飛信隊のメンバーと言えばだれが思いつくでしょうか。
副将の渕さん、古参メンバーの尾平や田有、崇原、女子メンバーの河了貂、羌瘣、他にも補給に強い楚水や、強面の岳雷など、顔ぶれを思い浮かべるとかなり個性的というか、バラエティが豊富です。
そんなメンバーの中に、石(せき)という、偵察に長けた人物がいます。
戦闘ではあまり目立ちませんが、飛信隊は石のおかげで窮地を救われたり、敵側の動きに気づくことができたりと、何度も助けられています。
今回は飛信隊の偵察部隊の長・石について解説します。
目次
【キングダム】石(せき)のプロフィール
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石(せき)は飛信隊の初期メンバーの1人で、山の民族・青石(せいせき)族の族長でもあります。
初めて登場したのは13巻。馬陽戦の時です。
当時は第二十伍長であり(信は当時百人将)、飛信隊が三百人になった際は什長へと昇進しました。
鄴の戦いの後、信が将軍になった時には百人将へと昇進し、偵察部隊の指揮官となりました。
【キングダム】青石(せいせき)族とは?
青石族は山の民の一民族で、聴覚に優れている者が多いです。
そしてもちろん山の民と言うこともあり、山の中の偵察等にはめっぽう強いです。
なので彼らはその特技を生かし、偵察部隊として活躍しています。
【キングダム】石(せき)の性格とは?
石は常に冷静な態度で接し、戦場においても彼の冷静な判断のおかげで窮地を救われたり、戦闘を有利に進めることができたケースが複数あります。
また、視界の悪い中、敵の本陣がどれぐらいの兵数なのかよくわからない状況でも石は「すぐにわかる」と信に告げました。
そしてその直後に本陣が現れた・・・ということからも石は状況判断にも優れています。
おそらく、優れているのは聴覚だけでなく、実は基本的な五感が優れているのでは・・・という見方もできそうです。
【キングダム】石(せき)の強さとは?
石は戦闘面と言うよりは、戦闘を有利に進めたり、敵の動きを察知するといった能力に長けているため、戦闘の側面支援的な働きでその能力を発揮します。
石の聴覚がどれぐらいすごいのか、その能力を用いての活躍ぶりは後述するとして、ここでは石と言う名前に込められた意味から探ることとしましょう。
山陽戦で、石の聴覚が戦の明暗を分けることになるシーンがあります。
そこで石はこのようなことを言っていました。
「わが名は“羽音をつかむ耳”」
つまり、石という名前には「羽音をつかむ」=「鳥の羽の音を聞き取れる」ほどの聴力を持っている・・・と言う意味が込められていると言っているのです。
鳥の羽の音なんて、よほど鳥がバサバサ言えば別ですが、ほんの少しカサ、といった程度の音では常人が聞き取れることはおそらくできないでしょう。
それぐらいの音でも聞き取れるというのですから、かなりの聴覚の持ち主と言えます。
また微妙な気配を察知することもでき、部下であるハシュケンともに山の気配について気になっていたようですが、その夜、山から龐煖が下りてきて、秦軍は奇襲攻撃を受けることになります。
【キングダム】石(せき)の飛信隊での役割とは?
石をリーダーとした青石(せいせき)族の部隊は偵察部隊として活躍しています。
また、敵の気配を察知し、攻撃の合図を発する役割を担ってもいるようです。
【キングダム】石(せき)の活躍とは?
石の活躍の場は地味ではありますが、彼の働きは実はとても重要で、石の働きがなければ勝てなかったと思われる場面もしばしばあります。
山陽戦での龐煖の夜襲から命からがら逃げた信と尾到が飛信隊のメンバーの元に帰還したのに真っ先に気づいたのは石です。
また馬陽戦では、魏の玄峰により煙幕とドラの音で秦軍はさんざんかく乱させられますが、ドラの鳴る位置を特定し、それを頼りに本陣の位置を見つけ、信たちを誘導しました。
結果、本陣に奇襲をかけ、魏軍を追い詰めるところまでは成功します。
ただ、その後は敵の退却を許してしまった上、自軍のダメージの大きさに唖然としてしまうことになってしまいますが・・・。
【キングダム】石(せき)と信の関係性とは?
❰ #キングダム2製作史記 ❱
映画『#キングダム2 遥かなる大地へ』
で前作よりさらに成長した姿を見せる信。「信なりにいろいろ修行もして鍛えていたと思う」と話す #山﨑賢人 さんは、撮影に向けて筋肉をつけつつ、柔軟に動ける体を作っていったといいます。#大ヒット上映中#夢の続きが始まる pic.twitter.com/xgFt7tYP91
— 映画『キングダム 運命の炎』公式アカウント (@kingdomthemovie) July 18, 2022
実は石の初登場は少しかわいそうな扱いです。
石が活躍するのは山陽の戦いで信がまだ百人将の時です。
山を移動する際、石ら青石(せいせき)族が事前に山の中を偵察してくれました。
その時信は石が自分の隊の伍長であることに気がつかず、山の民が味方に来てくれたのかと勘違いしました。
しかも副長の渕が、「第二十伍長の石」であることを説明しても信は
「えっ?」
知らなかったんでしょうか・・・。
でも、石が飛信隊として行動を共にするうちに信も彼らの能力を重要視するようになり、馬陽戦での煙幕によるかく乱に遭った時も石ら青石族を頼りにしていました。
信が将軍になってからの飛信隊組織図には「偵察部隊」が作られています。
これは信が石たちの働きを重要視していることのあらわれでしょう。
【キングダム】石(せき)は死亡した?
鄴の戦いの時に石が登場しなかったため、ひょっとして死亡した? と勘違いされる方もいらっしゃったかもしれません。
実はこの時、石本人の結婚式があり、青石族は一族総出で結婚祝いをしていました。
そのため戦いには不参加だったようです。
この後、鄴での戦いを認められた信が李信と名を改め将軍になります。
この時に石は百人将へと精進し、飛信隊内での偵察部隊としての活躍を期待されます。
まとめ
以上、石(せき)がどんな人物なのかを紹介させていただきました。
石ら青石(せいせき)族の働きを見ていると、戦いは将軍や兵士の戦闘力が高いだけでは勝ち抜くことができないこと、戦いに必要な情報収集ができる者がいて、作戦を立てることができる者がいて、兵士たちの食料を調達する者がいて、それぞれがいいパフォーマンスで動くことができるからこそ勝てるのだと思わざるを得ません。
そういったことを頭に入れてあらためて飛信隊のメンバーを見てみると、さまざまな個性や得意を持つ者がいることに気づきます。
だからこそ強いのですね。

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