数多くある海賊団の中でも異色といえる「王家七武海」ゲッコー・モリアが率いる「スリラーバーク海賊団」。
影を奪い「死体」に入れるというあり得ない行為を行いながら、戦力強化を図っています。
その海賊団の存在も個性的ながら、所属するキャラクターも個性派揃いです。
今回はその個性派揃いとされる「スリラーバーク海賊団」を見ていきたいと思います。
目次
【ワンピース】スリラーバークとは?
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スリラーバークは「王家七武海」ゲッコー・モリアが根城にする「島」であり海賊船です。
元々は「西の海」にあったゴースト島でしたがモリアによる改造でひょうたん島のように巨大な浮き島となっており、世界最大の大きさを誇る海賊船になっています。
モリアは島を改造した後は「グランドライン」の魔の三角地帯に停泊しています。
そこで通りかかる海賊を襲ったモリアは能力によって影を奪い戦力を増やしています。
後に仲間となる「ルンバー海賊団」死んで骨だけのブルックも「魔の三角地帯」で影を奪われて彷徨っていました。
【ワンピース】スリラーバーク編は何巻?
「王家七武海」ゲッコー・モリアと後の仲間であるブルックが登場する「スリラーバーク編」は「ワンピース」単行本46巻・第442話「魔の海の冒険」から50巻・第489話「8人目」となっています。
ブルックだけでなくその後の展開に関わってくるローラなども登場しています。
【ワンピース】スリラーバーク海賊団とは?
「西の海」にあったゴースト島を改造し船とした「王家七武海」ゲッコー・モリアが率いているのが、「スリラーバーク海賊団」です。
奪った影を入れたゾンビ兵を多く抱える海賊で、モリアを船長に3人の幹部が中核を担っています。
【ワンピース】ゲッコー・モリア
「スリラーバーグ海賊団」を率いている船長がゲッコー・モリアです。
「王家七武海」に名を連ねている海賊で、影を奪ったり操れたりする「カゲカゲの実」の能力者です。
元々は最強生物カイドウとも渡りあう実力者でしたが、「仲間が全滅」した事で「死なない仲間」=ゾンビに執着するようになっています。
また、それ以降は「お前がやれ」と人任せな性格に変化とそれに伴う体型の変化からドフラミンゴに言わせれば「王家七武海」としての実力は既にないとも言われています。
【ワンピース】ドクトル・ホグバック
ドクトル・ホグバックは「スリラーバーグ海賊団」の船医で天才的な手腕を持つ外科医です。
様々な奇跡を起こしているドクトル・ホグバックですが、地位と名声を手に入れた後で突然失踪しています。
この失踪は「スリラーバーグ海賊団」に入る為で、その後は「死者の蘇生の研究」を続けて行く事になります。
因みに「スリラーバーグ」のゾンビ兵の修復はドクトル・ホグバックの手による者で、モリアにとっては無くてはならない存在といえます。
【ワンピース】アブサロム
モリア率いる「スリラーバーグ海賊団」で将軍ゾンビと兵士ゾンビの指揮官を務めているのが幹部のアブサロムです。
様々な動物を移植した動物のような人間で「スケスケの実」の能力者です。
作中では強いのか、間抜けなのか分からない人物ですが「覇気」のようなものも見せ非常に厄介な敵となっています。
因みに変態思考がある様子で透明人間になれる「スケスケの実」の能力を使い、女風呂を除くなどしています。
また、「麦わらの一味」サンジが口にしてみたいと言っている「悪魔の実」が「スケスケの実」で、目的はアブサロムの使い方だと思われています。
【ワンピース】ペローナ
ペローナは「スリラーバーグ海賊団」の幹部で「ホロホロの実」を食べた能力者です。
「ゴーストプリンセス」の異名を持ち、ゾンビの指揮官を務めています。
この能力により生み出したネガティブなゴーストはあのゾロの心をも折っており、もしかしたらどの能力より危険な能力かも知れません。
実際、ウソップがいなければ「麦わらの一味」全滅の可能性もあったほどです。
また、「スリラーバーグ海賊団」では1番の人気があり様々なグッズにもなっています。
【ワンピース】びっくりゾンビ
「スリラーバーグ海賊団」の主要戦力であるゾンビの種類は5種類となっています。
その1つが絵画や剥製を流用した「びっくりゾンビ」です。
ブヒチャックや敷きグマなどがこれに当たります。
様々な場所に潜んでおり、ナミ、ウソップ、チョッパー組を恐怖のどん底に落としています。
【ワンピース】動物(ワイルド)ゾンビ
絵画などではなく本物の動物の死体を流用した「動物(ワイルド)ゾンビ」です。
幹部のペローナの側近クマシーがこれにあたります。
クマシーはペローナのお気に入りからか、側近の他「動物ゾンビ隊長 」を務めており、ヒルドンやカバ戦士は部下になります。
因みにサンジの影が入った犬ペンやチョッパー達を追いかけ回したケルベロスも「動物(ワイルド)ゾンビ」になります。
【ワンピース】兵士(ソルジャー)ゾンビ
ホグバックの使用人兼護衛のビクトリア・シンドリーは「兵士(ソルジャー)ゾンビ」です。
これは人の遺体を流用したゾンビで、「死者の蘇生の研究」をし数々の奇跡を持つホグバックを尊敬していたチョッパーを幻滅させています。
このビクトリア・シンドリーはホグバックが闇堕ちするキッカケを作った人物です。
ホグバックは生前のシンドリーに好意を寄せており、シンドリーが転落死した事で死体を手に入れ、復活を条件にモリアの傘下に入る事になります。
【ワンピース】将軍(ジェネラル)ゾンビ
ホグバックの研究の集大成と言えるのが、人の遺体と動物の死体を混合し、伝説の戦士の遺体を流用したりして作った「将軍(ジェネラル)ゾンビ」です。
この「将軍(ジェネラル)ゾンビ」には「ワノ国」の英雄リョーマや元「ロックス海賊団」のキャプテン・ジョンと伝説の人物の遺体が使われており、最強軍団と称されています。
また、ローラやゾロの影が入った風のジゴロウなどもこの「将軍(ジェネラル)ゾンビ」に該当します。
因みに「ワノ国」の伝説の剣士であるリョーマにはブルックの影が入っており、一騎打ちの勝負に勝ったゾロは伝説の名刀「秋水」を手に入れる事になります。
【ワンピース】特別(スペシャル)ゾンビ
【新キャラ情報!】こ、このゾンビは……!たしか、ゾロの影が入ったゾンビさん…!!名前は…なんだったかな…スリラーバーク編を読み返さないと…っ! http://t.co/hNmTmbZj0o #トレクル pic.twitter.com/J6qRaSM0Zg
— ONE PIECE トレクル【公式】 (@ONEPIECE_trecru) December 21, 2014
数種類あるゾンビの中でも、古代巨人族「国引きオーズ」の体にルフィの影をいれた「特別(スペシャル)ゾンビ」があります。
まさに最強クラスのゾンビで、「これほどの部下がいればあの時カイドウに敗れる事はなかった」とモリアが高く評価するゾンビです。
【ワンピース】スリラーバーク海賊団のその後とは?
ルフィ達に影を取り戻された後、気絶したモリアをアブサロムとホグバックが連れ出し「スリラーバーグ」を後にします。
その後、モリアは「マリンフォード頂上決戦」にも参戦していました。
その戦争後、ドフラミンゴにより殺されそうになりますがアブサロムにより助けられ、消息を断ちます。
ですが、「パンクハザード」編で小型船スリラーバークが登場します。
その船に乗るアブサロムは新聞記者のアブサと名乗りスクープを連発しますが、海賊島「ハチノス」で行方不明になります。
再登場したのがアブサロムを探して「ハチノス」に乗り込んできたゲッコー・モリアです。
モリアはこの島を根城にする黒ひげ海賊団を襲います。
そして、黒ひげに仲間になる様に勧誘されながら、アブサロムを知り「許さん」と怒りに震えていました。
この後、どうなったかは不明ですが、くまにより飛ばされたペローナが新聞を見て、行方不明ながら生きていたのを確認しています。
まとめ
「王家七武海」の1人で後の「四皇」カイドウとも渡り合う実力を持っているゲッコー・モリア。
その戦いで仲間が全滅すると言う「悪夢」を見てからは自身の「カゲカゲの実」の能力で「ゾンビ兵」に固執していく事になります。
そのモリアが拠点にしているのが、モリアが改造し空飛ぶ島にした「スリラーバーグ」です。
この島は海賊船でもあり、モリアは三怪人ドクトル・ホグバック、アブサロム、ペローナと多くのゾンビ兵を抱える「スリラーバーグ海賊団」を率いています。
ルフィや「麦わらの一味」との戦いでは、「王家七武海」である実力を見せながらも敗北したモリア。
その後はドフラミンゴに殺されそうになったり、黒ひげとの戦いになったりと紆余曲折の海賊人生を歩んでいます。
黒ひげとの戦いの後、消息不明となっていたモリアですが、ペローナが見た新聞で生存が確認されています。
この先、果たして「王家七武海」が撤廃され、ただの海賊になったゲッコー・モリアの復活はあるのか、「カゲカゲの実」が黒ひげの能力と被るだけに再登場に期待したいですね。
