多くのヒーローやヴィランに影響を与えたヒーロー殺しステイン。
圧倒的な実力と、ダークヒーロー的な行動から読者にも多くのファンがいます。
作中では、特に飯田がヒーロー殺しの襲撃事件に巻き込まれていましたね。
事件の背景について詳しく知りたい人もいるでしょう。
ヒーロー殺しの思想「英雄回帰」を詳しく知りたいという人もいると思います。
そこで今回は、ヒーロー殺しステインについてまとめてみました。
【ヒロアカ】ステインが持つ歪んだ正義感
ステインは自分の価値観でヒーローの選別をし、不必要と判断したヒーローを殺害・再起不能にするヴィランです。
そうした紛い物のヒーローの粛清が社会をよくすると頑なに信じており、歪んだ思想を根拠にヒーロー達を襲撃しています。
好き勝手に暴れまわるのではなく、信念を持ったダークヒーローにも見える行動を取ります。
実際、ステインはヒーローだけでなくヴィランも攻撃対象にしていて、一般人を襲ったりはしません。
ステインはオールマイトを本物のヒーローと称しており、ヒーローの素質があると見た出久や轟は再起不能にしようとはしませんでした。
しかし、復讐の気持ちに駆られた飯田天哉は紛い物と判断しています。
後に飯田は、自分の行動がヒーローに相応しいものではなかったと省みています。
【ヒロアカ】ステインの犯罪歴は?
ステインはこれまでに17人のプロヒーローを殺害し、23人のプロヒーローを再起不能にして引退に追い込んでいます。
また、ヒーローだけでなくヴィランも多数粛清しており、発覚していない犯罪も多数あると思われます。
【ヒロアカ】ステインの個性は?
ステインの個性「凝血」は相手の血を飲むことで、相手を動かなくさせることができます。
その時間は血液型によって違いB型が一番長く、次にAB型・A型・O型の順で時間が少なくなっていきます。
ステインはB型ですから、自分に近い血液型ほど奪える時間が長くなるのでしょう。
相手の血を舐めなければいけないというのは、結構強い縛りなので轟には強い個性ではないと評価していました。
【ヒロアカ】ステインは戦闘力が異常に高い?
ステインは死柄木弔を圧倒し(ただし死柄木は抵抗可能な状態だった)、まだ成長過程だったとはいえ出久・轟・飯田を同時に相手にしています。
個性にはかなり癖がありますが、身体能力と体術が異常に高いヴィランでした。
轟の炎と氷を即座に回避できる反応速度も厄介です。
轟はステインの「凝血」が大したことない個性だと言っていました。
ですが上記の身体能力や技術と組合わさると、おそろしい強さとなります。
それにステインは飯田や一緒にいたヒーローを殺害もしくは再起不能にしようとしていましたが、出久と轟には殺さない程度の手加減をしつつアドバイスまでしています。
本気で殺そうとしていたならば、全員死亡していたでしょう。
当然、1対1ならば複数を相手にするよりも神経を使いませんから、そういった事を考慮すると相当な強さであったのは間違いありません。
【ヒロアカ】飯田の兄を追い詰めたステイン
飯田天哉の兄・インゲニウムも再起不能にしています。
ステインはヒーローとしての能力と、ヒーローに似つかわしい精神の両方がなければ認めません。
後者は職業的なヒーローを否定する原理主義的なものです。
インゲニウムは上記のどちらかが欠けていたのでしょうね。
インゲニウムは多くのサイドキックを擁して活動していましたから、名声や収益を得る紛い物と判断されたのかもしれません。
そしてそれが原因で、飯田天哉を復讐に駆り立てることになります。
【ヒロアカ】ヴィラン連合からの依頼は?
ヴィラン連合は、オールマイトや雄英生を殺したいからと、ステインに協力を求めました。
しかし、ステインは信念のない殺意に意義はないと死柄木に襲いかかりました。
それは死柄木を試すためだったのです。
ステインはオールマイトを本物のヒーローと認めている、普通のヴィランとは違った信念をもっています。
歪ながらも社会正義のために襲撃を繰り返しているのですから、死柄木の発言には同調しません。
ですが、死柄木に信念の芽があると分かり、成長を見届けることにしました。
【ヒロアカ】保須市を襲撃した結末は?
保須市の襲撃ではインゲニウムなど複数のプロヒーローに重症を負わせ引退に追い込んでいます。
その後、死柄木弔らヴィラン連合と共闘することを決め、再び保須市に戻りヒーローの粛清を始めます。
飯田は、職場体験を利用してステインが襲撃した保須市に来ていました。
そして、兄の報復をしようとステインと交戦しますが返り討ちにされ、ヒーローなら私欲に囚われずに人命救助を優先しろと指摘されてしまいます。
飯田が刺されそうになったその時、出久と轟が駆けつけます。
2人が奮戦するのをみて、自分を省みた飯田は立ち上がり、3人で何とかステインを拘束することができました。
しかし、不意に脳無が襲撃してきて出久がさらわれそうになりますが、誰よりも早く反応したのはステインでした。
ステインはすぐに脳無を切り捨て、自分の思想を語り、その場にいた全員を凍りつかせます。
こうしてステインは逮捕され、タルタロスという刑務所入りとなりました。
【ヒロアカ】ステインの思想「英雄回帰」とは?
ステインがタルタロスに収監された後で、マスコミなどがステインの思想を英雄回帰と名付けました。
それは、見返りを求めるような職業としてのヒーローを否定し、純粋な自己犠牲が必要というものです。
ステインはヒーロー達を襲う一方で、「オレを殺っていいのはオールマイトだけだ」などと言っています。
ステインにとってオールマイトだけが本物のヒーローで、相当心酔しているのが分かります。
【ヒロアカ】ステインが与えた影響力とは?
このステインの思想に感化されるヴィラン達も多くいて、中でもスピナー・トガヒミコ・荼毘のヴィラン連合に参加したきっかけとなっています。
ステインが脳無から出久を救った後で自らの思想を語り、その場にいたヒーロー全員を戦慄させています。
エンデヴァーやグラントリノすらも衝撃を受けていました。
そして、グラントリノは事件後にオールマイトと連絡を取り、社会の隅で抑圧されていたヴィラン達が活性化しすると警告しています。
ヴィランだけでなくヒーローや社会全体にも大きな影響を与えており、ネット上ではステインをカッコいいと評価する声もあるといいます。
ステインが粛清を行った地域は、犯罪件数が落ちるため一定の支持を集めるのでしょうね。
飯田は自身の行動に問題があったことを認め、成長するきっかけとしました。
出久も「戒めをこの手に」と言っているので、思うところがあったようです。
まとめ
今回はステインの情報についてまとめてみました。
ステインは歪んだ正義感を持っていて、能力の低いヒーローや職業的なヒーローを粛清していました。
保須市で飯田の兄インゲニウムを襲い、そのことで飯田天哉を復讐に駆り立てています。
ステインは個性は大したことがありませんが、身体能力と体術に優れている異常に強いヴィランです。
出久・轟・飯田でなんとか逮捕しましたが、ヒーローやヴィランや社会に大きな影響を与えました。
読者の中にもステインのファンは多く、オール・フォー・ワンが捕まった際には一コマ描かれているので、もしかしたらまだ出番があるかもしれません。
魅力的なヴィランなので見せ場ができるといいですね。

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