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【アオアシ】花の名言「人間は考える葦である」はどこで生まれた?どんなシーンで?この言葉の意味とは?

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ある物事を他人に伝えたり、表現しようとする時、人は“例え”を使うことが多々あります。

故事成語などもそうですね。

時には偉大な先人の言葉をそのまま引用する場合も。

ここでは『アオアシ』という作品の根幹を述べた、あの名言「考える葦」について紹介をしてみたいと思います。

人には言えませんが「言葉は知っているけど、本当の意味は何だろう?」と思っている方も必見ですよ。

 

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【アオアシ】「人間は考える葦である」が出てくるシーンは?

花ちゃんの名言は原作の第6話より。

ユースセレクションにおける昼食のシーンからです。

臨時ボランティアで食堂を手伝う花ちゃんに、お代わりの待ったをされるアシト。

午後の模擬試合を考慮した上でのアドバイスでした。

そんなガサツなアシトが、どうしてキレイなラストパスを送れたのか?

一次試験を観戦していた花ちゃんも気になっていたようです。

う~んと考えながら、実はアシト自身も良く分かっていません。

昔からのクセでフィールド全体を見渡して、落ち着いてから体が勝手に動いたようです

ならば勘なんだ!

何故か安堵する花ちゃん。

中学生に出来るプレーではないと知りホッとした様子です。

勘とは似ているけども何か違う。

考え抜いたプレーをアシトに期待しながら、花ちゃんは握手を求めて自己紹介。

頑張れと言いながら、例の名言をアシトに送るのでした。

 

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【アオアシ】「人間は考える葦である」とは誰の名言?

「考える葦」という言葉を世に生み出したのは、フランスのB・パスカル(Blaise Pascal)さんです。

1623~1662年の生涯なので17世紀の人物ですね。

肩書きについては、色々検索をすると出てくる出てくる。

数学者、物理学者、哲学者、思想家etc

俗にいう天才です。

おそらくは物理や倫理の授業などで、名前を聞いたことはあるかと思います。

台風などの気圧を示す単位として、hPa(ヘクトパスカル)の由来もそうですね

まずは、その理系のお話として。

有名なのは、圧力は一定という「パスカルの原理」です。

これを提唱したのが20歳前後の時とはまさに驚きです。

風船が丸く膨らむのも全方向で同じ圧力が増えるからと、この原理で説明ができます。

面積Aかかる圧力P1と、面積Bにかかる圧力P2の関係は以下のとおりです。

面積A × 圧力P1 = 面積B × 圧力P2 = 一定

車のブレーキがそうですね。

ブレーキを踏む小さな力が大きな力に変換されて、タイヤを止めることを可能とします。

実社会ではジャッキや油圧シリンダーなど建設機械に多く応用されています。

次は思想家としてのパスカルです。

「考える葦」の出典は、代表作である『思想(パンセ)』の冒頭からになります

初版はパスカルの死後1670年です。

元々はキリスト教に懐疑的な人々を信仰に導くべく、キリスト教の正しさを伝えるため執筆したと言われています。

 

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【アオアシ】この名言の意味とは?

フランス語ではroseau pensant(ロゾーパンサン)。

英語ではthinking reed.

前述した『パンセ』では、人間は一本の葦に過ぎないと例えるパスカル。

葦は自然界で最も弱い植物だと明言しています。

日本にも川岸に生息する節の多いイネ科の植物ですね。

福音書ではキリストが人間を葦に例える場面もあり、敬虔なキリスト教徒のパスカルもこれに倣ったというのが一般的な説のようです

ちなみに、「福音」のギリシア語は「エウアンゲリオン」といいます。

確かに人間の脆さや弱さを「葦」で象徴するのはピッタリかもしれません。

その一方で、パスカルは人間を「考える葦」だと名言を残しました。

広い宇宙と比較してチンケな存在ですが、人間は頭で考えることが出来ます。

その行為こそが人間の偉大な力だと、その尊厳について言及をします。

思考することで宇宙すら包みこむことが出来るとも。

何ともスケールのデカいお話です。

人間は弱いながらも思考するから偉大であり、弱さと強さの二律背反を抱える存在である

こんな感じでしょうか?

だからこそ、よく考える=思考することに努めるよう、パスカルは『パンセ』中で道徳の原理を勧めるのでした。

 

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【アオアシ】花が明言の意味するところとは?

花ちゃんが世界一好きなサッカー選手とは、義兄の福田監督です。

福田は現役時代“とにかく考える”プレーヤーでした。

練習でも、試合でも、サッカーをしていない時でもです。

その結果、色々なことが考えなくても身に付いて、自分のモノに出来るというのです

何も考えない人とは、厳しい言い方ですが惰性で生きるのと同義です。

そこから先に進化・成長する見込みは期待薄の気がします。

セレクションの最終面接でプレーを問われるアシト。

昼食時の花ちゃんからの質問とは違い、今度は何とか話すことが出来ました。

思考の言語化。

花ちゃんのエールとは、作品のキーワードを名言で表現した作者のメッセージだと思われます

 

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【アオアシ】花と葦人の関係は!?

ユースのセレクションに合格したアシト。

献立表をはじめ、オカン紀子との会話、入学前の学校案内など、何かとアシトに世話を焼くシーンが多かった花ちゃん。

自称アシトのファン第1号でもあります。

ここまで花ちゃんがアシトに肩入れする理由は、大好きだった福田のプレースタイルを彷彿とさせるからでした

アシトがユースAに昇格した時には、ギュッとハグして最後はオデコにキスですよ。

しかし目標に邁進するあまり、のめり込み過ぎるアシトの性格を心配もします。

現役時代の絶頂期で大ケガした福田を知る花ちゃん。

だからこそ「たかがサッカー」という名言で、アシトに無理をしないようアドバイスもします。

一方のアシトですが、最初期の花ちゃんの印象は「変なオンナ」でした

トラブルの絶えない2人ですが、実は花ちゃんが試合観戦に来た日は勝率100%(船橋戦は途中退場したのでノーカンで)。

まさに勝利の女神です。

アシトも無意識に花ちゃんを思い浮かべるシーンはありますが、それが恋愛感情だとは気付いてはいません

その意味では、アシトに対する真摯な愛を自覚する花ちゃんとは対照的です。

リーグ戦を制したアシトを待つ次のステージは、トップチームとの練習参加。

早くプロ契約をしたいアシトには、色恋沙汰の話は当分お預けかもしれません。

 

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まとめ

「葦」と「人」でアシトこと「葦人」。

主人公の名前に「葦」を使用したのは偶然ではないでしょう

おそらく最初から件の名言のことが制作サイドの頭の中にあったと思われます。

アシトはユースでプレミアリーグでの優勝は果たしました。

しかし福田を例にするように、プロ入りしてからも考えることは続きます。

39歳にして世を去ったパスカル。

まさか自分の遺した名言が漫画に使用されるとは、早熟の天才も予想していなかったでしょうね。

 

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