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最新ネタバレ『キングダム』579話!考察!心を突き動かす言葉

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前回は、王翦将軍にどんなに助けを求めても何も指示がもらえず、さらに兵糧までも底をつき、秦軍右翼は危機的状況になってしまいました。

それでも諦めていない王賁は、信に「隊の覚醒」を指示します。

兵士1人1人の力を最大限に進化させる事で、趙軍左翼に勝つという作戦です。

はたして王賁が考えた作戦通り、玉鳳隊と飛信隊の覚醒はできたのか!?

今回は、すでに死を覚悟していた隊員達の変化を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』579話!のネタバレ

それでは『キングダム』579話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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十二日目の朝

朱海平原では、秦軍右翼が運命の朝を迎えていました。

最後の力を振り絞って、テントから続々と飛信隊の兵士たちが出てきます。

その足取りは重く、今までの戦いの疲れと空腹、さらに追い詰めるかのように「大将 王翦が右を見捨てた」という噂まで広まっていました。

どう見ても、身体的にも精神的にも限界だったのです。

ボーっと歩いているところに、飛信隊のお調子者、尾平が信の姿を見つけ声をかけます。

「信!」と何度も仲間と一緒に呼んでも気付いてもらえず、やっと気づいたところで、尾平は嬉しそうに手を振ります。

信も拳を上げ微笑みます。

そして、何も言わずに去っていきました。

「隊長は忙しいんだ

 朝からあいつの顔見れて少し元気出た」

尾平は信の心中を察して、穏やかな表情を浮かべました。

不安な時こそ、知っている顔を見ると安心するものですよね。

 

飛信隊と同じタイミングで、ゾロゾロと戦場に向かう玉鳳隊。

状況は同じで、表情もうつろです。

そこへ王賁が毛順に話し掛けます。

「その手で今日戦えるのか?」

王賁に話し掛けられると、嬉しそうに答えました。

「戦えますとも

 指くらい何本落とされようが

 槍はもてますから」

すかさず隣にいた呂氾が「いやいや、全部失ったらムリっしょ」と言って周囲を笑わせます。

 

王賁は続けて、呂氾の右目がケガで見えない事を心配しました。

ところが、それに対しても笑顔で答えます。

「あきらめました

 その分、曹安に右側にいてもらいますので」

呂氾は右目、曹安は左目が見えないので、一緒に戦う事で足りない部分を補っていたのです。

「そーそーこいつら結構やりましたよ、賁様

 むしろ二人も片目を失ってよかったと・・・」

毛順が調子のよい事を言ったので、「言ってねぇぞ、毛順!」と曹安が指摘し、呂氾は笑いました。

 

厳しい状況とは思えないほど、王賁の部下達は和やかです。

「さすがだな、お前達」と感心する王賁。

それに対して、毛順と呂氾と曹安はニヤリと笑って答えました。

「何をおっしゃいます

ふつうですよ、この位

 なんせ俺らは、玉鳳隊ですから!」

なんて頼もしい隊員達でしょうか。

そんな姿勢に、王賁も慰められているように見えました。

 

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信と王賁の覚悟

どんなに辛い状況でも、士気を自ら奮い立たせようとした隊員達。

ところが、前日は違う趙軍の変化に動揺し始めます。

「奴ら珍しく、もう配置につきそうだ」

「昨日より増えているような・・・」

「今日は何か・・・奴ら・・・」

尾平は不安そうな表情を浮かべ、ポソリと隣にいる慶に言いました。

「慶、何か・・・嫌な予感がするな・・・」

趙軍の異変を感じていたのは尾平達だけではありません。

玉鳳隊の猛者達も気付いていました。

あきらかに今までと違う状況に死を覚悟したのです。

 

趙軍も秦軍も配置につきました。

河了貂も苦悩の表情を浮かべていました。

戦場に向かう時の和やかな状況は一転して、秦軍右翼全体を嫌な空気が漂い始めます。

 

そんな中、まだ諦めていない2人が隊の前に出てきました。

王賁と信です。

前日の夜に「隊の覚醒」を約束した2人でしたが、とくにそのあと話し合ったわけでもなく、それなのに同じタイミングで出てきたのです。

私はこのあとの展開に身震いしました。

 

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覚醒のスイッチ

隊の前に出てきた信と王賁は、ほぼ同時に隊に語り始めました。

王賁も同じような事を言っているので、信の言葉を中心にご紹介したいと思います。

「お前達の中には

 もう知らねェ奴もいるかもしんねェが

 この飛信隊は、百人隊から始まった」

突然の展開に、隊員達も最初はキョトンとしてしまいます。

それでも、信の優しい語り口に飛信隊全員が耳を傾けていました。

 

「最初っから馮忌っつう将軍首狙う無茶な作戦やらされて

 竜川なんかビビッて動けなくなっちまった

 覚えてるか竜川?」

「覚えているけど、今言わなくても」と竜川も恥ずかしそうにしています。

少し場が和んだところで、信は話しを続けます。

 

「そっからも、ずっと無茶な戦い方を繰り返して

 武功あげて、隊もでかくなって今じゃ五千隊

 羌瘣ンとこも合わせりゃ八千人隊だ」

過去を振り返り、兵士達の不安な表情は消えて、自然と自信を取り戻し始めていました。

それなのに、信は力強く言ったのです。

「だけど、まだまだだ」

隊員がその言葉に驚いているところに、信はさらに声を高らかに言い切りました。

 

「俺は、天下の大将軍になる男だ

 その時には、俺には数十万の兵がいる!

 だが、その軍勢の中心となるのは・・・

 元になるのは、ここにいるお前達だ!

 俺はその時、さっきみてェなことを、数十万の兵達に言いてェんだ

 朱海平原で戦った八千人隊が奇跡を起こして勝ったって!

 だから天下の大将軍までつながったって!」

その時、隊全員が気付いたのです。

信は、この戦いに負けるつもりがない事に。

私はこの漫画が始まった時に、信が大将軍になった姿を思い出しました。

 

「今は、右翼全体を仕切る大将もいなくなって

 大将王翦にも無視されて

 援軍もなく

 食い物を尽きかけてて腹は空かしてて・・・

 だけど、飛信隊が奇跡を起こして勝ったって言いてェんだ!」

今まで苦労を共にしてきた隊員達。

だからこそ、信の気持ちは痛いほど理解できました。

「こんな所で終わってたまるかよ!

 力を貸してくれ飛信隊!!

 俺はっ

 お前達と一緒に天下の大将軍まで突っ走るんだ!!!」

原泰久『キングダム』579話より引用

その言葉に皆涙し、信の熱い想いに応えるかのように「絶対に終わらせねぇ」「絶対勝つ」と前向きな言葉が飛び交い始めたのです。

「力を貸せ飛信隊!!!」

信の言葉と共に溢れ出す歓声。

それは士気の爆発でした。

信の言葉が隊員達の心に火を点けたのです。

これは玉鳳隊でも同じ状況が起きました。

信と王賁の言葉に闘志がみなぎり、地鳴りのような歓声を上げ、その声は趙軍にも届いていました。

そして、その勢いのまま「行くぞ!てめェらっ」と信の号令を合図に、河了貂も驚くタイミングで戦術無視の全軍総攻撃が始まったのです。

 

明らかに入った覚醒のスイッチ。

信の言葉に、読んでいる私も胸が熱くなりましたね。

それに、その勢いのまま攻めるところも信らしくて好感が持てます。

やっぱり、追い詰められた時の飛信隊は頼もしいです!

 

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『キングダム』ネタバレ579話のまとめ

今回は、諦めかけていた隊員達を信と王賁の言葉で覚醒させた、とても熱い回でした。

確かに「もうダメだ」と希望を捨てかけたところに、今までの苦労を共有し、心から信頼できる人から明るい未来を想像させられたら・・・

その一筋の希望に向かって、最後の力を振り絞って立ち上がれるものですよね。

とくに、この隊は非常に統率もとれていて、隊長との会話からも良い信頼関係が築かれているのが分かります。

だからこそ、信と王賁の言葉に涙し、大将軍という道を共に歩みたいと心から思ったはずです。

ネガティブになるよりも、ポジティブになった時こそ最大限の力が発揮できるものです。

飛信隊と玉鳳隊の闘志は、どこまで趙軍を追い詰める事ができるのか!?

来週も楽しみです!

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒『キングダム』581話!覚醒を繰り返す飛信隊と玉鳳隊・・

⇒『キングダム』580話!奇跡の快進撃・・

⇒『キングダム』578話!強いられる覚醒・・

⇒『キングダム』577話!追い詰められる秦軍右翼・・

 

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