与幸吉や禅院真希など、天与呪縛の持ち主は多いです。
しかし、天与呪縛とは良いものなのか、それとも悪いものなのか…。
天与呪縛と自身に課す「縛り」との違いにも触れながら解説していきたいと思います!
目次
【呪術廻戦】天与呪縛は天から強制された縛り?
天与呪縛とはその名の通り天から与えられた縛りであり、作中でよく登場する自らが自らに課す縛りとは違った意味合いを持ちます。
まず、普通の縛りにも2種類が存在し、自らに課すものと他者との間に課すものがあります。
自らに課す縛りは、破った場合にはその縛りによって得ていた能力の上昇などの効力が無くなるだけで済みますが、他者との間に結んだ縛りは破った場合にいつ罰が降りかかるか分からないといった特徴があります。
対して天与呪縛は、生まれた段階で本人の意思とは関係なく課されているもので、与幸吉のように本人にとって度し難いほどの縛りが与えられることもあります。
【呪術廻戦】呪力がない代わりに身体能力が高い?
作中での天与呪縛を受けたキャラの偏りによって、天与呪縛を受けたものは呪力がない代わりに身体能力が高いものだと誤解されがちです。
しかし、与幸吉のように体の自由を失う代わりに莫大な呪力を得ている場合もあります。
呪術師の家系なので呪力がないことが厳しい縛りとなっていることが、作中に呪力の代わりに身体能力が高いキャラクターが多いのではないかと思われます。
また、天与呪縛を受けていなくても身体能力が高い呪術師も存在していることから、天与呪縛による身体能力の向上はそこまで利点になっているとも考えづらいものとなっています。
【呪術廻戦】天与呪縛者①与幸吉(究極メカ丸)
#呪術廻戦 キャラクターファイル No.31
与 幸吉(究極メカ丸)
【京都府立呪術高等専門学校2年】
【誕生日:10月4日】
【特技:集団行動(メカ丸)】 pic.twitter.com/K581YvFLYn— 呪術廻戦【公式】 (@jujutsu_PR) January 5, 2022
天与呪縛の一番の犠牲者ともいえる与幸吉。
呪力の大幅な増幅を受ける代わりに、四肢の不自由を代償として負っています。
自由に動けない体のため、莫大な呪力も傀儡を通してしか発動できないために傀儡操術による傀儡の操作を行っています。
体の自由を取り戻すために、魂を操作して現実の肉体に影響を与える術式「無為転変」を持つ真人と取引をし、短い時間ですが健康的な体を取り戻しました。
【呪術廻戦】天与呪縛者②禪院真希
真希は本来生まれ持っているはずの術式を持たずに生まれ、呪力も一般人と同程度しか持っていません。
そのため、呪霊を視認するための眼鏡型の呪具を付けています。
代わりに得たものは身体能力と耐久値で、人間離れした動きに真依が発砲した弾丸を素手で掴んでも軽傷で済むなどの能力です。
呪力が低いため素手では呪霊を祓えず、呪具を使用して戦闘を行います。
これまでの努力のおかげで呪具を用いての実力は2級呪術師総統と言われていますが、禅院家の妨害により4級に留まっています。
【呪術廻戦】天与呪縛者③伏黒甚爾
天与呪縛により呪力を全く持たずに生まれました。
しかし、代償によって強化された五感が異常なまでに鋭くなっており、真希のように呪具を使用せずとも呪霊を認識できます。
身体能力の高くなっていますが、呪いに対しての耐性も強くなっており、自身の腹に呪具を運ばせるための呪霊を入れるなど常識を外れたこともできます。
「呪術師殺し」と呼ばれており、呪力がなくとも天与呪縛によって与えられた身体能力や呪具の扱いにより実力の高さが伺えます。
【呪術廻戦】身体能力が異常だった虎杖悠仁
物語冒頭で砲丸投げの包含を30m先のサッカーゴールに食い込ませたり、地上から校舎の4階に飛び込んで呪いを蹴り飛ばすなど、天与呪縛をにおわせる身体能力の持ち主です。
宿儺の指を飲み込んで宿儺の器になるなど呪いに対しての耐性も高いようで、伏黒甚爾と同様の天与呪縛の可能性もありますが、今だ作中では明言されていません。
物語開始時点で両親の生死が不明で祖父もすぐに逝去してしまうことから、虎杖の梅れに関しては謎が多く含まれています。
宿儺の顔が虎杖に似ているのが虎杖に憑いていることが原因でないなら、二人の共通点が今後語られるかもしれません。
【呪術廻戦】虎杖悠仁は天与呪縛なのか?
現時点では、限りなく天与呪縛の疑いがあるだけのものですが、虎杖の過去にも秘密がありそうなことから天与呪縛でなく素の能力が高いだけかもしれません。
呪力を用いずに、鉄筋コンクリートでない建物の壁を破壊したり4階分のたかさを跳躍だけで到達するなど、完全に人間離れしている身体能力は天与呪縛を受けているとも言えます。
また、1000年間現れなかった宿儺の器としての資質を持っていることも、虎杖に普通ではない何かがある事の証明にもなっています。
宿儺の指が集まってくれば、宿儺との関係や両親の存在など、新たな物語の転機が訪れるものと思われます。
【呪術廻戦】呪力なしなら虎杖が最強?
#呪術廻戦 キャラクターファイル No.1
虎杖 悠仁
【都立呪術高専1年生】
【誕生日:3月20日】
【ストレス:理系科目(molで躓きました)】 pic.twitter.com/xx9t0jOtva— 呪術廻戦【公式】 (@jujutsu_PR) June 9, 2021
天与呪縛を受けている大部分の登場キャラの身体能力が高いですが、呪力を使用しないというハンデが付いたならだれが一番強いのでしょうか?
素の力だけで鉄筋コンクリートではない建物の壁を破壊してしまう虎杖ですが、伏黒甚爾も呪力がないにもかかわらず「呪術師殺し」の異名を受けるほどの実力者でもあります。
これまでの内容から、覚醒前とはいえ五条の攻撃を受けても死ななかったうえに瀕死の状態にまで追い込んだ甚爾が一歩先んじているような印象を受けますが、虎杖も身体能力だけではあまり変わりがないようにも思われます。
真希も天与呪縛により身体能力が上がっている一人ですが、この二人と比べられると弱い印象を受けます。
五条奪還編にて甚爾が復活したことにより、「呪力なし」の条件は作品上難しいかもしれませんが、二人の対決が見られるかもしれません。
虎杖が天与呪縛を持っている、持っていないにかかわらず、伏黒親子の対決に加えて気になる展開の一つであると言えるでしょう!
まとめ
天与呪縛に着目してまとめてみることで、天与呪縛を受けている人には大なり小なりの天与呪縛以外のデメリットが生じていることが分かりました。
代償と引き換えに得られるものが大きいことも確かですが、その代償によって失うものの方が基本的には大きいように感じられます。
皆、何かしらの努力により自分の境遇を乗り越えて、デメリットを感じさせない振る舞いができるようになっていることには感動の一言です。
虎杖については、まだまだ謎が多く、異常な身体能力も天与呪縛のせいなのか別の要因があるのか分かりませんが、今後の展開が楽しみになりましたね!

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