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【キングダム】知性と強さを兼ね備えた昌文君(しょうぶんくん)は最強の助っ人!?秦国の発展は彼のおかげ!渋すぎる昌文君が成し遂げた功績とは?

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この記事を読むとわかること

  • 強力な武力を持つ
  • 特定の攻撃に弱い
  • 特定の方法で育てられた

派手さはなくとも地道に堅実に政を支え秦を盛り立ててきた昌文君

政のためだけの武官から文官に転向し、最高位の左丞相にまで上り詰めたいぶし銀の実力者

一流の政治家としての頭脳。

最前線で命を張れる武官の胆力。

双方兼ね備え王騎にすら認められていた昌文君をここでご紹介します。

 

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【キングダム】秦国の左丞相

まず丞相という地位についてご説明します。

丞相とは、古代中国で戦国時代以に降設けられた王に次ぐ位です。

現代でいえば首相に相当する地位と考えるとわかりやすいでしょう。

キングダムの時代の秦国には、丞相のさらに上に相国(しょうこく)という位がありましたが、その位は事実上空席とされるのが慣例でした。

しかし、呂不韋は『わしは丞相を卒業する』と嘯き、この長く続いていた慣例を平然と破ります

その結果、派手な活躍はないものの、治水などの内政・他国との外交で功績のあった昌文君が繰り上げ昇進で左丞相となったのです。

ちなみに、右丞相の昌平君は昌文君の甥であり、今のところ呂不韋陣営に属しています。

 

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【キングダム】武人としても優秀

昌文君は文官として相国に次ぐ最高位に上り詰めましたが、元々は武官として昭王、荘襄王の時代に活躍していました。

それも、あの王騎と馬を並べて戦場を駆け巡るほどバリバリの武闘派として。

彼が武官から文官に転向したのは、武官として劣っていたからではありません

敵だらけの宮廷内で政を直属の部下として守り支えるためです。

文官となりそれなりの年齢になってからも、蕞(さい)の守城戦では政と共に戦場に立ち、物語初期においては甲冑を纏い武官顔負けの立ち回りを演じていたものです。

 

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【キングダム】王騎も実力を認めていた?

昌文君と王騎は武官としてほぼ同期

初めて出会った時、彼らはともに百人将でキャリアはわずかに昌文君の方が長く、王騎自ら『少し先輩だったあなたには、いろいろと学ばせて頂きましたよ』と口にしているのは、単なる社交辞令ではなさそうです。

王騎は掴みどころのない人間ですが、戦に関して適当に甘い言葉を口にする男ではありません。

王騎が昌文君を武人としだけでなく『人』として信頼していることがわかるエピソードが摎の件です。

摎は理由あって認知できない昭王の娘であり、赤ん坊の頃から王騎の家の召使の娘と偽り育てられてきました。

しかし、戦の天才の娘が秦国最強の武人の背を見て育った結果、摎は16歳にして王騎と共に戦場を駆け、敵将の首を取るほどの武人になってしまいます。

しかもその原動力は、幼い頃からの王騎への恋心でした。

摎の出自については昭王や本人すら知らぬ極秘事項であり、軽々しく口にすれば王騎と摎の命だけでは済まない大問題になります。

そんな大事を、王騎は大将就任を前にして昌文君に伝え、『摎のことを頼む』と託したのです。

憎からず思うワケありの大切な娘を託すに足る男

それが王騎の昌文君に対する評価の全てではないでしょうか。

 

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【キングダム】政の教育係として助言

昌文君は11歳まで趙の国で人質暮らしをしていた政の教育係として彼の傍にあり続けました。

父王である子楚が崩御し、政はわずか13歳にして即位したは良いものの、周りには露骨な敵と味方のフリをした敵しかいないといった有様です。

丞相(後の相国)である呂不韋は若く弱い王を傀儡として操らんと欲し、政の実母である太后は息子を憎み呂不韋と不義密通、異母弟である成蟜(すぃきょう)は隙あらば兄である政を殺そうと目論んでいる。

前門の狼後門の虎に加え、頭上には禿鷹といったところでしょか。

そんな日々四面楚歌な政を異母弟成蟜の反乱から逃し、政とそっくりな下僕の少年・漂を影武者に仕立て上げたのが昌文君です。

そして、後の昌文君は教育係から文官の最高位左丞相まで昇りつめ、政の一番の側近となりました。

 

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【キングダム】成蟜の反乱で政を救出

政の教育係から側近となった昌文君ですが、その道のりは決して平坦なものではありませんでした

母親の出自が卑しい舞妓であった上に長く趙で人質生活をしてきた政(史実では呂不韋の子であるという説まである)の周りには、上述の通り敵だらけ。

その厄介な敵の一人が、政の腹違いの弟・成蟜です。

成蟜は政とは異なり、母親の出自が王族であったため士族の強力な後ろ盾がありました。

そして王族『純血種』たる己に強い誇りを持つ彼は、身分卑しい母親から生まれた政が王位に就くことに反発し、激しく政を憎悪します。

正直、まだ幼さの目立つ成蟜には国政への興味関心はほぼありませんでした。

ただ単に、己が座るはずであった玉座を、五年前突然現れた卑しい血筋の政に奪われたことが気に食わなかったのです。

政を始末したい成蟜の個人的復讐心と、呂不韋を蹴落とし国のトップに立ち政治を動かしたい竭氏(けつし)。

利害の一致した両者によって『成蟜の反乱』は起きました

こうした動きを一早く察知していた昌文君は、政の影武者として信の親友・漂(ひょう)を農村でスカウトしたり、有事の際の隠れ家として犯罪者が集まって暮らす黒卑村(こくひむら)を手配するなど抜かりなく準備をしていました

こうした昌文君の手回しのおかげで、政は辛くも咸陽から落ち延びることが出来たのです。

昌文運の各種手配がなければ、政はおそらく成蟜の反乱で殺されていたでしょう。。

 

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【キングダム】治水工事を成功させた功労者

武官から文官に転じた昌文君は、戦場で目立った武功を上げることはありません。

内々のことにしても、政を暗殺や反乱から守るといったあまりに大っぴらにできないものが多いという印象でしょう。

しかし、昌文君のなした偉業の一つに治水工事の完成という一大事業があります。

史実によるとこの水路は韓から秦に送り込まれたスパイ鄭国(ていこく)によって行われました。

韓の狙いは、大規模土木工事を焚き付け、秦の国力を削ることにあったそうです。

しかし、スパイであることが発覚し処刑されかけた鄭国は、『ゆくゆくは必ず秦のためになるから』と始皇帝を説得し、水路を作り続け完成させました。

十数年をかけて出来上がった水路はなんと全長約120㎞。

人力の時代であったことを考えれば、とてつもない偉業です。

この水路のおかげで、乾燥して農業に適さなかった平原地帯も灌漑され、大幅に農作物の収穫がアップしました。

おそらく昌文君は、技術者である鄭国が作業にだけ没頭できるよう、予算や人手のやりくりなどを政治的にサポートしたのではないでしょうか。

 

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【キングダム】合従軍や反乱軍の鎮圧に貢献

政は二度に私首都咸陽を大規模な反乱で侵されます。

一度目は成蟜の反乱、そして二度目は呂不韋主導の毒国の反乱です。

この二度目の反乱は、お子様の幼児性から起きたような成蟜の反乱とは異なり、緻密に計算され徹底していました。

まずそのタイミング。

22歳を迎えた政が『加冠の儀』のため咸陽を離れ、軍の多くも合従軍との戦いに備え散り散りになって首都が手薄になっているところに、秦に恨みを持つ戎翟(じゅうてき)をも仲間にして咸陽を蹂躙するという徹底ぶりです。

混乱に混乱が被さるようなめちゃくちゃな状況の中においても昌文君は己の忠義を全うすべく、政に付き従い『加冠の儀』が無事に済むのを見届けると、反乱軍討伐のため即時咸陽に向かいました

ちなみに蛇足ながら補足しておくと、合従軍とは秦の周りの六国(韓・魏・趙・燕・斉・楚)が連合して秦に敵対したものを指します。

 

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【キングダム】信との関係は?

ある意味完全に腐れ縁ではないでしょうか。

元々、昌文君が必要としたのは頭の悪そうな下僕の悪ガキ信ではなく、下僕でありながら聡明で気品のある政にそっくりな漂だけ。

身バレの元になりそうな信など不要だったのです。

それが想定外のスピードで事態が悪い方へと転がり、漂は宮廷勤め間もなく死亡。

かろうじて落ち延びた政が偶然と必然の賜物で信と出会い、ぶつかり、打ち解けていたことが全ての始まりでした。

知識も教養も礼儀もない、何なら一般常識すらかなり微妙な信は、昌文君が身命を賭して仕える大王政に対して呼び捨てタメ口。

当然のように昌文君のことも呼び捨てです。

様々な意味で規格外の信に振り回され、呆れたり怒ったりと忙しい昌文君。

しかし、夢に向かって真っすぐに走り続ける信の姿を、昌文君はいつしか親のような目で見守るようになっていきます

僅か数年の間に農村で出会った薄汚れて柄の悪い子供が、相変わらず柄も頭も悪いままに八千人を率いる将になる。

そんな奇跡を眼前で鮮やかに見せつけられては、かつて武官であったものとして昌文君とて血の滾りを感じずにはいられないことでしょう。

 

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【キングダム】昌文君の名言は?

我が王に何の真似だ気様

刺客であるムタが政に吹矢を向けた時に、武官時代を思わせる形相で吠えムタを切り伏せました。

悔しいが今の儂よりお前の方が役に立つ。王を追ってくれ 頼む

政を負いたくとも足の負傷で思い通りにならず、信に向って地べたに手をついて頭を下げました

相手が子供とか下僕とか関係なく、キチンとモノを頼める大人は立派です。

お前がお伝えしろ。大王様はお前の口から伝えられるのが一番納得されるはずだ

蕞の戦で政が負傷した時、昌文君が出した苦渋の決断は政を脱出させること

それをすれば、政を信じ決死の覚悟で戦ってきた民の心を裏切ることになる――昌文君はそれを承知の上で、ここで政を死なせる以上の損失はないと判断し、信に政を説得するよう頼みこみました。

この時も昌文君は上から命令するのではなく、机に頭を叩きつけて信に『頼み』ました。

左丞相という高い地位につき威厳を持ちながらも傲慢にならない人柄が出ています。

ほ、本当に来てくれたのか…山の民よ…

蕞の戦でいよいよ城が落ちるという正にその時。

どんなに急いでも8日はかかる行程を7日で援軍に来てくれた陽端和率いる山の民に対し、落涙しながら拱手して頭を下げました

昌文君の中に異文化人である山の民を見下す嫌味な気持ちはありません。

 

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【キングダム】目指すは中華統一?

昌文君は元々は昭王の元で戦場を駆け巡った武将です。

そして、昭王の夢は中華統一でした。

つまり、中華統一は昌文君にとっても政が生れる以前からの夢だったのです。

ただし、王騎も言うように昭王の語る『中華統一』には見果てぬ少年の夢のような甘い響きがあったのに対し、政の宣言するそれには悲壮なまでの覚悟と厳しさが宿ります

昭王の目が老いてなお少年の輝きを宿すならば、政の目は獣のように猛った光を宿しています(桓騎談)。

そんな政の猛りに当てられ、昌文君もまた熱くなってのでしょう。

かつての同僚王騎に『バカ熱くなっている』と揶揄されるほどに。

 

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まとめ

昌文君は派手なキャラクターではありません。

六将や三大天が綺羅星のごとく金色に光り、彼らに追いつき追い越そうと走る若き武将たちが炎のごとく真っ赤に燃えているとすれば、昌文君の輝きは落ち着いたいぶし銀

熱い勢いで紡がれる『キングダム』の中で、地道に堅実に己のすべきことをしっかりとこなしていく姿は、ある種の職人気質すら感じます。

物語の第一巻から童信を見守り、漂の死に大きく関わり、政の悲しみを間近で見てきた昌文君は、忠臣や上司であると同時に信と漂の親のような存在にも思えます

また、サラリと武官から文官に転向と書いてきましたが、それはかなり大変なことではないでしょうか。

文武両道という言葉がありますが、武において王騎に認められ文において左丞相になるのですから、人としてのスペックが恐ろしくハイエンドな人物です。

普通はどちらか一つにだって、必死に努力してもそうそうなれるものではありません。

この先、呂不韋を裏切った甥の昌平君との関係も含めどこに行きつくのか興味深いキャラクターです。

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒映画で昌文君の出番はある?文官として陰で信と嬴政を支えるお・・

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