呉鳳明が打ち出したのは、謄軍と蒙武軍を秦魏同盟軍の主攻にすること!
それに従い乱美迫軍が謄軍と蒙武軍を場から抜けさせました。
蒙武は軍を先に行かせ満羽と対峙しますが、なんと満羽の剛腕によって下馬させられたのでした!
一方で千斗雲は魏軍本陣に迫る姿勢。
対する守りとして呉鳳明は龍范軍を回させることにしました。
千斗雲軍の後ろから録鳴未軍も追ってきています。
さて、どちらが早く本陣に到着するでしょうか!?
第657話は『解放の意味』となっており、満羽が虚無になった理由が垣間見えます!
Contents
『キングダム』657話!のネタバレ
それでは『キングダム』657話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
満羽は汗明より弱い?
蒙武の落馬に秦軍に激震が走ります。
「あの汗明相手でも落馬することはなかった蒙武様が…地に叩き落とされたっ!!」
原泰久『キングダム』657話より引用
しかし満羽はこんなことを言うのです。
「どうした蒙武。俺は汗明より弱いぞ」
汗明より弱い!?
それでも下馬してしまった蒙武…これは満羽は“今”蒙武が背負っている大きさを問うているのでしょうか。
蒙武の馬(岳大)が主に「乗れ」と訴えます。
かたや満羽軍は満羽に蒙武へのとどめを促しますが、何やら満羽の様子がおかしいので様子を見ることに。
満羽はまた蒙武を観察しているようです。
その間に蒙武は再び乗馬しました。
「汗明などどうでもいい。さっさと来い。そのニヤケ顔ごと潰してやる」
原泰久『キングダム』657話より引用
闘志を剥き出しにする蒙武。
対し満羽は相変わらずの表情で返します。
「やってほしいものだな蒙武。期待しているぞ」
蒙毅頑張れ!
蒙武軍と謄軍を主攻とする形に変わった戦場を見守っている秦軍本陣。
謄軍の方は順調に敵の第三陣を抜きつつあるようです。
一方、来輝副将が率いている蒙武軍も猛攻をかけてはいますが、いかんせん蒙武が満羽と対峙しているためそこまでの勢いはない様子。
やはりこの攻勢において重要なのは蒙武が先頭に立つことですから、現場の詳細を知らない本陣は焦りだけが募ります。
「あの蒙武様が直接ぶつかっているのなら満羽など一撃で…なぜ突破していない!」
原泰久『キングダム』657話より引用
蒙毅も拳を固く握ります。
(父上っ…!)
現在父がピンチになっていますが、蒙毅もこの戦いで進化すると良いですね。
魏軍本陣に迫る千斗雲だが…
こちらは驀進中の千斗雲。
「行くぜ呉鳳明!行くぜー!?」
楽しそうな千斗雲を先頭に、千斗雲軍はもう魏軍最終防陣まで来ていました。
「やっぱぜーんぜん俺の方が早かったなー!」と、楚軍本陣を襲われるより先に魏軍本陣に到着したことを喜ぶ千斗雲でしたが…
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原泰久『キングダム』657話より引用
千斗雲軍の右手から、魏軍・龍范自らが黄金騎兵団“光華狼”を率いて切り込んできました!
その名の通り、何だか軍全体がキラキラしている感じですね。
「そこまでだ。楚の暴将」
龍范は鋭い目で千斗雲を見据えました。
そして龍范の「葬れ」の言葉で光華狼が突撃を開始します。
新手の敵の出現に慌ただしくなる千斗雲軍。
そして千斗雲軍は更に窮地となります。
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原泰久『キングダム』657話より引用
録鳴未軍が後ろに食らいついて来ていたからです。
「オラァ!どこだオカマヤロォは!」
今週も録鳴未は元気。
これで千斗雲軍は前方を魏軍本陣に、右方を龍范軍に、後方を録鳴未軍にと3方を囲まれる形となりました。
しかし千斗雲はこれでも怯まなそうではあるので、龍范と録鳴未の活躍に期待しましょう!
満羽の強さと蒙武の強さ
蒙武vs満羽。
再び馬に乗り態勢を整えた蒙武でしたが、なんと満羽にボッコボコにされていました。
「満羽という男、本当に…あの汗明より弱いのか!?」
蒙武軍はまさかの事態に焦る一方。
その言葉を聞いて満羽兵は「弱いものか…」と答えました。
で、ですよね!
満羽と汗明は直接戦り合ったことはないそうですが、それでも彼らには満羽の強さを信じられる理由があるのです。
それは満羽が汨国時代、迫りくる楚の将軍たちを討ちまくったということ。
やはり楚軍に負けなかったその強さは本物なのです。
しかしだからこそ驚きがあります。
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原泰久『キングダム』657話より引用
その満羽に、蒙武は血を吹きながらも食らいついているのです。
「やはり汗明大将軍を討っただけのことはある!!」
蒙武はついに満羽の頭に強烈な一撃を浴びせました。
背負っていた者と背負っている者
満羽は血を流しながらも笑いました。
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原泰久『キングダム』657話より引用
彼らが追い込まれてから力を発揮することを“知っている”からです。
「“背負うもの”が力を与えるからだ」
満羽が蒙武の中にあると気づいた“背負っているもの”、それが強さに繋がることを満羽は分かっているのです。
何故なら満羽も「かつては大きなものを背負っていた」から。
そして「今は解放された。楽なものだぞ」と蒙武に語りかけます。
それは汨国が滅んで解放されたという意味なのか…蒙武軍が疑問に思いますが、どうやら違うようです。
満羽兵・孫備はこんなことを言いかけました。
「逆だ!満羽様は背負っているものから逆に…!」
途中で止められてしまったので真実は分かりませんが、恐らく背負っているものから逆に“裏切られた”というようなことがあったのでしょう。
頑張っていた挙げ句裏切られたら虚無を悟るのも無理ないかと思います。
何があったら知りたいですね。
満羽は「お前の本当の力を見せてみろ!」と蒙武を叩きつけました。
本当の力…それは“背負っているものの力も合わせての力”ということ。
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原泰久『キングダム』657話より引用
今の満羽の楽しみは「お前を“背負うものごと”打ち砕くこと」らしいので、全力で猛武の全力を叩こうとしているようです。
その言葉に蒙武は昌平君の姿を過らせ、“これが本当の力だ”と言わんばかりの思いの乗った一撃を満羽に食らわせました。
呉鳳明の更なる一手
満羽を思いながら戦場を見守る寿胡王の元へ、戦況が報告されました。
どうやら謄軍もファルルルルと楚軍の最終防衛線に突入したようです。
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原泰久『キングダム』657話より引用
「いつから秦魏はそこまで仲良くなった」と呟く寿胡王に、部下たちが什虎城への一時退却を進言しました。
しかしその什虎城は急展開を迎えていました。
なんと魏軍が井闌車を率いてやってきたのです。
4台もの巨大井闌車が包囲!
魏軍は什虎城に突入できるでしょうか!?
『キングダム』ネタバレ657-658話のまとめ
蒙武が背負っているのは“秦国”かとは思いますが、今その中心で国を動かしているのは親友である昌平君なんです。
その辺が蒙武の強さの本質にあるようですね、熱いです。
昌平君は楚の生まれでもありますから、今回のエピソードが後に繋がっていきそうな気がしますので注目しておきたいところです。
だからこそ満羽が虚無となった理由…「背負っていたものから逆に」というエピソードも重要かと思いますので描かれることに期待していましょう。
そしてさすがの呉鳳明。
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原泰久『キングダム』657話より引用
得意の井闌車ですでに一歩先の手を打っていました。
しかし『什虎城への突入を試みる魏軍だが…!?』という不安な次号予告となっているので、そう易々とはいかなそうな気配もありますね。
魏軍は誰が率いて、什虎城がどんな人物が迎え撃つのか注目しましょう。
蒙武vs満羽の激闘も続き、魏・楚ともに本陣付近まで進軍されている上に、什虎城での攻城戦も始まり、次回から更に見どころが多くなりそうで楽しみですね!

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