ハンターハンター キメラアント 最期の結末!涙腺崩壊!!

ハンターハンターのキメラアント編といえば、ゴンとキルアの葛藤、ゴンの暴走、メルエムとコムギの出会いなど、感動と興奮を盛りに盛った作品でしたね。

途中何度も休載を挟んだため、イライラしながら辛抱強く待ったことも今となってはいい思い出です。

今回はそんなキメラアント編の最期、メルエムとコムギの感動の結末をまとめてみました。

 

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【ハンターハンター】キメラアント編

https://twitter.com/BestieKi/status/984792985245179904

それでは紹介していきます。

 

生物の頂点に立つという使命に疑問をもつメルエム

キメラアントの女王から生まれた王、メルエムは、誰が何と言おうとハンターハンター史上最強の生き物。

最初はとても乱暴で、部下を平気で殺したり、人間を虐殺したりして、それを食べることでさらに強くなっていきました。

その後メルエムと護衛軍は、東ゴルトー共和国に侵入して国を乗っ取り、地球上のすべての生物を武力で統一すべく、行動を開始します。

ところが、暇つぶしに始めた軍儀という盤上競技で、コムギという女性と出会い、王の考え方に変化が生まれました。

「暴力こそがこの世で最も強い能力」であり、「余の力こそがこの世の頂点に在る」べきだという絶対思想が、コムギという盲目の少女によって、かき乱されてしまうのです。

自分の名前を知りたくなったり、「何の為に生まれてきた…?」という哲学的な悩みを抱えるあたり、一般的な弱肉強食の動物から、思考を持つ人間へと少しずつ成長していきます。

ネテロ達との戦闘は、そんなさなかに突然始められたのです。

 

メルエムはネテロと戦う

まず、ゼノの能力「ドラゴンダイブ」が空からいきなり降ってきて、コムギが負傷してしまいます。

そのコムギに対し優しく慈愛溢れる振る舞いをする王と対峙し、会話することで、ネテロはメルエムが今、人間と蟻の間で揺れていると悟ります。

ネテロは心が揺れてしまいますが、立場上戦う必要があると自分を奮い立たせ、戦闘を開始しました。

実力差は目に見えていましたが、「敗色濃い難敵にこそ全霊を以て臨む事!!」という自身の武の極みを思い出し、ネテロ会長はメルエムと激しくぶつかり合います。

ネテロの千手観音のような奥義を軽くいなすメルエム。

とうとうネテロは手足がもげ、力尽きかけますが、寸前、王の名前が「メルエム」であるということ、そして人間には底知れない悪意があるということを教え、自爆します。

 

ユピーとプフはバラの毒がまわり死亡。プフとユピーはメルエムを慕いながら息絶えた

ネテロが死ぬと作動するバラ(ミニチュアローズ)と呼ばれる爆弾が爆発。

メルエムは爆風で焼け焦げ、瀕死の状態になってしまいます。

ユピーとププが急いで王を救出し、2人の体液を吸収させることで王は一命をとりとめ、さらには2人の能力も獲得しました。

これによりプフとユピーは、王が自分の体液を吸収し、自分と一体になったと感じたことで、絶対神を信仰する信者がごとく心酔してしまいました。

残念ながらバラには毒があり、メルエムを助けにバラの爆心地を飛び回ったことで2人は毒に感染してしまいます。

2人は最後まで護衛軍として王のために戦いながら、死亡していったのです。

 

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バラの毒にやられたメルエムは、長くないことを悟り敗北宣言。『コムギという女性に会いたい それだけだ』と語る

バラには毒があり、自分も長くないということを悟ったメルエムは、パームに対し、「お主達の勝利だ、戦いは終わった」と敗北宣言をします。

自分がもうすぐ死ぬと理解したうえで、「残された時間をコムギと過ごしたい」と伝えます。

絶対君主だった王が敗北宣言をし、人間への思いを伝えるなんて、パームは信じられませんでしたが、メルエムが見せた真摯さに心うたれ、とうとうコムギの居場所を教えてしまいます。

コムギを人として、女性として大切にしていると正直に伝えるメルエムは、人間よ純粋で正直な生き物に成長していたのです。

 

メルエムは部下達に深く感謝をしていた

メルエムが改めてコムギと軍儀を再開する際、コムギを瀕死の状態から助けたのは自分の部下だった、と説明します。

そしてピトー、プフ、ユピーを慮り、「余には過ぎた者達だ…」と感謝の意を表します。

生まれた当初は部下を意味なく殺したり、ピトーを殺す勢いで殴ったりと、暴力君主でしたが、コムギと共に過ごし、人間の思考を学んだ今、メルエムは部下への感謝という思いやりまで芽生えていたのです。

お礼を言っておいてほしいというコムギに対し、「余から伝えておこう、直に会う」と死後の世界で会えるだろうと少し笑顔になる所などは、人間味溢れる王の慈愛を美しく表現していますね。

 

メルエムはコムギに自分の名前を教える

そして、ネテロと戦って知ることができた自分の名前が「メルエム」だとコムギに教えます。

コムギが改めて自己紹介すると、「知っておるわ…いや、そうだな……知らなかった、余は…何が大事なものかを……何も知らなかったようだ…」と考えを改めます。

自分に尽くしてくれた部下、目の前にいる気になる女性…。

これらを、モノとして扱うのではなく、名前で呼び、向き合うことの大切さを知るのです。

そしてコムギに「余が勝ったらお主は余を様抜きで呼べ」と伝えます。

 

残された時間はコムギと過ごす

生まれてから、「余は何者だ…?余は一体、何の為に生まれて来た…?」と自分が生まれた理由を思考し続けてきたメルエム。

そんなメルエムは、死ぬ前のひと時をコムギと軍儀を打って過ごします。

コムギが新しい技を出すと、メルエムがそれを超える技を、それをさらにコムギが新しい技で対抗。

まるで我が子を生み出す夫婦のようです。

体験したことのない状況を前に感極まり、コムギは泣きながら「メルエム様 ワダす…今…とっても幸せです、不束者ですがお供させてください、ワダすはきっとこの日のために生まれて来ますた…!」と伝えます。

この言葉がこれまで自分の存在意義を自問してきたメルエムの心を強く打ち、メルエムは「…そうか余はこの瞬間のために生まれて来たのだ…!!」と悟るのです。

メルエムとは、「全てを照らす光」という意味ですが、メルエムは盲目のコムギを照らす光となり、コムギもまたメルエムを照らす光となりました。

美しい男女の愛情を、キスや抱擁などがなくとも上手に表現した素晴らしい試合でした。

 

最後メルエムとコムギは手を繋いであの世へ旅立った

この2人の軍儀の結末は、背景が真っ黒で、セリフだけのコマが延々と9ページ続いて終わります。

その後、「ありがとう」「こちらこそ」、と夫婦のように対話し、最後の見開きで2人で手を繋いであの世へ旅立ちます。

蟻の王として生まれ、暴力で世界を征服しようとしてきたメルエムが、一人の女性と出会い、人間の心を持っていき、最後は人間として愛する人に見守られて死んでいきました。

真っ黒なコマなのに、このシーンに感動して涙が止まらなかった人は私だけではないはずです。

 

【ハンターハンター】キメラアント編のまとめ

キメラアント編は、当初は悪者退治をする人間の物語かと思いきや、敵だった者が人間の悪意にやられ、それでも人間として死んでく、という素晴らしい構成の物語でした。

善なはずだったゴンが悪、悪だったメルエムが善、と立場を対比させて表現することで、人間の善悪についてひたすら考えさせられてしまいましたね。

さすが、冨樫先生。

脱帽です。

 

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