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最新ネタバレ『キングダム』583話!考察!王賁の危機

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前回は、飛信隊と玉鳳隊の覚醒によって、趙左翼を奥深く進撃する事に成功した秦右翼。

さて、そのおかげで、ついに王翦率いる中央軍が動き出しました。

それでも、秦右翼の兵糧が1回分しかない事を知っているせいか、敵の李牧は勝利を確信しているようです。

秦右翼は、このまま趙左翼をさらに追い込む事はできるのか!?

今回は、李牧の助言を聞いた趙左翼の様子と、やっと明かされた王翦の思惑を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』583話!のネタバレ

それでは『キングダム』583話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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尭雲の見た夢

十二日目の夜。

趙左翼の宿営地に、女剣士のカイネが訪れていました。

「以上が李牧様からの助言です

 何か質問は・・・?」

アイネの話した事を黙って聞いていた尭雲、趙峩龍、馬南慈の3人。

すると、趙峩龍がニヤリと笑ったあと口を開きました。

「質問はない

 私も似たことを考えていた

 故に李牧様には、こう伝言を

 我ら左翼が抜かれることはない

 中央軍が正面から近づきつつある王翦に集中されたしと」

「分かりました、李牧様にそう伝えます」と、そうそうに帰ろうとするアイネ。

少し物足りなさそうに、馬南慈が「酒ぐらい出すぞ」と言っても、振り返る事はありません。

 

ところが、ずっと黙っていた尭雲が、突然、最近よく見る夢の話をし始めました。

「よくは覚えおらぬが

 己の命を主に捧げる覚悟の忠誠ぶりは

この尭雲と趙峩龍によく似ている

せめて願うのは

その先まで、我らに似ることがなきよう・・・

―ということだ」

振り返ったアイネが少し考え、ある事に気付くとすごい剣幕で怒鳴りました。

「どういう意味だ、貴様っ!!」

あまりの怒りに「どうした、カイネ」と質問する馬南慈。

「気付かなったのか、馬南慈!

 今、尭雲は不吉な事を言ったんだ

 私がこいつらみたいに主を失うと・・・

 李牧様を失うとっ!」

尭雲がなぜ、このタイミングで不吉な事を言ったのか理解はできません。

忠誠心が高いアイネの事ですから、怒りだすのも理解できます。

「お前達みたいに自分だけ生き永らえるなんて

 私は絶対にしない!!分かったか!!」

アイネは怒ったまま馬に飛び乗り、すぐさま本陣へ帰っていきました。

 

藺相如の部下だった尭雲と趙峩龍。

すでに藺相如は亡くなっており、アイネの李牧に対する忠誠心を自分自身と重ねたのでしょう。

藺相如に殉死を止められ、皮肉にも、この趙国存亡をかける朱海平原の戦いを託されることになりました。

趙左翼にとっても、この戦いは負けられないのです。

 

尭雲は静かに拳を握り、この戦いへの意気込みを語りました。

「今は多くのことに感謝している」

「感謝?」と聞き返す馬南慈。

「ああ、無論、主に

 そして、これまでのこのたぎる思いを

 全力でぶつけることができる相手・・・

 覚醒した飛信隊と玉鳳の存在に感謝している

 なァ、峩龍よ」

「その通りだ」と、うなずく趙峩龍。

他の国の大将軍達と戦ってきたプライドもあり、不吉な夢は見たものの、勝利は確信しているようです。

そして、それぞれの想いを胸に、朱海平原十三日目、いよいよ秦右翼VS趙左翼の戦いが始まります!

 

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王翦の思惑

秦右翼の活躍により、前進した王翦軍中央軍。

十三日目の朝も、部下から良い報告を受けていました。

「昨日同様、玉鳳・飛信隊が開始から敵を押していると!」

他の者と一緒に報告を聞いている、王翦軍第三将、田里弥。

彼の頭の中では、様々な憶測が飛び交っていました。

 

なぜ、王翦は右翼に援軍を送らなかったのか。

この覚醒を見越しての判断だったのか。

なぜ左翼の蒙恬と同様、王賁を右将に位上げしなかったのか・・・

今まで私が疑問に感じていた事は、部下も同じ事を考えていたわけです。

けれど、どれもせずに放置したからこそ覚醒する事ができました。

全ては、王翦の思惑通りだったという事でしょうか?

 

そんな事をグルグル考えていると、王翦軍第四将、倉央が近づいてきました。

田里弥と同じ疑問を、笑顔で王翦に尋ねます。

「いつもいつも驚かされますな、殿には

 玉鳳はともかく、飛信隊の覚醒までお読みになるとは」

ところが、「逆だ」と返事をする王翦。

「飛信隊の覚醒は分かっていたが

 玉鳳は半分賭けであった」

思わぬ返事に驚く田里弥と倉央。

にこやかだった倉央も真剣な顔になり、また尋ねます。

「王翦様の目には、飛信隊の方が上と?」

踏み込んだ質問に、「倉央、単純な口を利くな!今のは、どちらかが上か下かという話ではない」と止めます。

 

右翼が覚醒する事は想像通りのようでしたが、なんだか引っ掛かる言い方ですね。

王賁には、まだそれだけの実力はないという事なのでしょうか?

でも、覚醒のキッカケを作ったのは王賁でしたけどね。

ただ唯一、王翦としては見当はずれだったのは、亜光将軍が討たれた九日目、岳嬰ではなく趙峩龍を狙うべきだった、という事だけでした。

「王翦様の読みは?右は山を越えますか、越えられませぬか」とさらに質問する倉央。

「いい加減にしろ!倉央」と田里弥が止めるも、王翦はすぐに返事をしました。

「愚問だ、倉央

 越えると読むから、ここまで前に出てきたのだ」

 

王翦のこういうところがスゴイですよね。

全ては計画通りで、そのまま秦右翼が突き進むと分かっているから前進したわけです。

勝ち戦にしか興味のない王翦。

彼の頭の中では、どんな形での勝利を描いているのでしょうか?

 

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李牧の作戦

朱海平原では昨日同様、ものすごい勢いで攻める飛信隊と玉鳳隊。

秦右翼が勢いを見せる中、ついに趙左翼の尭雲と趙峩龍が動き出しました。

その異変に、戦いながらも気付く王賁、信、河了貂の3人。

秦右翼全体にも緊張感が走ります。

 

一方、趙中央軍では、趙左翼から帰ってきたアイネが傳抵から質問攻めに合っていました。

「李牧様の策を左に伝えたんだろ、中身は何だ?」

直球の質問に「あ?言うかバカ」と、呆れた様子で返すアイネ。

「俺の読みだと、兵糧を戦場の真ン中に置いて

 群がる秦のバカ共を一網打尽にする策だろ」

あまりの傳抵のバカな考えに、アイネは思わず作戦を話してしまいます。

「今回は単純なことだ。

 それに、趙峩龍将軍も少し思っていたみたいだし

 今の敵の主力

 飛信隊と玉鳳隊の片方を仕留めに行くって話だ」

あっさりと話してしまったアイネに対して、「んじゃ、狙われんのはやっぱりアホな信君の方か」と、傳抵が踏み込んで質問すると、アイネは少し黙って答えました。

「・・・いや、逆だ」

アイネが、趙左翼の将軍たちに伝えた李牧の作戦。

それは、玉鳳隊だけを狙う、というものでした。

そして、その李牧の助言通り、秦右翼に衝撃が走りました。

なんと・・・

王賁が討たれてしまうのです・・・!!

王賁がどうなってしまったのか、まだ詳細は明らかにされていませんが、とても心配です!

 

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『キングダム』ネタバレ583話のまとめ

今回は、尭雲と趙峩龍の今回の戦いにかける想い、そして全ては王翦の計画通りで、趙左翼は玉鳳隊だけを狙う作戦だという事が分かりました。

王翦も、敵の李牧も、なぜ王賁ばかり狙うのか理解できません。

王賁は部下からも信頼されているし、事前に信に相談したからこそ、2隊同時に覚醒する事ができました。

王賁が行動を起こしていなかったら、中央軍も前進する事ができなかったはずです。

なにか、決定的な弱点でもあるのでしょうか?

討たれたとしても、亜光将軍のように生きていれば良いのですが・・・

次回が待ち遠しいです!

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒『キングダム』585話!王賁!命がけの脱出!・・

⇒『キングダム』584話!狙われた王賁・・

⇒『キングダム』582話!考察!ついに動き出した中央軍・・

⇒『キングダム』581話!覚醒を繰り返す飛信隊と玉鳳隊・・

 

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