春高バレーに突如現れた新星。
八面六臂の活躍から解説者をして「小さな巨人」と言わしめた選手が星海です。
しかし、スポットライトを当たるまで、彼には彼なりの苦労がありました。
ここでは現在の小さな巨人である星海について紹介していきたいと思います。
Contents
【ハイキュー】母指球って何だ?日向を上回るハイジャンプ
ユース合宿に参加した影山。
最初はリベロとして招集されたと勘違いした星海の跳躍力を見て、日向よりも高く跳ぶと驚くのでした。
それは母指球と呼ばれる親指の下に体重を乗せた「ドン」ジャンプです。
合宿から戻った影山は日向に残念な日本語で、もっと跳べるコツを教え特訓に入ります。
これがなければ、今ごろ音駒には敗戦していたと思うと、既に日向が星海の影響を受けていたことが分かります。
【ハイキュー】星海光来のプロフィール
・名前は星海光来(ほしうみこうらい)。
・身長169.2cm、体重61.7kg(高校2年時)。
・鴎台高校のWS(ウイングスパイカー)で背番号は5。
・能力パラメーターは5段階評価で体力は平均3ですが、バネ、スタミナ、テクニックは5と最高レベルの選手です。
性格はユース合宿に参加していた千鹿谷曰く「めんどくさい人」。
リアクションの薄い影山に「もっとヒビれよ、驚けよ」と噛み付いたり、烏野戦では“俺が星海光来だ”と自分を鼓舞したりと、少々構ってちゃんの気があります。
そして極度の負けず嫌いでもあります。
低身長の反発ゆえに他人を蹴落としてまで上り詰めるという上昇志向が強く、話し方も自惚れや傲慢とまではいかないまでも自信過剰な様子も見受けられます。
【ハイキュー】低身長での苦悩と葛藤
元々星海家は高身長の家系でしたが、自分だけ背が低いことにコンプレックスを持っていました。
バレーを始めたのは小学2年生の時。
キッカケはいとこがバレーを始めたからでしたが、その心には背の高い「兄からの呪縛から逃れるため」という思いもありました。
そして、このころから天井に届きそうな高いジャンプ力を誇っていました。
そんな星海でしたがバスケクラブに入っていた背の高い兄貴がいとも簡単にスパイクを打つ光景を見て母に号泣をするのでした。
「何で、おれだけ小さいのっ」
【ハイキュー】切り替えられた母からの言葉とは?
小学生の涙の問い掛けに対する母の答えは“遺伝?”とあっさりしたものでしたが、大きくなる方法は分からないが、強くなる方法ならば沢山あると言葉を続け息子にこう語るのでした。
「今なら光来が“強い”に一番乗りだね」
“大きい”ではなく“強い”という、まさに発想の転換により、星海は恐らく猛練習をして今のスキルを身につけたことは容易に想像できます。
しかし、ここで注目すべきは身長に高低差はあり現実は不平等だと認め、自分が弱いということを小学生の時に既に自覚しつつ、それでもバレーに取り組んできた星海のメンタルの強さではないでしょうか。
【ハイキュー】大器晩成型の星海が急成長!
Vリーグでのコーチ経験のある名将アーロン監督の下、メキメキ力をつけてきた星海。
中学時代はチームメイトの昼神が早くも活躍する一方、控えとして努力を重ねてきましたが、高校で一気に開花します。
今では全日本ユースに選抜されるほどの実力者となり、代表チームの選抜は大きくて優秀をモットーとする雲雀田監督ですら選びたくなるような選手と評価は高いです。
その魅力あるプレーは高い打点のスパイクだけとは限りません。
ジャンプサーブは要所要所でエースを決めるほどの強烈さとコーナーを狙う精度の高さ。
そしてレシーブは影山のサーブも正面で返す安定ぶり。
そして圧巻はトスまでします。
しかもスパイクした白馬ですら打ち易いと認めるほどです。
裏打ちされた練習とそれを引き出す力。
「小さい事はバレーボールに不利な要因であっても不能の要因では無い!!」
カッコいい。
【ハイキュー】春高バレーでの烏野VS鴎台
センターコート進出をかけた準々決勝の烏野高校の対戦相手は、長野県代表の鴎台高校です。
第1セット:烏野20-25鴎台
烏野は全国トップクラスのブロックを誇る鴎台にエース東峰が執拗にマークされると、チームは波に乗ることなく第1セットを失います。
第2セット:烏野25-23鴎台
自分を信じることで覚醒した東峰。
日向は「高さ」と「早さ」で勝負。
最後は月島が星海のスパイクをアウトに誘い烏野が取り返します。
第3セット:烏野23-25鴎台
不動の昼神を動かした「最強の囮」日向。
しかし、まさかの発熱に異常をきたして涙の退場と急転直下。
成田、山口と総力戦の様相でしたが、最後は星海の「ドン」ジャンプによる一撃で決着。
澤村たち3年生の春が終わりを告げました。
【ハイキュー】日向と戦いを通じて広がる世界
同じポジションでありながら自分より小さい身長でプレーをする日向を敵視する星海は、準々決勝で対決する前に「小さな巨人」の称号をかけて戦うと戦線布告をします。
しかしながら、試合を通して日向があくまでも「高さ」と「早さ」に拘るプレーを見て、自分とは違う頂を目指していることに星海は気付きます。
結局、日向は二つ名としては「最強の囮」がいいとして、「小さな巨人」は星海さんどうぞと譲られて逆ギレしますが、身長の低い選手の戦い方は一つに限らないことを知り清々しい表情に変わっていきます。
【ハイキュー】星海は日向を待っている!
急な発熱で試合の続行が不可能になった日向。
武田先生の説得で涙を流しながら「ごめんなさい」と無念の退場となりますが、その背中に星海は大声で言うのでした。
「日向翔陽!!俺は!!お前を待っている!!」
結局、日向はこの言葉に応えることはなく、一礼をして去っていきます。
昼神が言うようにこの試合には間に合わないのは承知の上。
来年での再試合、もしかしたら大学やプロリーグ、それともオリンピックか、いずれにせよ先を見据えた台詞であることには間違いはありません。
まとめ
似た者同士の憎さ100倍というのは大袈裟でしょうが、日向へのライバル意識は相当だった星海。
試合前は上から目線の感じでしたが、最後は日向を認めたか檄を飛ばすなど心境の変化が見て取れます。
ブラジル編で何でも出来るようになる日向の完成形とは、マルチな活躍をした星海+高さ+早さ、のような気がしますので、星海のプレーを振り返ることで日向が何を目指しているのかが想像できそうです。

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