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最新ネタバレ『キングダム』631-632話!考察!信の道を繋ぎ止めた羌瘣の想い

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自らの命を差し出して、信を助けに行った羌瘣。

前回は、羌瘣が蚩尤族の禁術で“天地の間”へ行き、信を見つけたところで終わりました。

さて、龐煖との戦いで命を落とした信。

本当であれば、信の人生はここで終わっていたでしょう。

しかし、諦めきれない仲間の思いによって、奇跡が起ころうとしています。

はたして、羌瘣は信を救うことができるのか!?

今回は、天地の間で必死にもがく羌瘣の姿を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』631話!のネタバレ

それでは『キングダム』631話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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天地の間

己の寿命を半分差し出して、“天地の間”に進んだ羌瘣。

再び目を覚ますと、目の前には信の背中が見えていました。

すかさず羌瘣は呼びかけます。

「信っ 待てっ」

ところが、信が振り向いてくれません。

どうやら羌瘣の声が聞こえていないようです。

 

天地の間は、闇が続く暗黒の世界が広がっています。

そして、信の目の前には朱(あか)い階段がありました。

信は朱い階段を今にも登ろうとしています。

三途の川ならぬ、地獄への階段でしょうか。

羌瘣は叫んで止めました。

「ダメだ、信

 その階段を上ったら

 本当に戻れなくなる」

必死の呼びかけも届かず、信はボーっとした表情で前へ進んでいきます。

このまま叫んでいては意味がありません。

羌瘣は力ずくで止めようと、立ち上がろうとしました。

ところが、両手と両足が思うように動きません。

羌瘣が地面を見ると、先程までなかったドロドロとした沼に引き込まれていたのです。

立ち上がることもできず、呼びかけても信は応じません。

このままでは信が階段を上ってしまいます!

「待てっ

 待って、信!!」

涙を流して叫んだ羌瘣。

信は反応し、後ろを振り返りました。

「あれ?

 何か呼ばれたような気がしたけど」

なんという事でしょう。

信は羌瘣の姿が見えていなかったのです!

でも、一瞬だけ声が聞こえたのは確か。

まだ羌瘣は諦めていませんでした。

 

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親友との再会

信がふと横をみると、なんと立っていたのは漂!

「よ」と、手を上げて挨拶してきました。

久しぶりの再会とは思えない、なんて気軽な挨拶でしょうか。

 

漂が信の前に現れたのは、朱い階段まで案内するためでした。

天地の間はとても迷いやすい場所。

先程まで信の目の前にあった朱い階段も、いつのまにか遠くに離れていました。

漂の説明では、階段を上らないとずっとココでさ迷うことになるようです。

じっと羌瘣を見る漂。

漂には、羌瘣が見えているようです。

ところが、何も声をかけることなく、信と一緒に歩き始めました。

羌瘣は止めたくても、周りがぬかるんだ沼になっているため身動きがとれません。

沼はジワジワと、羌瘣の力を吸い取っていきます。

どうやら命を吸う沼のようです。

羌瘣はこのまま信を助けることができず、沼に命を吸われるだけなのでしょうか。

いや、羌瘣は諦めません!

「あいつを戻すんだ

 信を・・・

 飛信隊の元に・・・」

羌瘣は叫びながら、沼から両手を持ち上げました。

両足は沼に入ったままですが、どうにか立ち上がることができたのです。

 

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忘れてしまった信

朱い階段に向かう信と漂。

久しぶりの親友との再会です。

二人は子供の頃の話で盛り上がっていました。

話は、尾平と尾到が隠れているなか、二人でとなり村の一家をボコボコにした話でした。

子供とはいえ、当時から信と漂は強かったのです。

信はニンマリとして言い切ります。

「オウよ

 二人で鍛えまくったからな」

漂は少し黙ったあと、信に尋ねたのです。

「・・・何のために鍛えていたか

 覚えているか?」

信は「1番強くなるため」と断言します。

おかしいですよね。

信の夢は天下の大将軍になることです。

漂との大事な夢だったはず。

信は忘れているのでしょうか?

 

話題は、漂が死んだあと信が何をしていたかに移ります。

信の自慢は止まりません。

戦場へ行って活躍したこと。

強い敵を倒したこと。

自分の隊を持ったこと。

話を聞いて、漂は真剣な表情で尋ねました。

「・・・なんて名の隊だ?」

質問されて立ち止まった信。

自分の隊なのに、どうしても名前が思い出せないのです。

「あれ・・・

 何だっけ、忘れた・・・」

信じられません!

なんと信は飛信隊を忘れてしまったようです。

 

信と漂が先へ進むなか、後ろでは羌瘣が苦しがっていました。

立ち上がれたものの、嘔吐が止まらず声を出すこともできません

それどころか、血まで吐き出してしまいました。

あまりの苦しさに、羌瘣は沼に手をついてしまいます。

 

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必死に阻止する羌瘣

朱い階段に辿り着いた信と漂。

階段の色は血のように真っ赤で、上空へと続いています。

階段を上る前に漂は再び尋ねました。

「他に何か

話すことはないか、信」

少し信は悩みます。

色々あったような気もしますが、どうしても思い出せないのです。

唯一思い出せたのは、秦国の王様に会えたこと。

会えたというよりは、大事な友人といってよいでしょう。

 

漂は尋ねます。

「その王様は

 どんな顔をしてるんだ?」

秦国の王、嬴政(えいせい)といえば、漂にそっくりな顔をしています。

漂はかつて影武者として王に仕えました。

ところが、政の脱出作戦に失敗して、漂は政の身代わりとして命を落としたのです。

まだ子供だったにも関わらず、役目を全うした漂。

「俺を天下に連れて行ってくれ」と言葉を残し、信の腕の中で息を引き取りました。

親友との大事な約束。

信は約束まで忘れてしまったのでしょうか?

 

漂の問いかけに、腕を組んで必死に考える信。

大事なことを忘れているような気もしますが、どうしても思い出せません。

漂はどこか悲しそうな表情をしています。

信は迷うことなく、朱い階段を上ろうと足を前に出します。

ところが、足がどうしても前に進みません。

まるで誰かに止められているような感覚。

 

本人には見えていないのでしょう。

信の腰あたりを羌瘣が抱きつき、前へ進むのを必死に止めていたのです。

羌瘣は息をするのもやっとの状態。

苦しそうな表情をしながらも、信に向かって呼びかけます。

「お前の隊の名前は飛信隊だっ

 忘れるな、バカ

 そしてお前の夢は・・・」

羌瘣が続きを言おうとすると、なぜか漂が止めました。

「それは

自分で思い出さないといけないんだ」

信が生き返るためには、大事な記憶は自分で思い出さないといけないのでしょう。

漂も本当は止めたかったはず。

しかし、出来ないからこそ、質問をして思い出させようとしたようです。

 

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漂とした約束

立ち止まった信。

階段に上ろうとしていた足をおろして、漂に謝りました。

「わりー、漂

 まだ・・・

 お前達の所には行けねーや」

漂は理由を尋ねます。

すると、信は穏やかな表情で言い切ったのです。

「決まってるだろ

 二人の夢だった

 天下の大将軍にまだなってねー!」

「そうだったな」と返事をする漂。

どうにか上手く行ったようです!

安堵の表情を浮かべる羌瘣。

 

戻る方法は、光の穴を通ればいいだけ。

信の後ろには、いつのまには一人分だけ通れるぐらいの光の穴が出来ていました。

漂は羌瘣に感謝したのです。

「羌瘣

 俺は役割を制限されていた

 本当にありがとう」

羌瘣の肩をポンとたたくと、漂の姿は消えてしまいました。

驚く信。

すると、やっと隣に羌瘣が座っていることに気がつきました。

「羌瘣!?

 お前こんなとこで何してんだ

 どうした、立てるか!?」

羌瘣はうなだれるように涙を流しながら、ボソッとつぶやきます。

「もう立てないから起こして」

信は羌瘣の両脇をグイっと持ち上げます。

すると、羌瘣は信の首に腕を回してぎゅっと抱き着きました。

動揺する信。

羌瘣は「頑張れ」と言うと、腕を離して信の背中を押したのです。

信は光の穴へと消えていきました。

 

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届いた仲間の想い

羌瘣は全ての力を使い切ったのでしょう。

その場に倒れ、再びドロドロとした沼へと沈んでいきます。

このままでは寿命の半分どころか、羌瘣自身が命を落としてしまいそうです!

 

すると、天地の間ではあり得ない二人の足音が。

羌瘣へ近づくなり、両腕を引っ張って沼から引きずり出してくれたのです。

安堵する二人。

一人が微笑んで言いました。

「何だか分らんが、なーんかまだ

 役目がありそうな気がして

 とどまってよかったぜ」

もう一人も「ああ全くだ」と同意します。

羌瘣は声をきいてすぐに分かりました。

助けてくれた二人こそ、松左と去亥だったのです。

死んだあとでも、仲間に対する思いを忘れていなかったのでしょう。

 

早くしなければ光の穴が閉まってしまいます。

松左と去亥は、光の穴に向かって羌瘣を投げました。

「じゃーな、羌瘣

 うちらの大将、頼んだぞ」

羌瘣は涙が止まりませんでした。

 

羌瘣のおかげで、朱い階段を上らずに済んだ信。

戦場では、倒れた信の周りに飛信隊が集結。

信の名を叫んで呼びかけていました。

羌瘣も意識を失ったままです。

でも、諦める仲間は一人もいません。

声が擦り切れんばかりに呼びかけ続けます。

誰もが涙を流して叫んでいたのに!?

突然、ひょこっと立ち上がった信。

あまりにも突然立ち上がったので、仲間は驚愕!

目の前の状況と感情が追いつきません。

驚いた表情のまま、一瞬訪れた静寂。

気が緩んだのでしょう。

次の瞬間には、みんな「どわあっ」と叫んで後ろへ倒れ込みました。

河了貂は口をパクパクしたまま。

田永に至っては、驚き過ぎて口から泡をふいています。

 

誰もが驚愕し過ぎて、次の言葉がでません。

尾平は先に喜びを爆発させ、叫んだのです。

「信~うわああああああっ」

喜ぶ飛信隊。

信は状況が掴めず、不思議そうな表情をしています。

でも、信は確かに生き返りました!

戦場に喜びの声が広がっていったのです。

 

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『キングダム』ネタバレ631-632話のまとめ

今回は、羌瘣の想いがなかなか届かず、とてもヒヤヒヤした回でした。

でも、最終的には思い出し、信はあの世から帰ってきたわけです。

まさか、先に命を落とした松左と去亥が助けてくれるとは思いませんでした。

二人の死もムダではなかったのです。

しかし、死の淵をさ迷って、何もないとは思えません。

ただでさえ、信は命を削って戦ってきました。

生きて帰れたからといって、すぐに戦える状態ではないでしょう。

最悪の場合、記憶が一部消えている可能性もあるかもしれません。

また、羌瘣も信を助けるために、寿命の半分を差し出しました。

今後の戦いに大きく響くのではないでしょうか。

 

李牧は鄴へと戻り、亜花錦軍が後を追いました。

鄴の周りでは桓騎軍が包囲しています。

はたして、終わっていない秦軍VS趙軍の戦いはどうなるのか!?

目覚めた信は何を語るのか!?

次回が楽しみです!

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒『キングダム』633話!鄴へと向かう王翦率いる精鋭隊・・

⇒『キングダム』632話!朱海平原の戦いに勝利した秦軍・・

⇒『キングダム』630話!信を救うため命を差し出す羌瘣・・

⇒『キングダム』629話!息を引き取った信に嘆く飛信隊・・

 

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