どうやら桓騎は真っ向から扈輒軍を迎え撃った模様。
桓騎軍8万vs扈輒軍15万は誰しもの予想に反することなく初日から桓騎軍苦戦の報が飛び交い、時はすでに8日目を迎えていました。
そんな中、ひたすら待機させられていた飛信隊についに声が掛かります。
行先は噂の桓騎軍の戦場で、すでに壊滅状態とも言われる左翼「影丘」。
戦場に到着した信は「…これは…」と顔を引き攣らせましたが、一体どんな光景を見たのでしょうか!?
先に影丘に臨んでいた玉鳳隊はどうなっているのでしょうか!?
蒙恬が信と王賁の無事を祈りました。
第678話『影丘』は、タイトル通りついに影丘の様子が明らかになります!
Contents
『キングダム』678話!のネタバレ
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原泰久『キングダム』678話より引用
それでは『キングダム』678話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
戦況はとにかく悪そう
飛信隊が影丘に向かった経緯が描かれます。
信たちは急ぎ戦場に向かいながら、馬印にこの8日間の戦況を聞いていました。
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原泰久『キングダム』678話より引用
まず開戦当初の桓騎軍の内訳は、雷土が率いる右翼2万、黒桜と倫玉が率いる中央軍4万、寄せ集めと玉鳳隊から成る左翼2万。
戦場はかなり広域に展開しており、左翼と中央軍は山2つ分離れるほど。
そしてとにかく各所で敗戦が続いており、昨日は中央軍が分断されそうだったとのことです。
馬印は桓騎の居場所すら分かりません。
「そのくらい負けているのだ」
信は玉鳳のいる左翼の様子も聞きますが、「左翼は…やられすぎてどうなっているか分からん…!」と馬印は言います。
左翼はもはや軍としての塊が無くなり、どのくらい生き残っているのかも掴めないほどなのだそうです。
この戦況が、扈輒軍が来たことでさらに悪化。
もちろん王賁の安否も分かりません!
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原泰久『キングダム』678話より引用
そして呼ばれた飛信隊はというと、「その左翼に入ってもらう!」とのこと。
まさに死地に飛び込むことになりますが、信は臆せず答えました。
「望むところだ!」
摩論から信への伝言
そんな信に、摩論から伝言を預かっていると馬印が言いました。
「必ず影丘を抜いて扈輒本陣を脅かせ!」
原泰久『キングダム』678話より引用
著しく厳しいこの戦況において、戦局を覆すことが出来るのは恐らく“左翼”だけだという考えからのようです。
何故なら敵は“影丘が絶対に抜かれない”と信じているから。
実際に左翼はほぼ死んでいますから、成功すれば予想外の形勢逆転になるはずです。
「言っている意味は分かるけど…」と戸惑う貂。
信は舌打ちしながらも「ああ任せとけって桓騎と摩論に伝えとけ!」と言い影丘に向けて走り出しました。
桓騎は傍観中?
桓騎は戦場から離れた林の中にいるようです。
そこに摩論が戦況を伝えに来ました。
中央の敵はまず数が少ない倫玉軍を殲滅に出ているらしく、倫玉軍は完全に分断され、一方の黒桜も敵に攻め込まれ軽く負傷したとのこと。
雷土は奮闘していますが、やはり右翼もボロボロのようです。
しかし桓騎は「…で?他には?」と問うのみ。
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原泰久『キングダム』678話より引用
対し摩論は「いい知らせが一つ」として、飛信隊が自分の予想より半日近く早く左翼に到着したことを伝えました。
「今からこの戦況を打破する道があるとするなら、そこを切り開けるのは今まで敵から“見えていなかった”飛信隊だけかと」
それを聞いた桓騎は、ただうっすらと笑いました。
左翼の悲惨な光景
影丘に到着した飛信隊は言葉を失います。
何故ならそこに広がっていたのは、趙軍が秦軍にとどめを刺して回る光景。
すでに趙軍による戦の後処理が進められていたのです。
「あの玉鳳が、ぜ…全滅?そんな…バカな…」
呆然とする飛信隊。
その影を趙軍が発見しました。
ここの趙軍大将を務めていたのは岳白公。
「おやおや、また死体が増えて後処理が大変ですね」
原泰久『キングダム』678話より引用
岳白公は飛信隊の姿にも動じず、仏のような顔で受け止めます。
そして趙軍が早くも飛信隊に向けて集まり出しました。
ものすごい数です!
さすがの飛信隊も影丘を抜くどころか全滅も免れなそうな状況ですが…。
玉鳳隊は生きていた!しかし…!
そんな中、戦場を凝視していた信が何かに気づきました。
「待て!玉鳳は全滅してねェ!」
原泰久『キングダム』678話より引用
なんと、戦場に所々まだ戦っている塊があるのです。
ただしそれも趙軍に囲まれて虫の息。
その中のひとつに王賁がいました。
しかし息があるのかないのか…血を流し地面に倒れていました。
玉鳳隊が涙ながらに「賁様!賁様!目を開けてください!」と必死に叫びますが、王賁が動く気配はありません。
それでも「諦めるな!賁様は生きて帰らねばならんのだ!」と番陽は叫びます。
「賁様!お子が待っているのですぞォ!」
原泰久『キングダム』678話より引用
王賁の元へ動き出した信
しかし王賁を死守する円陣もそろそろ限界。
崩れ始める中、兵たちの目に飛信隊の姿が映りました。
「援軍だ!西の崖上に援軍が来てるぞっ」
援軍到着でもうひと踏ん張りできるでしょうか!?
一方、信はさらに戦場を観察し、ついに見つけました。
「左奥に王賁がいる!行くぞ!」
原泰久『キングダム』678話より引用
飛信隊はまだ半分しか到着していませんが、趙軍も陣形が整っていないということで信はそのまま王賁の元へ駆け出しました。
果たして円陣崩壊の前に王賁を救えるでしょうか!?
『キングダム』ネタバレ678-679話のまとめ
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原泰久『キングダム』678話より引用
玉鳳隊が予想以上にやられ、影丘は惨敗の地と化していました。
兵数の差はもちろん、影丘というのがそれだけヤバい土地だってことですよね。
この中で粘り続けている玉鳳隊はやはり強いんだなと感じましたが、まさか王賁が倒れているとは…。
そして、その王賁を救うべく影丘に飛び込んだ信。
王賁を救う一心で飛び出したように見えますが、王賁の命を救えたとしても、その後すぐに囲まれて飛信隊ごと壊滅状態になったら元も子もないですよね。
それだけどうにもならないほど大勢の趙軍が影丘を占拠しているのです。
羌瘣隊が到着すればどうにかなるのか、飛信隊が玉鳳隊と合流することで活路が拓けるのか、それとも新たな援軍が密かに動いていたりするのか…。
しかし影丘を抜いて戦局を覆せというのは摩論の伝言であり、左翼はもちろん右翼も中央も壊滅間近な状況で、未だ桓騎の考えは分かりません。
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原泰久『キングダム』678話より引用
これほどまでにやられても不敵に微笑むだけの桓騎の策は一体どこにあるのでしょうか。
次回こそ知れたら良いなと期待しますが、まずは玉鳳を救けられるのか、王賁が目覚めるのかに注目しましょう!

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