呪術廻戦で最も重要と言ってもよい呪霊、両面宿儺。
そもそも両面宿儺とはどういった存在なのか?
虎杖が在籍する高専側も偽夏油たち呪霊側も宿儺の指を集めることを目標としています。
物語のキーとなる宿儺の指ですが、物語と深く関係ありすぎてなかなか語られることも少ないことも確かです。
まだわかっていること自体は少ないですが、整理しつつ今後の展開を予想するために解明していきましょう!
目次
【呪術廻戦】宿儺は誰も勝てない呪いの王
TVアニメ『#呪術廻戦』第6話「雨後」5/8(日)17時よりMBS/TBS系全国28局ネットにて放送!!
生得領域で両面宿儺は虎杖と対峙する。
「許可なく見上げるな 不愉快だ」#呪胎戴天編 #両面宿儺 pic.twitter.com/SYkphwxhc0— 『呪術廻戦』アニメ公式 (@animejujutsu) May 2, 2022
呪術高専や呪霊たちが集めている宿儺の指とは、もともと特級呪霊である両面宿儺の20本の指の屍蝋のことを指します。
特級呪霊・両面宿儺とはどのような存在かというと、通称では呪いの王と呼ばれています。
その存在は1000年以上も前に実在したと言われている仮想の鬼神です。
「仮想」なのに「実在した」と矛盾が起こっていますが、そもそも神様や日本の妖怪などは人間から認知されないと存在できないと言われることがあるほど、存在自体は脆弱なものです。
なので、昔の人々が呪いの王が存在していると「認識する」何かが起こったために、それまでは存在しなかったはずの宿儺が鬼神として顕現したと考えられます。
偽夏油たちの幹部ポジションにも両面宿儺と同様のランクとして認定されている特級呪霊が何人もいますが、1級、2級と等級に数字が付いている呪霊たちとは一線を画しており、特級にはランク認定の埒外の存在を指すものに付けられるものであるため、宿儺とその他の呪霊とでは同じ特級でも存在の核が全く違うものとなっています。
その埒外の能力の一部として物語のキーである「宿儺の指」があります。
通常、宿儺の指などの「呪物」と呼ばれるものは、今日かな封印が施されているために「他に害を為さない」とされています。
しかし、宿儺の指に関しては、呪術が全盛と言われた1000年前に封印を施してなお、呪いを呼び寄せるなどの影響を外部に与えています。
【呪術廻戦】千年も残り続けた20本の指
宿儺の指が1000年もの間残り続けたのは、やはり両面宿儺の存在が強すぎたためです。
封印さえも完璧に機能しないほどの呪いが内包されているため、屍蝋としての条件を十分すぎるほど満たしています。
屍蝋というのは、死体が腐敗することなく、内部の死亡が蝋状もしくはチーズ状になったものを言い、永久死体の一形態のことです。
ミイラとは違い乾燥はしておらず、湿潤で低温の環境において生成されるものとされていますが、宿儺の指の場合は内包する呪いによって各種条件が満たされているため、現実世界でいうところの条件とは異なった環境でも存在することができます。
【呪術廻戦】虎杖に受肉した宿儺
物語冒頭で虎杖が在籍していた宮城県の杉沢第三高校にて保管されていた宿儺の指により、呪霊が引き寄せられてしまいました。
虎杖は友人たちや周囲の人を守るために生身で呪霊に挑んでいましたが、呪力を持たないものの攻撃は通用しないため、保管されていたはずの百葉箱から持ち出されていた宿儺の指を飲み込み、呪術霊を撃退しました。
通常だと宿儺の指などの特級呪物は人体にとってとても有害であり、それを取り込もうとするには特殊な体質が必要となります。
宿儺の指を封印して1000年の間では現れることはありませんでしたが、虎杖がその該当者としてその身に宿儺を宿らせるに至りました。
【呪術廻戦】宿儺が提案した2つの条件とは?
少年院での宿儺の指を取り込んだ特級呪霊を祓い、虎杖がその指を取り込んだ後に縛りを設けていなかったために宿儺に体が乗っ取られてしましました。
そして、宿儺が呪いのみで生きられる性質を使い、虎杖自身の心臓を抉り取って虎杖を人質とし、一緒に任務にあたっていた伏黒と戦うこととなります。
しかし、虎杖の意識がその戦いの途中で入れ替わったために虎杖は死亡してしまいます。
その際に宿儺が虎杖の中に作っていた生得領域に虎杖を引き込み、蘇生させる条件として「宿儺が『契闊』と唱えたら1分間、肉体を明け渡すこと」「この契約を虎杖自身は忘れる」を提示します。
さすがにこれでは宿儺に体を明け渡しているときに宿儺のやりたい放題となるので、虎杖が宿儺に肉体を明け渡している間は「誰も殺さないし、傷つけない」ことを条件に加えます。
宿儺も了承し、契約を結んだ後に虎杖は宿儺によって蘇生されます。
【呪術廻戦】虎杖は指を探すための探知器?
虎杖の体内に宿儺が宿っているため、宿儺の指が近くにあれば宿儺によって場所の探知ができます。
しかし、虎杖にはその感覚がつかめないため、宿儺が協力的に指の位置を教えてくれないと正確な場所を把握することができません。
宿儺の性格上、あまり虎杖に対して協力的ではないため、宿儺の気分によって探知性能の変わる虎杖は、宿儺の指を探すための探知機として利用するには心もとない部分が残ります。
【呪術廻戦】宿儺は伏黒がお気に入り?
宿主である虎杖に対しては「つまらない」と評価していますが、伏黒に対しては一定の興味を持っているようです。
それも、伏黒と一戦交えた際に伏黒が追い込まれて使おうとしていた奥の手は宿儺自身も警戒を表すほどのものだったためと思われます。
応用力のある十種影法術に謎に包まれた奥の手がある一方で、それを完全には使いこなせていない伏黒に対して「宝の持ち腐れ」との評価も下していますが、それも一種の興味があるからこその言葉であると考えられます。
【呪術廻戦】宿儺の性格は?
全てが自己を中心とした考えの持ち主で、天上天下唯我独尊と喩えられます。
宿儺にとっての快、不快を己の生きる指針としており、女子供さえも鏖殺することを好む性格であるとされています。
そして、力以外での指標は持っておらず、自身が強者と認めた相手には強い興味をいだき、反対に弱者としたものには一方的に痛めつけて楽しむことをよしとしています。
【呪術廻戦】いずれ虎杖には宿儺の術式が刻まれる?
虎杖自身は非呪術師として生活しており、先天的な術式も刻まれていません。
宿儺の指を取り込むことで呪力を扱えるようになり、五条から言われたことではありますが、宿儺の指を取り込み続けることで宿儺の術式が体に刻まれ扱えるようになるとのことです。
しかし、何本で術式が刻まれるかはわかっておらず、「20本全ての指を取り込んでから死ぬ」という高専側との約束から虎杖が死刑執行前に宿儺の術式を扱えるようになるかは謎のままです。
【呪術廻戦】領域展開「伏魔御廚子」とは?
宿儺の領域展開でもあり、虎杖の体内に作っている生得領域でもあります。
虎杖の体内では肋骨のような巨大な物体の下に水と牛の頭蓋骨が敷き詰められており、展開すると仏具の一種である「厨子」のような巨大な建物が出現します。
能力は不明ですが、少年院の特級呪霊を相手に使用した際には、対象を一瞬で輪切りにする威力を持っています。
【呪術廻戦】宿儺は虎杖の体を乗っ取ろうとしている?
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宿儺はその力の強さゆえに驕っていそうな雰囲気ですが、虎杖相手に言葉遊びをするなどの面も見られます。
加えて、少年院での虎杖の体の乗っ取りやその後の契約、八十八橋での指を隙を見て宿儺自身が食すなどの狡猾な一面も持ち合わせています。
これまではその呪いの強さゆえに適応する器のいなかった宿儺ですが、虎杖という存在が現れたことにより受肉することができ、再び世に顕現する機会ができたと言っても過言ではありません。
そのため、現在は指の回収や契約のためにある程度縛られている宿儺ではありますが、好機を見つければ積極的に虎杖にとって代わろうと企んでいます。
まとめ
物語上で最も重要なアイテムである宿儺の指とその本体である両面宿儺。
指自体も20本全ての所在が明らかになっているわけではなく、宿儺の能力も不明のままです。
今後の展開や宿儺の指をさらに虎杖が取り込むことによって何かが起こるのか…
あまり良いことは起こらなそうな宿儺ですが、宿儺が何か行動を起こす時は物語も何か大きな局面を迎えていることでしょう。
これから虎杖と両面宿儺がどのような関係になっていくのかも含めて今後の展開を楽しみにしていきたいと思います!

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