王翦軍の攻城を指揮していた田里弥に狙いを定め急襲してきた元扈輒軍。
そこへ王翦が自ら近衛兵を連れ割り込んできました。
つまり急襲は失敗。
そのまま命尽きるまで戦うと思われた元扈輒軍でしたが、なんと王翦軍の包囲を脱出しそのまま桓騎本陣に駆けて行ったのです。
そこには舜水樹が虎白公に向けた「桓騎と刺し違える以外は全て無駄死にだぞ」という言葉がありました。
目指すは憎き仇・桓騎!
ところが彼らの前に今度は飛信隊が割り込んできたのでした。
第707話『乗らない相手』は復讐に燃える元扈輒軍に対する信の動向に注目です!
Contents
『キングダム』707話!のネタバレ
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原泰久『キングダム』707話より引用
それでは『キングダム』707話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
元扈輒軍vs飛信隊
一心不乱に桓騎本陣を目指す元扈輒軍の前に立ちはだかった飛信隊。
信の「一騎も通すなよ!」の指揮と共に行く手を阻む飛信隊。
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原泰久『キングダム』707話より引用
しかし先頭の龍白公をはじめ皆とにかく気迫が凄まじい!
「邪魔をするな!」と怒涛の勢いで飛信隊を斬り裂いていきます。
そんな中、手がつけられないほどの怒りを振るう龍白公には信が相手となりました。
そして後方で龍白隊の交戦、しかも相手が「影丘で岳白公を討った飛信隊だ!」ということに気づいた虎白公。
相手が手強いと認識し、王翦軍を抜けた時のように虎白隊が命懸けで盾となり龍白隊を先に進ませることにしました。
神すらも同情している?
飛信隊に阻まれ姿を小さくしていく元扈輒軍。
せめて王翦軍ではなく桓騎軍が攻城戦に出てきていれば結果は変わっていたかもしれない…そんな無念を抱きながら、舜水樹らと側近は元扈輒軍の動きを閼与城から注視していました。
「あそこで彼らは全滅するのか…」
しかし「いや、まだだ」と舜水樹は言います。
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原泰久『キングダム』707話より引用
確かに戦場では、とどめを刺されたはずの兵が相手の田永を馬から引きずり下ろすなど、最期の最期まで彼らの炎は消えていませんでした。
そんな彼らの執念に疲労していく飛信隊。
羌礼も白鳳がいつもより重く感じていました。
羌瘣曰く「太古の戦の神でも“乗らない相手”がいる」んだそう。
つまり神すらも元扈輒軍に同情しているとでも言うのでしょうか。
しかしそれに対しても「この軟弱者が!」と白鳳を叩ける礼のメンタルが素晴らしい。
ついに桓騎本陣へ!
虎白隊の命を懸けた奮闘により戦場に道が開けました。
すぐさま虎白公は龍白公を行かせます。
「扈輒様の仇…桓騎の首を討て!頼むぞ!」
原泰久『キングダム』707話より引用
託された龍白公は「ほんの僅かであったが貴殿と馬を並べ得たことを誇りに思う!」と伝え、先へ進んでいきました。
それに気づいた信が「俺が仕留める!」と後を追います。
そこでふと「桓騎ってクソみたいな奴なんだろ。あの敵に討たせれば丁度いいんじゃないのか?」と疑問に思う羌礼。
羌瘣は「そういうわけにはいかないんだよ」と答え、10騎を率い信の後を追うことにしました。
そしてついに龍白公が桓騎本陣に辿り着きます。
信が龍白を撃破
飛信隊に足止めされている間に、やはり桓騎本陣に守備を整えてられていました。
もはや奇襲ではありません。
それでも龍白隊は、目の前に姿を見せた桓騎めがけて突撃していきました。
弓隊で迎えうつ黒桜。
しかし降り注ぐ弓を受けても龍白隊は止まりませんでした。
摩論は次に朱摩隊を出しますが、やはり龍白隊は止まりません。
一方で桓騎軍にとっても龍白公は“雷土を連れて行って拷問死させた龍白の長男”として憎む相手ですから、できれば生け捕りにしたいところ。
ところが龍白公は生け捕りどころか止められそうにない勢いで突き進んできます。
「見誤ったな桓騎!俺たちの力を…!貴様への怨念の深さを!」
原泰久『キングダム』707話より引用
怨念の刃がいよいよ桓騎に迫ります。
が、そこへ信が到着!
龍白公が「どこまでジャマを!」と振り上げた矛を掻い潜り、信は龍白の脇腹を斬りつけました。
「待て殺すな!そいつは雷土と同じ目に…!」と焦る黒桜。
しかしその制止の最中、信は龍白公を容赦なく斬りました。
龍白公討ち死に。
原泰久『キングダム』707話より引用
しかし敵を討った信の方が、険しく表情を歪めていたのでした。
『キングダム』ネタバレ707-708話のまとめ
今回は信の意思がかっこよかったですね。
万極と戦った信は戦で生まれる怨念を、今の元扈輒軍の強さを支えるものを理解しています。
桓騎軍の行いを許すことは出来ませんが、しかし秦将として桓騎を討たせるわけにもいきません。
とはいえ片や雷土を失った桓騎軍の怨念もあるわけで。
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原泰久『キングダム』707話より引用
そんな葛藤の中、せめて桓騎軍に拷問死させないように龍白を斬ったわけです。
もちろん龍白を討った信も恨まれることになるでしょうが、そういったものを全て背負っていく覚悟、中華統一への道を突き進む覚悟を感じました。
次回はそんな信が桓騎軍に対し何か伝えるのか、だとしたらそれはどんな言葉なのか描かれればいいなと思います。
そして虎白公の動向も気になりますね。
もはや討たれてもおかしくない状況ですが、やはり前回の舜水樹との会話を踏まえると桓騎を討つまで泥水をすすってでも生き延びることを選ぶのではないかと思います。
果たしてこの包囲を抜けられるのか注目していましょう。

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