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最新ネタバレ『キングダム』638-639話!考察!餓死寸前の秦軍を救った助け船の正体

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黄河に沈んでいく秦軍の兵糧。

前回は、王翦が咸陽を旅立つ前に、昌平君に何か頼んだところで終わりました

さて、鄴陥落に成功したものの餓死寸前の秦軍。

秦水軍大補給船団が鄴へ兵糧を届けるべく向かいましたが、趙水軍によって壊滅されてしまいました。

食糧問題解決の道は断たれたかと思いきや、王翦にとっては想定内。

事前に準備をしていた作戦があったようです。

はたして、王翦が昌平君に頼んだ内容とは!?

今回は、王翦の意外な食糧調達方法と鄴の様子を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』638話!のネタバレ

それでは『キングダム』638話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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橑陽城に届いた知らせ

秦国、咸陽。

出陣準備を進める兵士を、橋の上から眺める王翦。

ほかにも、昌平君、昌文君、介億が並んで眺めていました。

突然「総司令にお願いがある」と言い出す王翦

昌平君は話を聞こうとしますが、どうやら総司令だけに話があるようです。

左丞相の昌文君にまで聞かれたくない極秘の頼み事

仕方ないので、介億と昌文君はその場を離れました。

二人きりになった王翦と昌平君。

王翦は視線を前に向けたまま話し始めました。

「鄴を落としても恐らく

 兵站を断たれ鄴は飢える

 その場合は・・・」

 

気になる王翦の頼み事。

全貌は明かされないまま、現在へと話は戻ります。

楊端和軍が占拠中の橑陽

外に放っているパコイ族から鳥が到着。

内容をポナンが説明します。

「王翦軍と桓騎軍が

 鄴に入城したそうだ

 しかし鄴には食糧がないと」

報告を聞いて驚く壁

ポナンに問い詰めますが、詳細までは分かりません。

もしも報告が本当なら大変です。

橑陽城は備蓄があったため、食糧不足に困ることはありませんでした。

しかし、王翦軍の状況から考えれば、兵糧はとっくに尽きているはず。

今すぐにでも、橑陽から鄴へ食糧を届けようと提案

壁は状況を察して心配していたのです。

 

すると、後ろから現れたのは楊端和。

壁の提案を「無理だ」と否定します

パコイ族の報告では、橑陽から鄴の間を趙軍が遮断

いくつもの軍隊が待ち構えている状態です。

兵糧を抱えたまま、鄴まで辿り着くことは不可能でした。

鄴を救うには、秦国本土から食糧を送りこむしかありません

しかし、陸から運び込むには「列尾越え」は避けられないはず。

王翦軍が列尾を通ってきた時とは比べ物にならないくらい、さらに軍が強化されていました。

もちろん、楊端和もそれは分かっています。

だからこそ、残された道は一つ

楊端和は言い切りました。

「鄴に兵糧を運ぶには

 水路しかない!」

 

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完勝した趙水軍

楊端和が指摘した通り、秦国も水軍を使って鄴へ兵糧を送ろうとしていました。

しかし、動きはすでに読まれていたのです。

黄河の岸で待つ介億将軍

目の前には、ボロボロになった秦水軍の姿がありました

数えきれないほど刺さった矢。

船の中で命を落とす兵士たち。

兵糧に限っては、一つも見当たりません。

もう勝てないと諦めたのでしょう。

生き残った補給船団は引き返していきました。

唖然とする介億。

 

一方で、ほかの岸では舜水樹が黄河を眺めていたのです。

甲鬼(こうき)将軍率いる趙水軍は、確実に秦水軍を追い詰めていました

残った秦水軍の数はわずか。

趙水軍の完勝といってよいでしょう

舜水樹の部下は大喜び。

これで鄴に入った王翦軍は終わり。

舜水樹は言い切ります。

「ひいて此度の

 秦国の目論み・・・

 鄴の攻略が失敗に終わったということだ!」

秦国本土から送りこんだ補給兵団は壊滅

鄴へ食糧を届けることなく、黄河へと沈んでいったのです。

 

舜水樹が言った通り、鄴に残された秦軍は追い詰められていました。

地面に並んで横たわる兵士たち。

顔は痩せこけたまま。

呂安(ろあん)に限っては、咳き込んで苦しそうです。

心配する仲間たち。

すると、隣にいた田羊(でんよう)の目から一筋の涙が流れました

お腹がすいて泣いているのではありません。

田羊は悔しくて泣いていたのです。

 

思い出すのは、朱海平原で散った仲間の姿

松左や去亥、ほかにもたくさんの犠牲者がでました。

鄴陥落も成功して、やっと手に入れた勝利。

ところが、現状は最悪。

自分達は鄴にて飢え死に寸前

ここで皆死んでしまったら、今までの犠牲は何だったのでしょうか。

田羊は空を見上げたまま号泣します。

「そ、そんなのあるかよ

 み、みんなの犠牲は・・・

 松左さん達の死は・・・」

周囲にいる仲間が顔を上げて、田羊をなだめます

ただ、悔しいのは田羊だけではありません。

近くに横たわっていた干斗。

静かに涙を浮かべ、心の中で松左に謝っていたのです。

「俺たちもう・・・

ここまでみたいっス

スンマセン・・・」

静かに近づく死。

干斗は松左から槍を受け継いでいました

何も出来ない自分が情けなかったのでしょう。

干斗の目からも涙が流れていたのです。

 

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李牧が見落としていたこと

騎士団に連れて行かれた李牧

時刻は、三日月がキレイに見える夜となっていました。

邯鄲へ向かう道中、李牧はずっと考えていたのです。

水路を断てば王翦軍は終わりだと推測。

趙軍の勝利は確実と考えていました。

しかし、連行された前から消えない胸騒ぎ

李牧はハッと気づいて叫びました。

「と、止めて下さい」

何事かと驚く騎士団。

どうしたのかと李牧に尋ねます。

李牧は再び声を荒げます。

「見落としていた・・・

 一つ・・・

 一つだけ・・・っ」

立ち上がる李牧。

今すぐ鄴へ戻って欲しいと要求

しかし、騎士団もそれは出来ません。

必死に止めますが、李牧は訴えを止めませんでした。

「では、早馬をカイネの元へ・・・」

ここまで焦る李牧は珍しいのではないでしょうか。

見落としている事とは、一体何なのでしょうか?

 

李牧が何かに気づいた頃、鄴は少しだけ騒がしくなっていました

寝ていた尾平。

近くにいた仲間が立ち上がり、耳を澄ませていることに気付きます。

何かと思い尋ねると、南側の城門が開門。

どこかの軍が外に出たと言うのです

驚く尾平。

話に反応して他の仲間も起き始めました。

城門が開くなど、どこかに逃げたのでしょうか。

しかし、外には趙軍がいるはず

逃げ道はありません。

なにより、南の門が開いたままは危険

敵に攻め込まれたら大変です。

尾平たちは心配していました。

 

すると、尾平たちの近くにある城門が開門

扉がゆっくりと開いていくではありませんか。

焦る尾平。

敵襲であれば大変です。

尾平たちは槍を掴み、城門へと走り出しました

ところが、尾平たちは目の前の光景に動きがピタリと止まったのです。

城門から入って来たのは、荷車に乗ったたくさんの兵糧

それも一つだけではありません。

たくさんの馬が荷車を引いて城門を通過。

尾平たちの前に現れたのです。

空いた口が塞がらない尾平

幻覚でも見ているのかと思ったのでしょう。

状況が理解できていませんでした。

黙っている尾平たちに対して、荷車を引く兵士は激怒

涙を浮かべて叫んだのです。

「まだ後ろから兵糧が山ほど続いておるのだ

 お前達はさっさと晩飯の準備をせよ」

なんて嬉しい指示なのでしょうか。

尾平たちは泣きながら歓喜!

仲間と抱き合って喜んだのです。

 

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王翦が考えた食糧調達方法

尾平たちが歓喜している頃、城外ではカイネが焦っていました

「あっ、あの列全部兵糧なのか

 どうして・・・」

信じられないのも無理はありません。

今の状況で兵糧を運ぶ方法などなかったはず。

ところが、鄴に向かって兵糧を運ぶ列が突如出現

列を守るべく、秦軍が展開していました。

カイネや他の部下も慌てて軍を呼びますが、すぐに到着するわけではありません。

何もできずにカイネは苛立っていたのです。

問題は、どこから兵糧が届いたかです

カイネは列尾以外から侵入したのではと推測。

しかし、部下の報告は違いました。

「すぐ近くの黄河の岸に

 兵糧船団が着いて

 車に移してるんだ」

衝撃を受けるカイネ

趙水軍が負けたとでもいうのでしょうか。

いや、秦水軍は確かに壊滅したはず

運び込もうとした兵糧は、一つ残らず黄河に沈めました。

では、岸に着いた補給船団の正体とは?

 

話は再び、王翦と昌平君の会話に戻ります。

王翦はもともと鄴の食糧庫を燃やして、鄴陥落させようと考えていました

ならば、鄴が飢えることは確実。

食糧を運ぶには水路しかなかったのです

昌平君も考えは同じ。

李牧も同じ事を考えるだろうと予想していました。

だからこそ、王翦は言ったのです。

「“逆”から運ぶ」

衝撃を受ける昌平君

王翦が言ったことが信じられず、もう一度聞き返します。

すると、王翦はさらに具体的に説明しました。

「つまり “鄴”をはさんで反対側の

“斉”から運ぶのだ」

大量の食糧を運び込んだ船団の正体は秦国ではなく、斉国だったのです

鄴は黄河の近くにあり、上流側に秦国。

下流側に斉国があります。

王翦が言う“逆”とは、斉国から食糧を運ぶ方法でした

 

斉国王都、臨淄(りんし)。

食糧船団が鄴に無事到着したと報告が入ります

笑う王健王。

届けた食糧もまた斉国のもの

秦国の要望を受け入れたのは、過去に秦国を攻めないと約束したからではありません。

王健は、不敵に笑いながら言ったのです。

「秦が倍の値で食糧を買うと言うのだから 売らぬ手はない

 売ったからには届けねばのォ

 指定の場所に」

お金には目がない王健

戦争も彼にとっては所詮、大金を手に入れるための手段

秦国が持ちかけた商談は大歓迎だったのです。

 

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『キングダム』ネタバレ638-639話のまとめ

今回は、王翦が考えた鄴攻めの全貌が明らかにされた回でしたね。

まさか、他の国まで利用するとは思いませんでした。

斉国は以前、合従軍編で秦国は攻撃しないと約束しています。

要するに、発案した李牧を最初に裏切った国といってよいでしょう。

中立の立場から、他の国が戦う様子を傍観している斉国

お金がもらえるのなら、趙国がどうなろうと知ったことではないわけです。

王健の性格を熟知した王翦の作戦勝ちといえますね

兵糧さえ手に入れば、秦軍は再び活気を取り戻すはずです。

鄴を包囲している趙軍の指揮官、李牧は邯鄲に連れて行かれてしまいました。

反撃をするなら今がチャンス。

次回は、秦軍が大きく動き出しそうです!

 

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⇒『キングダム』640話!領土を得た秦軍と要を失った趙軍・・

⇒『キングダム』639話!鄴攻略を後押しする軍勢登場・・

⇒『キングダム』637話!昌平君に衝撃を与えた王翦の頼み・・

⇒『キングダム』636話!列尾に送られた兵糧の行方・・

 

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