アオアシ100日トレーニングとは、YouTuberのソウタさんという方が始めた企画で、世界のトッププレイヤーである、イニエスタやシャビ、メッシなどが持っている俯瞰能力を身につけるためのトレーニングです。
そのトレーニング方法で果たして100日後に成長しているのか、また、どんなトレーニングを行ったのかを紹介していきます。
目次
【アオアシ】ストーリーに出てくるトレーニング方法!
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アオアシ/©小林有吾
アオアシには多くの独特なトレーニング方法が出てきます。
福田監督や望コーチが指導する練習の時間に出てくるオシム式パス回しや、2タッチ以上のプレーの後にボールを受けた人は必ずワンタッチで返さなければならないという、フリーダイレクトのルールで行うミニゲーム、自主練の時にスポンサー会社の社長令嬢である海堂杏里が提案した、リフティングの最中に左右に首を振り何かを注視し、見たものを口に出すという練習、福田監督が夜練で提案したロープを使ったDF練習、日常的に視野を意識するために、看板の色などを正確に覚えておくなど、さまざまなトレーニング方法が出てきます。
数あるアオアシ原作で描かれているトレーニングの中でいくつかのトレーニング方法を具体的に紹介していきます。
【アオアシ】その①21人vs11人で試合!
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アオアシ/©小林有吾
まず紹介するのは21人vs11人で行う試合です。
この練習は原作5巻に登場するトレーニング方法で、アシトたちBチームが初めてAチームと一緒に練習をする時に使われたメニューでした。
Aチームが21人の時は、何もさせてもらえず失点を繰り返したBチームですが、Bチームが21人でAチームが11人になっても、Bチームは攻めることも守り切ることも出来ませんでした。
Aチーム所属の2年生DF阿久津曰く、サッカーは21人vs11人でも成立すると言います。
この練習は、攻撃時も守備時もポジショニングが重要であること、数的不利な状況であっても要所要所にしっかりポジショニングを取ることができれば充分対応することができる、そのポジショニングを理解するためのトレーニングでした。
【アオアシ】その②元日本代表監督オシムが考案したパス練習!
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アオアシ/©小林有吾
次に紹介するのはオシム式パス回しです。
オシム式パス回しはその名の通り元日本代表監督であるイビチャ・オシムが考案したパス回し練習です。
ちなみにオシム監督は考えて走るサッカーを提唱しており、その為の練習なので、かなり頭を使う内容です。
その練習内容は、よく行われる鳥かごをアレンジしたものになっています。
まず鳥かごとは、何人かで円になり中心に鬼が立ちます。
そして鬼にボールを取られないようにパス回しをするという、ウォーミングアップ的な内容です。
それにアレンジを加えたオシム式は一気に難易度が跳ね上がります。
オシム式のルールは、パスをする時に出し手は、パスの受け手以外の名前を口に出して指定します。
パスの受け手は、その指定された選手に必ずパスを出さなければいけません。
そしてその指定された選手にも、パスを出す選手を指定するという要領でパス回しを続けていきます。
このルールにより、パスの出し手は事前に受け手と周りの選手を確認し、受け手から見て誰がパスを出しやすいかを確認してからパスを出さなければいけません。
足元の技術が上手いだけでは、決して出来ず周りを見る力が必要不可欠な練習になります。
ちなみに原作では、アシトがAチームに昇格して初めての練習でこのメニューが行われますが、得意の視野の広さで誰にパスを出せばいいかまでは分かっていましたが、足元の技術が足りずに失敗していました。
【アオアシ】その③ロープを使ったDF練習!
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アオアシ/©小林有吾
続いては、ロープを使ったDF練習です。
原作では14巻でアシトたち1年生がAチームのレギュラー組との実力の差を痛感し、夜に自主練をしているところを通りかかった福田監督が提案した練習です。
DFラインの全員がロープを持ってプレーをすることで、味方との距離が強制的に一定に保たれるようになり、1人だけズレたりするとロープがピンと張ったり、引っ張られて転んだりしてしまうため、合わせられてない人が一目瞭然でわかってしまいます。
この時まだまだDF初心者のアシトには、この体に無理矢理叩き込む練習法が性格的にもあっていました。
DFは声に出して指示を出している時間すら無い事もあるため、この練習で体に叩き込むことで、言われなくてもやることを身につけられる練習です。
【アオアシ】その④首振りと周りを見渡す練習で俯瞰の能力を開発!
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アオアシ/©小林有吾
アシトは幼い頃からの環境で俯瞰能力を身につけて、それをより活かせるように日々の練習に取り組んできました。
では、元々俯瞰能力が備わっていない人はどんな練習をしたらよいのでしょうか。
元々俯瞰能力を持っていないアシトの同級生である冨樫がアシトを見習い俯瞰能力を身につけるべく練習していきます。
その練習方法を紹介します。
その方法は少し前述しましたが、看板の色などを正確に見て覚えるというものです。
そしてこれを24時間どんな時もやり続けるのです。
冨樫は最初、福田監督に寮から学校に行くまでに、赤い看板は何個あるかと質問され、白地に赤い文字の看板を赤い看板と誤認識していました。
福田監督曰く、そういう誤認識は都合のいい解釈で、試合中もこう動いてくれるだろう、こっちには来ないだろうという思い込みなのです。
この練習は視野を広げることはもちろんですが、物事を正確に見ることで思い込みを無くしていける練習でもあるのです。
【アオアシ】アオアシ流100日トレーニングに効果はあるのか!?
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https://www.youtube.com/
このトレーニングには効果があるのか、実際にトレーニングを行ったYouTuberのソウタさんが動画をあげています。
結果としてはとても効果があったそうです。
試合中に周りが見れるようになったため、適切な状況判断ができるようになり、落ち着いてプレーができるようになったことが大きいと言います。
まだ、そこまで注目されていない俯瞰能力のトレーニングですが、トレーニングで身につくもので、原作での冨樫同様やれば確実に実力をアップさせることができるようですね。
まとめ
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アオアシ/©小林有吾
今回はアオアシ原作にてエスペリオンユースが取り組んでいる俯瞰能力のトレーニングについて紹介しました。
特に看板の色を正確に見て覚えるなどは、誰でもすぐに始めることができるトレーニングで、是非サッカーをやっている皆さんは漫画としてだけではなく、トレーニング本としてもアオアシを活用して練習に取り組んでみてはどうでしょうか。
