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最新ネタバレ『キングダム』647-648話!考察!陰で動き始めた呂不韋

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太子嘉を治紹に送り届けた李牧

前回は、さすがの李牧も万策尽きて、カイネに弱音を吐いたところで終わりました

明らかに憔悴している李牧。

新たな趙王が末子遷になってしまった以上、趙国にとって李牧軍は反乱軍です

少数の隊では、できることも限られるため逃走するのが精一杯、王都軍と互角に戦うこともできないでしょう。

はたして李牧はこのまま王都軍に捕まってしまうのか!?

そして秦軍は邯鄲を攻略することはできるのか!?

今回は、李牧軍の様子と秦国内の不穏な動きを中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』647話!のネタバレ

それでは『キングダム』647話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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カイネから湧き上がる感情

李牧の背中に抱きつき、涙を流していたカイネ

先程まで疲れ切っていたはずなのに、顔を真っ赤にして興奮気味に外を歩いていました。

心の中は「やばい」という感情でいっぱい!

カイネは激しく動揺していたのです。

なぜなら、落ち込んでいた李牧に思わず抱きついてしまったから

抱きつくといっても、李牧の背中にしがみつく程度。

李牧が地下牢から解放された時のほうが、がっつり抱きついていた印象です。

しかし、「ずっと側にいます」という言葉と共に抱きついたため、なんだか変な雰囲気に

カイネは深く考えず行動するところがあるので、気持ちを整理できていませんでした。

臣として、李牧を心配するのは当然のこと。

しかし、抱きつくのは明らかにおかしいでしょう。

「私は何か越えてはならない一線を越えたのでは・・・」

 

カイネはもう一度、李牧に抱きついた時のことを振り返ります。

弱音を吐く李牧に、少しでも元気になってもらいたいカイネ

励ましの言葉を繰り返し、背中へとしがみつきます。

李牧はそれでも振り返ることはありません。

少し時間が経ったあとカイネは急に我に返り、慌てて李牧から離れます。

アタフタしたあと、「すみません」と謝りながら天幕を出ようとしました。

すると、李牧は振り返ることなく言ったのです。

「こちらこそすみません

 ・・・ありがとう」

 

李牧の言葉を思い出し、カイネはピタッと立ち止まります

確かに李牧は「ありがとう」と言っていました。

でも、何に対してでしょうか。

カイネは再びグルグル頭の中で考え始めます。

きっと抱きついたことではないはず。

なら、励ましの言葉に対しての「ありがとう」でしょうか

なにより、最後にお礼を言った李牧の声が、少し元気になっていたような印象を受けていました。

「き、気のせいか?

 てか、あの場所にもっといたかった

 なぜ飛び出した私」

立ち止まったと思ったら、今度は後悔し始めるカイネ

その場にうずくまってしまいました。

近くにいた兵士達は、カイネが体調を崩したと勘違い。

「大丈夫か」と話しかけてきます。

しかし、カイネの気持ちはそれどころではありません。

「うるさァイ、今は構うなァ

 くそォ、私の臆病者ォ」

急に叫び出すカイネに、兵士達はわけわからず動揺していました

 

そこへ、馬南慈と舜水樹が帰還。

馬南慈はカイネが元気そうな様子をみて笑っています。

以前から、良い雰囲気だったカイネと李牧。

カイネはやっと、自分の気持ちに気づいたようですね

 

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李牧の次なる作戦

李牧がいる天幕前に集結した舜水樹・馬南慈・傅抵の3人

カイネはまだ顔を赤くしたまま、少し離れたところに立っています。

集まったところで天幕から顔を出した李牧。

先程まで憔悴しきっていたのが嘘のように、元気そうな表情

気力を失っていない李牧の姿に、馬南慈たちは安心していました。

馬南慈の問いかけに「フフ、空元気ですよ」と笑う李牧。

どうやら、カイネのおかげで李牧は元気を取り戻したようです

 

さて、問題はこれから。

舜水樹はさっそく、これからどうするか李牧に尋ねます。

王都軍に背いた以上、李牧軍は反乱軍扱い

選択肢は限られていました。

話を黙って聞いていた傅抵は、いきなり本題に入る舜水樹に違和感を覚えます。

本来であれば、悼襄王を誰が毒殺したのか気になるところ

しかし、真相が語られることはありません。

もしかしたら、舜水樹が李牧を救いたい一心で仕込んだのかもしれませんね。

 

では、舜水樹が考えた「三つの選択」を確認しておきましょう。

一つ目は、投降して断罪されること

王都軍に捕まってしまえば、死刑は確実でしょう。

二つ目は、このまま逃走を続けること

太子嘉を救出できたので、あとは自分の身を守ることができます。

三つ目は、邯鄲に攻め入り、新王と郭開を抹殺し、嘉に王位に就いてもらうこと

舜水樹の提案に、カイネと傅抵は驚きます。

李牧軍は王都軍に比べて兵士が少ない以上、邯鄲の城攻めは難しいはず

無謀ともいえる作戦でした。

ところが、舜水樹はさらに三つ目の選択を変化させ、驚くべき提案をします。

邯鄲を落とす前提で、嘉を呼ばず李牧が新王朝を築くこと

つまり、李牧が新たな国を作ることを意味していました。

舜水樹のとんでもない提案に、「そのくらいにしておきなさい」と注意する李牧。

三つの選択肢を全て否定したのです。

まず、邯鄲を攻め落として王位を奪うなど、強奪したようなもの

これでは、郭開たちとやっていることは同じ。

そのようなやり方で、太子嘉を趙王として迎え入れるわけにもいきません。

なにより、李牧がそれを許すつもりもありませんでした。

 

では、一体これからどうすればいいのでしょうか。

投降すれば、李牧だけでなく側近も全員殺されてしまうでしょう

逃走するしか、選択肢は残されていないのでしょうか。

すると、李牧はすでに次の作戦を考えていたのです。

現在の趙国は、秦軍に攻め込まれている状況

だからといって、趙軍を引っ張っていけるような司令塔はいません。

さらに、郭開では亡国の危機から救うことはできないでしょう。

ならば、趙国を存続させるためには、いずれ李牧たちの力が必要になるはず。

李牧は「再び軍総司令に戻れる」と確信していたのです

確かに、これまでの戦いをみても、王翦と渡り合えるのは李牧のみ。

秦軍の侵攻をくい止めるためには、李牧不在では厳しいでしょう。

国を失うようなことがあれば、元も子もありません。

郭開がバカでなければ、朝廷側から頭を下げてお願いして来てもおかしくなかったのです。

そして、今回の騒動は新王が正式に即位する前の出来事

互いに勘違いだったということにすれば、騒動をもみ消すことができました。

要するに、逃走はただの時間稼ぎ

秦軍の侵攻によって朝廷側が困れば、騒動をあやふやにして戻れると李牧は考えていたのです。

もちろん、確実に戻れるように根回しはしておくつもりでした。

 

方向性が決まったところで、次は逃走先をどうするかです。

自分達の城は、すでに王都軍によって包囲済み

身を隠すこともできません。

ところが、李牧はすでに行く場所を決めていました。

それは司馬尚のいる「青歌(せいか)」です

この提案には全員が驚きました。

司馬尚といえば、趙三大天候補の一人

オルドの侵攻をくい止めた強者でした。

国のいざこざに関わりたがらない男ですが、李牧はすでに連絡を取り返事をもらっていたのです。

馬南慈は「さすが李牧様」と感心して大笑い。

逃走している間に司馬尚を取り込み、再起を狙う李牧の計画。

ただで起き上るつもりはないようです。

李牧は最後に言い切りました。

「今の何倍もの力になって復帰できるよう

 ここから立て直していきますよ!」

完全に闘志を取り戻した李牧

前回、憔悴した李牧を見てもう復活できないかと思っていましたが、心配無用だったようですね。

こうして、李牧達は司馬尚がいる「青歌」へ向かうことになりました。

 

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肆氏からの驚くべき報告

紀元前236年。

李牧不在にも関わらず、秦軍はこれ以上、侵攻することはできませんでした。

侵攻できない理由は、国防に対する邯鄲の動きが的確だったため

悼襄王健在の時は一切動くことがなかった邯鄲軍が出陣。

扈輒(こちょう)軍に加わったため、厚い壁となって前線を固めたのです。

さらに、後ろの番吾と平陽の拠点を強化

実権をふるう郭開に、趙の文官・武官は感心していました。

しかし、実際はすべて地下牢で李牧が進言した作戦を実行しただけ

郭開が考えた作戦ではなかったのです。

 

こうして、邯鄲攻略できず1年が過ぎ、紀元前235年。

この年は、予想外の戦いが三国間で起こることになります

ただし、その前に秦国内でもある出来事があったと「史記」に記されていました。

 

雪が降り始めた肌寒い日のこと。

秦国・咸陽では、政と文官たちが趙の攻略方法を話し合っていたのです

そこへ遅れてやってきたのは、肆氏(しし)でした。

なんだか表情が晴れない肆氏

何か報告したいことがあるようで、政だけを部屋から連れ出したのです。

なぜか一緒についていた昌文君。

肆氏も最初は不満そうにしますが、昌平君と李斯に聞かれなければ良いと話を始めます。

二人の名前を聞いて、政は何か気づいた様子。

肆氏に「河南(かなん)か」と尋ねます。

うなずく肆氏。

河南とは、呂不韋が住んでいる場所

すなわち、河南に不穏な動きがあったということは、呂不韋が動き出したことを意味します。

 

肆氏が確認したところでは、呂不韋がはっきりと動きを見せたわけではありません。

しかし、「無視できる状況ではなくなってきた」と言うのです。

呂不韋といえば、嫪毐(ろうあい)事件によって冠位を剥奪

河南の城で隠居生活をしていました。

ところが、この三年の間に再び呂不韋の元に人が集まり出していたのです

それも、朝廷を脅かすほどの大勢力。

呂不韋が集めたとは、現在の報告では言い切れません。

それでも、危機感を覚えた肆氏は、政に報告することにしたのです。

 

河南入りしたのは、竭氏の残党・嫪毐毐国の残党・呂不韋の残党など、今の朝廷からはじき出された者達ばかり

こぞって呂不韋の元に集まっていました。

もちろん、肆氏も水面下で手を打ち続けましたが、動きが止まることはありません。

だからこそ、根本を断つ必要があると考えました

「根本を断つ」とは、一体どういうことでしょうか。

肆氏は緊張した面持ちで言ったのです。

「呂不韋の命を奪うということだ!!」

言葉を失う昌文君

しかし、政はいたって冷静。

真相を確かめてくるつもりなのでしょう。

政は外を眺めながら言いました。

「だが、まずは俺が会ってこよう

 直接会って話してくる・・・呂不韋と」

 

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『キングダム』ネタバレ647-648話のまとめ

今回は、元気を取り戻した李牧と、再び呂不韋へと話が戻る意外な展開でした

李牧はもう再起不能かと思っていましたが、いらぬ心配だったようですね。

紀元前235年ということは、史記によれば、李牧が命を落とすのは約6年後。

それまでは司馬尚と共に動くようです。

「キングダム」でも李牧が元気を取り戻した以上、再び秦軍の脅威となることは間違いありません。

まさか、カイネのおかげで元気になるとは思いませんでしたね。

私情を挟まない印象でしたが、李牧もまた大事な人を守るために戦っていたようです。

 

さて、気になるのは河南での動き。

政がわざわざ直接出向くということは、まだ話が通じる相手だと思っているのでしょう

呂不韋が再び王座を狙っているのかは定かではありません。

しかし、朝廷を脅かす勢力となっているのは事実。

残党をまとめあげられるのは、呂不韋でなければ無理ではないでしょうか。

はたして、政との話し合いに呂不韋は応じるのか!?

次回がとても楽しみです!

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒『キングダム』649話!昌平君が考えた驚くべき戦略・・

⇒『キングダム』648話!政も驚く呂不韋らしい幕引き・・

⇒『キングダム』646話!万策尽きた李牧の弱音・・

⇒『キングダム』645話!趙国の未来を奪った悼襄王の遺言・・

 

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