キングダムでは描かれることが少ない恋愛事情ですが、王騎と摎、成蟜と瑠衣などカップルは存在し、その関係性は当人の生き様や戦い方、最期に大きな影響を与えます。
今回は、キングダムの数少ない恋愛事情をご紹介します。
恋愛事情には疎そうな主人公・信の結婚相手も大予想します!
Contents
【キングダム】夫婦になるはずだった二人 王騎&摎
キングダムのカップルいえば、王騎と摎を抜きにしては語れません。
主人公・信に多大な影響を与えた王騎には、夫婦になるはずだった摎という女性がいました。
摎は赤ちゃんの頃から、王騎の屋敷で召使の子として育ちました。
王騎のそばで育ったため、武芸の達人に成長しついには秦の六大将軍の一人となります。
表向きは「王騎の屋敷の召使」として育った摎ですが、実はかつての秦国の大王、昭王の娘だったのです。
摎の戦での強さは、王騎のそばで育ったことだけでなく、昭王の血を引いていたのかもしれません。
そんな摎は、幼少の頃に王騎と可愛らしい約束を交わしていました。
「お城を百個取ったら王騎様の妻にしてください」
そしてその幼い頃の約束を覚えていたのは、摎だけではありません。
最後の百個目の城となる馬陽の戦いの前、王騎は摎に「いよいよ最後の一つですね」と声をかけました。
王騎もまた、その約束をしっかりと覚えていたのです。
しかし、摎は最後の一つの城を落とす目前に、突如現れた龐煖に討たれてしまいました。
妻になるという夢が叶わぬまま、突然の最期を迎えたのです。
苦しくも王騎が討たれてしまうのも馬陽での龐煖との一戦であり、王騎の最期はキングダム史上最も泣けるといっても過言ではない名シーンです。
【キングダム】悪にも戦う理由がある 成蟜&瑠衣
成蟜は物語序盤の登場では性格が歪んでいて、政から王の座を奪うためにクーデターを起こしてしまうなど悪役のイメージが強いキャラクターでした。
クーデターは失敗に終わり幽閉の身となりましたが、そんな成蟜にも瑠衣という可愛い第一夫人がいたのです。
政が邯鄲から咸陽に来たときから成蟜のそばにいるため、かなり長い関係のようです。
大王の弟である成蟜に対し、包み隠さず言葉を発する瑠衣。
完全に瑠衣の尻に敷かれている成蟜ですが、お互いを好き合うお似合いのカップルです。
呂不韋の策略により瑠衣が人質になった際は、自らの命をかけて救出しました。
結果、成蟜は深手を負い最期を迎えることになりますが、瑠衣に自らの意志を受け継ぎ、「あの時から、ずっとお前にほれている」という名台詞は泣けるシーンの一つです。
【キングダム】遊びから生まれた本物の愛 太后&嫪毐
太后の欲望に耐えきれなかった呂不韋が、代わりとしてあてがったのが嫪毐でした。
嫪毐は当初太后の欲望を満たすためだけしか取り柄のない男で、性欲の受け皿でしかありませんでしたが、ある夜見た太后の涙を流す姿に、自分が太后に安らぎを与えてあげようと思うのです。
しばらくして二人の子をもうけ、二人の間に本物の愛が生まれていきます。
嫪毐は反乱の罪で処刑されてしまいますが、そのときの太后の言葉が印象的です。
「二十年以上渇ききっていた地に水が注がれ染み込んでくるような心地…水を注いでくれたのは嫪毐だ」
その言葉に、嫪毐も涙を流しながら最期を迎えます。
実の子どもである政に対する態度から、太后はあまり好かれるキャラクターではありませんが、太后にとっても嫪毐と二人の子どもだけが安らぎを与えてくれる存在であったことを考えると、思わず感情移入してしまうシーンです。
【キングダム】麗が産まれて家族へ 政&向
秦国の王・政の娘を生むことになった向は、田舎の貧しい商人の家に生まれ、秦国の後宮に入っていました。
後宮にいる女性には王との「伽」という役割を与えられていますが、向は三回も伽に呼ばれたにも関わらず、一度も手すら触れられることのない間柄でした。
しかし政が命を救われた紫夏との過去を向に話したり、向が隣にいると心地よく書を読むことができると語っていることもあり、特別な関係性を築いていったことが伺えます。
そして、向が政の子・麗を身ごもるときが訪れました。
呂不韋による政の暗殺計画や呂不韋と政の母・太后との密会では巻き込まれ重傷も負った向。
麗が生まれたあとも反乱で命を狙われました。
呂不韋との権力争いが終わった今、秦国内で危険に見舞われることは少ないでしょう。
これからの展開や、麗の成長が楽しみです。
【キングダム】恋愛以上の感情を抱く バジオウ&楊端和
二人の関係は、幼少の頃に楊端和がバジオウを救ったところから始まります。
野生として暴れていたバジオウを、楊端和は自分の家族として迎え入れました。
バジオウは楊端和のおかげで人としての心を取り戻すことができ、恋愛以上の感情、尊敬や忠誠心のようなものを楊端和に抱いています。
鄴攻めで追い込まれたときは、瀕死の状態から楊端和を見事救いました。
二人の関係が恋愛として描かれている場面はありませんが、それにも勝る絆をお互いが頂いていることは確かです。
【キングダム】気になる三角関係①李牧・カイネ・傅抵
キングダムの恋愛事情といえば、李牧・カイネ・傅抵の三角関係も気になるところです。
傅抵はカイネに好意を寄せていますが、一方のカイネはまったく相手にしていません。
カイネは李牧の側近として尊敬や忠誠心を持っていますが、李牧もまたカイネには絶大な信頼を置いています。
「もし李牧様が死ぬことがあったらその前に私が盾となって死ぬ、それが叶わなくても李牧様が死ねば私も死ぬ。絶対に!」
というカイネの言葉は、男顔負けのカッコイイ台詞です。
三人の恋愛事情に今後どんな展開が待っているのか楽しみです。
【キングダム】気になる三角関係②信・河了貂・羌瘣
飛信隊の信と河了貂・羌瘣の恋愛事情も気になるところです。
信は河了貂に対して「身内」や「妹のような存在」という言葉を口にしています。
漂が亡くなったその日に出会い、ずっと一緒に過ごしてきたことから大切に思っているようです。
恋愛感情ではないようにも思えますが、ひょんなことからキスをしてしまったことがある二人の今後の展開は目を離せません。
一方、羌瘣は信に対して「お前の子を産む」という驚きの発言をしています。
この発言に信はとても驚いていましたし、発言をした当人である羌瘣も子どもがどのようにすればできるのか知りませんでしたが、羌瘣にとって信が特別な存在であることは間違いないでしょう。
また、龐煖との戦いで瀕死の信を自分の命を懸けて救ったのも羌瘣でした。
この二人の間にも、大きな絆があることがわかります。
信と河了貂、羌瘣の今後の展開も楽しみです。
【キングダム】李信となった信の結婚相手とは?
信の結婚相手というと、河了貂・羌瘣、二人の名前が挙がるでしょう。
そのほかにも、楊端和や宮女の陽など、女性キャラクターが何人か登場します。
河了貂や羌瘣と比べると、信と結婚する可能性は低いですが、今後そういった展開になっていく可能性も考えられます。
もしかしたら、今後登場する新たな女性キャラクターが結婚相手になるかもしれません。
まとめ
キングダムで恋愛について描かれることは少ないですが、思わず涙してしまうような場面や、恋愛感情以上の絆のようなものを感じる場面が多く、胸が熱くなります。
主人公・信の結婚相手が誰になるのか、それぞれのキャラクターの関係性がどんな風に展開していくのか楽しみです。

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