主人公がここ最近、全く登場していないという異例の漫画、ハンターハンター。
皆さん、ハンターハンターの主人公は誰でしょうか?
クラピカ?ジン?いいえ、忘れないでください、ゴンですよ!
今回は、記憶から消去されてしまわないためにも、ゴンの念能力について改めて徹底解説していきたいと思います。
Contents
【ハンターハンター】ゴンの念能力は強化系?変化系?
さて、まずはゴンの念の系統からおさらいしてみましょう。
ゴンは、6つの系統の中で最も攻守のバランスの良い強化系に属しています。
ちなみに、ヒソカのオーラ別性格分析では、強化系は単純一途。
かなり当たってますね…。
強化系の能力者は、放出系と変化系とも相性が良く、ゴンはこの3つの性質を上手く組み合わせた、ジャジャン拳という技を編み出しました。
ジャジャン拳には、グーチョキパーのじゃんけんに見立てた3つの技があり、グーは増強したオーラを右手に集中させてパンチを繰り出す強化系、チーはオーラを刃物状に変化させ物を切る変化系、パーでオーラの塊を飛ばす放出系、です。
ゴンはキルアと共に、短期間で念能力を取得し、師匠のウイングもびっくりする才能の持ち主でしたね。
その才能を、グリードアイランドで第2の師匠ビスケに磨いてもらうことで、恩人カイトにも認められるほどに成長しました。
強さとしてはまだまだ他のハンターたちに劣るものの、13歳という年齢を考えると、末恐ろしい存在だと言えるでしょう。
【ハンターハンター】ゴン復活後念が使えないって本当!?
ゴンは、キメラアント編で、ネフェルピトーを倒せる年齢まで、自分自身を強制的に成長させました。
カイトを助けられなかったことと、カイトを治すというピトーの言葉が嘘で、カイトは実はもう死んでいたことで、怒りの強制成長を遂げたのです。
筋肉は隆々、髪の毛は頭上に何メートルも逆立ち、その驚愕の姿から、ファンからは畏敬の念を込めて「ゴンさん」と、なぜかさん付けで呼ばれることに。
あの強すぎてどうしようもなかったネフェルピトーを、1蹴り、2ジャジャン拳であっという間に倒してしまいました。
その後、強制成長の反動で、瀕死の重体となりましたが、キルアの妹、アルカの能力によって復活。
しかし、驚いたことに、復活後、ゴンは念能力を全く使えない状態になってしまったのです。
世界樹を命綱なしでサクサク登るなど、身体能力は以前のままですが、どうやら念だけ使えないようです。
ハンターで念は必要不可欠。
まさかハンターライセンス剥奪にはならないと思いますが、今後のハンターとしての活動にも支障をきたしてしまいますよね。
【ハンターハンター】ゴンの念に制約と誓約が関係している?
ではどうして、ゴンの念能力が使えなくなってしまったのでしょうか。
ゴンは強制成長するときに、「もうこれで終わってもいい だからありったけを」と願いました。
二度と念能力が使えなくなってもいいから、命を圧縮してでも強制的に成長して、ピトーを倒したいと決意したのです。
この決意によって、ゴンの念に制約と誓約がかけられました。
制約と誓約とは、制約(ルール)を決めてそれを心に誓うことで、そのルールが厳しければ厳しいほど、使う技が爆発的な威力を発揮するという大技、かつ諸刃の剣です。
誓約を破れば反動で念能力そのものを失う危険もあるからです。
ゴンの場合、「命を圧縮する」というルール(制約)を決め、決意(誓約)することで、強制成長を可能にしました。
その結果、ピトーは倒せましたが、命が圧縮され瀕死の状態になってしまいました。
しかし、ルールを破ってアルカの能力で復活したため、反動が起き、念能力を失うことになってしまったのです。
「もし誓約を破れば反動で念能力そのものを失う危険があることを忘れるな」と、クラピカの師匠イズナビが語ったのが9巻。
ゴンが念が使えなくなったのが33巻。
この伏線回収は、さすがとしか言いようがないですね!
【ハンターハンター】ゴンの念が復活しない場合、登場しなくなる?
さて、ゴンが念が使えなくなってしまい、345話で最後に登場したきり、380話現在、まだ再登場していません。
せいぜいジャンプの表紙とかでちらっと出てくる程度です。
現実の期間でいうと4年くらい登場していないことになります。
ストーリーでは、クラピカ、レオリオ、ジン、パリストン、ビヨンド、12支ん、カキンの王族、幻影旅団、イルミ、ヒソカ、その他多くの主要メンバーが暗黒大陸行きのB・W号に乗船し、密室頭脳戦を繰り広げているというのに、キルアとゴンだけ取り残されたように戦線離脱しています。
ゴンはクジラ島でお留守番。
キルアは妹のアルカと世界旅行の真っ最中です。
今からハンターハンターを読み始めた人は、そろそろクラピカが主人公だと勘違いしてもおかしくないでしょうね。
さて、B・W号はもう出航してしまいましたから、移動型の念能力でもない限り、ゴンとキルアは暗黒大陸編に全く登場しないことになってしまいます。
とはいえ、移動型の念能力はノヴの4次元マンションや、ルイーニーの空間移動能力、ツボネのバイクなど、続々と登場してきているので、まだチャンスはあります。
例えば、ゴンの知り合い、ノヴの4次元マンションで、仮の暗黒大陸までは簡単に行くことができます。
そうは言っても、念能力のないゴンが暗黒大陸に行っても、全くの役立たずとなってしまいますよね。
やはり、暗黒大陸編が終了するまで、登場はお預けとなるのでしょうか…。
【ハンターハンター】ゴンの念は復活する可能性はあるのか?
ゴンは念が使えなくなったとき、ジンに助けを求めました。
ゴンとジンが、再会して初めて、親子らしいやりとりが行われたのがここですね。
「オーラが出ない」と電話してきたゴンに、父ジンはこうアドバイスします。
「オレといた時は出ていたぞ おそらくお前が視えなくなっただけだ」
「全てを捨てる覚悟で戦って普通に戻れたんだぞ それ以上望んだら罰が当たるってもんだ むしろ喜べ」
「現状のお前がやれる事は何か見つけるいい機会だ」
素晴らしい!
父親らしい、ポジティブで前向きなアドバイスですね!
ゴンはこのアドバイスを素直に聞き入れ、ミト叔母さんのところでたまりにたまった学校のテストやレポート作成に明け暮れています。
果たして、ゴンの念が復活することは、今後あるのでしょうか。
可能性としては、何でも願いをかなえてくれるアルカの存在ですね。
キルアからアルカに、ゴンの念を復活させてとお願いすれば話は早いのですが、キルアはもうアルカになにもお願いをしない予定ですので、この可能性は低いと思います。
もう一つの可能性は、現在進行中の暗黒大陸編の希望の一つ、万病に効く香草の存在です。
万病に効くというのですから、念能力が視えないという症状にも効くのではないでしょうか?
どちらにせよ、ゴンには早く強い才能をもった主人公として復活してほしいですね!
まとめ
最初は純粋でかわいい主人公ゴンが活躍する漫画だったのに、隆々たる筋肉の「ゴンさん」がピトーをあっさり殺し読者を驚かせ、その後戦線離脱して4年も登場しない…。
こんな主人公ほったらかしの漫画、他にあるでしょうか!?
恐ろしいのは、主人公なしでも十分に面白い事です。
正直、もうクラピカが主人公でもいいんじゃないの、って思ってしまいます。
とはいっても、やっぱりゴンがいないと単純なアクションシーンがなくて恋しいですよね。
ゴン、早く戻ってこい!
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