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最新ネタバレ『キングダム』611-612話!考察!ついに趙左翼を抜いた飛信隊

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藺家十傑の最後の一人として役目を果たした尭雲。

前回は、藺相如の二つ目の遺言、「敵への助言」を信や王賁伝えたのち、尭雲が馬上で戦死したところで終わりました。

さて、心臓が止まりそうになりながらも、どうにか尭雲を討った王賁。

趙峩龍と尭雲を討ったため、秦右翼が趙左翼に勝利したと言ってもよい状況となりました。

喜びも束の間、次は李牧の首を狙うため飛信隊が動き出します。

王翦の計画通り、秦右翼はこのまま李牧中央軍を挟撃できるのか!?

今回は、河了貂の次なる一手と那貴の活躍を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』611話!のネタバレ

それでは『キングダム』611話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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歓喜の報せ

急いで馬を走らせる部下。

必死に戦う番陽に対して、涙ながらに報告してきました。

「急報っ

 ほ、賁様がみ、見事に・・・

 尭雲を討ち取ったァ!」

報告を受けるなり、番陽はすぐに尋ねました。

「ま、真かっ!?

 真に賁様が尭雲を・・・」

部下は涙を流して報告を繰り返します。

「本当です

 この目で私も見ました

 副長!」

何も言わず黙る番陽。

周囲は驚きつつも、呆然とする番陽を「副長」と何度も呼びました。

 

やっと現実だと実感できたのでしょう。

番陽は喜びに震え、涙を流して言ったのです。

「あの体で尭雲を・・・

 討ったと・・

 う、うう、ふぐぅ」

込み上げてくる言葉にできない感情。

玉鳳隊は歓喜に包まれました。

敵も最初はデタラメだと思ったようですが、本陣の異変で本当だと知ったようです。

 

王賁が尭雲を討った知らせは、すぐに亜光軍へ届きました。

喜ぶ部下達。

亜花錦は王賁が勝つと思っていたらしく、余裕のニヤリ顔を見せたのです。

「さすが、若

 そうこなくては

 段茶との賭けで十金の儲けだ」

どうやら、段茶大将代理と賭けをする余裕まであったようです。

秦軍が勝った証として尭雲軍の旗は降ろされ、代わりに飛信隊の旗が風になびいていました。

 

地面に横たわる尭雲。

周りでは部下達が囲むように座り、何度も名前を呼びながら死を嘆いていました。

悔しさのあまり数名の敵が涙ながらに攻撃してきましたが、将が討たれたあとでは降伏するしかなかったのです。

 

尭雲の亡骸をじっと見つめる信。

渕副長が体調を心配して話し掛けてきました。

「大丈夫ですか、信殿」

「ああ」とは返事したものの、信の視線の先は尭雲のまま。

近くでは、王賁が苦しそうに心臓を抑えて座っていました。

心配して駆け寄る玉鳳隊の部下達。

無理して槍を振り上げていましたが、命に別状はないようです。

 

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崩れた趙左翼

尭雲の口から、藺相如の助言を聞いた信。

誰かのことを思い出したのでしょう。

尭雲を見つめたまま、話し始めたのです。

「尭雲はおかしな敵だった

 こんな戦の中で

 俺達に“中華の話”なんかを

 まるでこいつは・・・」

信が言い切る前に、後方から名前を呼ぶ声が聞こえてきました。

振り向くと、河了貂たちが呼んでいたのです。

「信っ、よく尭雲を!」

心配そうに駆け寄る河了貂。

「フッ、俺じゃねーけどな」と、信も微笑んで返事します。

ところが、周囲に転がっている敵の亡骸に馬がつまずき、バランスを崩した河了貂。

信に抱きつくような態勢で倒れ込みました。

「ぐあっ」

河了貂が掴んだところが、信の傷口に直撃。

ただ抱きしめられただけなのに、信は傷口を抑えて痛がりました。

「ご、ごめん!

 大丈夫?」

河了貂は慌てて離れましたが、信はキツかったようです。

「大丈夫・・・じゃねェ

 へっ、とにかく

 どうにか尭雲まで討ったぞ

 テン」

信の言葉に、河了貂も嬉しそうに報告します。

「うん、そのことを広めてるから

 今、趙左翼は総崩れになってきてるよ」

河了貂が言う通り、このままでは勝てないと判断した馬南慈軍はさらに後退。

残された兵士は将を失って戦意喪失。

この状況がなにを意味するのか、みんな分かっていました。

河了貂は久しぶりに笑顔をみせて言ったのです。

「この戦場はオレ達

 秦右翼の勝利だ!

 長く苦戦したけど

 最後は右翼の将を信がつとめて

 オレ達が勝ったんだよ」

喜びを爆発させ、声をあげる飛信隊。

信も必死すぎて、自分が総大将だという事を忘れていたのでしょう。

河了貂に言われて「あっ」と、今になって気付いたようです。

 

どうにか趙左翼に勝利できましたが、ここまで辿り着くのに飛信隊はたくさんのモノを失ってきました。

河了貂は話を続けます。

「色々・・・

 犠牲が出てしまったけど

 それはもう戻らないけど

 これで少しは報われる」

信は少し黙ったあと、河了貂の活躍をねぎらいました。

 

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狙うは李牧

信と河了貂の会話を近くできいていた王賁。

部下に支えられて立ち上がり、2人に忠告したのです。

「何を騒いでいる

 まだ俺達は本当の勝利を

つかんでいないぞ」

確かに2人の将を倒したとはいえ、秦軍自体が勝ったわけではありません。

河了貂はキリっとした表情に戻り、王賁に対して言いました。

「そんなの分かってるよ

 だから今すぐ動く気だ」

 

実は河了貂。

軍師として次の展開を見越して、すでに各部隊に指示を出していました。

那貴は前方で隊編成。

歩兵団は崇原が統括。

新人達もここにきて大きく成長。

騎馬隊本隊よりも先行して、先を進んでいる状態でした。

近くにいた玉鳳隊の部下達は、河了貂の指示の早さに感心したようです。

 

河了貂と信は口を揃えて言いました。

「行く先はもちろん

李牧がいる中央軍だ!」

さらに、信はまだ辛そうな王賁に言ったのです。

「お前はまだ少し休んでから

 追っかけて来い

 その前にケリつけとくけどな」

周囲に集まる飛信隊。

信は矛を掲げ、高らかに周囲へ呼び掛けました。

「行くぞ、飛信隊!!」

「オオ」という大きな掛け声と共に、飛信隊は前進し始めたのです。

 

秦右翼の活躍は、中央軍の戦いにも大きな影響を与えていました。

王翦中央軍 対 李牧中央軍。

舌戦を交えてから、両将は陣営へと戻り戦闘再開。

両軍の戦いは互角の展開を繰り広げていました。

互角という事は、王翦が明らかに優勢。

なぜなら、秦右翼が趙左翼を抜いて李牧に迫って来ているからです。

李牧と王翦の視線の先には、秦右翼の存在がありました。

 

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動き出す金毛軍

左側の異変に気付き、李牧は部下に確認。

「田虎、馬南慈は?」

部下はすぐに返答。

「ハ!

 左後方に下がり

 すでに陣取っています」

これは全て、李牧にとっては計画通り。

李牧は部下を安心させるために言いました。

「慌てる必要はありません

 左には金毛がはってます」

森の中から、外の様子を確認する金毛。

目の前を那貴隊が通過すると、すぐに部下へ指示を出しました。

「ってェ!」

空から飛んでくる無数の矢。

容赦なく那貴隊の頭上へと降り注ぎます。

多少の犠牲はあったものの、そのまま前進。

目の前の光景に、思わず部下達は口々に叫びました。

「あれっ!!

 李牧の本軍スよ、那貴さん」

「もろ奴らの脇腹だ

 このまま一気に・・・」

ところが、那貴は周囲を見渡し指示を変更。

「いや・・・罠だ

 一度右へ逃げるぞ」

李牧中央軍が目の前にあるのに、右側へ方向転換したのです。

この動きには、金毛軍の部下も動揺しました。

金毛も計画通りにいかず苛立ちます。

「伏兵を見抜きおったか」

しかし、ここまでくれば袋のネズミ。

すかさず、那貴隊を追うように指示を出したのです。

 

後方から追ってくる金毛軍。

部下は焦って那貴に確認します。

「いいんスか

 戦闘の俺らが

 李牧と違う方法に走って」

ところが、那貴は余裕の表情を浮かべて言ったのです。

「構わんさ

 俺らは先陣ってより

 斥候(せっこう)だ」

斥候とは、敵がどこで待ち受けているのか確認するのが役目。

あくまで本隊に正しい情報が提供できればよいのです。

那貴はニヤリとして言いました。

「つまり、うちら本隊には

 もう敵の奇襲は通用しないさ」

 

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暴れる糸凌

那貴隊のおかげで、敵の位置を把握できた河了貂。

周囲へ的確に指示を出します。

「左の斜面に敵がいる」

「先に森の敵を討ちに行け」

「左にも伏兵がいる

 それが守備の本隊だ」

ここを抜ければ、いよいよ本戦。

まずは金毛軍を狙って、飛信隊が駆け寄ります。

 

焦る金毛軍の部下達。

しかし、金毛からすれば本隊は本隊で叩き潰せばよいだけの事。

黒羊丘の無念を晴らすべく、部下へ呼び掛けました。

「金毛軍よ、見よ!

 あれが黒羊にて

 慶舎様を殺した飛信隊だ

 あの無念

 今こそ晴らす時ぞォ!」

金毛は、慶舎が総大将をしていた時の副官です。

己の将を信に討たれた恨みは忘れていなかったのでしょう。

奇襲を止め、自ら戦いに挑んだのです。

 

金毛が左側を守っている頃、中央軍の戦場でひと際目立つ存在がいました。

「カイネ!

 敵のあの大女が

 李牧様の方にっ」

カイネが部下に言われた方向をみると、糸凌が大暴れして敵をなぎ倒していたのです。

このまま李牧に近づかれたら大変です。

カイネは言いました。

「ついて来い、私が殺す」

このまま飛信隊VS金毛軍の話になるかと思いきや、また中央軍の話に戻るようですね。

体格の良さから男に間違えられるほどの糸凌に、今度はカイネが挑むようです。

カイネは見た目からはそんなに強そうにみえませんが、これから武将として大きく成長しそうな人物でもあります。

同じ若き将の傅抵に比べたら知略もありますし、剣士としても李牧をサポートしているだけあって秘めた強さを持っているのです。

ただ、糸凌に関しても初登場したばかりなので、強さは把握できていません。

次回の女同士の衝突で、力の差が明らかにされそうです。

 

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『キングダム』ネタバレ611-612話のまとめ

今回は、趙左翼に勝利して歓喜する秦右翼、そんな中でも軍師としてしっかり仕事をこなす河了貂が印象的な回でした。

なにより、河了貂が言う通り、右翼の将を信がつとめた上での勝利です。

兵糧がなくなって自信喪失してからの、信じられないほどの快進撃。

信が仲間を励ますため呼び掛けていた通り、本当に語り継がれる奇跡となりましたよね。

飛信隊としては嬉しいですし、武将としてこれから信の名が大きく広まることでしょう。

先に天国へ行ってしまった松左も喜んでいるのではないでしょうか。

ただ、大変なのはここからです。

李牧中央軍に辿り着く前に、前からは金毛軍、後ろからは馬南慈軍が攻めてくるはず。

このまま簡単に李牧中央軍に近づけるとは思えません。

さらには、いつ現れるかわからない龐煖の動きも把握できていない状態です。

飛信隊の快進撃はどこまで通じるのか!?

次回がとても楽しみです!

 

この記事の関連記事はこちらからです⇩

⇒『キングダム』613話!李牧軍に辿り着いた飛信隊・・

⇒『キングダム』612話!李牧と龐煖が交わした約束・・

⇒『キングダム』610話!最期まで藺相如と共に生きた尭雲・・

⇒『キングダム』609話!尭雲が描く中華の未来・・

 

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