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最新ネタバレ『キングダム』642-643話!考察!ついに将軍となった李信

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将軍になるため「姓」を与えてもらった信

前回は、信の新たな名が「李信(りしん)」と決まったところで終わりました

さて、鄴攻略戦を勝利で収めた秦軍。

趙国の半分を秦国の領土にできたとはいえ、まだ邯鄲が残っています。

さらに、隙を狙って趙軍がいつ攻め込んできてもおかしくありません。

はたして、李牧が捕まった趙国の現状とは?

今回は、現在の列尾付近の状況と、待ちに待った式典「論功行賞」の様子を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』642話!のネタバレ

それでは『キングダム』642話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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秦人の大移住計画

鄴攻略から五ヶ月後

ここは秦国の列尾近くにある村。

畑を耕す男たち。

手を休めてふと顔を上げると、道には人がゾロゾロ歩いていました。

道を覆いつくほどの人数

もう半日は流れが途切れていません。

家族総出でゾロゾロと歩く人々は、まだ見ぬ新天地を目指していたのです。

新天地こそ、秦国の新領土。

列尾・橑陽・鄴の三角地帯でした

三角地帯を着実に秦国のものとするべく、多くの人が送り込まれていたのです。

早く移住すれば得があると考え、破格の好条件に自ら動いた者

ほかにも、強制的に村ごと移住させられた者達もいました。

その規模は、「三陽東群化」の比ではない人数だったのです。

そして、移住した人々を守るべく、軍隊も途切れることなく派遣されていました。

これはまさに、秦人による未知の地への「大移住計画」だったのです

一方で、場所は咸陽。

城内では、河了貂と蒙毅(もうき)が久しぶりの再会

お互い元気な様子に喜んでいました。

河了貂が城を訪れたのは、先生に呼ばれたから

ちなみに、先生とは昌平君のこと

河了貂は、昌平君の軍師学校で知識や技術を学びました。

蒙毅は蒙恬の弟で、同じく軍師候補生として河了貂と一緒に学んだ仲になります。

河了貂は少しでも蒙毅と話ができたらと思い、早めに城を訪れていました。

二人は近くにあるイスに腰掛け、互いの近況を報告し合います。

河了貂が先生に呼ばれたのは、朱海平原の報告のため

今後のためにも、事後の戦局解説は大切です。

他の隊はもちろんのこと、飛信隊では軍師の河了貂が何度も呼ばれていました。

蒙毅も先生の手伝いをしていますが、とても忙しくしているようです。

 

話の途中で、ふと蒙恬の話を思い出した河了貂。

悲しそうな表情で、故漸(こぜん)副長の話を始めました

故漸とは、蒙恬と蒙毅を親代わりに育てたお爺さん

蒙恬と共に朱海平原にて戦っていましたが、龐煖の奇襲によって命を落としました。

無論、故漸が亡くなったことは蒙毅も兄から聞いています。

さらに、信が龐煖を討ったこと

龐煖を討つために、信が仮死状態になるほど激闘だったことも知っていました。

本来であれば、蒙恬自身が龐煖を討ちたかったことでしょう。

蒙恬は、仇を討ってくれた信に対して感謝していたのです。

なにより、犠牲者は故漸だけではありません。

飛信隊も多くの仲間を失いました。

だからこそ「立ち止まらず前に進まないと」と、河了貂は力強く言ったのです

「その通り」と、納得する蒙毅。

 

久しぶりの再会です。

列尾の向こう側で何が起きているのか、蒙毅が状況を教えてくれることになりました。

蒙毅は、持っていた地図をテーブルの上に広げます。

待っていましたとばかりに、嬉しそうな河了貂

蒙毅に会いに来たのは、これが目的だったようですね。

 

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昌平君の次なる作戦

まずは、新領土を地図で確認。

列尾・橑陽・鄴の三角地帯が秦国の領土になりました

しかし、よく見てみると、魏国によって山陽近くまで領土を取られているではありませんか。

魏軍の相手をしていたのは騰軍

列尾貫通のため、仕方なく持ち場を離れました。

その隙を狙って、魏国の呉鳳明が攻め込んでいたのです

現在は列尾一帯が落ち着いたため、騰軍は再び現場へ急行。

魏軍の侵攻を止めている状態です。

山陽近くを魏国に奪われましたが、それでも趙国の領土を奪えた方が得といえるでしょう。

とにかく、今は新領土を秦人で埋めるため、移住が最優先となっていました。

ただし、列尾より先はまだ不安定な場所。

人々が安心して生活できる環境を整えることが大切です。

そこで、李斯(りし)が現地に派遣されました

山陽の経験もあることから、無駄なく効果的に秦国化が進んでいるようです。

 

蒙毅の話を真剣に聞いていた河了貂。

鄴付近まで秦国化が進んだとはいえ、趙国の王都・邯鄲を占拠できたわけではありません。

すなわち、新たな国境の前線が生まれたことになります

当然、土地勘がある趙軍のほうが有利。

気を抜けば、趙軍に攻め込まれる危険性がありました。

そこで現在は、王翦将軍を筆頭に趙軍の逆襲に対抗していたのです

鄴城は桓騎軍。

橑陽城は楊端和が守っていました。

二つの城の間を、王翦軍が守っていたのです。

戦況は今のところ悪くありません。

なぜなら、李牧がまだ地下牢に閉じ込められているから

河了貂は驚きます。

李牧が連行されたことは、先生から聞いていました。

しかし、未だに生きていることに驚いたようです。

噂では「死罪」になるはずでした

しかし、李牧の腹心達が騒いだため、斬首は執行されていなかったのです。

 

邯鄲に迫る勢いで戦う王翦軍。

捕らえられたままの李牧。

蒙毅は河了貂に尋ねました。

「この状況をどう思う?」

河了貂は眉間にシワを寄せて考えます

あの大戦から五ヶ月しか経っていません。

いや、むしろ五ヶ月経ってしまったといってよいでしょう。

軍師として、河了貂の気持ちは決まっていました。

「李牧が欠け、ゴタついている趙には

今こそ攻め刻だ」

同意見だった蒙毅

先生も同じ考えだったようです。

そのため、すでに先生は大戦略の思案に入っていました。

ついに、王都の邯鄲を標的にするということでしょう

河了貂は驚いて立ち上がります。

 

緊張が走るなか、「フッ」と笑い出す蒙毅。

いずれは邯鄲を攻め込むことになるでしょうが、それはまだあと。

今は先生も蒙毅も忙しいため、行動に移すのは少し先になりそうです

大事なことは、手前のやることを一つずつ。

式典も大事な一つといってよいでしょう

キョトンとする河了貂。

蒙毅は笑顔で言いました。

「ずっと先送りになってた

 『論功行賞』だよ!」

 

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待ちに待った瞬間

論功行賞が行われる当日

本殿には、多くの文官と呼ばれた兵士たちが集まっていました。

式典に出席するため、控室で待つ李信。

着替えを用意されていたにも関わらず、いつもの服装のまま出席するようです。

控室から李信が外を眺めていると、話しかけてきたのは政

大王らしい華やかな衣装を身にまとっています。

しかし、準備はまだ終わっていないようで、数人の側近が焦っている様子でした。

政は周囲を気にせず、李信へ近づき肩に触れて言ったのです。

「いよいよだな」

目が合う李信と政

それだけ言うと、政は正殿に戻って行きました。

呆然と立ち尽くす李信。

手すりに寄りかかり、空を見上げて「ふー」と息を吐いたのです

おそらく、政の一言で李信は察したのでしょうね。

 

そして、本殿に集まった多くの人々。

ついに式典が始まります。

まず、政と向き合って立っていたのは王翦将軍

跪いて頭を下げます。

邯鄲付近にある前線は気が抜けない状態のため、三将全員が持ち場を離れるわけにはいきません

総大将の王翦だけが出席。

第一功の特別大功を授かりました。

桓騎と楊端和も同等の特別大功を授かりましたが、会場にはいません。

代わりに摩論とバジオウが受け取っていました。

次に呼ばれたのは、王賁・蒙恬・李信の3人

蒙恬と王賁は正装。

李信だけいつもの服装で浮いています

式典会場が盛り上がっている頃、飛信隊の多くは少しでも早く結果を聞こうと集まっていました。

いくら仲間とはいえ、隊員全員が式典への参加は許されません。

咸陽深部の許されるギリギリの場所まで入り、皆で待機していたのです。

式典会場にいるのは河了貂

そこから、一定間隔で中継役を配置。

河了貂のGOサインによって、外で待つ飛信隊に伝えられるようになっていました。

みんな緊張した表情で、固唾を飲んで待っていたのです。

そして、いよいよ声高らかに功績が称えられ始めました。

 

まずは、楽華隊の蒙恬。

朱海平原では、五千人将でありながら秦左翼の将となって活躍

紀彗軍三万の軍勢と十五日間に渡って戦いを繰り広げ、閉じ込めることに成功。

勝利の立役者といってよいでしょう。

よって、第一等の特別功となりました。

微笑む蒙恬。

心の中で、故漸こと「じィ」に呼びかけていました

 

次に、玉鳳隊の王賁。

朱海平原では、秦右翼にて独立遊軍として活躍。

亜光将軍が倒れてからは、筆頭となって秦右翼を牽引しました

さらに、趙将の尭雲を討ち取っています。

よって、第一等の特別功となりました。

無表情の王賁

後方では歓声を上げる玉鳳隊。

感極まる番陽の姿がありました。

 

最後に、飛信隊の李信。

朱海平原では、玉鳳隊と同じく秦右翼にて活躍

黒羊では趙将岳嬰を討ち、さらには趙峩龍まで仕留めました。

そして、強敵である趙三大天の龐煖を自らの手で討ったのです。

「よって、この三人を

 三人をっ・・・

 しっ・・・しっ・・・

 “将軍”に任命するものとする!!」

溢れる涙

もちろん、泣いているのは李信ではありません。

河了貂のGOサインによって、各中継役が両腕で「丸マーク」をジェスチャー。

城壁から見えた「丸マーク」に、飛信隊全員が同じタイミングで号泣

尾平、田有、田永などが互いに喜び合ったのです。

会場にいた河了貂や渕も泣いていました。

周囲が喜ぶなか、「へへ」と笑うだけの李信

蒙恬は笑顔で「感動してる?王賁」と、からかう始末。

王賁は相変わらず無表情で「うるさい、ふつうだ」と返事するのみ

三者三様の反応ですが、若きエース達がついに将軍へ。

大きな一歩を踏み出したのです。

 

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『キングダム』ネタバレ642-643話のまとめ

今回は、朱海平原での功績が認められ、三人仲良く将軍に任命された瞬間が印象的な回でした

予想はできていたものの、信が将軍になれたことは自分のことのように嬉しいです。

最初に漂と約束した、天下の大将軍になる夢。

今やもう、信と漂の夢だけではなくなりましたね。

支えてくれる多くの仲間。

そして、犠牲になった同志たち。

たくさんの人々が、李信を応援してくれているといってよいでしょう

やはり、大きな夢であればあるほど、一人だけの力では叶えられません。

李信が将軍になれたのも、飛信隊の支えがあってこそ。

きっと天国にいる漂、朱海平原で散った松左や去亥も喜んでいるのではないでしょうか。

ただし、将軍はあくまで夢の通過点

これからも、大きな壁に挑み続けなければいけません。

少しずつ着実に成長し続ける李信。

はたして、邯鄲に挑むのはいつになるのか!?

次回がとても楽しみです!

 

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⇒『キングダム』644話!迷走する趙国の行方・・

⇒『キングダム』643話!焦る李牧の腹心とあざ笑う悼襄王・・

⇒『キングダム』641話!将軍への一歩を踏み出した李信・・

⇒『キングダム』640話!領土を得た秦軍と要を失った趙軍・・

 

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