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最新ネタバレ『キングダム』600-601話!考察!秦左翼で荒れ狂う龐煖の目的

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趙峩龍を討ち、実質的に勝利した秦右翼。

前回は、喜びも束の間、秦左翼本陣に龐煖(ほうけん)が現れたところで終わりました。

さて、思いがけない襲来に慌てる楽華隊。

それも蒙恬が出掛けた後での出現に、対抗する手立てがありません。

秦軍VS趙軍の決戦日が近づく中、龐煖に対抗する手段はあるのか!?

今回は、襲われた楽華隊の結末と決戦前夜の各部隊の様子を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』600話!のネタバレ

それでは『キングダム』600話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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襲われた楽華隊

故漸副長を助けようと、走って近づこうとする仲間。

ところが、目の前で次々と切られてしまいます。

 

地面に横たわり、その様子を見ていた故漸。

あまりの悲惨な状況に混乱していました。

「何だ、これは一体・・・

 一体何が起きているのだ・・・」

故漸もまたケガをしており、転がる仲間の死体に囲まれて倒れていました。

目の前で、荒れ狂うように矛を振り回す龐煖。

話し合う気などないのか、一心不乱に人を斬っています。

故漸の目からは、自然と涙が流れました。

こんな時であっても、思い出すのは蒙恬の事だったのです。

蒙恬が誕生した時、ご嫡男の誕生に泣いて喜びました。

しかし、蒙武にあっさり「お前が面倒を見ろ」と押し付けられてしまいます。

さすがの故漸も、蒙武の反応には驚きました。

それでも、幼い蒙恬を寝かしつけ、あまりの可愛さに心が躍ります。

 

蒙恬に「じィ」という愛称で呼ばれていた故漸。

いたずらされても、女性関係の面倒事を押し付けられても、それでも蒙恬が愛おしくて仕方ありませんでした。

ある日、蒙恬が言ってくれたのです。

「いつもありがとうね、じィ

 俺に子供ができたら

 一番最初に抱っこさせてあげるからね

 大好きだよ、じィ」

蒙恬の言葉を思い出し、さらに流れる涙。

このまま瞳を閉じようとしました。

「いや、ダメじゃ

 この騒ぎで蒙恬様が戻ってきてしまう

 その前に、この男を・・・

 遠ざけておかねば・・・」

血だらけでありながら、故漸は最後の力を振り絞って立ち上がったのです。

 

どんな戦場であっても、蒙恬の隣にはいつも「じィ」がいました。

蒙恬が何歳になろうと、故漸の思いは変わりません。

だからこそ、逃げる事よりも立ち向かう事を選んだのかもしれません。

 

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故漸の一撃

故漸の立ち上がった姿に、周囲の仲間は驚きました。

体からは血が噴き出し、ほとんど意識がない状態です。

近くに落ちていた仲間の剣を掴み、地面を引きずるように前進。

龐煖の背後へと近づきます。

 

本来であれば、この段階で龐煖が気付いてもおかしくないはずです。

ところが、いとも簡単に近づき、龐煖の足を剣で貫きました。

「!?」

これには龐煖も気付き、驚きます。

なにより、周囲の仲間からすれば信じられない光景でした。

「刺せた!?

 あっ、あの龐煖を!?」

 

最初から逃げる気などなかったのでしょう。

故漸は龐煖を睨みつけ言いました。

「失せろ、武神とやら」

怒りが頂点に達したのか、龐煖の目が血走ります。

そして大きく矛を振り上げました。

 

「あっ、止めっ・・・」

涙を浮かべながら叫ぶ仲間。

その想いも虚しく、龐煖は故漸に向かって力強く矛を振り下ろしました。

故漸は静かに目を閉じ、蒙恬に感謝したのです。

「蒙恬さま

 じィはあなたと出会えて

 本当に幸せでした」

 

やっと秦軍全体が勝利へ傾き始めた時に、長い間蒙恬を支えてきたじィの死。

これからも、蒙恬の成長を見守っていきたかった事でしょう。

龐煖が気付かなかったのは、故漸自身が蒙恬の事ばかり考えていたからかもしれません。

殺意があるわけでもなく、ただ蒙恬を守りたくて前へ進んだ。

龐煖にはない、欲のない愛情溢れた思いが、最後の一撃へと繋がったのでしょうね。

 

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龐煖が現れた理由

陸仙の陣での軍議中、異変を感じ、突然後ろを振り向く蒙恬。

何かを感じ取ったのでしょう。

眉間にしわを寄せます。

「どうかしましたか?」

仲間の問い掛けに、最初は「続けよう」と軍議を続けます。

それでも、なんだか気持ちが落ち着きません。

「いや、やっぱちょっと

 本陣の様子を見てくる」

そう言って、蒙恬は本陣へと戻って行きました。

 

李牧中央軍でも大きな騒ぎとなっていました。

「何、龐煖様が現れた!?」

軍議中の突然の報告に、周囲は驚きを隠せません。

「はい、報告によると・・・

秦左翼の本陣に突如現れ

 そこにいた小隊を全滅させて

 再び姿を消されたと」

残念ながら、楽華隊は厳しい状況のようです。

 

龐煖は趙三大天の一人ではありますが、神出鬼没で1人で行動するのが特徴です。

自分よりも強い者を探し、己の強さを極める為だけに戦い続けてきました。

李牧の部下達からすれば目的は分かりませんが、この状況で三大天がもう一人参戦してくれるのは、今の趙軍にとってはありがたい展開です。

 

近くにいたカイネは質問しました。

「・・・李牧様が

 呼ばれたのですか?」

趙軍の状況を見越して、李牧が仕掛けた刺客かと思われました。

しかし、そうではないようです。

「呼ぶも何も、この数年

 探しても居場所すら分かりませんでした」

それでも、なぜ今龐煖が姿を現したのか、李牧には目的が分かっていました。

「龐煖は自らここへ来たのです

 決着をつけるために」

李牧の言う決着とは、恐らく信の事でしょう。

実は龐煖、以前、信と直接対決するも撤退している過去があります。

藨公に深手を負わされた後だったので、撤退はやむを得ずという状況ではありました。

さらに、信が今使っている矛は、王騎から受け継いだ矛。

龐煖は、王騎に負けた過去もあります。

今回の朱海平原の戦いでも、確実に信の前へ現れる事でしょう。

 

「ヴオオオオ!!」

森の中で一人、雄叫びをあげる龐煖。

その姿はまるで、獲物を探しさまよう獣のようでした。

 

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想いを受け取った尭雲

趙左翼本陣。

そこでは、部下から報告を受ける尭雲の姿がありました。

相手は趙峩龍軍の部下のようです。

「峩龍は最後に

 何か言っていたか?」

尭雲の問い掛けに、言葉がでない部下。

しかし、1人だけ近くにいた部下が聞いていました。

「し、死に際に・・・

 飛信隊 信に対し・・

 〝後は尭雲様に″と」

言葉の意味が分からない周囲の部下。

 

しかし、趙峩龍の想いは確実に尭雲へ届いていました。

「そうか・・・

 明日は俺も出るぞ」

思いがけない尭雲の言葉に周囲は慌てます。

「その腕でですか!?」

「無茶です、尭雲様!」

 

まだ、主だった藺相如の二つ目の遺言は明らかにされていません。

それでも、短い言葉であったとしても、共に趙峩龍と戦ってきた尭雲にとっては、十分すぎるくらい伝わったのでしょう。

例え右腕を負傷していても、ここで戦わなければいけないと、趙峩龍の想いを受け取った証なのでしょうね。

 

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決戦前夜

秦右翼飛信隊本陣。

天幕の周辺で、皆でご飯を食べていた時でした。

「ドデッ!」と音がしたので、敵襲かと慌てて振り向く尾平。

するとそこには、信がうつぶせで倒れていたのです。

「何やってんだよ!

 寝てねェとダメだろ」

趙峩龍を討つために、深手を負った信。

 

尾平は呆れつつも、信に肩を貸しました。

「いや、決戦前夜だからよ

 お前らとメシでも食おうかと

 メシねぇけど・・・」

確かに兵糧は底をつきました。

 

そこへ、河了貂が「はい、信」と渡してきたのは、なんと馬肉!

山利の馬がさっき死んだので、皆で分けて食べていたのです。

さっそく、焼いた馬肉をほおばる信。

食べながら、信はふと気付きました。

「珍しいな、テン

お前もここにいるなんて」

軍師の河了貂が、皆とご飯を食べているのは珍しい光景です。

いつも遅くまで軍議していますからね。

しかし、今回は明日の戦い方がもう出来上がっていました。

なにより、信と同じで、今晩はみんなと一緒にいたかったのです。

信は、河了貂を真っ直ぐ見て言いました。

「・・・ようやく

 ここまできたな」

河了貂も「うん」と、力強く返事をします。

 

さらに、驚くべき事に王翦将軍から初めての伝令が来たと言うのです。

「日の出と共に出陣して

 趙左翼を抜き

 李牧中央軍へ横撃せよと

 それと同時に

 王翦中央軍も突撃をかけるはずだ」

王翦将軍からしても、趙左翼にもう戦力はないと判断しているようです。

 

いよいよ近づく決戦の日。

信は決意新たに、皆へ呼び掛けました。

「よし

いよいよだぞ、お前ら」

周囲も「オオ」と声を上げたのでした。

 

玉鳳本陣。

そこでも、新たに大きな動きがありました。

天幕周辺で、疲れ切ったように休む兵士達。

人が近づいて来たので、顔を上げると驚愕!

「王賁様ァ!?」

天幕で寝込んでいたはずの王賁が、目の前に立っていたのです。

 

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『キングダム』ネタバレ600-601話のまとめ

今回は、目的のために現れた龐煖、再び戦場に立つと決意した尭雲、そして意識を取り戻した王賁など、決戦に合わせて主要な役者が揃った回でした。

じィの死はとても悲しく、それを知った蒙恬の反応も気になります。

さらに、飛信隊も龐煖が現れたという事実はまだ知りません。

今度はどのタイミングで龐煖が現れるのか、それによって戦況も大きく変わってくる事でしょう。

運命の朱海平原十五日目。

ついに中央軍も動き出し、いよいよ趙軍との最終決戦。

はたして秦軍はこのまま勝つ事ができるのか!?

次回が待ち遠しいです!

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒『キングダム』602話!急報に動揺する李牧・・

⇒『キングダム』601話!勝敗を決める朱海平原最後の日の出・・

⇒『キングダム』599話!秦右翼の勝利を揺るがす脅威出現・・

⇒『キングダム』598話!王騎の矛で散った趙峩龍・・

 

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