最強の敵として立ちはだかる日向。
それに触発をされたのか影山の活躍が止まりません。
まずはジャンプサーブで、日向と佐久早の間を狙ったノータッチエース。
次にはネットを飛び越えそうなボールを“来い来い来い”と要求するロメロにワンハンドトス。
そして圧巻。
ロメロやウシワカなどADがリベロを除く全員がシンクロ攻撃を仕掛ける中、影山はボールに触れることなくBJのコートにスルーすると、虚をつかれた日向の脇を嘲笑うかのようにボールは落ちていきます。
『ハイキュー!!』389話のネタバレ
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古舘春一「ハイキュー」389話より引用
それではハイキュー!!第389話『コート上の王様・2』の要点をまとめてみました。
世界一のブラジル代表すら囮に使う贅沢な攻撃で、まんまとBJを出し抜いた影山。
誰もがトスを上げるだろうと分かった上での敢えてのスルーで、ADはBJに3点差に広がりました。
このままADペースで第2セットは進むのでしょうか。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
目覚める獅子
元々からの高い技術に余裕が加わった影山のプレー。
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古舘春一「ハイキュー」389話より引用
これにはBJも1回目のTOを出さざるを得ません。
ベンチに戻る最中、影山を起こしてしまったのは日向のせいだと嘆く宮侑。
観客席では来シーズンから海外に挑戦する予定の影山をあれこれ話しています。
試合再開はその影山が続けて4回目のサーブでしたが、日向が上げてライトから木兎がストレートで決めると、ようやくADの攻撃が終わりました。
広がる守備
両チームへの応援が続く中、第2セットは後半へ移行しようとしています。
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古舘春一「ハイキュー」389話より引用
ここでBJは、宮侑が星海と平和島を触らせないノータッチエースを決めます。
今日の試合はまだ大人しめでしたが、走りだしたら怖い1本で、得点はAD18- BJ17と肉薄します。
2回目のサーブを星海が拾うと、影山は昼神を飛ばしてレフトのロメロを使いますが、これはブロックに弾かれます。
谷地は今日の影山は速攻が少ないことに気づきます。
普段の影山ならば宮侑同様に速攻をねじ込むイメージだと山口も同意します。
月島はサイド攻撃が多いのは多分意図的だと静かに観戦しています。
影山の強烈なジャンプサーブに何とか反応する日向でしたが、そのレシーブはそのままADのコートに跳ね返っていきます。
前衛はロメロ、ウシワカがいるAD攻撃陣最強のローテですが、真ん中という選択肢も捨てきれず“わかんなくなっちゃった!”と頭が混乱する木兎。
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古舘春一「ハイキュー」389話より引用
ここで真ん中の昼神を使ってきた影山。
AD20- BJ17と遂に20点台にのせてきました。
真ん中を減らしていたのは、少しブロックを広げさせるためだと、影山の目的を話す月島。
気がつけば BJの前衛はじりじりと外に広がり気味のスプレッド・シフトになっています。
鷲妖怪共を統べる王様!
影山2回目のサーブから攻撃に入る BJ。
木兎のギリラインストレートを平和島が防ぎますがややボールが乱れます。
そこで日向たちが影山を起こした話に立ち返ります。
それまで影山はスパイカーのご機嫌を伺う「おりこうさん」なセッターでしたが、
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古舘春一「ハイキュー」389話より引用
あの時春高バレーに出場して、並のプレイヤーならば圧死してしまいそうなセッティングを始めました。
そして東峰や日向、田中たちは、そのセットに応えていました。
“これからめっちゃ怖い事言うで?”と前置きした上で、宮侑は烏野のバレーをして影山が「好きにやってもいい」と気付かせてしまったと 日向に語るのです。
その言葉と宮侑の迫力からか怖いと実感する日向。
トスを上げる刹那、俺は知っていると以前の出来事がフラッシュバックする影山。
誰も応じてくれなかった中学時代。
最高のセッターになるよう努力しますと宣言したあの日。
“レフトォォ!!”
“次もくれ”
“逃げんなよ”
“居るぞ!!”
烏野の選手たちはいつも要求し応えてくれました。
教えてもらったからこそ影山は知っているのです。
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古舘春一「ハイキュー」389話より引用
今までも、そして今日も、スパイカー達は最高のトスを待っていることを!
その影山のトスは、レシーブが乱れてもまたしても真ん中の昼神に捻り混んで決まります。
サイドを使うと予想した解説席まで欺きながら、 BJのブロックを翻弄します。
脅迫じみた信頼と自らのプライドを手にした影山は、強靭なスパイカーを伴い今コートの中を支配します。
敵であるにもかかわらず、日向は思わず影山に対して王冠とマントを纏う姿を浮かべてしまうのでした。
『ハイキュー!!』389-390話のネタバレのまとめ
タイトルはまたしても“2”と今までのエピソードを巻いてきた感があります。
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古舘春一「ハイキュー」389話より引用
今回は、影山のお馴染みのフレーズである“王様”についてでした。
中学、高校、そしてプロで見せる王の降臨。
相手ブロックの守備すらコントロールするほどのチートぶりに、木兎はパニクり、“鉄壁”で名を馳せた伊達工業の二口、青根も沈黙するばかりです。
BJも宮侑がサービスエースを決めたりと見せ場を作りますが、いかんせん影山の存在感の前には霞んでしまいそうです。
そんな眠れる獅子を起こしてしまった烏野高校のメンツですが、TO時の様子を見ると海外に出る影山に対して言葉は大丈夫かと違う心配をしているあたりが何ともです。
試合はこのままADがセットを取りそうな勢いです。

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