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【キングダム】飛信隊のムードメーカー尾平(びへい)!飛信隊古参で強運の持ち主!?厳しい戦場で生き残る秘訣とは?信との関係は

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信と同郷のお調子者、貧弱な体格と思い切りの良い出っ歯が印象的な尾平

武力も知略も水準以下の彼が、それでも仲間を盛り上げ愛され生き延びてこられたのは何故なのか?

そして人はなぜ『普通の人』にすぎない尾平の姿に感動するのか?

今回は飛信隊最古参にして最も『普通』の人間である尾平についてご紹介します。

 

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【キングダム】飛信隊の三什長

信を隊長とする飛信隊は、発足当時から独立遊撃隊(どの将軍にも属さず、独自の判断で動くことが許される部隊)という特殊な位置づけでした。

何故なら、飛信隊の始まりは王騎将軍が臨時編成した僅か100名あまりの百姓部隊だったからです。

戦闘経験もない、ロクな訓練も受けていない未熟な百姓ばかりの部隊に高度な用兵など出来っこないので、いっそ自由に暴れさせてしまえという王騎の発想は正解でした。

そんな飛信隊も武功を重ねる内に8000名を超える大所帯になります。

ここまで人数が膨れ上がると、指揮系統を整えるためにもしっかりとした組織化は欠かせません。

そこで飛信隊は隊長である信の下に3人の副隊長と軍師、さらにその下に百人将、伍長、什長を置きました。

百人将はその名の通り100人の上に立つ者、伍長・什長はそれぞれ5人10人の上に立つ者を意味します。

尾平はこの什長の一人に抜擢されますが、最古参としては地位が低いような、本人の実力や人柄的にはこれでも優遇されているような…プラマイゼロ的な意味で妥当な人事でしょう。

 

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【キングダム】強くはないが愛されキャラで重宝

尾平は武力に優れた武人ではありません

そもそも彼はただの百姓にすぎず、戦に出たのも大きな野望があったからではなく、徴兵されて仕方なく+手っ取り早くボチボチ出生して小金持ちになりたかったから…程度のテンションでした。

しかし、いくつもの激戦を幸運・悪運その他いろいろで生き延びた彼は、いつしか飛信隊の仲間たちを元気づけるムードメーカーになっていきます。

心も体も決して鋼ではない尾平が、時に愚痴り時にビビりながらも必死に意気を上げる姿。それは飛信隊の皆に『尾平でさえ頑張ってるんだから俺も!』『尾平でもここまで生きてこれたんだ!』といった勇気を与えるのです。

 

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【キングダム】尾到の兄

尾平には尾到という実弟がいます

兄の尾平がすぐに熱くなるお調子者であるのに対し、弟の尾到はクールで寡黙なしっかり者――典型的な駄目兄貴と出来た弟パターンに見えます。

ただし、この尾到も尾平と共に魏への侵略戦争に徴兵された際、誰からも伍(戦闘のための5人グループ)に誘ってもらえない不人気っぷりでした。

実際、体格では兄・尾平や信に勝りながら、初陣では戦場に到着する前に走れなくなるなどスタミナ不足を露呈します。

それでもなんとか初陣を生き延びた尾到は、見事伍長に昇進しました。

兄弟そろって強運の持ち主と言えるでしょう。

尾平が尾到に対しもっとも『兄』として振る舞ったのは、飛信隊が龐煖の夜襲を受けた時です。

龐煖の圧倒的な強さに蹴散らされ崩れる飛信隊の中にあって、尾平は己が囮になるからお前は信を連れて逃げろと、尾到に自分たちの大将を託しました。

結果的に矢傷の深かった尾到は森の中で力尽き、尾平は生き残ったのだから皮肉な話です。

 

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【キングダム】信と同郷で彼女がいる?

尾平は飛信隊でもっとも信との付き合いの古い人物です。

彼らは共に城戸村の出身で、格別親しくしてはいなくとも一応『幼馴染』といって差し支えないでしょう。

また、尾平には城戸村に東里(とうり)という可愛らしい恋人がいて盛大に惚気ていました。

 

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【キングダム】最初は信をバカにしていた?

尾平は最初から信を認めていたわけではありません

当時の中国には身分制度というものがあり、同郷の百姓同士とはいえ下僕(奴隷のようなもの)の信と普通の百姓の尾平ならば、尾平の方が『上』だからです。

尾平からすれば、幼いころから大それた夢ばかり口にして暴れまわる乱暴者の信は『身の程を知らねぇ頭の悪いクソガキ』だったのでしょう。

 

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【キングダム】遺品をもらって飛信隊をクビにされた?

飛信隊最古参として実力とは無関係に信の信頼も厚かった尾平ですが、実は一度飛信隊をクビになっています

直接の原因は、尾平が一時期桓騎(カンキ)将軍の部隊に所属していた際、略奪品の紫水晶の腕輪をお裾分けのような形でもらってしまい、それが最悪のタイミングで発覚したこと。

戦と言えども民間人への略奪・暴行などの汚い真似はするなという信の考えに賛同しつつも、信ほど強くない尾平は現実と折り合いをつけることも大切なのでは……と揺れていました。

更には、『化け物のように強い信や羌瘣と自分は違う、死ぬ思いでついて行ってるんだ!』というコンプレックス。

そうした心の隙が、良くないことだと思いつつも尾平に腕輪を受け取らせてしまったのです。

 

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【キングダム】危機がせまると必ず誰かに助けてもらえる?

知略も武力も貧者な尾平が生き残れているのは、本人の諦めない根性もありますがピンチの際に必ずと言って良いほど誰かに助けてもらえる運の良さがあります。

初陣でビビり倒し弟と一緒に死にかけた時には澤圭(たくけい)に。

魏の戦車隊にひき殺されそうになった時はに。

敵兵に囲まれもう駄目だ!というところでは羌瘣に。

一回の戦闘だけでもこれだけ助けられている尾平は、その後も助けられ街道を驀進し今日も元気に生きています。

 

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【キングダム】本当は信が1番大好きな尾平

最初小馬鹿にしていた信に、尾平が男として惚れた瞬間はおそらく初陣の時でしょう。

己が恐怖でまともに動けないような状況を、信は夢へのファーストステップとして捉え果敢に立ち向かいます。

魏の戦車部隊に蹂躙され、必死に身を守ることしかできない己。

馬を奪い一人臆することもなく戦車相手に戦いを挑む信。

信の背中を見送る尾平の目には、羨望の色がありました。

様々な困難をボロボロになりながら超えていき、故郷で一番の出生頭になった信を尾平は誇りに思うようになります。

だからこそ、弟・尾到と共に命がけで信を守ろうとしたのです。

そしてその気持ちは、誘惑に負けて飛信隊をクビになっても変わりません。

桓騎兵たちが信を馬鹿にしたのを聞いた尾平は、怒りに任せて桓騎兵に殴りかかります。

臆病で小心者で腕っぷしの弱い尾平が、ガラの悪いゴロツキしかいない桓騎兵相手にたった一人で喧嘩を売ったことは、大きな歴史の物語の中の小さな事件です。

呆気なく返り討ちに会いながら、それでも尾平は泣きながら叫びました。

『器がでけぇから盗みも犯しもやんねぇんだバカヤロ! 

―中略― 

信が綺麗事言ってんのは百も承知だ!

いろんな誘惑があんのも否定しねぇ!

そんなこと皆わかってる!

わかってても関係ねぇくらい信のことが好きなんだ!』

これほど真っすぐで熱い『大好き』の表現があるでしょうか?

クビを言い渡され二度と戻れないと思い詰めて尚、尾平は心底信という人間を大切に思い、好いていることが伝わってくる魂の叫びです。

 

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【キングダム】逆境を乗り越えて自然と強くなっている?

ここまで尾平を弱い弱いと言ってきましたが、冷静に考えればあれだけ過酷な戦場を生き延びるということは、それだけで生物として屈強です。

戦とは何も強敵と矛を交えることのみが試練ではありません。

夏の暑さ冬の寒さに耐えて進軍し、時には悪天候の中で野営し、補給が途絶えれば飢餓と戦いながら集中力を持続させて戦うのです。

どんなに元がひ弱で軟弱でヘタレでも、従軍して生き延びた数だけ嫌でも強くなるに決まっています。

しかも、飛信隊は結構な確率で死地に投じられるため、毎回『俺、ここで死ぬんだな』と覚悟するのがもはやデフォルト。

超スパルタ式メンタルトレーニングを繰り返しているようなものなので、『うわ!やべぇ!……いや、落ち着け。〇〇の時はもっとヤバかったし』的思考が出来るようになっているかと思われます。

 

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まとめ

尾平は決して英雄的なキャラではありません

信をはじめとする人間辞め気味な連中のように腕っぷしが強いわけでもなければ、一歩間違えたらサイコレベルでメンタルが強いわけでもありません。

率直に言ってルックスも贔屓目に見て中の下で、生涯イケメン枠とは無縁でしょう。

ズルイしセコイしお調子者だし、誘惑に負けることだってある、いろいろな意味で『しょーもない』人物です。

けれども、そんな『普通の人間』がここぞという時には腹を括り、やる時はやってくれるからこそグっと来るのです。

等身大のキャラクターが、駄目な己を必死で乗り越えしぶとく生きる姿が、私たち視聴者や読者に共感と勇気を与えてくれます

スペックが普通でも大丈夫。

普段はヘタレでも構わない。

ギリギリのところで根性出せて、本当の意味でのクズにさえならなきゃ何とかなるよ!

ついでにイケメンじゃなくても、そこそこ可愛い彼女ができる!

尾平を見ていると、そんな希望に満ちた気分になってきませんか?

 

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