蒙武は合従軍編で最大の難敵とされた汗明を見事討ち取り、論功行賞で第一功に選ばれます。
その蒙武の活躍の裏には、王騎の死や昌平君からの指示、騰軍とともに連合軍として戦ったことや息子である蒙恬の存在がありました。
今回は、楚の総大将汗明をねじ伏せた蒙武の力技や、合従軍編で判明した蒙武と蒙恬の親子関係についてご紹介します。
目次
【キングダム】王騎の死で心を入れ替えた蒙武
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蒙武は合従軍編で最も難敵であるとされた楚軍総大将、汗明を討ち取りました。
蒙武自身も汗明を今まで戦った中で最も強い敵であると認識していましたが、最終的には自分自身の力をもって勝利をつかみ取ります。
蒙武を強くした背景には、王騎の死がありました。
王騎が総大将を務めた馬陽の戦いで王騎は龐煖に討ち取られましたが、その原因の一つが、蒙武が趙軍李牧の罠に嵌ってしまったことでした。
王騎は死の間際、蒙武に「間違いなく秦国軍の顔になるべき一人である」「それを自覚してさらなる成長を期待している」と伝えます。
この言葉に蒙武は心を入れ替え、より強くなっていったのです。
合従軍編では王騎の副官であった騰も「我が主であった大将軍王騎の死はおまえを強くした」と蒙武に伝えており、軍師である昌平君も「王騎の死後蒙武の刃のようにとがった部分が落ち着き、内に凄まじい闘気が渦巻いている」と評価しています。
【キングダム】蒙武と騰で連合軍を結成
蒙武軍は騰軍とともに、連合軍を結成しました。
前の敵は中華の超大国、十五万の兵を率いる楚軍です。
対して連合軍は蒙武軍六万、騰軍三万の九万で攻防戦を繰り広げることとなりました。
【キングダム】倒すべき敵は楚軍の汗明
楚軍は縦に五万ずつ、合計三軍から成ります。
連合軍は楚軍第一軍を騰軍が討ち、残りの第二軍・第三軍を蒙武軍が討つという配置です。
連合軍として戦う騰もまた、同じ作戦を蒙武に持ち掛けていました。
総大将汗明がいるのは最後尾の第三軍、その汗明を討つべく蒙武軍は序盤は戦わず見守り、騰軍が先に出て第一軍を叩きます。
函谷関の攻防戦で最も難敵であるとされる汗明を蒙武が討ち取ることこそが、この合従軍編において最も重要だったのです。
【キングダム】昌平君の指示に従う蒙武
戦が始まる前、昌平君は蒙武に「配置的に、お前に血を一番流させる」と謝罪の言葉を伝えています。
蒙武はそれに対し、「臨むところだ」と応えました。
本来、蒙武は練られた戦術に沿って戦うような武将ではありませんでした。
しかし今回の合従軍編では、昌平君の指示に従い戦術に沿った戦を繰り広げます。
楚軍に対し、一際高度であるともいわれる斜陣がけを仕掛けるのです。
策を謀ることを嫌っていた蒙武がいきなり高度な戦術を仕掛けてきたことは、実の息子である蒙恬をも驚かせました。
この斜陣がけが昌平君による指示でした。
横陣を引く楚軍の弱点は両端にあり、斜陣がけで楚軍の力を左右両端遠くに広げることにより後ろに構える汗明の道が見え、そこに蒙武率いる五千の軍が突撃していくというものです。
そして、この策は後戻りが利かないものでした。
軍の三万五千を斜陣がけで使いきり、残りの五千で敵本陣に向かうためです。
蒙武は何が何でもこの戦いで、合従軍の武の象徴、楚軍総大将汗明の首を獲る必要がありました。
【キングダム】蒙武が体力温存できたのは騰軍のおかげ?
騰軍の活躍により、蒙武は十分に体力を温存することができました。
第一軍には楚軍の武将臨武君がいます。
蒙武は騰に対し、最初は懸念を抱いており「本当に第一軍を討てる自身はあるのか」と騰に問いかけます。
その問いに対し騰は「わたしは元から強い」と応えています。
その言葉通り、騰軍は見事臨武君率いる楚の第一軍を討ち、蒙武軍の体力温存に貢献しました。
連合軍となるまで蒙武は騰の強さを知りませんでしたが、王騎が認めていた男であるということに一目置いていました。
【キングダム】蒙武VS汗明の一騎打ち
「俺が中華最強の男蒙武だ。貴様の頭はこの蒙武自ら叩きつぶす。最強の男が率いる軍勢も最強だ。この蒙武軍は最強である。」という激しい蒙武の檄で、蒙武軍は一気に楚軍へ突撃を開始します。
斜陣がけが功を奏し、ついに汗明が蒙武と対峙し一騎打ちが始まりました。
楚は合従軍の盟主をうたっており、今回の戦の武の象徴ともされている汗明を討ち取る蒙武の勝利は、他の戦場へも大きな影響を与えるものとなるのです。
序盤は汗明の攻撃に圧倒され、ついに蒙武は馬の上に倒れてしまいます。
周囲はついに蒙武が討たれてしまうと思い、蒙武が討たれたらすぐに汗明に襲い掛かり、その後は周りにいる楚兵をできる限り討ち、一人でも多く道ずれにして蒙武の後を追うことを考えました。
しかし、蒙武は朦朧とする意識の中昌平君に言われた言葉を思い出します。
「汗明は強いが、それを打ち破るのが蒙武という漢(おとこ)であると信じている」
そして蒙武は、再び立ち上がるのでした。
【キングダム】斬られた蒙恬に対する蒙武の反応は?
「この一戦で示せ、誰が中華最強の漢であるかを」
昌平君の言葉とともに復活した蒙武の一撃は、汗明の腕を砕くほどの力でした。
そこからはほぼ互角の戦いを繰り広げ、どちらが先に力尽きるかの攻防戦になりました。
あと数撃で決着がつくと思われたとき、媧燐の指示により楚兵が蒙武の背後を狙いに近づいてきます。
それを阻止しようと、同時に割って入ってきたのが息子である蒙恬でした。
楚兵の攻撃をかわした瞬間、よろけて蒙武にぶつかる形となってしまった蒙恬は汗明に至強を決する舞台を汚すなと、一瞬で斬られてしまいます。
その光景を目にした直後、蒙武は汗明を見事に討ち取ったのです。
汗明の顔を砕いてしまうほどの強烈な一撃でした。
斬られて倒れた蒙恬に、側近たちは「最後の言葉をかけてくれ」と蒙武に願います。
しかし蒙武は、「そいつにかけてやる言葉はない」と一蹴しました。
そして「この蒙武の倅だ。その程度で死にはせぬ」と叫び、すぐに周囲の楚兵に襲い掛かっていきます。
激闘の直後になぜそんなにも力が出せるのか、味方も敵も周囲は誰もが驚いていました。
【キングダム】瀕死の蒙武が本領発揮し楚軍敗北
蒙武が汗明を討ち取ったことで、戦場には大きな歓声が上がりました。
その声は他の戦場にも届き、秦国軍は味方の勝利を確信します。
汗明を討った後も蒙武を先頭に本軍は楚兵を叩き続け、完璧に汗明中央軍を撃破しました。
一部の楚軍を除き蒙武本軍の急襲により凄まじい被害をこおむり、再起不能な程の打撃をもって蒙武軍の勝利を確定させたのでした。
【キングダム】功績が認められ蒙武は大将軍へ
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合従軍への勝利の後、秦国では論功行賞が執り行われました。
そこで蒙武は各所の将を務めた七将の中でも最も武功が厚かった将であったとして、第一功に選ばれます。
王騎に秦国軍の顔になるべき一人であると言われた通り、蒙武は合従軍での汗明との激戦を経て大将軍となりました。
まとめ
蒙武は王騎の死後大きく成長を遂げ、見事合従軍の武の象徴であると言われていた楚軍総大将の汗明を討ち取りました。
最後の一撃は汗明の顔を砕いてしまう程の強烈な一撃。
汗明を撃破できたことは、蒙武が中華最強の漢であると示したことにほかなりません。
激戦中の蒙武を狙う媧燐軍の兵から蒙武を守ろうとした蒙恬と、その蒙恬に蒙武がかけた言葉は、二人の親子関係をより深めるものであったといえます。
さらに力をつけ、秦国の大将軍となった蒙武の今後の活躍が楽しみです。

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