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最新ネタバレ『キングダム』633-634話!考察!鄴へと向かう王翦率いる精鋭隊

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趙軍に勝利した秦軍

前回は、李牧を筆頭に趙軍全体が退却した事実が分かり、秦軍が勝利の喜びに包まれたところで終わりました。

さて、鄴へ向かった李牧軍。

朱海平原の戦いでは秦軍が勝利したとはいえ、まだ李牧を討ったわけではありません。

李牧はバラバラになった軍を結集させ、鄴を解放するべく向かっています。

しかし、鄴の周りは桓騎軍が待ち構えているはず。

このまま桓騎軍VS李牧軍となるのか!?

それとも、王翦将軍は次なる一手を考えているのか!?

今回は、鄴の様子と王翦軍の新たな動きを中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』633話!のネタバレ

それでは『キングダム』633話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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混乱し始めた鄴

趙の巨大都市、鄴(ぎょう)

高い外壁で見えませんが、なにやら城内は騒がしい様子。

眺めていた摩論(まろん)は、不敵に微笑んで言いました。

「さわがしーですね

 もしや中で暴動でも?」

摩論の言葉に「ククク」と笑う桓騎。

お隣では、部下がキレイに整列

号令のもと、声を合わせて大きな声で城へ呼びかけます。

「桓騎軍は一般人を殺さぬ

 城を明け渡せ

 桓騎軍は一般人を殺さぬ」

同じ言葉を何度も繰り返します。

桓騎軍は、城内に食糧がないことを分かっています。

鄴城内の人々を惑わすための呼びかけといえるでしょう。

桓騎軍の思惑通り、城内は暴動が起こる寸前でした

城門の前に多くの人々が集まっています。

鄴は王翦の作戦により、侵入した部下達が食糧庫を全て燃やしました。

やはり、残された食糧だけでは足りなかったのでしょう。

人々は空腹のあまり、城の外へ出ようと試みていたのです

 

しかし、それは城内の兵士が許しません。

李牧が到着する前に民を解放したら、桓騎軍の思うツボです

兵士は城門前に並び、人々をたしなめていました。

思いとは裏腹に、城門前で飛び交う怒号。

もう何日も食糧が支給されていません。

人々の苛立ちは爆発寸前でした。

 

我慢しきれない人々が束となって、城門へと押し寄せます

槍を向けて押し返す兵士。

「下がれ」と言っても、一歩も退く気配がありません。

押されて叫ぶ女性。

どうしていいか分からず泣く子供たち。

 

桓騎と一緒に鄴を見ていたオギコが突然、指を差して言いました。

「あっ、お頭

 あれ見て」

城内から立ち上がる煙

ついに暴動が始まり、火事が起こったようです。

何かを察して、ヒゲを触りながら桓騎に声をかける摩論。

桓騎はニッと笑って言ったのです

「ああ、いよいよだな」

 

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思わぬ急報

桓騎は、摩論へゼノウ一家を呼んでくるように指示

「そうします」と言いながら、摩論は他の者を連れてくる気のようです。

このまま鄴陥落になるかと思いきや、一人の部下が急いで駆け寄ってきました。

「お頭、大変だー

 李牧軍が南下して

 ここへ向かって来るそうだー」

驚く摩論

すぐに地図を広げて状況を確認します。

部下の話では、北で見張っていた尾喜(びき)一家から早馬が来たそうです。

尾喜一家の目撃情報では、間違いなく李牧軍が南下しているとのこと。

部下は地図を指差し、早ければ半日で鄴に到着する勢いだと報告します

 

摩論は悔しそうに、地図を広げた机を叩きました。

朱海平原の様子は、まだ桓騎軍へ報告されていません

勝敗が分からない状況です。

李牧軍が鄴を目指していることから、摩論は王翦軍が負けたと予想したのです。

焦る摩論に対して、桓騎はいたって冷静

「落ち着け」と摩論に呼びかけます。

 

しかし、摩論からすれば落ち着いていられる状況ではありません。

鄴の中には軍勢がいるのです。

李牧軍が到着すれば、桓騎軍は李牧軍と鄴の軍に挟まれてしまいます

これでは鄴の包囲どころではありません。

摩論は勝てないと判断したのでしょう。

李牧が到着する前に、自分だけも逃げると断言しました。

ところが、危機感を持つ摩論に対して、桓騎は一切焦りません。

腕を組んで「落ち着け」と言うばかり

なぜ、この状況で落ち着いてられるのでしょうか?

 

すると、再び部下が急いで駆け寄ってきました。

どうやら尾喜一家から続報が届いたようです。

部下は馬を走らせながら叫びます

「李牧軍の後ろからっ

 王翦軍も追って・・・

 もの凄い勢いで南下して来ていると」

驚く摩論。

桓騎からすれば、想定内だったということでしょう。

表情一つ変えず、黙って報告を聞いていたのです。

 

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精鋭隊の選抜

王翦将軍を筆頭に、李牧を追うことになった秦軍

作戦の全貌は、1日前に秦軍全体に説明されていました。

 

王翦の代わりに、田里弥が中心となって説明。

隣には倉央が立っています。

秦軍全員が一カ所に集まって説明を聞いていました。

驚きの作戦に、信は声を上げます

「軍を縮小して

 李牧軍を追う!?」

なんと、李牧相手に数を減らして挑もうと言うのです。

それも連れて行く人数は十分の二

全体の2割だけを連れて行くというものでした。

信は納得できません。

 

そこで、田里弥が軍を縮小する二つの理由を説明し始めます。

一つ目は速さ

朱海平原の戦いは、十五日にも及ぶ厳しい戦いでした。

ケガした者も多く、負傷者を引き連れて行けば、どうしても進むスピードが遅くなってしまいます。

李牧に追いつけなかったら意味がありません。

だからこそ、最も動ける者を選んで李牧を追うと決めたのです

 

二つ目は兵糧です

想定外の長期戦となったため、今は全ての兵士に食べさせるほどの食糧がありません。

残りの食糧は全て選抜隊に与えて、体力と気力を回復

このまま李牧軍を追撃しようと考えていました。

 

朱海平原の戦いで力を使い果たし、疲労困憊の兵士も多いはず。

しかし、選抜隊はさらにここから戦い続けなければいけません

過酷な戦いといえるでしょう。

説明を聞きながら、うんざりする尾平。

できるならもう戦いたくないのが正直な気持ちです。

 

信が気になるのは、精鋭隊の選び方

田里弥は答えました。

「主体はこの田里弥と倉央の兵団からなる」

隣に立っている倉央が話を続けます。

「俺らは両翼と違って

 まだ一戦しかしてないからな」

倉央の言う通り、秦右翼・秦左翼に比べて、中央軍にいた二人はあまり戦っていません

体力が残っているため、妥当と言える判断でしょう。

ところが、信は納得できません!

「ふざけんな

 何でお前らだけ

いいとこ取りしよーとしてんだ

 俺ら飛信隊も行くぞっ」

生き返ったばかりとは思えない発言

行きたくない尾平たちは、信の余計な発言にがっかりです。

 

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気になる残軍の行方

生意気な口の利き方に腹を立てる田里弥。

倉央は「話は最後まで聞けよ」と、信をなだめます。

 

朱海平原の戦いは、両翼の活躍があってこその勝利でした

王翦もそれは十分理解しているでしょう。

とくに飛信隊は、李牧軍と直接対決したようなもの。

ある意味、飛信隊の方が肌感覚で李牧軍を理解していると言えます。

今回の追撃では、その力と経験値は必要です

倉央は言いました。

「だから、お前達も選りすぐれ

 追撃隊に入る精鋭達を」

両翼の中心となっていたのは、楽華隊・飛信隊・玉鳳隊の三つです

この中から、李牧を追う精鋭隊が選ばれます。

信は当然行くとして、王賁は一度心臓が止まりかけていたくらいです。

精鋭隊に入るのは厳しいと思ったのでしょう。

信は王賁へ声をかけます。

「お前は残った方がいいだろ

 全然、精鋭じゃねェ」

信の言い方に腹を立てる番陽。

どうやら王賁も精鋭隊に入るようです。

 

黙って話を聞いていた蒙恬。

気になるのは、精鋭隊よりも残される者達のことです

食糧は全て精鋭隊に渡すと言っていました。

置き去りにされる八割の者達は、このあとどうすればいいのでしょうか?

蒙恬がぶつけた疑問に、田里弥は睨みつけて答えます。

 

そもそも秦軍がいるこの土地は趙国の領土です

戦いを続ける以上、秦軍にとって過酷でない状況はありえません。

問題は至極単純。

趙軍は全軍退却したため、この地で秦軍を襲う敵はいません。

危険なのは、王都・邯鄲(かんたん)にある王都軍です

しかし、今のところ王都軍が動く気配はありません。

 

襲ってくる趙軍もいない。

王都軍も動かない。

残る問題は「食糧だけ」と言えるでしょう

ただ、八割も兵士が残るのに、食糧がないのは死活問題です。

そこは何とかしながら、ゆっくり南下して陥落した鄴に入城しようと考えていました。

要するに、食糧なしで鄴を目指すわけです。

残された者達にとっても厳しい状況なのは間違いありません

ところが、田里弥は断言します。

「安心しろ

 いずれ秦の領土となる地だ

 考えなしの愚行はおかさぬ」

田里弥は問題ないと言いたいのでしょう。

 

残軍を率いるのは田里弥です

倉央と糸凌は戦い専門なので、精鋭隊に入ります。

蒙恬は少し黙ったあと念押ししました。

「分かりました

 私の楽華隊もほとんど残る

 どうか宜しくお願いします」

仲間の大半をよく知らない上司に預けるわけです。

蒙恬が心配するのも当然ですよね。

 

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動き出す精鋭隊

馬に乗ろうとする信。

すると、後ろから渕が話しかけてきました。

「信殿

 気をつけて行って下さい」

後ろには崇原もいます。

渕と崇原は残るようです

 

信だけが向かう時は、渕はいつも信に声をかけていました。

いつも通りの会話、いつも通りの別れ。

だからこそ、渕は確信していたのです。

「だからきっと

 今回もうまく行きます!」

渕だけでなく、たくさんの仲間が信へ駆け寄っていました

信も仲間を安心させようと笑顔で応えます。

最後に、信は羌瘣が生きているかを確認。

羌瘣はまだ立ち上がることもできない状態です。

横になったまま「いってらっしゃい」と手を振っていました

さすがに羌瘣も残るようですね。

 

信が仲間に別れを告げていると、前に現れたのは王翦将軍。

はるか彼方を見つめたまま、呼びかけてきました。

「準備は出来たか

 行くぞ、鄴へ」

精鋭隊の中心となるのは、もちろん王翦将軍

ほかにも王翦軍からは倉央と糸凌。

両翼からは信、蒙恬、王賁が精鋭隊に選ばれていました。

 

王翦軍の目的は鄴を奪い取ること

鄴を秦軍の拠点にできれば、趙国の領土を奪うための大きな一手になるでしょう。

王翦軍の号令のもと、精鋭隊は鄴を目指して走り出したのです。

 

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『キングダム』ネタバレ633-634話のまとめ

今回は、暴動が起き始めた鄴の様子と、王翦軍の次なる一手が明らかにされましたね。

李牧は逃がしてしまいましたが、鄴に向かっていることは分かっています

すぐに再戦となるのは明らかでしょう。

鄴では桓騎軍も待っていますからね

王翦率いる精鋭隊が合流すれば、鄴の陥落は可能ではないでしょうか。

ただ、心配なのは邯鄲の王都軍です。

今は動いていないようですが、攻撃してこない保証などありません。

食糧もなく、隊長もいない残軍に王都軍が攻めてきたら、田里弥は一体どのように対応する気なのでしょうか。

朱海平原の勝利後も厳しい戦いが続く秦軍。

このまま鄴を奪い取ることができるのか!?

それとも、李牧軍によって阻まれてしまうのか!?

次回の展開がとても楽しみです!

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒『キングダム』635話!食料がない鄴に困惑する秦軍・・

⇒『キングダム』634話!鄴陥落を確信していた桓騎と王翦・・

⇒『キングダム』632話!朱海平原の戦いに勝利した秦軍・・

⇒『キングダム』631話!信の道を繋ぎ止めた羌瘣の想い・・

 

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