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最新ネタバレ『キングダム』627-628話!考察!龐煖が最期に気づいた残酷な真実

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命を削って龐煖(ほうけん)に挑む信。

前回は、龐煖に挑んできた武将たちは、必ず命を落としている事実を李牧が説明したところで終わりました。

さて、622話からずっと続いている信と龐煖の一騎打ち。

まさに魂のぶつかり合いと言うべき因縁の戦いは、いよいよ決着を迎えそうです。

はたして、信は仲間と共に武神を倒すことができるのか!?

それとも、信は龐煖に答えを示すことなく命を落としてしまうのか!?

今回は、長きに渡る信と龐煖の戦いの行方を中心にお届けしてきます。

 

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『キングダム』627話!のネタバレ

それでは『キングダム』627話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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信の原動力

朱海平原十五日目。

朝から続く激闘は、いよいよ終わりを告げようとしていました。

雲の割れ目から覗く夕日。

戦場を赤く照らします。

夕日の反射によって、戦場の赤土は最大限に色を発していたのです。

本当であれば、美しい夕日に感じたことでしょう。

でも、戦場に広がるのは無数の屍。

今もなお、兵士達が命がけで戦っています。

戦場を呑み込む赤色に、兵士達は一瞬立ち止まり、寒気を感じるほどでした。

信の異変に気づいた河了貂(かりょうてん)。

那貴(なき)に同行してもらい、隊の先頭を目指して馬を走らせます。

本当であれば、軍師の河了貂は後方にいるはず。

焦った様子で走る河了貂の姿に、飛信隊の仲間は驚いていました。

 

李牧本陣の目の前。

趙兵と秦兵が見守るなか、信と龐煖の攻防は続いていました。

激しくぶつかり合う両者の矛。

尾平(びへい)や田永(でんえい)が声援を送ります。

「いけ、信!」

「もうここで龐煖を!」

飛信隊の思いは一つ。

信に龐煖を仕留めてもらうことでしょう。

これは信にしかできないことです。

 

信の矛が龐煖の顔面に直撃!

驚く龐煖。

でも、すかさず反撃!

信の顔面に龐煖の矛が直撃しました。

龐煖の攻撃は、普通の兵士から攻撃をくらうのとは別格。

あまりの衝撃に信はぺたっと座り込み、頭が地面へ倒れました。

心配した田永と田有(でんゆう)。

信を必死に呼びかけます。

 

もう信自身の体力は、とっくに限界を迎えているでしょう。

本当なら立ち上がることすら厳しいはず。

でも、信はうっすらと目を開け、ブツブツと何か言いながら立ち上がります。

「大丈夫・・・

 ちゃんと聞こえているぜ

 漂、ああ、分かってる

 お前達だけじゃない」

お前達というのは、信に思いを託した者達のことです。

信は今まで一人で戦っていたわけではありません。

亡くなった仲間の思い束にして、龐煖に挑んでいました。

しかし、支えてくれている仲間はほかにもたくさんいたのです。

信は矛を構えて叫びました。

「俺には仲間が・・・

 俺には生きている仲間が大勢いる

 大勢いるんだよ、龐煖!!」

 

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龐煖が歩んできた道

信の訴えに、何も答えない龐煖。

会話を交わすことなく、2人はまたぶつかり合います。

信が立ち上がった頃に、河了貂たちが到着。

涙を流して信に呼びかけます。

 

周囲にいる飛信隊全員が、信を応援している状態です。

仲間の思いが信の力となるのでしょう。

信は攻撃を食らっても、何度も立ち上がり反撃。

決して攻撃をやめることはありませんでした。

 

尾平に抱えられて、信が戦う様子を見ていた羌瘣(きょうかい)。

意識は取り戻したものの、立てる力すらない状態です。

苦しそうな表情を浮かべ、信へと手を伸ばしてつぶやきました。

「ダメだ・・・

 止めろ・・・

 ・・・止めて・・・

 信はもう・・・」

羌瘣が心配している通り、信が立っているのが不思議なくらいです。

パワーでは龐煖が圧倒。

信は攻撃を受け止めきれず、地面へと叩きつけられます。

黙る周囲。

応援していた飛信隊も、信の哀れな姿に言葉を失います。

本当なら、龐煖に挑んだ相手はここで息絶えるはず。

でも、信は痙攣する体を引きずり、再び立ち上がったのです。

 

龐煖は不思議に思っていました。

「なぜだ

 なぜこんなことが起こる」

龐煖にとっても、信じられない光景だったのでしょう。

武の道を極めた龐煖。

強さだけならば、圧倒的に信よりも上なはずです。

しかし、信の闘志は消えることがありません。

今も龐煖を睨みつけています。

龐煖は、心の中で答えがでずに悩んでいました。

「お前達はなぜ我が刃に抗える

道を極めし我が刃に・・・

なぜ」

龐煖はふと思ったのです。

「道が・・・

 間違っていたとでも言うのか・・・」

龐煖が歩んできた道が正しいのならば、信をすぐに倒せたはず。

ところが、相手は倒れない。

それどころか、龐煖の刃をもろともせずに挑んできます。

初めて生まれた迷い。

龐煖は夕日を見上げ、あることに気づきました。

「そもそも道そのものが

 無かったのでは

 人にそんな道など・・・」

 

 

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砕けた刃

龐煖の様子を近くで見ていた趙兵。

このままだと、もしかしたら龐煖が敗れる可能性もあるかもしれません。

ならば、龐煖が倒れる前に信を片付けたいところです。

趙兵はヒソヒソと打ち合わせ。

信の隙を狙っていました。

 

矛を強く握りしめる龐煖。

全てを捨てて歩んできた武の道。

その道がないのだと、今になって受け入れることなど出来ません。

「そんなことは

 断じてない!」

龐煖は己の迷いを一蹴。

叫びながら矛を振り上げました。

信も叫び、矛同士がぶつかり合います。

ところが!

砕け散ったのは龐煖の刃

なんと、信の攻撃によって刃の先が割れてしまったのです!

口を大きく広げて驚く飛信隊。

眺めていた李牧とカイネも唖然としました。

龐煖が力で負けるなどあり得るのでしょうか!?

 

危機感を覚えた趙兵。

信を仕留めようと走り出します。

同時に、趙兵の動きに気づいた河了貂。

慌てて周囲へ指示を出しました。

まずは、渕副長が先制攻撃。

趙兵の背後から自らの槍を投げつけます。

あとは、田永と田有が突撃。

どうにか趙兵の侵入を食い止めました。

 

周りにいた趙兵が動いた頃、龐煖は次の攻撃を準備していました。

信へ背中を向けた龐煖。

矛の刃先が砕けただけで、まだ半分くらい刃が残っている状態です。

龐煖は体を左側へひねりながら、信の腹部を狙って攻撃。

信を刺そうとします、が!

鎧が少し砕けるギリギリのところで避けた信。

そのまま矛を振り上げて、龐煖を攻撃しました。

矛の柄で受け止めた龐煖。

ところが、なんということでしょう!

信がパワーで龐煖を圧倒。

ジリジリと矛の柄にくい込み、龐煖の体ごと斬ろうとしています!

呆然とする周囲。

叫びながら力で押し込む信。

龐煖は叫んで問いかけました。

「お前はっ

 お前達はっ」

信の渾身の一撃!

龐煖は体を斜めに斬られてしまったのです!

 

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『キングダム』ネタバレ627-628話のまとめ

今回は、信と龐煖の手に汗握る戦いが印象的な回でした。

火事場の馬鹿力とでもいうのでしょうか。

リミッターが外れたかのように、溢れ出す信の力。

最後のページは圧巻でしたね。

まさか、信一人で龐煖を倒してしまうとは思いませんでした。

龐煖の圧倒的な力によって、王騎や麃公など名だたる武将が命を落とし、飛信隊の仲間も多くの命が奪われています。

仲間の無念を晴らしたといっていいでしょう。

 

ただ、少しだけ龐煖が不憫に思いましたね。

誰だって、自分が歩んできた道は正しいと思いたいもの。

ところが、死ぬ間際になって「道が違うのでは?」と龐煖は迷ってしまいました。

李牧が言っていた天からの答えが、龐煖に悲しい現実を突きつけたのです。

龐煖がしてきた行動を美化するつもりはありません。

でも、結果として敵の侵略から趙国を守り、今回も李牧を助けたと言ってよい状況です。

国への貢献度でいえば、龐煖は間違いなく趙三大天の一人として役目を果たしました。

武の道を選ばなければ、また違った人生を送っていたのかもしれません。

龐煖が倒されたことにより、戦況は大きく変化します。

最後の砦を失った李牧はどうするのか!?

そして、力を使い果たした信はどうなるのか!?

次回がとても楽しみです!

 

この記事の関連記事はこちらからです⇩

⇒『キングダム』629話!息を引き取った信に嘆く飛信隊・・

⇒『キングダム』628話!命を削って龐煖を倒した信の末路・・

⇒『キングダム』626話!信を凌駕する武人龐煖・・

⇒『キングダム』625話!武神に勝る信が束ねた思いの力・・

 

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