エースの心得。
一つ、背中で味方を鼓舞すべし
一つ、どんな壁でも打ち砕くべし
一つ、全てのボールを打ち切るべし
その三箇条を有言実行する漢こそ木兎光太郎。
超強力なスパイクは「全国五本指」と言われる高校バレーの代表をするスパイカーにして、ともすれば日向よりも主人公感のある前向きさと力強さ。
いわゆる「持っている」キャラの代表格をこれから紹介していきます。
Contents
【ハイキュー】木兎光太郎のプロフィールは?
・名前は木兎光太郎(ぼくと こうたろう)
・身長185.3 cm、体重78.3kg(高校3年4月時点)
・ポジションはウィングスパイカー、背番号4
・能力パラメーターは、5段階評価でパワーとスタミナが5、スピードとジャンプも4、テクニックそのほかも3以上と高スペック!
春高常連校である梟谷学園の主将を務めます。
【ハイキュー】周囲に影響を与えるハイテンション
非常に明るく誰とでもすぐ打ち解ける性格です。
春高バレーでは桐生にいきなり親しく話しかけて逆に相手が戸惑うほどでした。
テンションは高く目立ちやすいため、悪い意味ではトラブルメーカーとなりやすい一面もあります。
スピンオフ「ハイキュー部!!」の1話では校内の廊下でジャンプした勢いで天井を破壊したり、下校時には川に落ちたりと日常も大変。
そのためか部内での位置付けは変人扱いです。
しかし、これが良い方に作用すると、木兎の熱いプレーに感化され敵味方を問わず士気が上がりまくります。
対戦相手からは木兎についてマイナス印象の言葉は出てきません。
烏野との練習試合では、武田先生は敵でありながら賞賛を送りたくなる選手だと評価します(93話)。
春高バレーでは、三大エースの桐生は対戦後に握手をしながらも、更なる高みを目指す姿に“どれだけ前を向いているのか”と感心します(338話)。
また、東京予選では音駒の熱烈サポーターである山本虎の妹:茜ですら、悔しいけれどカッコイイと思ってしまいます(195話)。
【ハイキュー】器用な努力の五本指エース!
木兎の脅威的なスタミナは天賦のものではありません。
それには誰も付き合いたがらない異常なほどの練習量に裏打ちされたものでした。
おかげで中学時代の回想シーンではチームメイトがついて行けず、一人黙々と走り込む後ろ姿に哀愁をそそられます(335話)。
しかし高校では入部したての赤葦を捕まえては「ちょっとだけ」練習に付き合ってと悪魔のささやき。
スターに声を掛けられ嬉しかったかの赤葦でしたが、結局「『ちょっと』じゃねぇ」と深夜に及びパスを上げることになりました。
遠征合宿では黒尾と月島が付き合うハメになります。
一見派手でありますが、地道な努力を積み重ねてきていることが分かります。
そして注目が集まる木兎のプレーです。
まずは豪快なスパイク。
元から得意だった超インナーと努力でモノにしたストレート打ちの2種類を使い分けます。
狢坂戦では超インナーの”対木兎シフト”の罠を承知しながらも、敢えてインナーで得点する格好良さ(331話)。
しかし東京予選の音駒戦ではストレート打ちが好調すぎて、インナーの打ち方を忘れるという“弱点37”が発覚(笑)して、赤葦が本気で慌てました。
一方でリセットやフェイントなど器用さも兼ね備えています。
これらが決まると会場の観客は木兎のファンになること必至でしょう。
【ハイキュー】トップ3になれない理由は?繊細だから?
木兎の浮き沈みの激しい性格。
試合中に一度落ち込むと中々浮上することが難しい面倒臭い奴です。
練習中でもダウンな気持ちになると、机の下に潜り込んで出てこない、天の岩戸状態になることもあります。
しかし梟谷のメンバーはベンチのマネージャー含めて、その扱いには慣れたものです。
スパイクの自滅から落ち込む木兎は、今日はもうトスを上げるなと“しょぼくれモード”でブルーになります。
コートでは「あー来た」と既に日常なのでしょう。
木兎のご機嫌を戻すためには、赤葦は25点目のスパイクを決めるようにトスを上げたり、点を決めたらチーム全体で煽ててみたりと、何かとフォローが大変です。
この光景を見た月島は木兎が三大エースになれない、五本指止まりの理由を納得するのでした。
【ハイキュー】ヒナガラスの師匠
遠征合宿での居残り練習。
日向は音駒のリエーフらが立ちはだかる190cm×3本という赤葦曰く「傘」のブロックに対してワンタッチ狙いの天井に向かいスパイクを打ちます。
これを見て感動した木兎は日向に対して「動と静」で揺さぶる必殺技を伝授すると公言。
それは自分が強烈な一発を打てる時が好機な「フェイント」でした。
春高開幕式で再会した日向を「第一の弟子」と呼ぶことから、木兎自身も日向を気に入っていた様子が伺えます。
327話の扉絵は腕組み子弟のツーショット。
そしてもう一人は月島です。
ブロックの技術的なことは音駒の黒尾になりますが、“ただの部活”に一生懸命な理由を探す月島に対して、バレーにハマる瞬間を自分の体験談から教えます(89話)。
298話で見せた山口と月島のサーブ&ブロックによるハイタッチを見て、「さすが俺の弟子」と一緒にテンションも高まります。
【ハイキュー】全国三大エースに勝利!
春高バレー準々決勝で対決したのは、三大エースの一人である桐生八(きりゅうわかつ)を擁する狢坂高校です。
梟谷は「悪球打ち」の異名を持つ桐生の強力なスパイクと、赤葦の不調から波に乗り切れず第1セットを失います。
しかし第2セットは横断幕「一球入魂」の言葉を胸に雑音を捨てた赤葦が復活。
木兎のサービスエースもありラストは3連続得点で狢坂を突き放しました。
そして運命の第3セット。
木兎のパフォーマンスに敵味方とも上り調子で一進一退が続きましたが、最後は赤葦の120%トスをやはり木兎が決めます。
セットカウント2ー1で梟谷が勝利。
試合後に泣く赤葦に対して、木兎はフォローするだけでなく次の試合は“全部拾って全部決める”と、ムズカシイことを笑顔で頼もしく語るのでした(以上328〜337話)。
【ハイキュー】木兎の名言は?
一見さんには理解困難な木兎語をはじめ、印象深い名言が数多い木兎。
まさに「名セリフの宝石箱」や〜!
「ヘイヘイヘーイ!」
木兎の代名詞でこれは外せません。
単純だと言われもしますが、これが調子のバロメーターです。
「俺の時代キタ!!」(89話)
イヤイヤ。
いつでも木兎の時代です。
この後に続くバレーにハマる瞬間までの一連のセリフとコマ割が名シーンを演出しました。
「世界が!!俺に加勢している!!」(334話)
会場から沸き立つ木兎コール。
この声援を自らの力に変えて、しかも周囲の期待に応えるサービスエース!
赤葦は木兎を「スター」と言いますが、まさに千両役者ぶりを存分に発揮しています。
「“楽”ではなく“楽しい”を考える」(335話)
本当の楽しさを得るために人はどれだけの努力や鍛錬をするのでしょう。
これをサラッと言えるのが木兎の凄い所です。
何気ないセリフですが木兎のバレーに対するルーツなので敢えて上げておきます。
まとめ
狢坂戦では今まで助けられてエースたり得たことを自覚してか、「普通のエース」になると宣言して覚醒をした木兎。
まさにスターの素質が十分な選手です。
その成長ぶりに全日本の雲雀田監督は「男子三日会わざれば刮目して見よ」と感想をするほどです(332話)。
あれから物語は5年が経過して終章です。
いずれはプロ選手として再登場しそうな木兎の活躍を刮目する日は、そう遠くないはずだと思います。

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