呉鳳明と相まみえることになった著雍の戦いでは、魏火龍七師かつ呉鳳明の師という強力な肩書を持つ霊凰(れいおう)というキャラクターが登場。
霊凰は男か女か分からないという点でも話題の人物です。
本記事ではそんな霊凰について徹底解説!
見た目や性別をはじめ、性格や強さ、作中での活躍、そして思いがけない最期を迎えることになった著雍の戦いの結末まで詳しくご紹介していきます!
Contents
【キングダム】霊凰のプロフィール
霊凰(れいおう)は「魏火龍七師」のひとりに数えられる魏国の大将軍。
魏国随一の軍師で、呉鳳明の師匠にあたります。
初登場は第379話。
凱孟・紫伯と共に14年間投獄されていましたが、呉鳳明によって牢から出され、著雍の戦いにて戦場に復帰しました。
【キングダム】霊凰の見た目とは?
霊凰(れいおう)はストレートの髪を後ろで束ね、6つの装飾がついたカチューシャ状の髪飾りを付けています。
大きなフードのような襟のついた服装も特徴的。
細身で中性的な外見をしており、世代的には王騎や廉頗らと同じはずなのに、シワ1つ無くとても若々しい容姿をしています。
【キングダム】霊凰の性別とは?
霊凰(れいおう)の見た目をご紹介しましたが、何だか気になることがありますよね。
それは男なの?女なの?ということ。
見た目的にはワンピースを着たお姉さんにも見えますが、作中での言及はありませんでした。
一人称は「私」なのでそこでの判別もつきません。
『キングダム』では羌瘣や河了貂をはじめ戦場で活躍している女性も多いので女性なのかもしれませんね。
しかし趙の慶舎や楚の白麗など中性的な容姿を持つ男性も多いので男性なのかもしれません。
どちらに取っても全く不自然でないのが霊凰の面白いところですので、是非自分なりの捉え方で楽しんでみてください。
【キングダム】霊凰の性格とは?
霊凰(れいおう)は飄々としているように見えるほど落ち着いた性格で、取り乱したり激情を浮かばせることはありません。
淡々とした口調で話し、弟子である呉鳳明に対しては敢えて疑問を投げかけ考えさせたりもします。
戦場においても冷静で、著雍の戦いでは本陣を落とされたにも拘らず、そこから勝利への策を示していました。
また「戦争とは土地の奪り合いではなく武将の殺り合いだ」という考えの持ち主でもあり、著雍に関しても「守りに来たのではなく謄を殺しに来た」と言っています。
合理的思考から来ているのでしょうが、飄々とした印象に反して意外と攻撃的な性格なのかもしれませんね。
【キングダム】霊凰の強さとは?
霊凰(れいおう)の強さはまず、合従軍にて魏国総大将を務めたあの呉鳳明の師匠だという点からすでに感じられますよね。
つまり霊凰の強さは優れた知略です。
霊凰は冷酷無慈悲な軍略家であり、同じ魏火龍七師で知略に名高い呉慶すら恐れたと言います。
その知略を活かす存在が、魏国の誇る猛将・乱美迫。
霊凰は乱美迫の主であり、乱美迫を強力な横槍として突入させ、混乱した敵軍を一気に討つという戦術を得意としています。
14年幽閉されていたにも関わらず実力は健在で、著雍ではしっかりと謄軍の進軍を抑えていました。
ちなみに公式ガイドブックでは知力97・指揮力90に対し武力は38となっているので、霊凰自身の武力は高くないようです。
【キングダム】魏火龍七師とは?
霊凰(れいおう)は魏火龍七師のひとり。
魏火龍七師とは、安釐王(あんきおう)の時代に矛戟をふるった霊凰(れいおう)・凱孟(がいもう)、紫伯(しはく)、呉慶(ごけい)、太呂慈(たいろじ)、馬統(ばとう)、晶仙(しょうせん)の7人の大将軍です。
いずれも傑出した実力を誇る魏国の英雄たちで、「秦の六大将軍」「趙の三大天」と共に前時代の大乱を彩っていました。
しかし魏火龍七師は突如表舞台から姿を消します。
その理由は、呉慶以外の6人が仲間割れを起こしたため。
魏火龍七師は、紫伯と太呂慈の間の確執から「紫伯・凱孟・霊凰」と「太呂慈・馬統・晶仙」に別れて対立。
争いは紫伯が太呂慈・馬統・晶仙の3人を討ったことで終結し、勝利した凱孟・霊凰・紫伯も斬首に処されようとしていましたが、呉慶の進言により投獄されることとなりました。
そうして14年の時が経ち景涽王(けいびんおう)の時代へと変わった頃、呉鳳明が王を説得したことにより牢から出され、戦線復帰するに至ったのです。
しかし表向きは「1人が戦傷による死去、あとの5人が病死」とされていたため、著雍の戦いでは敵味方ともに魏火龍七師の存在に驚愕したのでした。
【キングダム】霊凰は実在した?
史実上の人物をモデルにしたキャラクターも多く登場する『キングダム』ですが、霊凰(れいおう)については『キングダム』オリジナルキャラクターのようです。
史実には「魏火龍七師」というものも存在せず、霊凰以外の6人の名前も確認できませんでした。
というのも、この時代の魏の将軍についての資料が少ないそう。
その中でこうして魅力的なキャラクターや設定を生み出し、背景に深みを与えてくれている原先生に感謝ですね。
【キングダム】著雍での戦い
霊凰(れいおう)の14年ぶりの復帰戦となったのが、秦の謄軍・玉鳳隊・飛信隊を迎えうった著雍の戦いです。
呉鳳明を総大将とした魏軍は地形を活かしながら全方位に展開。
その中で霊凰は、謄を“秦将の中でも唯一地に足の着いた武将であり、今後を見越して早めに始末しておきたい相手”だとして警戒し、秦軍主攻と思われる謄軍と交戦しました。
霊凰は乱美迫を強烈な矛として謄軍を翻弄。
著雍を守るではなく謄を殺すという攻めの意気込みで謄軍を抑え込みます。
ところが秦軍の策を見破れなかった上に、魏火龍七師の凱孟&紫伯が抜かれてしまうという呉鳳明すら予想外の展開により、本陣が落とされてしまいました。
しかし呉鳳明と合流した霊凰はその状況で、丸裸になっている軍の心臓・謄軍を狙うという形勢逆転の策を示したのでした。
【キングダム】霊凰は死亡した?
著雍の戦いで霊凰(れいおう)は予想外の死を迎えます。
本陣が落ちたものの、謄軍に全ての力を集中させて著雍の戦いは魏軍の逆転勝利に傾くはずでした。
ところがその場に突如信が襲撃。
総大将・呉鳳明の顔を知らない信は矛を振りかぶりながら迷いました。
するとその時、呉鳳明が霊凰に向かってこう叫んだのです。
「呉鳳明様お逃げをっ!」
その言葉により霊凰を呉鳳明と認識した信は、霊凰に矛を振り下ろしました。
なんと霊凰は、弟子の裏切りによって人違いで殺されてしまったのです。
まとめ
霊凰(れいおう)は魏火龍七師のひとりで魏国随一の軍師。
魏火龍かつ呉鳳明の師ということで、霊凰の復帰は秦国にとって大きな脅威となるはずでした。
しかしまさかの呉鳳明の裏切りでその生涯を終えることとなりました。
出来ればもう少しその実力を見てみたかったですよね。
出番は少なかったですが、その恐ろしさの片鱗が見えた著雍の戦いに是非注目してみてください!
結局性別も分からないままだったので、アニメではどんな雰囲気で登場するのかも楽しみですね。
