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最新ネタバレ『キングダム』606-607話!考察!李牧軍を完全攻略した王翦軍

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李牧の戦術に苦戦する田里弥と倉央。

前回は、戦術のからくりを見抜いた王翦将軍が、一万の歩兵を引き連れて出陣したところで終わりました。

さて、田里弥が対戦している共伯将軍と同じく、王翦将軍の前に立ちはだかる雷伯将軍も李牧の直下兵と言われているぐらい強い敵です。

はたして、王翦将軍は雷伯軍を倒して前へ進む事ができるのか!?

今回は、李牧戦術のからくりと王翦将軍の動きを中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』606話!のネタバレ

それでは『キングダム』606話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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布陣せず前進する歩兵

布陣せずに前進する王翦軍。

敵は陣組みが完成しており、このまま突撃したところで勝てるはずがありません。

倉央は驚きました。

「どういうことだ

 ここから陣組みが間に合うのか

 それとも

まさか本当にこのまま・・・」

同じく王翦軍を見ていた田里弥。

異変に気付きます。

「歩兵の足が止まった

 やはり、何かある」

カイネも何か仕掛ける気だと身構えます。

傅抵は面白がって様子を眺めていました。

「へー、面白いな王翦

 そこから何が出る

 見せてみろってんだ」

距離を縮める王翦軍の歩兵。

敵は目の前です。

槍を振り回せば、敵陣に入ってしまう距離まで近づきました。

身構える雷伯軍。

倉央は再び驚きました。

「バカな・・・

 本当にそのままぶつかった」

布陣せず、そのまま攻撃する王翦軍の歩兵。

周囲も驚きました。

そんな中、李牧だけは唸ってつぶやいたのです。

「王翦・・・」

 

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互角の戦い

共伯軍と戦って苦戦した田里弥。

李牧軍の戦術の強さは、身をもって経験していました。

だからこそ、力のぶつかり合いだけでは勝てないと思っていたのです。

「まともに戦り合っては

 王翦様の兵と言えど

勝ち目はない」

このまま王翦軍が押されるかと思いきや、田里弥は我が目を疑いました。

「何!?

 ほぼ互角だと!?」

田里弥が様々な戦術を使っても、圧倒してきた李牧軍。

それなのに、正面から攻めただけの王翦軍が互角に戦っているのです。

これには田里弥だけでなく、倉央も驚愕しました。

 

王翦兵の戦い方はいたってシンプル。

前がやられたら、次が出て来るというだけのものです。

本来であれば、田里弥軍を圧倒したように戦術を発動してもいいはず。

それなのに、戦術を使わないどころか互角の戦い。

田里弥も最初は理解できませんでした。

でも、途中で気付いたのです。

「まさか・・・

 何もしていないから

 互角なのか!?」

戦場を眺めていた雷伯将軍も驚いていました。

「信じられぬ

 このわずかな間で

 王翦は李牧様の

 戦術を見抜きよった」

王翦将軍は、勝ち戦にしか興味のない男です。

自ら先頭に立ち攻めてきたわけですから、よほどの自信があったのでしょう。

李牧軍が動揺しているあたり、完全にからくりを見抜いての行動だったみたいですね。

恐るべし、王翦!

 

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軍の起こり

田里弥だけでなく、倉央もまた気付き始めていました。

強烈な探りとして出陣した倉央と糸凌。

虚脱によって糸凌が身動きできなくなったため、五十騎ほど援軍を送りました。

ところが、倉央が五十騎出したのと同時に、敵も五十騎入って来たのです。

あれは偶然ではありませんでした。

「いや、ちょっと待て

 だが、さっきのはあまりに早すぎる」

倉央も思った通り、五十騎出た空隙を狙って五十騎送るにはあまりにも早いのです。

どう考えても、事前に相手の動きを予測できていなければ出る事はできません。

「あれは、まるで・・・」

何かに気付いた倉央。

 

李牧の戦術のカラクリは、王翦が周囲の部下に説明していました。

「〝起こり″ですか?

 と、言われますと?」

部下はよく分かっていないようです。

そこで、王翦はまず人に例えて説明したのです。

「人はものをつかむ時手を動かす

 だが、ほぼ同時だが

 わずかに先に肩が動く

 もっと言うと

 対になる腰に先に力が発している

 それが〝起こり″だ

 軍にもその〝起こり″がある」

王翦の説明によると、人は一つの動作をする時に、他の部位も自然と動いて力が入ります。

当たり前の事のようですが、武を極めた人の場合、力が入った部位によって次の動きが予測できるようになるのです。

動きが予測できてしまえば、敵の攻撃は通じません。

それどころか、返しの技まで出せてしまいます。

 

理屈は分かりますが、部下からすればそれを軍で実用できるとは思えませんでした。

 しかし、王翦によると昔から〝起こり″を感覚的に捉えて戦える人物がいると言うのです。

彼らは、敵兵の表情や集団の重心から読み取る事ができました。

部下は気付いたのです。

「そ、それはまさか・・・」

王翦は言いました。

「ああ、本能型の武将だ」

 

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本能型を習得した李牧軍

〝起こり″を習得できるのは本能型の武将です。

でも、李牧といえば完全な知略型。

部下からすれば、知略型の李牧がなぜ〝起こり″を使えるのか理解できません。

答えは、過去に戦った相手にありました。

「五年前、合従軍の時

 奴は戦っているのだ

 本能型の極みにいた麃公と」

李牧は、その一戦から本能型の戦いの仕組みを研究。

読み解いた戦術を、元々知略型だった自らの兵団に叩きこんだのです。

こうして〝知略″と〝本能″を合わせ持つ、異種混合軍を作り上げました。

驚く部下達。

王翦もさすがに感心したのか、珍しく李牧を褒めたのです。

「認めざるを得ぬな

 李牧

 私と同じ、怪物と」

李牧のからくりを見抜いた王翦は〝起こり″がないようにするため、布陣もせずに意思がない軍として正面から攻めました。

それは雷伯軍も同じ。

意思がない軍同士のため、単純な突き合いとなってしまったのです。

 

ただ、雷伯軍は陣組み済み。

王翦軍と違ってすぐに攻めることができます。

「それならば

 こちらが戦術を使い

 赤子の手をひねればよいだけだ」

雷伯将軍はすぐに攻めの指示を出しました。

すでに有利な陣を組んでいるため、一気に王翦軍を崩せる予定だったのです。

これには王翦軍の部下は大慌て!

「展開していた敵が来ます」

「両翼が動いてきました」

「王翦様、左翼へ指示を」

次々と王翦の元へ報告が入り、指示を仰ぎます。

王翦軍は戦略的には無防備そのもの。

倉央も次の一手は厳しいと考えていました。

しかし!

王翦は焦る事なく、驚きの指示を出したのです!

 

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驚きの光景

「ほう・・・

 なるほどな」

周囲が慌ただしくなっているにも関わらず、王翦は戦場を冷静に分析。

細かく各部隊へ指示を出します。

「王翦軍より伝令!

 敵左翼の脇の中間を狙え

 百騎で分断できると」

「第三隊は敵右翼の突撃に逆らわず

 内側に押し込まれよと

 第一隊が戻って敵の中間を討て」

「丁波隊は晋項隊と敵を挟撃せよ」

「喬歩兵団は反転し

 入ってくる騎兵の腹を討て!」

 

分断攻撃、虚脱、挟撃、騎兵への集中攻撃。

全て見た事がある戦術ばかり。

敵も味方も驚愕!

李牧ですら目を見開いて驚きました。

「王翦軍が勝っている!!」

なんと王翦は、李牧の戦術をそのまま自らの兵団でやってみせたのです!

李牧はすぐに気付きました。

「読んで合わせにきたというのか

 王翦」

周囲が驚きをみせる中、王翦は静かにつぶやきました。

「・・・意外と

 そういう見方をすると

 分かるものだな

 〝起こり″とは」

今回の展開には私も驚きましたね!

王翦は完全に見抜いただけでなく、さらには李牧の戦術を習得してしまったのです。

これには、さすがの李牧軍も動揺を隠せないでしょう。

自信満々だった傅抵やカイネたちの反応も気になるところです。

 

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『キングダム』ネタバレ606-607話のまとめ

今回は、李牧の予想を上回り、王翦が圧倒的な力の差を見せつけた回となりました。

ただ、王翦も李牧の事を「自分と同じ怪物」と評価していたので、王翦だからこそ見破る事ができたと言えるでしょう。

そもそも鄴の食糧庫が燃やされていなければ、李牧軍も守りに徹して勝てた戦いでした

しかし、王翦の策略により猶予がなくなってしまい、今回のような特殊な陣形で早く対処しなければいけなくなったわけです。

それなのに、王翦に戦術をあっさりと見抜かれてしまった。

これ以上の戦術を李牧軍は持っていないと思うので、激しい攻め合いとなり、早い段階で中央軍同士の戦いは決着がつきそうです。

さらに追い込まれた李牧軍は、次はどんな手をだすのか!?

次回が楽しみです!

 

この記事の関連記事はこちらからです⇩

⇒『キングダム』608話!王翦の勧誘を断った李牧の思い・・

⇒『キングダム』607話!思いがけない王翦からの誘い・・

⇒『キングダム』605話!李牧の戦術を見抜いた王翦将軍・・

⇒『キングダム』604話!田里弥の戦術に動じない李牧軍・・

 

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