ノースブルーを拠点とする化学戦闘部隊、ジェルマ66。
その国王である、ヴィンスモークジャッジ、はなんとサンジの実の父親でした。
今回はそのジェルマ66並びに、ジェルマの戦闘能力、そしてサンジとの関係性について考察していきたいと思います。
Contents
【ワンピース】世界唯一の海遊国家ジェルマ王国
ジェルマ66は世界で唯一国土を持たない海遊国家「ジェルマ王国」で、レヴェリーの参加資格を持った国家です。
化学力を生かしており、空中に人間が立つことの出来るシューズなどの道具を組織の一部が所持しており、その道具及び特殊体質者の持ち主も存在します。
世界新聞に載っていた絵本、「海の戦士ソラ」に敵として登場していて、世間からは「空想上の悪の部隊」と認知されております。
国民のほとんどが男の兵士であり、自軍の勝利のためになら自ら命を犠牲にするなど非常に高い忠誠心を持ちます。
【ワンピース】ジェルマ66は王国の最強戦力
上記のようにジェルマの兵士たちの忠誠心の要因は、昔ジャッジと一緒に兵器の研究を行っていたDr.ベガパンクが発見したDNAの研究をジャッジが突きつめた結果として生み出されたクローンであり、ヴィンスモーク家の命令に忠実に従い、「そのためならば死をも怖れない」とプログラミングされたからです。
クローンの元は数名の能力の高い猛者から作成されているため、ヴィンスモーク家の他の兵士たちの容貌が似ているのもそれが要因となっています。
なお、兵士たちは自らがクローンであることを知りません。
強力で忠誠心も高く、死ぬことさえも怖れないことからヨンジは、「ジェルマ66は世界から怖れられていて憧れる存在」と口にしており、クローンが死んでしまってもまた作成しなおせばいいという考え方がヴィンスモーク家にあることから兵士を使い捨てることになんのためらいもない大きな要素です。
そして、ジャッジの息子たちも母親のソラが薬を服薬したという理由で失敗したサンジ以外は、血統因子の応用によって強力な身体能力を持って誕生していて、身体が鋼鉄のような頑丈さを備えた骨格などを始めとして、非常に高い身体能力がこどもの頃から備わっていました。
【ワンピース】ジェルマ66のメンバーは王族?
およそ300年前にジェルマ王国が過去のノースブルーを制圧して「ジェルマ帝国」を築きながらも、66日の天下に終わってしまい、国土を追われることとなりました。
王族たちは、ふるさとに帰ることも出来ずに亡くなりました。
国王であるジャッジは祖先達の無念を晴らすべくジェルマ帝国を復活させることが自らの存在意義のすべてであると定め、そのためにも若きころから軍事力増大のために研究をし、妻のソラと対立することになってしまっても己の決めた道を進み、非道なこともいとわず現代に至りました。
【ワンピース】スパーキングレッドとは?
ジェルマ66の幹部であり、サンジの兄で長男のイチジは「スパーキングレッド」の異名を持ちます。
サンジと同じくグルグルとした眉毛と赤い髪、右側が長めの左右非対称な髪型をして、サングラスを着用しています。
年齢は21才で、身長は186cmです。
誕生日は3月2日です。
ジャッジの息子の中でも一際高い身体能力を持った、組織のリーダー的存在です。
父親であるジャッジの「弱さこそ悪」といった考え方を最も強く継承しています。
ニジやヨンジと比較して、与えられた任務を遂行する意思が非常に強いです。
冷静な性格をしており、サンジの蹴りを食らった際も、まったくの動揺を見せませんでした。
兄弟であるサンジと同様に、美しい女性が好きなようで、ナミの姿を見た時は目がハートマークになっていました。
ソラの妊娠中に施された血統因子の操作により、生まれつき悲しみや憐憫といった戦いに適さない感情が完全といっていいほどに欠落しております。
それは、自分の死に対しても同様で、シャーロット・リンリンに騙されてヴィンスモーク一族が殺されそうになっている最中でも、まるで人ごとのようにふるまい、その姿はジャッジさえ驚くものでした。
ヴィンスモーク家のメンバーは戦いの際に「レイドスーツ」を身に纏います。
マントは守備に使用することも出来て、六式の「剃」のような高速での移動も可能です。
「スパーキングレッド」の名の通り、火花を散らせることが出来るようで、戦いの際にはその能力を活かしたパンチを用います。
主な得意技に、「スパーキングフィガー」、「スパーキンヴァルキリー」などがあります。
【ワンピース】デンゲキブルーとは?
ヴィンスモーク家の次男であるニジの異名がデンゲキブルーです。
リーゼント気味の青い髪と、ゴーグルが特徴的です。
年齢は21才、身長は185cmで、誕生日はイチジと同じく3月2日です。
非常に短気な性格をしており、自らに恥をかかせた料理人、コゼットを容赦なきまでに叩きのめしたことからも、その性格がうかがい知れます。
レイドスーツの番号は2で、電気を発生させる能力を持ち、一時的に透明な姿になることも可能です。
レイドスーツを纏った際のスピードは凄まじく、ビッグマム海賊団のクルー達を瞬時に叩きのめす実力を持ちます。
主な得意技は、ステルス、ヘンリーニードル、ヘンリーブレイザーで、電気を応用した攻撃を得意としています。
【ワンピース】ウィンチグリーンとは?
ヴィンスモーク家の四男、ヨンジの通り名は、ウィンチグリーンです。
身長は兄弟の中でも最も高い、194cmです。
緑色の髪色をしており、ナミを目の前にして目をハートマークにする女好きです。
脚に着用したマシーンで、空中に浮かぶことができます。
なお、金属のように固い頑丈な身体をしています。
幼少期にはサンジをいじめていましたが、現在はレイドスーツを着用してもサンジに勝つことが出来なくなっています。
シャーロット・リンリンの攻撃を受け止めたり、大きな鉄球を破壊したりと、相当な怪力の持ち主です。
また、腕を伸ばすことも可能です。
得意技は、ウィンチダントンで、腕を出して対象の敵を掴んでふりまわし、周辺の敵を薙ぎ払います。
【ワンピース】ポイズンピンクとは?
サンジの姉であるレイジュの通り名が、ポイズンピンクです。
年齢は24才で、身長は173cm、誕生日は11月30日です。
通り名の通り、ピンクの髪色をしており、サンジに似た髪型をしています。
ポイズンピンクの名前通り、毒を操れる能力を持っており、瀕死に陥っていたルフィもこの能力のおかげで助けられました。
血統因子の操作が行われていないために、サンジと同様に人間らしい心の持ち主です。
サンジが捨てられる際にも優しい言葉を掛けており、サンジが他の兄弟たちからいじめられてた際にも、怪我の手当てをしてあげるという優しい面を持ちます。
レイドスーツを着用した際の戦闘力も非常に高く、シャーロット・リンリンの娘であるスムージーにも厄介な存在と一目置かれております。
【ワンピース】「66」という数字に意味はある?
前述したように、かつてのジェルマ帝国は、66日の天下に終わってしまいました。
66という数字の意味は、そこから発生したものになります。
【ワンピース】ヴィンスモーク家の三男だったサンジ
麦わらの一味の料理人、サンジはヴィンスモーク家の三男でした。
イーストブルーでルフィたちと出会ったサンジですが、空島に向かう際に自身が実はノースブルー出身だということを打ち明けています。
サンジの母親であるソラが血統因子の操作を止めるべく劇薬を飲んだことから、他の兄弟には血統因子の操作が行われてしまったものの、サンジだけは人間らしさや優しさを持ち合わせていました。
他の兄弟に劣る身体能力ゆえにいじめられ続け、サンジの味方はレイジュとソラだけでした。
幼い頃から料理に関心があり、自分が作ったお弁当を母親のソラに食べてもらうことで信頼関係は増していきました。
一方、サンジのことを良く思っていないジャッジは、サンジの存在をなかったことにしたいとまで考えており、ジェルマ66がイーストブルーの国を攻めた時にレイジュと共に船から脱出した際にジャッジは、サンジに対して自らが父親だということは口に出さないでくれ、と頼まれます。
ショックを受けたサンジは、そのことが切っ掛けでホールケーキアイランドの一件でヴィンスモーク家の三男と正体がばれるまで、自らの名字を明かすことはありませんでした。
父親に見捨てられたサンジは、客船オービット号に乗り込み、そこでゼフの下で料理人として働き始めるのでした。
【ワンピース】ステルスブラックとして活躍!?
ホールケーキアイランドでの一件が終わり、ワノ国に向かう最中で、サニー号にレイドスーツが置かれていました。
かつての兄弟からの贈り物ですが、サンジはこれを受け取ることを拒否して、捨てようとしますがルフィやチョッパーに全力で頼まれ所持することになります。
そしてワノ国で各地の蕎麦屋が襲撃を受けている際、顔が割れてはいけない状況だったためにサンジはレイドスーツを着用することになります。
自らの姿を消せるステルスブラックの能力を駆使して敵を倒したサンジでしたが、その姿を消せる能力を活かして女湯を除きます笑
サンジの身体能力を大幅に増大させたこのレイドスーツを、ワノ国編で再び着用するのかも見どころですね。
まとめ
悪の国家、ジェルマ66。その戦力は、シャーロット・リンリンにも評価されるほどの物でした。
感情を持たない兄弟でしたが、ルフィやサンジに助けられたことで、少しの変化も見せていましたね。
今後、ジェルマ66が再登場することはあるのでしょうか。
レヴェリー、そしてその後の展開でジェルマ66が再登場するかも見どころのひとつですね。
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