ヴィラン連合の重要人物で、死柄木弔を献身的にサポートしていた黒霧。
黒霧の能力「ワープゲート」は、少数精鋭のヴィラン連合の破壊活動に必須ともいえるものでした。
雄英高校襲撃時には、その能力でオールマイトや生徒達を苦しめています。
また、長い間謎に包まれていた黒霧は、単行本最新刊にて衝撃の事実が判明しました。
今回は、黒霧の個性や行動原理、明かされた多く謎などについて解説していこうと思います。
【ヒロアカ】死柄木をサポートする黒霧
黒霧は初登場した時から殆ど死柄木弔とセットで描写されていて、USJ襲撃の際にも死柄木を補佐していました。
その後、ヒーロー殺しに対して不快感を露にする死柄木に、味方に率いれた方が良いと諌めてもいます。
ヴィラン連合のアジトに爆豪救出を試みたヒーローたちが突入した時にも、死柄木達に便りにされていました。
ヒーロー側も黒霧を最も厄介な男としてマークしています。
黒霧はグラントリノに捕まり、イレイザーヘッドとプレゼントマイクは面会しました。
その時に黒霧は、死柄木弔のような陰気臭い若者の面倒を見るのは苦ではない、放っておけない性質などと話しています。
【ヒロアカ】珍しい個性「ワープゲート」
黒霧の個性「ワープゲート」は、その名の通りワープするための扉を作ることができ、自身の周囲になら複数のワープゲートを作れます。
自分の体の霧がワープゲートになり、そこを通った物体を別の離れた場所に移動させることが可能です。
自分への攻撃もワープゲートで遮ることができ、個性「ブラックホール」を使用者の13号の背後に繋ぎ自滅させていました。
ただし、体の一部分は霧化できないようで、その難点を爆豪に見破られています。
それに離れた場所にワープゲートを作るには、正確な位置の情報が必要になります。
【ヒロアカ】紳士のようで言葉遣いは荒い?
黒霧は、USJで自分の意に反して逃げようとする飯田に、「生意気だぞメガネ…」「消えろ!!」と言っていました。
そのように、普段は紳士的な物言いですが、激情すると乱暴な言い方となります。
【ヒロアカ】雄英高校を襲撃した結末は?
死柄木と黒霧は、USJへの大胆な襲撃で直ぐにイレーザーヘッドや13号を制圧し、A組の生徒たちを追い詰めました。
その時、梅雨が死柄木の攻撃を受ける寸前に、オールマイトが到着します。
オールマイトは他の複数の事件を解決して疲労困憊の状態であり、ワン・フォー・オールが使える時間があまり残っていませんでした。
オールマイトは脳無と黒霧相手にピンチに陥りましたが、爆豪・轟・切島に助けられ難を逃れます。
しかし、残り1分しかワン・フォー・オールが使えないという窮地には変わりありません。
オールマイトは生徒達を守るため、脳無の「ショック吸収」の限界を超え、「再生」も間に合わない程の攻撃を加え撃破しました。
脳無を失っても死柄木と黒霧は諦めず、一歩も動けなくなったオールマイトを攻撃しようとします。
デクが身を挺して攻撃をした瞬間に教師陣のヒーロー達が到着して、ヴィラン連合は撤退を余儀なくされるのでした。
【ヒロアカ】個性を使って「開闢行動隊」を支える
ワープゲートは、ヴィラン連合にとってなくてはならないほど貴重な個性です。
黒霧は、雄英高校が林間合宿をした際にもサポートしていました。
ヴィラン達を送り込み、スピナー・マグネが拘束されたのを助けていましたね。
そして、爆豪と常闇を個性で奪ったコンプレスらをワープゲートでさらっています。
オールマイト達が爆豪を救出した時にも死柄木がワープゲートを使わせようとしていましたが、ヒーロー側がそれをさせませんでした。
ヒーロー達が連合のアジトに踏み込んだ際に脳無をワープさせていたら、また違った展開となっていたでしょうね。
インターン編では死柄木弔のために、一人でギガントマキアを戦力に引き入れようとしていました。
ですが、グラントリノに捕まってしまい、それ以降はヴィラン連合とは接触していません。
【ヒロアカ】グラントリノに敗れて逮捕された黒霧
インターン編でデク達が死穢八斎會と戦っていた頃、グラントリノは黒霧を追っていました。
そして、グラントリノと塚内警部が目撃情報を元に、とある山間部を探索し黒霧と交戦します。
実力はグラントリノの方が上だったようで、黒霧を見事捕らえ連行しようとしました。
しかし、グラントリノ達は黒霧の目的だったギガントマキアと遭遇してしまいます。
グラントリノ達は命からがらギガントマキアから逃げ切り、なんとか黒霧を捕らえることができました。
【ヒロアカ】黒霧の正体は白雲朧
A組とB組の合同実践授業が終わった直後、イレイザーヘッドとプレゼントマイクはグラントリノ達に呼び出されます。
そして黒霧を調べたら複数個性を結合した脳無であり、2人が雄英生だった時の親友・白雲朧だったと判明します。
白雲朧はインターン中に事故で亡くなっていますが、オール・フォー・ワン達が死体を手にいれ脳無に改造していたのです。
2人はヴィラン連合の重要人物である黒霧から情報を引き出すために、会話を続けました。
黒霧は以前にUSJ襲撃でもイレイザーヘッドと会っていましたが無反応でしたし、最初の内は2人のことを友人だとは気づきませんでした。
ですが、イレイザーヘッドの心の底から絞り出すような説得を聞いて、「病院」という情報を何とか伝えます。
イレイザーヘッド・プレゼントマイク・白雲朧の3人のエピソードは、外伝作品のヴィジランテで詳細に描写されています。
【ヒロアカ】黒霧の再登場はありえる?
黒霧は現在タルタロスに収容されていて自由に行動できません。
ですから何もアクシデントが起こらなければ再登場の可能性は低そうですが、死柄木弔率いる超常解放戦線が脱獄などを企てるという展開はそれなりにあると思います。
オール・フォー・ワンもこのまま処刑されてしまうとは思えませんし、ヒーロー殺しなど再登場しそうなヴィランもいますしね。
その流れの中で、黒霧も自由になる可能性はあります。
また、イレイザーヘッドの言葉に影響された描写もあったので、イレイザーヘッド・プレゼントマイク・黒霧達がまた会話したり戦ったりする展開もありえるでしょう。
何にしろ、現在ジャンプで描かれているヒーロー達とヴィラン達の決戦の結末次第で、上記の展開があるかないかが判明すると思います。
まとめ
黒霧は、作中で死柄木弔を手厚くサポートしてきましたが、それは脳無に改造される前の白雲朧の性格が反映されたためでした。
彼の個性「ワープゲート」は位置座標が分かっている場所にヴィラン達を送り込めるため、少数精鋭だったヴィラン連合の雄英高校襲撃に欠かせないものでした。
また、黒霧は普段紳士然としている反面、激情すると言葉遣いが乱暴になります。
USJ襲撃時には、死柄木弔・脳無と共にオールマイトやデク達をあと一歩のところまで追い詰めました。
林間合宿を襲撃した際には、開闢行動隊を送り込んで支援しています。
しかしギガントマキアの説得に単身赴くも、その途中でグラントリノに敗北し逮捕されてしまいます。
その後、黒霧が元雄英生で事故で死亡した白雲朧だと判明し、イレイザーヘッドの説得で重要な情報を吐露しました。
オール・フォー・ワンなどの動向次第では、黒霧の再登場もありえると思います。
悲痛な叫び声を上げていたイレイザーヘッドやプレゼントマイク、何より白雲朧自身が報われるような展開を期待したいですね。

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