AFO(オール・フォー・ワン)たちとの最終決戦に備えるA組。
デクと飯田はコスの修復をお願いすべくサポート科を訪れました。
開発室で起きた大きな爆発音。
出てきたのはサポート科の神童である発目でした。
世間に疎い発目でもヒーローが窮地にあることは承知しています。
自分たちは戦えません。
だからこそ、多くの人々が助かるために発明をする。
発明こそサポート科のヒーロー活動だと、発目は笑顔で話すのでした。
代替パーツを受領したデクを中心に捜索隊へと合流を開始するA組。
一方、オールマイトはAFOらとの第二次決戦に向けて、必要事項をまとめてきたようです。
『僕のヒーローアカデミア』340話のネタバレ
堀越耕平「ヒロアカ」340話より引用
それでは僕のヒーローアカデミア第340話『皆がヒーローにまるまでの物語③』の要点をまとめてみました。
多数のキャラが乱れるまさに総力戦。
後手を踏むヒーロー側のわずかな光明は、青山がAFOを欺くことが出来る可能性があるということです。
塚内たちは青山の信頼性に慎重ですが、オールマイトがどんな対策を立てたのか気になるところです。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
密を避ける
セントラル病院はいくつかの警察署と密に連携するため、拠点を移動していました。
その重要施設である一室では、大事な会議が開かれています。
張り紙には“敵連合及び超常解放戦線対策本部”の文字です。
青山がAFOの内通者と判明したため、ヒーロー側の行動は一気に制限されました。
会議の出席者も状況証拠からシロと判断されたメンバーを集めてのものです。
話を進めるのは、ホークスとオールマイトです。
エンデヴァーやジーニストなどの主力ヒーローは、AFOを捜索する指揮のため現場に出ています。
緊急性もあり、内密の会議だったのです。
堀越耕平「ヒロアカ」340話より引用
会議はAFOに個性“サーチ“を奪われたラグドールも参加しています。
流子たち他のプッシーキャッツが同行できずに残念なラグドール。
しかし、自分の個性が悪用されていることから、協力は惜しみません。
オールマイトは必要事項の説明を始めるのでした。
勝利のカギを握るのは?
AFOと死柄木のコマがホワイトボードに配置されます。
必ずしなければならないこと、それは2人を分断することです。
オールマイトの説明にも力が入ります。
まずは死柄木の強さについて。
スターとの戦闘記録を見る限り、その力はAFOを上回ると見て間違いありません。
AFOの強さについては、神野戦でも分かるように言わずもがなです。
堀越耕平「ヒロアカ」340話より引用
加えてタルタロス襲撃事件がありました。
2人は電波を用いた連携のほか、思考の共有も行っています。
その可能性はまさに不確定です。
2人が揃えば、ヒーローたちに勝ち目がない。
オールマイトはそう結論付けます。
スターとのバトルで2人が揃わなかったのは、おそらく新秩序のルール成立を回避してのことでしょう。
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堀越耕平「ヒロアカ」340話より引用
2人を最低でも10km以上引き離すこと。
これこそヒーロー側が勝利するために必要な前提条件となります。
当然ながら、ヴィラン側も駒の動かし方は考えるはずです。
合宿襲撃事件や山荘戦で火の恐ろしさは痛感しました。
荼毘が先兵として出た場合、足止めされることは必至となるでしょう。
ならば荼毘を排除すれば良いと提案するラグドール。
しかし、それだけでは足りません。
敵主力を全て分断して各個撃破する。
そのためには敵を誘い出すことが、重要な条件だったのです。
この条件を成立させるためには、青山の協力が必要になります。
しかし青山はまだ動揺をしているようです。
単にAFOに使われただけの無個性な少年。
塚内も同情はしますが、社会と自分を秤にかけた青山に慎重な態度です。
堀越耕平「ヒロアカ」340話より引用
オールマイトは青山、そして担任の相澤消太を信じる他はありません。
仲間と歩む
青山は拘束姿のまま、アクリル板越しに相澤と面談します。
検査結果では脳波等に異常はありません。
堀越耕平「ヒロアカ」340話より引用
AFOは見せしめの殺人を見せることで、青山一家に恐怖心を植え付けていたのです。
相澤に怖いかと質問されて、ビクっと反応する青山。
デクたちのように貴重な友人は、一生に何人もいる訳ではありません。
しかし青山はAFOを目の前にした場合、再び裏切る可能性を怖がっていました。
日の当たらない場所で死ぬのを待つと自暴自棄の青山。
情状酌量はありますが、犯した罪は消えません。
相澤は、青山から恐怖を無理矢理引き剥がすべく、戦うことを強いるのでした。
利用するという点では、相澤たちもAFOと同じです。
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堀越耕平「ヒロアカ」340話より引用
しかし、青山はヒーロー科で相澤が担任です。
除籍するつもりはない。
惨めで情けなくても、手を差し出した仲間と歩むべきだと、相澤は青山を説得します。
皆が守ると言われて、ようやく顔を上げる青山。
誰だって一人では怖いに決まっています。
だからこそ、相澤は皆と歩むことを勧めるのでした。
その仲間に加わるべく精進する生徒。
普通科の心操です。
『僕のヒーローアカデミア』340-341話のネタバレのまとめ
青山の内通者事件は、予想以上に深い爪痕をヒーロー側に残していました。
会議ですら信用できる人間のみ招集する有様です。
ゲストキャラにはラグドール。
個性は失ったままですが、「にゃ」と相変わらずの様子です。
さすがに合宿編のハイテンションとは異なり、落ち着いた大人の雰囲気です。
スターと共闘したブラザーたちは帰国していませんでした。
どうやら日本に残り仇討ちとなりそうです。
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堀越耕平「ヒロアカ」340話より引用
オールマイトの作戦は各個撃破でした。
しかし、作戦を成立させるためには、内通者だった青山の協力が不可欠になります。
何とも皮肉なものですが、一方で他に妥当な作戦が無いというヒーロー側の苦しい事情も垣間見ました。
相澤は青山に戦うことを強制しながらも、除籍は絶対にさせないつもりです。
一見すると退学と除籍は似たような感じですが、内容は全く違います。
退学は生徒が自ら学校を辞める感じですが、除籍は学校の意志で辞めさせることです。
しかも、除籍の場合だと“学校に籍を置いていなかった”扱いとなります。
相澤が拘った理由がここにありました。
生徒思いの良い先生ですね。
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堀越耕平「ヒロアカ」340話より引用
その相澤の登場に呼応するかのように、ラストで姿を現したのは心操くん。
逆さまで特訓たり、楔帷子をイメージさせるような忍者コス。
ようやくヒーローとしての活躍が見られそうです。
青山がフェイク情報で敵を誘き出し、そこを心操の個性で洗脳する。
こんな感じでしょうか?

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