壮絶な李牧本陣奇襲の末に桓騎が討ち死に!
ゼノウ・黒桜・厘玉・那貴ら幹部も倒れ、桓騎本陣は壊滅となりました。
これにて秦の趙北部攻略戦は本当の本当に失敗となりますが、すべての決着がつくのは飛信隊や楽華が趙国を脱出できるか見届けるまでです。
ということで第753話『最後尾』は戦いが終わった中央の戦場の様子と、別方向からの脱出を目指す飛信隊と楽華の動きが描かれます!
目次
『キングダム』753話!のネタバレ
それでは『キングダム』753話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
桓騎軍の強さを痛感する李牧
ゼノウも黒桜も厘玉も力なく倒れ、桓騎軍本陣は全滅。
阿鼻叫喚だった戦場は一気に静寂に包まれました。
終わりを実感する趙軍ですが、そこでふと李牧はすぐ近くで秦兵(那貴)が死んでいることに気づきました。
知らず知らずのうちにここまで近づかれていたのです。
李牧は改めてこの戦を振り返ります。
半年前に戦略を練って入念に準備し、その策に嵌めて桓騎を討ったものの、これほどの犠牲を出しこれほど肉迫される事態になるとは夢にも思っていなかったと。
自分たちは秦将の中でもいきなり最強の男と戦ったのかもしれないと。
桓騎の骸と李牧の意思
桓騎の骸を八つ裂きにしたい!と李牧に申し出ているのは虎白兵。
彼らは虎白公と共に桓騎への強い憎悪を原動力に戦ってきた者たちです。
桓騎の骸を扈輒と三公の屋敷に送り届けたいと言いました。
しかし「許しません」と李牧。
李牧は桓騎の死を邯鄲に報告し、趙国内や列国に伝え広める以上に重要なことはないと言います。
当然「こんな非道を尽くした男になさけをかけるのか」と虎白兵たちは不満げ。
しかし今は、飛信隊と楽華の掃討が最優先だと李牧は言いました。
この先の戦いのためにも、信と蒙恬を必ずここで討たねばならないのです。
それは正しいですし、李牧としては桓騎と対話して思うところがあったという理由もありそうですが、虎白兵の思いはちょっと宙ぶらりんになってしまった気もしますね。
苦境の楽華
さて当の秦軍残党。
楽華は趙軍の注意を分散させるため南西方向に向かう飛信隊とは合流せずに西へ向かっていったわけですが、想像以上に苦境に立たされていました。
まず対峙していた舜水樹軍に追われ、その道中に李牧の元へ向かおうとしていた骨珉伯(雁門将軍)の軍が正面に現れてしまい挟み込まれる形になってしまったのです。
その後もさらに別の軍が現れてはどこかしらの隊が対応に向かい…とギリギリなんとか西側の国境を目指して前へ進んでいる状況。
しかし犠牲は多く、ついには殿を担っていた黄比隊が全滅してしまいました。
こちらも別方向から現れた敵との挟撃に遭ってしまった模様。
そもそもここは李牧の網の中ですから、逃げ切ることの方が困難です。
動揺が走る中、愛閃が蒙恬を励ましました。
そして愛閃は蒙恬を陸仙に任せ、自分が殿に向かうと言い最後尾へ向かって行ったのでした。
砂鬼一家が飛信隊の救護班に
飛信隊の方は楽華よりは余裕がありそうで、わずかながらも休憩を取ることが出来ていました。
もちろん可能な限り進み続けなければなりませんが、歩兵の多い飛信隊が水分補給できたことは大きいでしょう。
そしてここで改めて生存者と離脱者が分かたれそうです。
飛信隊兵の殆どが深手を負っているため、河了貂はここで離脱者が大勢出そうだと覚悟していました。
しかしそれでも1人でも多く国に帰したいと考え、砂鬼一家の治癒の力を貸して欲しいと河了貂は衣央に頼みます。
砂鬼一家は砂鬼一家で召や桓騎の死で悲しみに暮れていたところではありましたが、河了貂の必死な想いに応えることにしました。
殿の安否は!?
水を飲んだら歩兵はすぐに出発。
ところが最後方の兵によると殿の羌瘣や楚水らが趙軍に呑まれてしまったとのことで、昂をはじめとする飛信隊の面々が取り乱しました。
すると信が「俺が待つ」と場を落ち着かせ、歩兵を先に行かせました。
しかし冷静にふるまっていても心の中には動揺が見えます。
桓騎や那貴との思い出を振り返り、目を閉じる信。
そして、まさか羌瘣たちもなんてことは…と腹を立てます。
(羌瘣、絶対にお前だけは…)
すると薄暗い景色の中から、ボロボロの羌瘣たちが現れました。
殿を果たし隊の元へ帰還を果たしたのです。
無事再会し、いざ脱出へ!
『キングダム』ネタバレ753-754話のまとめ
ついに桓騎軍のいないキングダムが始まってしまいましたね…。
今回は桓騎軍の壮絶な戦いぶりが分かる描写から始まりました。
特に見開きは桓騎たちが李牧を倒そうとするその最後の最期の瞬間がありありと伝わる凄まじい絵になっていて震えます。
那貴は最期は誰よりも桓騎の近くにいたのです。
「入念な準備を仕込んで桓騎を討った」と結果だけ見れば李牧の予定通りだったわけですが、李牧も実感したよう凄まじい過程を経ての結末となりました。
それでも「完敗」にしないためにも秦軍残党は国に帰らなければなりませんが、楽華は愛閃が殿に向かうなどまだまだ不安は尽きません。
一方で飛信隊の方は殿と合流でき、次回は久々に信と羌瘣のやり取りが見られそう。
まだ気を抜ける状況ではありませんが、最大の窮地を経ての2人の想いが感じられる内容だったらいいなと思います。(昂と羌礼にも注目)
さて山場を越えたと言える趙北部攻略編がどのように幕が下ろされていくのか、桓騎軍敗北を受けての秦趙や列国の反応も含めて見守っていきましょう!

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