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最新ネタバレ『キングダム』640-641話!考察!領土を得た秦軍と要を失った趙軍

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列尾に現れた騰の軍勢。

前回は、李牧が恐れていた展開が昌平君によって実践されたところで終わりました

さて、趙軍VS秦軍の戦いもいよいよ大詰め。

王翦の奇策によって、鄴の食糧問題は解決。

次に狙うは、騰軍による列尾城の占拠です

騰軍は列尾を奪うことができるのか!?

そして、公開処刑が決まった李牧の運命やいかに!?

今回は、列尾の様子と、李牧の処刑を知った趙軍の動きを中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』640話!のネタバレ

それでは『キングダム』640話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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警戒する楚国

不可能とされていた秦軍による鄴攻略。

驚きの知らせは、瞬く間に中華全土へ広まっていきました

 

場所は楚国王都の郢(えい)。

鄴陥落の報告を聞いて、媧燐(かりん)はつぶやきました

「マジかよ」

媧燐の隣では、SMプレイ中のバミュウが座っています。

バミュウも驚きを隠せません。

珍しく媧燐の読みが外れたことになります

バミュウの反応が面白くなかったのでしょう。

さすがドSの媧燐。

溶かしたロウソクをバミュウの頭上に流していきます

バミュウは嫌がるどころか嬉しそうでした。

 

媧燐の予想は、外れたわけではありません。

邯鄲(かんたん)の王都軍が動けば、王翦軍は負けていたはずでした

しかし、趙の大王は王都軍を動かさなかったのです。

これは王の責任といってよいでしょう。

とはいえ、李牧相手に王翦は鄴を奪い取りました。

媧燐は少し感心していたのです。

それにもう一つ、厄介な人物といえば斉国の王健王でしょう

兵糧を鄴に送らなければ、秦軍は餓死していたはずでした。

 

ワクワクしている媧燐。

対して、李園(りえん)は危機感を持っていました

鄴は邯鄲の近くにあります。

秦の刃は、邯鄲の喉元まで迫っているといってよいでしょう

もしかしたら、強国の趙が敗れる可能性もあるかもしれません。

秦が勝利すれば、中華の勢力図は大きく変化するはず。

李園は心配していたのです。

 

すると、「あわてんな」となだめる媧燐

確かに鄴は占拠されました。

しかし、趙にとって本当の脅威となるのは、秦本土と鄴が繋がった時です

そして、鄴が最前線拠点となれば、趙国は危うくなるでしょう。

それは邯鄲にいる王や、李牧も分かっているはず。

媧燐は、このまま趙がそれを許すとは思っていなかったのです。

 

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扈輒将軍の狙い

場所は列尾。

高い城壁の上から、兵士が隊列を組む様子を扈輒(こちょう)と舜水樹(しゅんすいじゅ)が眺めていました

そこへ、部下から急報が。

魏方面より秦軍四万が北上。

列尾へ向かっているというのです。

向かっている秦軍こそ、秦国大将軍の騰(とう)でした

 

秦軍四万に対して列尾の趙軍は三万

さらに相手は強敵の騰。

部下は持つか心配でした。

しかし、扈輒将軍は断言します。

「あれだけなら持つ」

あれだけとは、一体どういう事でしょうか?

扈輒が警戒していたのは、騰軍ではなく「鄴」でした

鄴から王翦軍の一部が攻め込んだとしましょう。

そうなれば、列尾にいる趙軍は大ピンチ。

騰軍と王翦軍によって、前後から挟み撃ちに遭ってしまいます

挟み撃ちされたら、今の軍だけでは持ちませんでした。

 

ならば、趙軍に勝ち目はないのかと言うと、そういうわけではありません。

列尾が危険なのは李牧も把握しているはず。

李牧のことだから、北部の軍をすでに南下させているだろう

扈輒将軍は李牧軍が援軍にくることを信じて、列尾で持ち堪えようとしていたのです。

黙って話を聞いていた舜水樹。

「邯鄲の王都軍が動けば話は早い」とつぶやきます

「それを言うな」と返す扈輒。

そもそも王都軍が最初から動いていたら、趙軍はここまで追い込まれなかったでしょう。

動かない王都軍をアテにしても仕方ありません。

扈輒は「我らの王はクソだ」と断言。

李牧こそが国の要

後ろの心配事は李牧に任せるとして、自分らは前を守るのみ。

扈輒は指示を出しました。

「軍を展開するぞ、舜水樹

 騰を迎え討つ」

 

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変化し始めた羌瘣と信の関係

目を閉じている信。

パッと目を開けると、目の前には矛を振り上げる龐煖の姿が!

羌瘣は信を救うべく前から抱きついています。

信は慌てて叫びました。

「逃げろ、羌瘣」

ところが、羌瘣は「いいんだ」と言って信から離れようとしません。

龐煖の矛によって切断された羌瘣の体

激しく飛び散る血。

自然と信の目からは涙が溢れました。

「羌瘣っ」

再び叫んだ信。

すると、目の前には羌瘣が悲しそうな表情で座っていたのです

 

ここは、鄴城内にある一室。

羌瘣も目が覚めたのか、ベッドから起き上がっていました。

今までの出来事は全て信の夢。

羌瘣の様子を心配して尋ねましたが、いつのまにか寝てしまったようです。

不思議なことに、羌瘣も信と同じ夢を見ていました。

どうやら、羌瘣の気が少し信に入ってしまったようです

 

なぜ、倒したはずの龐煖が再び登場したのか。

信は思い出したように、自身が死にかけた時の話を始めます。

朱海平原にて、信は龐煖と激突

全ての力を使い切って龐煖を撃破。

代償として、確かに信は死んだはずでした。

ところが、羌瘣は禁術を使って信を救出

羌瘣は自身の寿命を半分差し出して、信を生き返らせたのです。

さすがに信も死にかけた時の記憶はありません。

この事実は羌瘣しか知らなかったのです。

「お前・・・

 俺を助ける時に何かしたのか」

何度も問い詰める信。

尾平の話では、羌瘣が助けてくれたと言っていました

いつも羌瘣なら、ここまで寝込むことはありません。

よほど無茶したのではないか。

信は羌瘣を心配していたのです。

 

ところが、「別に」とシラを切る羌瘣

やはり何か隠していると思ったのでしょう。

信は羌瘣の両肩を掴んで再び問い詰めます。

すると突然、部屋の扉が開きました。

「信殿!」

入って来たのは渕

信と羌瘣の様子に「え」と動揺します。

渕は邪魔したと思ったのでしょう。

なんとなく「すみません」と謝罪。

お二人はそういう関係だったのかと、なぜか渕の方が照れています。

 

話を戻しましょう。

渕が報告に来たのは、亜光将軍のことでした。

亜光将軍といえば、朱海平原にて尭雲と馬南慈に瞬殺された将軍

いや、正しくは死んでいません。

ずっと昏睡状態となっていました。

 

渕が状況を説明しようとすると、外がなにやら騒がしくなっています。

室内でも聞こえるほどの喚声。

信は渕に案内されるがまま部屋の外へ。

渕は言いました。

「亜光将軍が復活されて

 鄴から討って出たのです!!」

信は驚きを隠せませんでした

鄴城内で響き渡る喚声は、亜光将軍の復活を喜ぶ声だったのです。

 

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列尾軍を揺るがす非情な知らせ

亜光将軍を先頭に、鄴の城門から動き出す軍

この五日間で回復した兵を集めて一軍へ。

後軍には桓騎兵も多くいました。

これだけの兵を束ねてどこへ行くのでしょうか。

信の疑問に対して、渕はすぐに答えます。

「もちろん

 列尾です!」

扈輒が警戒していた鄴の動き

亜光軍が列尾に向かっている情報は、すぐに扈輒の元へと届きました。

目の前では、列尾軍と騰軍の先鋒隊がぶつかったばかり

すでに戦いが始まった後だったのです。

 

部下の報告によると、鄴からの秦軍兵は二万

騰軍四万に、さらに亜光軍二万が加勢。

趙軍三万ではどう考えても勝てません。

舜水樹は、北部の動きを気にしていました

すると、再びもう一人の部下から急報が。

残念ながら、北部からではなく馬南慈からでした。

部下は涙を流して報告します。

李牧は、大王の手によって邯鄲へ投獄

王都軍は動く気配なし。

北部軍も一切動いていないというのです。

 

唖然とする舜水樹

扈輒も目を見開きます。

さらに、最悪な報告はこれだけではありませんでした。

「それともう一つ

 李牧様は邯鄲にてざっ・・・

 斬首になると!!」

舜水樹の怒りが爆発!

突然剣を振り上げ、地面へと力強く突き刺し叫んだのです。

「我らの王は

 どこまで愚かなのか」

ここまで感情的な舜水樹は見た事がありません。

目は血走り、我を見失っているようでした

 

黙っていた扈輒。

李牧がいないなら、列尾を守っていても仕方がありません。

部下へ引き上げを指示。

全軍を邯鄲まで戻すことに決めました

扈輒が心配していた通り、前後から秦軍に挟み撃ちされては勝てません。

列尾を守ることもできないでしょう。

橑陽(りょうよう)城を包囲している軍も邯鄲まで戻します。

要するに、趙の南側半分を秦に明け渡すことを意味していました

 

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趙南部を占拠した秦軍

王都圏南側を秦に奪われることは確実。

ならば、軍の力をそのまま生かし、北半分となる王都圏へ兵力を密集

それが秦軍を苦しめる唯一の方法でした。

だからこそ、今ここで無駄に戦力を使うわけにはいかなかったのです。

なにより、李牧を救わなくてはいけません。

扈輒は言いました。

「あの方を失えば

 趙は終わるぞ」

冷静に言っているようで、扈輒も怒りを抑え込んでいる様子でした

李牧こそ趙の要。

王を殺してでも李牧を助ける

舜水樹も同じ考えだったのです。

 

趙軍が後退を決めた頃、騰軍の録嗚未(ろくおみ)は息巻いていました

「配置につけ

 趙軍をぶちのめす!!

 行くぞォ!!」

録嗚未は最初からアクセル全開。

相変わらず暑苦しい男です。

ところが、敵が後退すると報告が入ります。

「はぁ!?」と、逆ギレする録嗚未

騰は優雅に「ココココ」と笑っていました。

こうして、趙軍は扈輒の指示で全軍後退。

邯鄲へと移動していったのです。

結局、騰軍はほとんど戦わずに列尾城の占拠に成功

趙王都軍の出入り口を秦のものにしたのです。

状況を確認しておきましょう。

秦本土と繋がっている列尾城を騰軍が占拠

橑陽城は楊端和と壁が占拠しています。

鄴はご存知の通り、王翦軍や桓騎軍が占拠し攻略済みです。

趙軍が全軍後退したため、邪魔する敵はいません。

列尾・鄴・橑陽の三つの城が、トライアングルとなって繋がったのです

すなわち、トライアングル内の領土は秦のものとなりました。

趙軍が領土を捨てて北上したため、残された趙の住民達。

多くの難民は遅れて北上しましたが、動けずにとどまった者達も多かったのです。

しかし、王翦の命令によって、住民らを傷つけることはありませんでした。

 

さらに、それから一か月が経過。

本営から兵が補充されるため、鄴攻略軍の一部が帰還

三度目の組で、飛信隊もようやく鄴を出ることができたのです。

咸陽へ向かう途中、列尾付近で壁達と遭遇。

朱海平原と橑陽で別れてから69日が経っていました

久しぶりの嬉しい再会に、壁と信は笑顔で声をかけ合ったのです。

 

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『キングダム』ネタバレ640-641話のまとめ

今回は、秦軍が趙の領土半分を奪うという、見事な快進撃をみせた回でした。

やはり、国のトップは大事ですね。

どんなに優秀な武将や部下がいようが、王がクソでは国は滅びてしまいます

今こそ反旗を翻すとき。

趙国にとっては、新たな戦いが始まったと言ってよいでしょう。

対して、秦軍の試みは素晴らしいものでした。

楊端和による犬戒族の説得。

王翦による大胆な作戦と出陣前の根回し。

飛信隊と玉鳳隊の覚醒。

秦国本土からも昌平君による手厚いサポート。

どれが欠けても、秦軍は趙軍に勝てなかったはずです

トライアングルができたことにより、秦は国の領土が拡大。

趙を攻め落とす大きな一歩を踏み出しました。

長い期間、戦い続けてきましたからね。

ここらで咸陽へと帰り、宴となるのではないでしょうか。

誰が昇格するのかも気になるところ。

次回がとても楽しみです!

 

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⇒『キングダム』639話!鄴攻略を後押しする軍勢登場・・

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