叩きこまれた将軍達でした。

すなわち、李牧の戦術を理解した直下兵のようなもの。

直接指示をしなくても、李牧の作戦を再現できるほど優秀な二人だったのです。

傅抵は言いました。

「分かってるか、バカヤロォ共

 お前らは今

 やばい連中と戦ってんだよ」

これは予想外でしたね!

まさか田里弥の戦術が全く通用しないとは驚きです。

ただ、それよりも驚いたのは田里弥が知力派だった事が意外でした。

敵も同じタイプのようなので、激しい頭脳戦となりそうです。

 

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李牧軍のからくり

王翦の周りにいる部下は驚いていました。

決して派手に敗れているわけでもないのに、全ての箇所で地味に押されているのです。

原因が分かりませんでした。

 

目を細めて戦場を見つめる王翦。

田里弥が分からないのと同様、王翦の目からしても李牧軍の強さの秘密を暴く事ができませんでした。

そこで、すぐに〝探り″を送る事にしたのです。

ただし、それはあまりにも〝強烈な探り″でした。

先頭を走るのは倉央。

笑みすら浮かべながら、次々と敵をなぎ倒していきます。

宙を舞う李牧軍兵の首。

さすがに傅抵も驚いたのでしょう。

「なんだ、ありゃ

向こうも早々と

 やばいの出して来たな」

少しは警戒したのかと思いきや、李牧軍が急いでいるのが面白いだけみたいです。

ニヤッと笑った傅抵は言いました。

「でもな

それでも謎を解かない限り

李牧様の兵には

すぐに通用しなくなるんだよ」

追い込まれてもなお、この余裕!

確かに必死な王翦軍に比べて、李牧軍はあまり動いていないように見えます。

波が押し寄せるように攻めているのに、なぜか前へ進めない。

王翦すら分からない戦術のからくりの正体は何なのでしょうか。

 

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『キングダム』ネタバレ604-605話のまとめ

今回は、趙峩龍の想いを胸に主との約束を果たそうとする尭雲、一気に決着がつくかと思いきや粘りをみせる李牧軍が印象的な回でした。

李牧の首まであと少しというところなのに、激しい戦いのしわ寄せが今になって現れているような気がします。

ただ、見た目がそっくりの共伯と雷伯。

傅抵が言うように、彼らが李牧の戦術を使えるくらい賢いならば、二人を圧倒できたのなら李牧を倒せる、という事にならないでしょうか。

他にも作戦があるなら別ですが、超攻撃布陣『大鶴』の仕組みさえ見抜いてしまえば諸刃の剣のような気がしますけどね。

予想以上に苦戦している田里弥。

はたして、強烈な探りによって李牧の戦術を見抜く事ができるのか!?

次回が楽しみです!

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒『キングダム』606話!李牧軍を完全攻略した王翦軍・・

⇒『キングダム』605話!李牧の戦術を見抜いた王翦将軍・・

⇒『キングダム』603話!形になり始めた王翦の企み・・

⇒『キングダム』602話!急報に動揺する李牧・・

 

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