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最新ネタバレ『キングダム』622-623話!考察!激突する信と龐煖の怒り

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命を投げ出す覚悟で戦った羌瘣(きょうかい)。

前回は、龐煖(ほうけん)が羌瘣を圧倒し、意識を失った彼女を信へ投げつけたところで終わりました。

さて、ついに顔を合わせた龐煖と信。

武神を倒さなければ、李牧の元へ辿り着くことはできません。

2人の戦いで、秦国VS趙国の勝敗が決まると言っていいぐらい、壮絶な一騎打ちが今、始まろうとしています。

はたして、信は宿命の敵を倒す事ができるのか!?

龐煖は信を目の前にして何を思うのか!?

今回は、信と龐煖が激突する様子を詳しくお届けしていきます。

 

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『キングダム』622話!のネタバレ

それでは『キングダム』622話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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尾平が見た悲劇

「どけっ!通せっ!」

「通してくれ!」

仲間や敵の隙間をくぐり抜け、信の元まで辿り着いた歩兵団。

崇原(すうげん)歩兵長や、尾平(びへい)達は目の前の光景に衝撃を受けました。

 

龐煖の周りを囲むように転がる無数の死体。

そのなかに、斬られた去亥(きょがい)の亡骸が落ちていました。

龐煖が登場する前、李牧本陣を目指して先頭を走っていた去亥。

悲しい事に、一瞬にして龐煖に命を奪われていました。

 

現実が受け入れられないのか、尾平はボロボロと涙を流しながら叫んだのです。

「去亥っ

 そんなっ・・・去亥ィィ

うわああああ」

去亥は、飛信隊のなかでも古株の方です。

悔しさと悲しさが同時に込み上げてきたのでしょう。

共に戦ってきた竜有や崇原も歯を食いしばり、涙を流したのです。

尾平が悲しんでいると、隣には騎馬に乗った信がいました。

腕の中には羌瘣がいます。

飛信隊の中でもトップクラスに強い羌瘣。

そんな彼女が目を開ける事なく、ボロボロの姿になっていました。

初めて見た羌瘣の哀れな姿に、尾平は驚きを隠せません。

 

すると、信は羌瘣を抱えたまま馬から下りて、尾平に言ったのです。

「羌瘣を頼む」

尾平は羌瘣を受け取ります。

信は続けて言いました。

「俺は決着をつけてくる」

驚く尾平。

連日の激戦で、いかに信の体力が限界なのかはよく分かっています。

さらに、趙峩龍を討つために脇腹をケガしていました。

このまま龐煖と戦うなど無理だと思ったのでしょう。

尾平は悲しそうな表情をして止めたのです。

「ま、待てっ信

 お前・・・そんな体で

 龐煖とっ・・・

 や、やっぱり」

読者側からは見えない信の顔。

ただ、尾平は信の表情を見るなり気付いたのです。

「信・・・?

 お前・・・」

長い付き合いだからこそ、尾平は信の表情で理解できました。

信は叫びます。

「龐煖!!」

 

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激怒する信

信が突然叫んだので、周囲は驚きました。

そして、龐煖の方を振り向くなり、信は再び叫ぶように訴えかけたのです。

「なんなんだっ

 お前は・・・」

 

龐煖の攻撃によって犠牲になった仲間達。

羌瘣も決戦の朝を迎えた時に、信に対して言っていまいた。

「お前の危機は私が守る」

どれだけの覚悟だったのでしょうか。

龐煖が戦場に現れたと、気配だけで先に気付いた羌瘣。

誰にも言わず、戦う準備を一人で進めていました。

命を投げ出す覚悟で龐煖に挑みましたが、何度も地面に叩きつけられたせいで戦闘不能になってしまったのです。

息はしているようですが、もしかしたら、もう目覚めないかもしれません。

 

被害に会ったのは飛信隊だけではありません。

火が燃えたぎる中で、盾を信へ渡した麃公(ひょうこう)将軍。

“本能型”の代表格ではありましたが、龐煖に敗れてしまいました。

「火を絶やすでないぞォ」という名言は、今もしっかりと耳に焼きついています。

 

ほかにも、秦国の時代を作り上げたと言っていいくらいの名武将、王騎(おうき)将軍

彼もまた龐煖に敗れ、命を落としました。

最期に中華についての未来を話し、己の矛を信へと託したのです。

 

信の目は血走り、怒りを吐き出すかのように叫びました。

「マジでっ・・・

 何なんだ、龐煖っ!!」

ここまで怒りを表に出す信は久しぶりかもしれません。

ついに向き合った信と龐煖。

信は鋭い目つきで龐煖を睨みつけます。

手には、王騎から受け継いだ矛が握りしめられていました。

 

対して、龐煖は信が握る矛を見つめていました。

見覚えのある矛。

龐煖の目がゆっくりと見開き、矛に王騎の姿が重なったのです。

込み上げる怒り。

王騎につけられた顔の古傷が、記憶を甦らしたのでしょう。

感情を爆発させ、龐煖は雄叫びをあげました。

 

地鳴りのように振動する地面。

声量からパニックを起こす騎馬。

震える兵士たち。

龐煖の雄叫び一つで、戦場を混乱させてしまいました。

 

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苛立つ龐煖

龐煖は咆哮で戦場を混乱させたあと、相手の気が散っている間に攻撃してくる傾向があります。

しかし、信は動じません。

龐煖の大きな矛が飛んできても、受け止めますが!

とんでもない威力。

信は受けとめきれず、矛の柄の部分が顔面に直撃。

明らかに、鼻が折れたような鈍い音がしました。

 

羌瘣と同様、パワーでは勝てず投げ出される信。

地面に転がりそうになりながらも、足でくい止め、すぐに態勢を立て直します。

ところが、周りは敵ばかり。

趙兵も飛んできた信に驚きましたが、すぐに攻撃しようとしました。

「うわっ、飛信隊信がっ」

「そ奴を刺し殺・・・あっ」

目の前には、矛を振り上げる龐煖の姿が。

仲間であるはずの兵士もろとも攻撃!

信は矛で防御できましたが、兵士2人は斬られてしまいました。

唖然とする周囲。

今、龐煖の視界に入っているのは信だけ。

味方だろうが関係なかったのです。

丘の上から、龐煖の様子を見ていたカイネ。

恐怖を感じたのでしょう。

体の震えが止まりません。

カイネは隣に立っている李牧に尋ねたのです。

「い・・・今さらですが

 龐煖・・・様は・・・

 本当に・・・

 何なのですか一体・・・」

黙ってじっと龐煖を見つめる李牧。

「言っても信じないと思いますが」と前置きして、戦場から視線を外さずに言いました。

「龐煖は我々

 “人”の代表です」

李牧の意味深な発言。

真意は分かりませんが、李牧は龐煖を褒めていますよね。

龐煖は趙三大の一人でありながら、一匹狼で部下を持たず神出鬼没。

強さを極めるためだけに戦い、己を鍛え上げてきました。

一見、身勝手で手に負えないような印象ですが、ある意味、生粋の努力型と言えるのではないでしょうか。

王騎や麃公も素晴らしい武将でしたが、どちらかと言うと天才型かと思います。

天才に勝つためには相当な努力が必要ですし、己を追い込むことも必要でしょう。

龐煖は“強さ”を手に入れるために、それ以外に不必要なモノを全て手離したといえます。

想像を絶する覚悟ですよね。

もちろん、龐煖がしている行動が正しいとは言えません。

でも、努力だけで今の強さを手に入れたのならば、龐煖は「人の代表」といえるのではないでしょうか。

 

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『キングダム』ネタバレ622-623話のまとめ

今回は、信が龐煖に怒りをぶつけた姿が印象的な回でした。

秦国からすれば、ずっと龐煖に負けっぱなしの状態です。

信にとって大事な仲間を傷つけ、尊敬する武将達まで奪っていきました。

言いたい事はたくさんあったのでしょうが、信らしいシンプルな問いかけでしたね。

どれだけ自分から大事なモノを奪っていけば気が済むのかと、怒りで言葉にできなかったのでしょう。

しかし、龐煖からしても、倒したはずの王騎が今も生きている。

信が握る矛を見て、古傷がうずいていましたね。

龐煖もまた怒りを爆発させていました。

現状からすると、信よりも龐煖の方が圧倒的に強いように感じます。

でも、羌瘣がボロボロになるまで戦ってくれたおかげで、龐煖は背中や肩、指までも斬られています。

また、秦左翼の宿営地を夜襲した時も、足を故漸(こぜん)の剣によって貫かれていました。

体の状態でいえば龐煖と信、どちらも同じといえるでしょう。

ついに対峙した龐煖と信。

信はこのまま圧倒されてしまうのか!?

李牧が言った言葉の意味とは!?

次回が待ちきれません!

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒『キングダム』624話!龐煖の道に立ちはだかる者達・・

⇒『キングダム』623話!龐煖が武神を志した真の理由・・

⇒『キングダム』621話!無敵の羌瘣すら圧倒する武神龐煖・・

⇒『キングダム』620話!彷徨う龐煖に立ちはだかる羌瘣・・

 

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