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【アオアシ】愛媛発の熱いサッカーマンガやけん!『アオアシ』の出てくる方言とは?ファンや地元の人たちの反応は?

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愛媛県といえば、文豪夏目漱石『坊ちゃん』の舞台です。

プロ野球オールスターも開催された松山市内の野球場は“坊ちゃんスタジアム”

(ちなみにサブグラウンドは“マドンナスタジアム”と言います)。

また、近代文学の俳人である正岡子規の出身地でもあります。

JR四国の市坪駅は子規の幼名である「升(のぼる)」にちなんで、“野球(の・ボール)駅”という愛称があります。

路面電車には俳句が書かれるなど、言葉を大事にする地域です。

累計発行部数1,300万部を超す人気漫画となった『アオアシ』。

原作者の小林先生は松山市で執筆活動を行い、作中では愛媛の建物や施設をモチーフにすることが多々あります。

そして、もう一つのこだわりが。

アシトが話す方言です。

ここでは、アシトの故郷である伊予弁について紹介していきます。

 

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【アオアシ】愛媛県が発祥の地!

アシトが持つ俯瞰の能力に可能性を見出すエスペリオンユースの福田監督。

世界へ連れて行くと、アシトを誘ったところから物語が始まります。

その2人のファーストコンタクトは第1話より。

愛媛県北条スポーツセンターで、アシトの試合を福田が偶然観戦していました。

アシトの生まれは愛媛県双海(ふたみ)町です。

人口が約5,000人(2005年時点)。

県庁所在地の松山から西に1時間弱ほどに位置する温暖でのどかな町は、ミカンと漁業を主な産業とします。

単行本3巻20話の扉絵では、柑橘畑で笑顔の青井家が勢揃い

山の斜面にすぐ目の前が瀬戸内海という独特の地形をしています。

双海といえばやはり下灘駅でしょう。

“日本一海に近い駅”として、TVや映画、CMをはじめ数多くの撮影場所として、全国的に超有名な駅があります。

現在、双海町は2005年4月1日に旧伊予市、中山町と1市2町で対等合併をして、伊予市の一部になりました。

ちなみに、監督の福田も小学生ごろまでは愛媛に住んでいました。

313話では花と一緒に墓参りで再び愛媛に訪れることが判明。

どうやら他界した福田の父親が愛媛の出身だったようです

 

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【アオアシ】出てくる方言は何弁?

『アオアシ』発祥の地である愛媛県は四国地方に位置します。

四国にはその名のとおり、愛媛県、高知県、徳島県、香川県の4つの県がありますが、島の中央に四国山地が横断しています。

そのためか4県とも独自の発展をしてきた経緯があります

言葉もまたしかり。

地域特有の方言が残ることになりました。

愛媛県は県内が瀬戸内海側の「中予」「東予」と宇和海側「南予」の3つの地域に分けられます

旧双海町を含む伊予市は松山市と同じ「中予」に該当し、“伊予弁”が日常会話で使用されています

 

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【アオアシ】伊予弁の特徴とは?

伊予弁は、柔らかく、おっとりとした雰囲気です。

瀬戸内の温暖さ、のんびりとした性格。

そんな愛媛の気候風土や県民性が、方言にも色濃く反映されています。

普段はガツガツした印象のアシトも、ふっとした時に喋るセリフは穏やかな感じになりますしね。

前述したように島内を分断された格好の四国において、伊予弁は往来の多かった関西方面の影響が大きい印象です。

端的にいえば、イントネーションが関西弁と似ています。

関西弁と伊予弁の聞き分けポイントは「語尾」が挙げられます。

伊予弁は語尾が下がっていくのが特徴です。

初めて伊予弁を聞いた人は「この人は元気がないのでは?」と勘違いするかもしれません。

そんな伊予弁の語尾といえば、代表的なのがコレ!

「~けん」(または「~やけん」)になります。

標準語でいえば「~だから」でしょうか。

原因や結果を表現するほか、接続語としての方言になります。

方言も世代によっては使用しない言葉がありますが、「~けん」に関しては老若男女の全世代で日常的に使用されています。

アニメ『SSSS.DYNAZENON』のOPなどを熱唱する、自称“アニソン界のおしゃべりクソメガネ”のオーイシマサヨシさんも愛媛出身です。

こちらは同じ愛媛でも宇和島弁ですが、語尾はやはり「~けん」でした。

これが高地県になると、坂本龍馬よろしく土佐弁として「~き」「~やき」となります。

面白いですね。

むしろ「~けん」は、瀬戸内海の挟んだ広島県の「~じゃけん」に似ています。

優しげな印象を受ける伊予弁(愛媛県として)は、カワイイ方言として全国の上位にランクインされるほどの認知度を誇ります

「方言のかわいさ自慢」ランキングTOP13! 1位は「福岡県」【2021年調査】(1/4) | ねとらぼ調査隊 (itmedia.co.jp)

 

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【アオアシ】方言が出てくるシーンは?

セレクション試験のために上京したりと、単行本の3巻途中までは舞台が愛媛と東京が半々の『アオアシ』

もちろんアシトの故郷である双海では伊予弁バリバリです。

  • 「~けん」「~やけん」
  • 「~あるんよ」「~くるんよ」
  • 「~ないんやけど」

などなど。

そのほかにも「めっちゃ」とか関西弁もあったりします。

1話でファーストタッチの練習をするアシト。

徹夜の甲斐あってバンバンと枠内に入るようになりました。

伊予弁で「すげーやろ!?」

標準語ならば「すげーだろ!?」でしょうか。

エスペリオン入団後も都会に染まって100%の標準語ではなく、言葉の端々で伊予弁を発するアシト

愛媛愛が沸騰する小林先生ならではのこだわりです。

 

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【アオアシ】アニメ『アオアシ』での苦労話とは?

アシト役を演じるのは、おなじみ大鈴功起クン

本作で初主人公役を務めます。

デビュー2年目でしかも全国放送が初主人公とは相当持っています。

大鈴功起クンは東京出身ということもあり、伊予弁で演じるのは苦労したのではないでしょうか?

実は『アオアシ』で方言指導を務めたのは、同業者の声優さんだったりします。

その人こそ福島潤さんです。

作中ではエスペリオンの広報である壬生年宗を演じています。

他の作品では『弱虫ペダル』のムードメーカーでもある鳴子章吉が有名です。

こちらは関西弁が特徴的なキャラですね。

福島さんの出身は愛媛県

伊予弁の指導については、福島さんが収録前にセリフを吹き込んだものを送り、大鈴クンがそれを聞いて練習した上で本番に臨んだようです

やはり大鈴クンにとって普段聞き取れない言葉のため、一度聞いて同じように言えるとは限りませんでした。

とはいえ、指導を受けた福島さんは優しくて素敵な人柄だと語る大鈴クン。

方言のセリフを喋り過ぎた反動で、標準語が喋れなくなった時のエピソードです。

標準語に戻っていないと福島さんにツッコまれ、アフレコの場が和んだとのことです。

いい雰囲気ですね~。

 

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【アオアシ】方言についてファンからの反応は?

アフレコ前には実際に愛媛を訪れてアシトを想像したり、方言指導に取り組んできた大鈴クン。

果たしてアニメでその成果は出たのでしょうか?

伊予弁をよく知らない人には「こんな感じか」ぐらいの印象でしたが、やはりネットやSNS等では方言に関する厳しい指摘があったようです

声のイメージに関しては人それぞれなので一概には否定できません。

しかし、方言は詳しい人や地元の方が聞いた時、違和感があったのかもしれません。

その一方、声優の交代を求めるほどの誹謗中傷は噴出もしませんでした。

ストーリーが進むにつれて、方言に関する意見は殆ど無かった気がします

むしろ神回を称える声が圧倒的でした。

知らないうちに、大鈴クンの声がアシト役として視聴者には受け入れられた結果だと思います

注目作がある程度叩かれるのは、今の世の中ではお約束です。

 

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まとめ

地方が舞台にもかかわらず、標準語で日常会話をする作品はゼロではありません。

言葉は作品の魅力を引き上げるアイテムにもなります

いずれ放送されるであろう2ndシーズンでも、改編することなく原作準拠のセリフでオンエアして欲しいところです。

 

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