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最新ネタバレ『キングダム』602-603話!考察!急報に動揺する李牧

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ついに迎えた朱海平原での最終決戦。

前回は、日の出と共に飛信隊が出陣したところで終わりました。

さて、王翦将軍の指示により、趙左翼を抜き、李牧中央軍を横撃する事になった飛信隊。

兵糧も底を尽き、多くの仲間を失いましたが、今度こそ趙国に勝利すべく前進します。

はたして、王翦将軍の作戦通り、飛信隊は突き進む事ができるのか!?

今回は飛信隊の様子と、両中央軍の動きを中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』602話!のネタバレ

それでは『キングダム』602話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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予想外の展開

朱海平原を照らす朝日。

日の出と共に、信が先頭に立ち飛信隊が出陣します。

平原に響く男達の声。

それはまさに、最初から最大出力でのスタートダッシュでした。

楚水は叫びます。

「全てだっ

 全てを出し尽くせェっ」

楚水だけではありません。

田有に尾平、崇原や田永も勢いよく斬りまくっていきます。

 

あまりにも全力なので、周囲は心配になり河了貂に尋ねました。

「最初からいきなり

 こんなに飛ばしていいのか!?」

ところが、河了貂は否定。

「いいのかじゃない!

 飛ばさなきゃダメなんだ」

河了貂からすれば、求めているのは〝早さ″でした。

王翦将軍の指示によれば、まずは秦右翼が趙左翼を抜きます。

そのあと、王翦中央軍と共に李牧中央軍を挟撃。

一刻も早く秦右翼が突破しなければ、王翦中央軍も前進できません。

河了貂の考えでは、問題は趙左翼にどれだけの力が残っているか。

それ次第で戦況は大きく変化すると思われました。

 

ところが!

河了貂達が戦場を眺めていると、左側にある森から大きな音がしてきました。

近づく馬が掛ける音。

河了貂は思わず声をあげました。

「まっ、まさか!?」

森の中から現れたのは、王翦軍第三将、田里弥だったのです!

飛信隊ら秦右翼の突破を待たずに、一万の兵を率いて姿を現しました。

到着するなり、すぐに兵を整列させ前進の指示を出します。

 

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任された責務

田里弥率いる王翦中央軍の出陣。

それを見た李牧軍は、すぐに部隊長が指示を出します。

「来たぞ、者共ォ!

 前列構えィ」

盾を構え、槍を敵へ向ける部下達。

突然の王翦軍出現に、李牧の周囲にいる部下達は慌てます。

しかし、高台から眺めている金毛は気付いていました。

(秦右翼が抜ける前に出てきた

 ということは・・・)

金毛が気付いたように、河了貂もまた気付いていました。

「実際に李牧軍と対峙して

 王翦将軍は作戦を変更したんだ」

 

実は、今回の作戦には二つの方法があったのです。

一つ目は、秦右翼が趙左翼を抜き、李牧軍を側面から攻撃。

李牧軍の注意を横にそらしている間に、王翦軍が正面から大打撃を与える方法でした。

二つ目は、その逆。

王翦軍がまず李牧軍を正面から攻撃。

李牧軍が正面に集中している間に、抜けた秦右翼が側面を攻撃します

二つ目の場合は、飛信隊ら秦右翼が決定的な仕事をしないといけません。

河了貂は厳しい表情をして言いました。

「つまり、この作戦変更の

 王翦将軍の意図は

 右翼のオレ達で

 李牧の首を取れということだ!」

 

王翦将軍は予告なしの作戦変更で、秦右翼にさらに大きな責任を負わせてきました。

李牧の首を取るにしても、まずは趙左翼を抜けなければいけません。

趙左翼には馬南慈がいますし、ケガをしたとはいえ尭雲も健在です。

さらには、龐煖だってどのタイミングで姿を現すのかも分かりません。

河了貂達に緊張が走るのも納得ですね!

 

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中央軍同士のぶつかり合い

太い帯となって、横一線に並ぶ李牧軍。

そこへ、王翦軍が同じく横一線で突撃していきます。

「蹴散らせェ!」

正面から突撃。

敵を押し込み、乗り越えようと試みますが、敵はビクともしません。

固い鉄壁で前へ進めない王翦軍。

田里弥は指示をだしました。

「右孤左孤展開!」

すると、横一線だった隊列が分かれ縦になり、蛇行しながら前進を始めたのです。

「〝蛇陣″で〝波壊″しろ」

ヘビが動くかのように、敵へと衝突。

 

ところが、それでも李牧軍は余裕で冷静に指示を出します。

「波形突撃だ

 前列内軟化」

的確に硬化点の指示を出し、「点止陣」によって王翦軍は跳ね返されてしまったのです。

驚く田里弥。

先鋒の田里弥の後ろで待つ倉央は、笑みすら浮かべながら冷静に状況を分析していました。

「田里弥の蛇陣のカラクリを

 一瞬で見抜き返しやがった

 しかも李牧ではなく

 現場の部隊長の指示で」

恐るべき李牧軍。

部下も優秀で、あっさりと田里弥の作戦を見抜いてしまったのです。

倉央は危機感を持ちました。

「軍としての〝知略″が深い

 やはり一筋縄ではいかぬぞ

 田里弥」

田里弥は再び作戦を変更。

今度は弓隊を前へ出させ、「要」を突くように指示を出しのです。

 

田里弥と倉央の強さは、今のところ未知数ではありますが、王翦将軍の部下なだけあって弱くはないはずです。

しかし、簡単には前進させない程の李牧軍の強さ。

侮れません!

 

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余裕の李牧

高台から戦場の様子を眺める李牧達。

周囲は感心していました。

「金毛様!

 第二波らしき騎馬の奇襲も

 いとも簡単に・・・」

部下の報告に、金毛は嬉しそうに答えます。

「ああ、簡単に返した

 だが決して簡単なことではない」

金毛が言うように、瞬時に判断できる能力の高さがうかがえます。

守備が強固だと気付いた田里弥。

斜めに力を加える奇襲に変更しましたが、それでも「対」を作って李牧軍は押し返したのです。

 

ところが、側にいた李牧は褒めるどころか、当然の事のように話し始めます。

「あんなものは何でもありませんよ

 ただ守るだけなら、いくらでも守れます」

驚く周囲。

李牧の自信はこれだけではありません。

たとえ左から秦右翼が攻めてこようとも、守り切れると断言したのです。

「兵糧が尽きた彼らが

 骨と皮になるまで

 何回もただ守って

 勝てばいいのです」

李牧の考えに、周囲は言葉を失いました。

 

さすが李牧!

相手が作戦変更してきても、やはり勝つ自信があるみたいですね。

確かに、攻めてきているとはいえ、秦右翼にはあとがなく、最後の力を振り絞って戦っているような状態です。

それに対して、李牧軍は体力が温存できており、飛信隊ごときでは動じないとでも言いたいのでしょう。

しかし!

このあと、李牧の表情を一変させる出来事が起こります!

 

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王翦将軍の思惑

李牧達の元へ、急いで駆け寄る部下。

「急報です!

 〝鄴″から

 火急の知らせが!」

驚く周囲。

さすがの李牧も険しい表情になります。

 

鄴(ぎょう)とは、趙国の大都市で、李牧軍もそこから兵糧を届けられているはずです。

それは、589話での出来事。

鄴城内で突然火事が起こり、蔵の大半が燃やされるという大事件が起こりました。

それにより、鄴は一夜にして食糧の大半を燃やされてしまったのです。

なにを隠そう、蔵を燃やした犯人こそが、王翦将軍が送り込んだ部下達でした。

 

指示を出していた田里弥。

李牧軍の異変にすぐに気付きます。

後ろで観ていた倉央も気付き、不思議に思っていました。

「李牧軍が陣形を変えた

 しかも攻撃の陣に!

 なぜだ・・・」

戦場の様子を高台から眺めている王翦将軍。

李牧軍の動きを見て、「フッ」と鼻で笑ったのです。

 

李牧の予想を上回る王翦将軍!

鄴の蔵が燃やされた事によって、李牧軍は守りに徹している場合ではなくなりました。

むしろ、できるだけ早く決着をつけなければ、自分らの兵糧も尽きてしまいます。

戦況が大きく変わり始めましたよ!

 

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『キングダム』ネタバレ602-603話のまとめ

今回は飛信隊よりも、李牧の予想を上回る王翦将軍の策略が印象的な回でした。

明らかに状況を見越しての作戦に、戦いの場は目の前の戦場だけではないのだと思い知らされた気がします。

ただ、王翦将軍も秦右翼に期待しているのか、してないのか分からなくなってきました。

飛信隊ら秦右翼の力を借りなくても、今回の戦争では勝てる自信があったのでしょうか。

鄴には桓騎軍も待ち構えていますし、そろそろ桓騎自身も動き始めるはずです。

攻撃の陣形に変えた李牧軍の作戦とは!?

王翦将軍の作戦通り、飛信隊は李牧の首を取る事ができるのか!?

次回が楽しみです!

 

この記事の関連記事はこちらからです⇩

⇒『キングダム』604話!田里弥の戦術に動じない李牧軍・・

⇒『キングダム』603話!形になり始めた王翦の企み・・

⇒『キングダム』601話!勝敗を決める朱海平原最後の日の出・・

⇒『キングダム』600話!秦左翼で荒れ狂う龐煖の目的・・

 

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